12日の中日新聞夕刊に、作家の高村薫がこの選挙を語った長い文章があった。見出しは「風に流されず選択を」。小見出しなどにも「すぐ忘れる国民性」、「言動を見極めて」と、国民に対してかなり厳しい語り口が目立つ。当然僕もそうなるが、政党ではなく個人の文章なので、先ずは元気にやってみたい。
① まず、「北の核・ミサイルからの防衛」?
まず、北からは絶対に撃てないもの。広島より後70年以上も、小型核もどんどん開発されているのに、世界のどの国も何故撃てなかったのか。この「世界政治史的総合判断」を思いついたこともないような議論だと言いたい。北が撃てば、金ご一統の心中も同然。チャウシェスク、ミロセビッチ、フセイン、カダフィの運命こそ、金ご一統最大の国際政治史研究課題だったはずである。
こんな物が今にも日本原発に落ちてくるように語り、トランプとともに備えの軍備拡大どころか「攻めの軍事拡大」を訓練するのでは、火事場で人を騙す泥棒が行うような詐欺議論という他はない。
② 「アベノミクス目標の達成」?
この20年、国民1人当たりGDPが世界3位から30位にまで落ちぶれてしまった、黄昏れた日本。この間の他国が辛うじて伸び続けてきたのに、失われた20年の前へと、GDP総額をやっと振り出しに戻したに過ぎぬ日本国だからである。子孫の幸せを願ったご先祖に顔向けできないようなこんな失政をしでかしたのが自民党、そして公明党。「アメリカに付いてどこまでも」という彼らの政策がこうさせたのである。それを「物価2%」? しかも、日銀の金や年金基金をどんどんつぎ込んで釣り上げているだけの株価なんて、やがては米金融の空売りに強奪されていく可能性大の「出口無し地獄」のようなものだ。
③ 「少子化対策」?
長期的経済没落の上に、米と並んで世界有数のこんな国に落ちぶれている。相対的貧困家庭が特に多い超格差大国である上に、日本は特に結婚を諦めている若者が多い国。世界的に豊かであった90年代までの親の世代の生活を思えば、結婚に自信が無く、躊躇して当たり前とも言えるのである。
おまけに、「貧富の世襲」が先進国中でもこれに輪を掛けている。教育予算が先進国中最低で、金もかかり、数少ない教員たちは過労死寸前も多いと報道されている。
「先進国で最も底辺階層から這い上がれない」国にまで落ちぶれて、歴史的な根深さを有した「社会的子育て力の欠如」に対して、借金返済から消費税の金を回すだけの「少子化対策」って、一体何ができるというのか?
④ 「原発はベース・エネルギー」?
小池でさえ「2030年までに原発ゼロ」と、少なくとも口だけは叫んでいる。それを「ベース・エネルギー」って、連合も含めた「原発ムラ経済」によって狂わされた政治としか思えない。子ども甲状腺癌健康診査のその後の発表はどうなったのか? 福島在住以外は、調査もしていないはずだが、これは「福島に住まぬからだ」という報復であるのか?
こうした正当な批判の要は、こういうこと。誰でも見える前後1、2年という目で過去未来を考えるるのではなく、前後20年ほどを見てこそ、初めて正しい判断が出来るということです。
① まず、「北の核・ミサイルからの防衛」?
まず、北からは絶対に撃てないもの。広島より後70年以上も、小型核もどんどん開発されているのに、世界のどの国も何故撃てなかったのか。この「世界政治史的総合判断」を思いついたこともないような議論だと言いたい。北が撃てば、金ご一統の心中も同然。チャウシェスク、ミロセビッチ、フセイン、カダフィの運命こそ、金ご一統最大の国際政治史研究課題だったはずである。
こんな物が今にも日本原発に落ちてくるように語り、トランプとともに備えの軍備拡大どころか「攻めの軍事拡大」を訓練するのでは、火事場で人を騙す泥棒が行うような詐欺議論という他はない。
② 「アベノミクス目標の達成」?
この20年、国民1人当たりGDPが世界3位から30位にまで落ちぶれてしまった、黄昏れた日本。この間の他国が辛うじて伸び続けてきたのに、失われた20年の前へと、GDP総額をやっと振り出しに戻したに過ぎぬ日本国だからである。子孫の幸せを願ったご先祖に顔向けできないようなこんな失政をしでかしたのが自民党、そして公明党。「アメリカに付いてどこまでも」という彼らの政策がこうさせたのである。それを「物価2%」? しかも、日銀の金や年金基金をどんどんつぎ込んで釣り上げているだけの株価なんて、やがては米金融の空売りに強奪されていく可能性大の「出口無し地獄」のようなものだ。
③ 「少子化対策」?
長期的経済没落の上に、米と並んで世界有数のこんな国に落ちぶれている。相対的貧困家庭が特に多い超格差大国である上に、日本は特に結婚を諦めている若者が多い国。世界的に豊かであった90年代までの親の世代の生活を思えば、結婚に自信が無く、躊躇して当たり前とも言えるのである。
おまけに、「貧富の世襲」が先進国中でもこれに輪を掛けている。教育予算が先進国中最低で、金もかかり、数少ない教員たちは過労死寸前も多いと報道されている。
「先進国で最も底辺階層から這い上がれない」国にまで落ちぶれて、歴史的な根深さを有した「社会的子育て力の欠如」に対して、借金返済から消費税の金を回すだけの「少子化対策」って、一体何ができるというのか?
④ 「原発はベース・エネルギー」?
小池でさえ「2030年までに原発ゼロ」と、少なくとも口だけは叫んでいる。それを「ベース・エネルギー」って、連合も含めた「原発ムラ経済」によって狂わされた政治としか思えない。子ども甲状腺癌健康診査のその後の発表はどうなったのか? 福島在住以外は、調査もしていないはずだが、これは「福島に住まぬからだ」という報復であるのか?
こうした正当な批判の要は、こういうこと。誰でも見える前後1、2年という目で過去未来を考えるるのではなく、前後20年ほどを見てこそ、初めて正しい判断が出来るということです。