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「参拝は当然」。馬鹿言え   文科系

2013年12月26日 19時24分07秒 | 国内政治・経済・社会問題
 安倍首相がこう言ったそうだ。「国のために亡くなった人に参拝するのは当然!」。馬鹿も休み休み言えと言いたい。以下の反論論拠が新聞などにも案外見当たらなかったので、改めて力説したい。
 戦前と戦後、我が国はお前には同じ国かも知れないが、普通の人には全く違う国であって、国とさえ言えるかどうかだ。国民主権か、「万世一系の天皇これを統治す」(大日本帝国憲法第1条)か、これは現世界の普通の人には全く異なった「国」であるはずだ。普通の人というのは、政治には民主主義が最も大切と考える人という意味だ。そう考える人にとっては、戦前の日本国家というのは国民のものではなかったのだから、今普通に言う国と見られるかさえ怪しいのである。大日本帝国憲法には国民などという言葉はなく「臣民」とあり、天皇のために我が命は赤紙よりも軽いと処するべしと、そんな教育まで徹底された国だった。天皇を良く言わない臣民は、小林多喜二のように殺されもした。不敬罪という、そうして良いという法律まで存在したのである。

 そんな国を今と同列に扱う安倍らの頭脳というのは、国民主権などどうでも良いと「感じている」としか、僕にはどうにも考えられないのである。国民主権国家と天皇主権国家とを区別しないということはそういうことなのだとしか思えないのである。
 大日本帝国は、第一に我が祖父母、曾祖父母、父母のものではなかったどころか、彼らは国を所有する天皇の道具にすぎなかったと言える。彼等は、到底、主権者・自由人ではなかったのである。南洋で助けもなく、飢え死にさせられた多くの兵士たち。天皇と本土を守る時間稼ぎの犠牲として供されて、見捨てられた沖縄! そんな国のために死ぬのが運命とされた若者達は、国民のために死んだのではなくって、「天皇万歳」と言わされて犬死にさせられたと言えるのである。この犬死にをまともに拝んだら旧体制を賛美することになる。犬死には犬死にと扱ってこそ、日本民主国家充実に寄与できるというものだろう。

 こんな当たり前のことも普通に理解されていない今の日本保守政治家の世界は、ちょっとどうかしている。どうかしているもう一つの証拠もある。天皇元首化を憲法に明記しようとまで言い出した。この感覚は、心ある国民には理解できないものであるばかりか、アジアとトラブルばかりと、これはもう必然。韓国など、他のアジア各国には(当時の天皇の)国と言えば、何の有り難みも無いどころか、むしろ憎しみの対象でしかない。アジアに根強く残っている「血縁」の感じ方、考え方ではさらに、現天皇でさえよくは思われないことだろう。つまり、自民党の政治家達はそれほどの時代錯誤感覚だから相手をも見えないということだろう。
 対アジア諸国家友好関係のこの先が思いやられる。こんな国家観を押しつければ、これが悪化する責任は全て日本国家にあると言いいた。民主主義国家観からすれば、当然の理屈であろう。
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新聞の片隅に載ったニュースから(126)    大西五郎

2013年12月26日 19時11分02秒 | Weblog
「日本が政治利用」 韓国、銃弾提供で遺憾の意 (13.12.26 中日新聞)

 [ソウル=辻渕智之]韓国紙・朝鮮日報は二十五日、日本政府が南スーダンに国連平和維持活動(PKO)で展開する韓国軍に銃弾を提供したことを「政治利用している」として、韓国政府が強い遺憾の意を伝えたと報じた。
 韓国政府高官が「国連を通じた迂回支援なのに日本は軍事的役割の拡大につなげようとしている」と延べ、遺憾伝達の事実を明かした。別の政府関係者も「日本政府が積極的平和主義を絡めることは、明らかに(韓国に対する)政治的挑発」と語ったという。
 朝鮮日報は「日本に集団的自衛権(の行使容認)の口実を与えた韓国軍の無能さ」と題する社説も掲載。「銃弾提供要請の決定が招く外交面の影響を誰も検討しなかった」と韓国政府や国防省、軍を批判した。
 東亜日報は二十五日、安全確保のため銃弾の輸送完了まで提供事実の非公表を韓国軍が求め、日本側も了解していたと報じた。実際には完了前に日本メディアが報道し「輸送が危険にさらされた」との批判も伝えた。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□□

韓国軍への銃弾提供というのは、現大統領派と前副大統領派が内戦状態になっている南スーダンで、韓国のPKO部隊が駐留している国連施設に多数の避難民が逃げ込んでおり、対立する武装勢力が接近している状態ですが、韓国軍に銃弾が不足しているため国連が日本のPKO部隊に韓国軍に小銃弾を提供するよう求めた問題です。日本の部隊は小銃弾1万発を提供しました。
日本からもインフラ整備の目的でPKO部隊が派遣されていますが、PKO法では国連や外国軍隊に物資を提供することは認めています(PKO法第25条)。しかし武器・銃弾はそれには含まれないとされ、「国連から要請があっても断る」というのがこれまでの政府見解(国会答弁)でした。また武器輸出3原則でも外国に武器・銃弾を提供することは禁じられています。
しかし安倍内閣は「緊急の必要性・人道性が極めて高い」として、PKO法・武器輸出3原則の例外として、銃弾の提供を実施しました。

 銃弾の輸送の安全確保のため輸送が完了するまで事実を公表しないという了解事項があったのに、輸送完了前に日本のメディアが一斉に報じました。政府なのか防衛省あるいは外務省なのか、日本側の当局がメディアに事実を公表したということでしょう。中日新聞は「今回の措置には、安倍晋三首相が外交・安全保障の理念として掲げる『積極的平和主義』を国際社会に示す狙いがある」と分析しています。そのため「平和国家の理念は維持しつつ、積極的平和主義の考えの下、今後も国際社会の平和と安定により一層貢献する」という官房長官談話を発表しています。
安倍首相の唱える「積極的平和主義」ですが、一番近い近隣の国からは「日本が軍事的役割を拡大しようとしている」「韓国に対する政治的挑発」と警戒されているということです。首相の歴史認識も近隣諸国から問題にされています。首相はそのことをしっかりと認識すべきです。
                                     大西 五郎
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子供の喧嘩か?    らくせき

2013年12月26日 10時21分20秒 | Weblog
南スーダンで自衛隊が韓国軍に銃弾を供給。
こんなことで韓国と日本の政治家の一部は
喧嘩している。

どこかオカシイ・・・

愛国心という世論のお化けにおびえているのかしら?

アメリカなんかは苦々しく思っているでしょうね。
まさか子供の喧嘩に親がでるわけにもいかず。




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