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お笑いにもならぬ「石油値上げ『解説』」   文科系

2021年10月21日 13時41分10秒 | Weblog

 昨日も本日も、ガソリンの7年ぶりの高値への値上げとかが、さかんにマスコミ話題になっている。そこでも、「専門家」らによってただ「現状維持なだけ」で「保守的」な、庶民レベルでないという意味で愚かすぎる「背景」論議がまことしやかに流されるだけだ。超短期の原因分析として、マスコミの偏向、世論ミスリードが示されているのだ。このように。

「コロナが終わり始めて需要が伸びたから、高くなった」???

 こんな馬鹿な論議だけを専門家がテレビで喋り散らしている。ちょっと考えて欲しい。今、原油埋蔵量世界1位と4位の国はどうなっている? ベネズエラとイランのことだが、二つともアメリカによる「経済制裁」、「経済封鎖」とかから、原油輸出がほぼできなくなっているはずだ。「反米」と言われるこの二国をこうしておけば、世界原油価格はアメリカの思うまま、ちょっと多く原油がいるときには大幅値上げができる。思えば、フセイン、カダフィ(イラクもリビアも、埋蔵量ベスト10の国だった)を殺したのも、こういう原油政策のため? そしてここ数年、ベネズエラやイランに戦争を仕掛けようとしてきたのも(思えばおそらく、経済制裁への布石であった)、この理由が第一ではなかったか。

 こういう原油高価格をごく短期視野の「需要と供給の関係」だけで説明する「専門家」って、どういう専門家なのか。こんな分析は石油がない工業国日本のためには全く駄目な解説なのである。さしずめ日本などは、ベネズエラとイランから安い原油がいつでも持ってこれるのだ。なのにこれをしないのは、アメリカの制裁が怖いから。こういうやり方で保たれている原油の「需給」関係って、どう形容すれば良い? と言うように、アメリカは世界の庶民の敵である。ベネズエラとイランの原油を解禁すれば、輸送費含めて世界中のすべての物価がどれだけ下がることだろう。これをしないことによって大儲けしているのが、米英石油メジャーと産油国・貴族国家なのである。

コメント (1)
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