1年間に3度も中国を訪問した北朝鮮の金正日さん。
その目的は、行き詰った経済を中国の援助によって乗り越えるとともに
権力世襲について中国側の支持を取り付けることであろう。
しかし、今回の訪中では、中国側の態度に変化が見られる。
経済援助については、中国側は市場経済原理に基づいて
行われるべきだという立場を取り、一方的な支援にはほとんど応じていない。
権力の世襲についても、胡主席は、積極的な支持を与えなかった。
(これなど、金王朝がいまだに、前近代的な中華体制のなかに
自分を置いて、自国の安全保障を求めていることに表れであるが・・・)
小さな変化もある。金正日の行列に対する中国国民がインターネットで
不満を表明しても規制しなかった。
中国は、G2の一角を担うことになり、北朝鮮に対しても
新しいスタンスで接すること決めたようである。
早く独り立ちせよ、という強いメッセージを送ったのであろう。
金正日さんも、今回の訪問で期待した成果をあげられなかったことから
学ぶ力があれば、開放経済への改革を進めることになるであろう。
そして、これが最後のチャンスかもしれない。
鋭い、分析だと思います。金さんはこの先、どうするのでしょうか。
力がまだあれば、後継者や取り巻きの意見を考慮しなくてもよいのでしょうが・・。
日本の隣国だけに気になります。
だから何回も中国の感触を見に行っていると見ることもできる。対する中国だって、毛沢東独裁とその周辺のおべっか使いによる混乱はひどかったと、反省もしているのですしね。こんな時はむしろ「後継者」の周囲がわいわい騒ぐもの。それも、既得権世界の維持や自分の出世のためと、そんなことも首領様にはもう身に染みて分かっているはず。
むしろ、迷っているのではないでしょうか。現体制を崩したときの大混乱が怖いのだろうし。にしても「秀頼を頼む」などと頭を下げる五大老が存在するような時代じゃないですよね。
中国へ王位継承を報告して認知してもらうところや
王の座をめぐって権力者が手を組んだり
対立したり・・・
今の金王朝も斯く有るらん、という内容です。
自民、民主は分裂投票。
しかし公明党と共産党は
一枚岩で賛成投票。
共産党は、供託金没収されても選挙に忙しく。
原発止めろ のデモに出かけることはない。
しかし両党とも、規律正しくカネに清潔。