昨日のらくせきさん「内田樹さんのツイッターより」に、付けた応答コメントを、そのお相手であるsicaさんコメントとともに、ここに再掲させて頂く。その上で、若干のコメントを付してみたい。
『 Unknown (sica)2017-10-28 05:50:33
内田樹って「経済成長は要らない」って言っている人だね
しかし、本来貧困層の味方のハズの自称日本のリベラルの方が、貧困層が最もダメージを受ける「経済成長否定」とか、凄いですよね
「派遣切り」をもう忘れたようです
まぁご自身はもう十分貯蓄もあるでしょうし、経済成長が無くても裕福な暮らしができるのでこんな貧困層を敵に回すようなセリフが自然と出るのでしょうけど
これが日本のリベラル知識層の認識だとすると、自民1強が続くでしょうね。』
『 1%を支援するんだ (文科系)2017-10-28 17:58:36
99%と1%の格差が、世界的にどんどん激しく、厳しく広がり深まってってきた時代です。
① 先ず、株主資本主義が株価を上げるということから、世界中で会社筆頭株主になって徹底的に人員整理をしたり、切り売り・統合に励んだり。
② こうして、いわゆる労働者はどんどん少なくなったし、ライフサイクルとか人道とかにあった日本の年功序列なども米国流にどんどん崩され来たった。南欧、アジア、アフリカも含めて、世界的に、失業者と不安定労働者の群である。
③ ②が往時に比べて特に進んだ先進国ではこうして、一般消費が消えて行き、物は売れないから徹底したデフレだけ。物経済がこんなでは株の投資先もなくなって、マネーゲームだ。東証の売買株の85%が、マネーゲーム、である。
④ こんな株価を日本の場合はさらに、日銀、年金基金が莫大な投資で、緩和を引き締め始めた他国とは違って今尚買い支え、吊り上げている。こんな株価、成長の意味が一体どこにあるのか。
経済成長論者って今や、東証の売買85%を占めるマネーゲームを大いに支持するというだけに成り下がっているのではないか。こんな人々こそが、こう信じて、語っているのであろうから、面白い。
『本来貧困層の味方のはずの自称日本のリベラルの方が、貧困層が最もダメージを受ける「経済成長否定」とか、凄いですよね。「派遣切り」をもう忘れたようです。』
上のような「経済成長」が、一般国民、労働者、消費者を救ってくれると、心底信じているのが、面白い。日本よりもずっと速くアメリカが落ち込んでいきつつあるから、sicaさんが手放しで肯定している「今の経済成長」の化けの皮は米国でどんどんはげていくはずだ。国中が相対的貧困者ばかりで、自治体も財政破綻ばかり、社会インフラは全く改善も出来ず、ハリケーンの跡は荒れ放題のまま。こんな先輩国の姿を今後とくとご覧になっているがよろしい。
ちなみに、現在のアメリカから軍事産業関連を除いたら何が残るのだろう。人々の働く場所も、どれだけ残るのか。だからこそ、初めは金融関係者ばかりだったトランプ政権に、結局こんなことが起こった。今の彼の周囲は、元軍人ばっかし。今のアメリカは、軍人と金融にこそ支配欲、権力欲を培ってきた国随一の頭脳たちが集まっているのである。だからこそこの国は、「自己責任」と観る弱者のことはそっちのけで、戦争ばかりしているのである。その開戦理由も全て、でっちあげなのである。
イラクの「大量破壊兵器」。シリアの化学兵器使用も最近になってやっと「今年4月のそれ(だけ)を、国連がそれと認めた」という始末。これもシリア政府が「でっち上げ」と述べているように怪しいものと僕は見ているが、だとしたら2011年以来叫び続けてきた「アサドが、大量化学兵器使用」は一体何だったのか?
