「政策論争どころか、誹謗中傷・デマ攻撃ぶりに驚くばかり」というJANJANの 櫻井智志氏の記事が目をひきました。私もここ二週間ほどの自民党の選挙キャンペーンには驚いています。四十日間の長い選挙期間を仕掛けた果てに、やりだしたのは、政策より古色蒼然とした保守回帰キャンペーン。そのうえ最近ではテレビで見るたびに繰り返される麻生総理の対民主ネガティブ発言である。
末期症状と言えばそれまでだが、そんなものに国民が乗せられないようにねがうばかりである。
(ネット虫)
{櫻井氏の記事です}
8月22日、自宅のポストに自民党が配布した宣伝パンフレットが入っていた。表紙には『知ってドッキリ 民主党 これが本性だ!! 民主党には秘密の計画がある!! 民主党にだまされるな!』と書いてある。
概要を、見出しを中心に書き出そう。
第1章 民主党と労働組合の革命計画
○「教育は“現場の判断”」の罠
民主党INDEX2009(抜粋)として学習指導要領の大綱化をあげ、「ここがコワイ!!」として、民主党の教育政策は日教組の主張そのものです、としている。民主党の教育政策は、愛国心のない国をつくり、社会主義化しようとする日教組の主張を推し進めることだと非難している。
○「子ども手当」支給の罠
民主党マニフェスト抜粋として、子ども手当創設と農山漁村再生の個別所得保障制度をあげている。「ここがコワイ!!」として、これらの支給は担当の自治体公務員を増やすことにつながり、公務員を増やせば労働組合の勢力を拡大させ、勤務時間内の違法な組合活動や政治活動が横行する、としている。それにより、労働組合の思惑通りに進める革命計画に、民主党は加担しているとしている。
第2章 日教組 教育偏向計画
○「学校理事会」の罠
○「教員免許更新制度」見直しの罠
この章でも、民主党と日教組とをやり玉にあげて、民主党は日本人の誇りを失わせ、学校を政治闘争の場にしようとしていると決めつけている。
第3章 日本人尊厳喪失進行中
○「対等な日米関係」の罠
○歴史、伝統、国益にかかわる「取り組み」の罠
民主党は、靖国神社、従軍慰安婦、戦争責任にまつわる問題について我が国を貶める国家観、歴史観を民主党の主張のいたるところで押しつけている、としている。
自民党は投票日までまだ1週間もある現在で、このようなネガティブ・キャンペーンに入りかけている。政策論争どころか、ここまで民主党への誹謗中傷とデマ攻撃をくりだしていることに、驚きを禁じ得ない。
今回の総選挙でも、マニフェストが精巧な数値を競っているけれども、日本をどのような国家として世界平和秩序に位置づけるかはお粗末だ。そんな情勢の中でこのように貧弱なデマ攻撃しかできない政権与党のパンフレットには情けない思いがする。このようななりふり構わぬ攻撃をせざるを得なくさせているほど、自民党にとって危機的なのだと感ぜられる。
総選挙で市民団体「平和の風」は、民主党に、総選挙比例区における80議席削減というマニフェストの見直しを公開で要請した。自民党はもちろん新党日本までもが総選挙比例区の削減をマニフェストに掲げる中、日本共産党は比例区削減を否定している。
民主党内部の矛盾はあきらかだが、中曽根政権以来「日本社会解体」の準備を進め、小泉政権によって解体を徹底させた自民党中心の政権ほどには酷くはない。選挙区は民主党と護憲勢力へ、比例区は共産党と社民党に投票するなら、日本は再生の端緒をつかむだろう。
末期症状と言えばそれまでだが、そんなものに国民が乗せられないようにねがうばかりである。
(ネット虫)
{櫻井氏の記事です}
8月22日、自宅のポストに自民党が配布した宣伝パンフレットが入っていた。表紙には『知ってドッキリ 民主党 これが本性だ!! 民主党には秘密の計画がある!! 民主党にだまされるな!』と書いてある。
概要を、見出しを中心に書き出そう。
第1章 民主党と労働組合の革命計画
○「教育は“現場の判断”」の罠
民主党INDEX2009(抜粋)として学習指導要領の大綱化をあげ、「ここがコワイ!!」として、民主党の教育政策は日教組の主張そのものです、としている。民主党の教育政策は、愛国心のない国をつくり、社会主義化しようとする日教組の主張を推し進めることだと非難している。
○「子ども手当」支給の罠
民主党マニフェスト抜粋として、子ども手当創設と農山漁村再生の個別所得保障制度をあげている。「ここがコワイ!!」として、これらの支給は担当の自治体公務員を増やすことにつながり、公務員を増やせば労働組合の勢力を拡大させ、勤務時間内の違法な組合活動や政治活動が横行する、としている。それにより、労働組合の思惑通りに進める革命計画に、民主党は加担しているとしている。
第2章 日教組 教育偏向計画
○「学校理事会」の罠
○「教員免許更新制度」見直しの罠
この章でも、民主党と日教組とをやり玉にあげて、民主党は日本人の誇りを失わせ、学校を政治闘争の場にしようとしていると決めつけている。
第3章 日本人尊厳喪失進行中
○「対等な日米関係」の罠
○歴史、伝統、国益にかかわる「取り組み」の罠
民主党は、靖国神社、従軍慰安婦、戦争責任にまつわる問題について我が国を貶める国家観、歴史観を民主党の主張のいたるところで押しつけている、としている。
自民党は投票日までまだ1週間もある現在で、このようなネガティブ・キャンペーンに入りかけている。政策論争どころか、ここまで民主党への誹謗中傷とデマ攻撃をくりだしていることに、驚きを禁じ得ない。
今回の総選挙でも、マニフェストが精巧な数値を競っているけれども、日本をどのような国家として世界平和秩序に位置づけるかはお粗末だ。そんな情勢の中でこのように貧弱なデマ攻撃しかできない政権与党のパンフレットには情けない思いがする。このようななりふり構わぬ攻撃をせざるを得なくさせているほど、自民党にとって危機的なのだと感ぜられる。
総選挙で市民団体「平和の風」は、民主党に、総選挙比例区における80議席削減というマニフェストの見直しを公開で要請した。自民党はもちろん新党日本までもが総選挙比例区の削減をマニフェストに掲げる中、日本共産党は比例区削減を否定している。
民主党内部の矛盾はあきらかだが、中曽根政権以来「日本社会解体」の準備を進め、小泉政権によって解体を徹底させた自民党中心の政権ほどには酷くはない。選挙区は民主党と護憲勢力へ、比例区は共産党と社民党に投票するなら、日本は再生の端緒をつかむだろう。