おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

私という壁

2016-08-20 08:54:33 | 福島

 体力作りとストレス発散を兼ねて、時々ランニングに出かける。走っていて楽しいのかと聞かれれば、苦しいばかりで別に楽しくないと答えたいが、運転中に歩道をランニングしている人を見かけたりすると、あ〜うらやましいなあ、僕も走りたいなあと思ってしまう。自分では気がつかなかったが、もしかして僕はM体質なのか。

 家を出るときには快調に走り出し、おお、今日は楽々走っているなんて自惚れていると、15分も走ればすぐにヨレヨレになり、そろそろ休憩しようかなと考えてしまう。いやいや、こんなに早くくじけるなんて、お前はそれだけの人間かと自分を叱咤激励するが、一度休憩の文字が頭に浮かぶと、もう先が続かない。せめてあの電信柱までなんて思っても、その前に歩いてしまう自分がいる。

 自分にとって一番の障壁は実は自分自身だということは、ランニングしていれば嫌というほど突きつけられる現実だ。

 世の中が悪い、会社が悪い、あいつが悪い、家族が悪い、環境が悪いと、自分がやれない言い訳はいくらでも思いつく。が、案外「私」という壁が一番高いということには思い至らない。

 オリンピックの選手が、勝っても負けても泣いているのを見ていると、「私」という壁を乗り越えてきた人たちに、ただただ感動するアベさんなのである。

コメント
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