そして今度新たな「開戦理由?」が、「北の核」。核を持って実験を繰り返してきた国などは多いはずだけど、誰も撃っていない。懸命に開発してきた小型核一つ、70年以上どこも撃っていないのである。まして、北が撃ったらば、首領様ご一統が集団心中するようなもの。とこのことは、ミロセビッチ、フセイン、カダフィでも証明済みである。むしろ、アメリカの方からこそ、「ここらでひとつ、北が小さい奴をどっかの国に撃ってくれないかな」とばかりに、チキンレースを仕掛けているのではないか。「北は、完全に破壊する」とかの声明連発も、そのためだろう。そうとしか、僕には見えないのである。
なんせ軍隊とは、戦争がなければ縮小していくしかない運命の代物である。世界平和を目差して創られた国連をば、アメリカが無視して憚らぬ理由も分かるというものだ。
国家累積赤字がGDPの4倍を超えて、国会は毎年、「国家累積赤字上限の嵩上げ」で大もめという国である。だからこそ、今の軍人たち、軍事力を守りたいというアメリカ・エスタブリッシュメントも、対抗作戦に頭脳の総力を振り絞って、必死なのである。
こんなふうに、軍事以外にはサービス業ぐらいしか投資場所がなくなった経済成長体制のどこに、どんな意味があるのか。教えて欲しいものだ。
『 Unknown (sica)2017-10-28 05:50:33
内田樹って「経済成長は要らない」って言っている人だね
しかし、本来貧困層の味方のハズの自称日本のリベラルの方が、貧困層が最もダメージを受ける「経済成長否定」とか、凄いですよね
「派遣切り」をもう忘れたようです
まぁご自身はもう十分貯蓄もあるでしょうし、経済成長が無くても裕福な暮らしができるのでこんな貧困層を敵に回すようなセリフが自然と出るのでしょうけど
これが日本のリベラル知識層の認識だとすると、自民1強が続くでしょうね。』
『 1%を支援するんだ (文科系)2017-10-28 17:58:36
99%と1%の格差が、世界的にどんどん激しく、厳しく広がり深まってってきた時代です。
① 先ず、株主資本主義が株価を上げるということから、世界中で会社筆頭株主になって徹底的に人員整理をしたり、切り売り・統合に励んだり。
② こうして、いわゆる労働者はどんどん少なくなったし、ライフサイクルとか人道とかにあった日本の年功序列なども米国流にどんどん崩され来たった。南欧、アジア、アフリカも含めて、世界的に、失業者と不安定労働者の群である。
③ ②が往時に比べて特に進んだ先進国ではこうして、一般消費が消えて行き、物は売れないから徹底したデフレだけ。物経済がこんなでは株の投資先もなくなって、マネーゲームだ。東証の売買株の85%が、マネーゲーム、である。
④ こんな株価を日本の場合はさらに、日銀、年金基金が莫大な投資で、緩和を引き締め始めた他国とは違って今尚買い支え、吊り上げている。こんな株価、成長の意味が一体どこにあるのか。
経済成長論者って今や、東証の売買85%を占めるマネーゲームを大いに支持するというだけに成り下がっているのではないか。こんな人々こそが、こう信じて、語っているのであろうから、面白い。
『本来貧困層の味方のはずの自称日本のリベラルの方が、貧困層が最もダメージを受ける「経済成長否定」とか、凄いですよね。「派遣切り」をもう忘れたようです。』
上のような「経済成長」が、一般国民、労働者、消費者を救ってくれると、心底信じているのが、面白い。日本よりもずっと速くアメリカが落ち込んでいきつつあるから、sicaさんが手放しで肯定している「今の経済成長」の化けの皮は米国でどんどんはげていくはずだ。国中が相対的貧困者ばかりで、自治体も財政破綻ばかり、社会インフラは全く改善も出来ず、ハリケーンの跡は荒れ放題のまま。こんな先輩国の姿を今後とくとご覧になっているがよろしい。
ちなみに、現在のアメリカから軍事産業関連を除いたら何が残るのだろう。人々の働く場所も、どれだけ残るのか。だからこそ、初めは金融関係者ばかりだったトランプ政権に、結局こんなことが起こった。今の彼の周囲は、元軍人ばっかし。今のアメリカは、軍人と金融にこそ支配欲、権力欲を培ってきた国随一の頭脳たちが集まっているのである。だからこそこの国は、「自己責任」と観る弱者のことはそっちのけで、戦争ばかりしているのである。その開戦理由も全て、でっちあげなのである。
イラクの「大量破壊兵器」。シリアの化学兵器使用も最近になってやっと「今年4月のそれ(だけ)を、国連がそれと認めた」という始末。これもシリア政府が「でっち上げ」と述べているように怪しいものと僕は見ているが、だとしたら2011年以来叫び続けてきた「アサドが、大量化学兵器使用」は一体何だったのか?
そして今度新たな「開戦理由?」が、「北の核」。核を持って実験を繰り返してきた国などは多いはずだけど、誰も撃っていない。懸命に開発してきた小型核一つ、70年以上どこも撃っていないのである。まして、北が撃ったらば、首領様ご一統が集団心中するようなもの。とこのことは、ミロセビッチ、フセイン、カダフィでも証明済みである。むしろ、アメリカの方からこそ、「ここらでひとつ、北が小さい奴をどっかの国に撃ってくれないかな」とばかりに、チキンレースを仕掛けているのではないか。「北は、完全に破壊する」とかの声明連発も、そのためだろう。そうとしか、僕には見えないのである。
なんせ軍隊とは、戦争がなければ縮小していくしかない運命の代物である。世界平和を目差して創られた国連をば、アメリカが無視して憚らぬ理由も分かるというものだ。
国家累積赤字がGDPの4倍を超えて、国会は毎年、「国家累積赤字上限の嵩上げ」で大もめという国である。だからこそ、今の軍人たち、軍事力を守りたいというアメリカ・エスタブリッシュメントも、対抗作戦に頭脳の総力を振り絞って、必死なのである。
こんなふうに、軍事以外にはサービス業ぐらいしか投資場所がなくなった経済成長体制のどこに、どんな意味があるのか。教えて欲しいものだ。