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金さん訪中に見る中朝関係の静かな変化   らくせき

2011年05月31日 08時47分59秒 | Weblog

1年間に3度も中国を訪問した北朝鮮の金正日さん。
その目的は、行き詰った経済を中国の援助によって乗り越えるとともに
権力世襲について中国側の支持を取り付けることであろう。

しかし、今回の訪中では、中国側の態度に変化が見られる。

経済援助については、中国側は市場経済原理に基づいて
行われるべきだという立場を取り、一方的な支援にはほとんど応じていない。
権力の世襲についても、胡主席は、積極的な支持を与えなかった。
(これなど、金王朝がいまだに、前近代的な中華体制のなかに
自分を置いて、自国の安全保障を求めていることに表れであるが・・・)
小さな変化もある。金正日の行列に対する中国国民がインターネットで
不満を表明しても規制しなかった。

中国は、G2の一角を担うことになり、北朝鮮に対しても
新しいスタンスで接すること決めたようである。
早く独り立ちせよ、という強いメッセージを送ったのであろう。

金正日さんも、今回の訪問で期待した成果をあげられなかったことから
学ぶ力があれば、開放経済への改革を進めることになるであろう。
そして、これが最後のチャンスかもしれない。

 

 

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5 コメント

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鋭い読みですね。 (平 和平)
2011-05-31 11:27:24
 コメント興味深く読ませていただきました。
 鋭い、分析だと思います。金さんはこの先、どうするのでしょうか。
 力がまだあれば、後継者や取り巻きの意見を考慮しなくてもよいのでしょうが・・。
 日本の隣国だけに気になります。
ドラマのような変化も? (文科系)
2011-05-31 13:11:15
 標記のこともあり得ると、僕は思います。スターリンの死後の扱いや、チャウシェスクやフセインの死に方も見ているのだし、最近のエジプト、リビアの変化さえも見ているのだろうし。まして、世襲などはもう無理と感じないわけがない。
 だから何回も中国の感触を見に行っていると見ることもできる。対する中国だって、毛沢東独裁とその周辺のおべっか使いによる混乱はひどかったと、反省もしているのですしね。こんな時はむしろ「後継者」の周囲がわいわい騒ぐもの。それも、既得権世界の維持や自分の出世のためと、そんなことも首領様にはもう身に染みて分かっているはず。
 むしろ、迷っているのではないでしょうか。現体制を崩したときの大混乱が怖いのだろうし。にしても「秀頼を頼む」などと頭を下げる五大老が存在するような時代じゃないですよね。
韓国ドラマの (らくせき)
2011-05-31 13:31:00
王と妃(15世紀の朝鮮王朝のお話)を見ていますが、
中国へ王位継承を報告して認知してもらうところや
王の座をめぐって権力者が手を組んだり
対立したり・・・
今の金王朝も斯く有るらん、という内容です。

これって、何を意味するのだろう。 (どんぐり)
2011-05-31 19:24:08
 明日の不信任案に、
 自民、民主は分裂投票。
 しかし公明党と共産党は
 一枚岩で賛成投票。
公共は中朝と似ているようで違います (きゅうり)
2011-05-31 20:18:31
 公明党は、一度味わった与党の旨み忘れられず、
 共産党は、供託金没収されても選挙に忙しく。

 原発止めろ のデモに出かけることはない。

 しかし両党とも、規律正しくカネに清潔。

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