九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

文科系さんと保守系さんの論争?   楽石

2007年12月07日 19時36分30秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
お二人が、かなり長い論争を産軍共同体に関して
展開されていました。
一応、終了しているのですが、せっかくの論争が
あまり実りあるものになっていないように感じました。

最初は、文科系さんのコメントのなかにあった
次のような文章が発端でした。

  最近のアメリカを称して言われてきた「恐怖の螺旋(政策)」とは、
  そんな世の中のことである。
  こうしてアメリカは、福祉も医療も介護も移民対策も貧困対策も、
  全てを産軍政複合体の犠牲にしたのではなかったか。
  産軍政複合体が、社会的弱者から国家予算を全て奪ったのである。
  「恐怖の螺旋」路線とは、こういうことを実現する伏線である。
  そしてこの「恐怖の螺旋」路線は、歴史的教訓としては
  こんな社会で必然的に起きやすかった。
  物に対する社会的需要がなく、物が売れていかない、
  不景気もしくは低成長の社会。
  そんな中で、安い製品を輸出する後開発国に追い込まれた
  先進国の大きい国家財政が、そこの産軍に狙われやすかった
  ということである。

とても良い指摘で、アメリカで起こっている事態を的確に述べています。
これに対する保守系さんのコメントは次のようなものでした。

  まだ産軍複合体ですか、それがいけないのですか?
  軍需産業と軍隊が複合するのは当然の事です。
  それがアメリカであろうとフランスであろうと
  イギリスであろうと常識でしょう。
  それが世界の常識です。
  貴方は、何を問題にされているのでしょうか?
  軍隊がいらないのですか?

保守系さんは産軍共同体は、必要という立場を述べています。
この後、どんどん論争は進んでいくのですが、
深まっていかないのが残念です。

保守系さんは、なぜ産軍共同体が必要なのか?
その辺りをもう少し詳しく明らかにすれば、
論は深まり、日本とアメリカとの比較などにも
及んでいったのではないしょうか・・・



  
コメント (4)
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夏 淑琴さんの勝訴  へそ曲がり

2007年12月07日 13時22分41秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
「週刊金曜日」に本多勝一氏の連載『貧困なる精神』という記事が連載されている。その344回の【南京大虐殺の生き残り・夏淑琴さんの勝訴】というタイトルの記事について紹介したい。

◆1 11月2日午後4時半、東京地裁である国際事件の勝利判決があった。

◆2 内容を簡略に述べると、侵略日本軍が南京市内に突入して惨劇を展開した1937年12月23日、同居の一家9人家族のうち7人(祖父母・父母・姉2人・末妹)が殺され、8歳だった当人と上の妹(4歳)だけが助かった。
  といっても、当人は銃剣で3か所刺されて気絶し、妹はフトンの下にいて気付かれなかった結果である。しかも母と姉2人は兵隊らによる輪姦殺人であった。

◆3 ところが9年前、亜細亜大の「東中野修道」教授が『「南京虐殺」の徹底検証 』と題する本を刊行する。(展転社1998年)。この中で東中野教授は、捏造さえ含む実に粗雑かつ一方的“分析”による推論によって、要するに夏淑琴さんは各資料に出てくる生き残り少女とは別人だとし、つまりはニセモノ扱いにして、ケタはずれのひどい名誉棄損を実行した。
  さらにこの本は2001年に台湾などで中国語版、2005年には英語版も発行され、夏淑琴さんの被害は世界に広がった。なお、この本には「小林よしのり」・「松村俊夫」らも関係している。

◆4 2000年、夏淑琴さんがまず中国で裁判を提起した。前述のような被害拡大に耐えかねてのことである。しかし、被告・東中野教授は出頭しないまま、2006年夏さん勝訴の判決が出されている。そしてこんどの日本版である。
  
◆5 判決文の中から興味深い1点を紹介する。東中野教授に関して次のような文言が述べられている。
  「通常の研究者であれば『突き殺した』と解釈したことから生じる上記不自然・不都合さを認識し、その不自然さを探求すべくそれまでの解釈過程を再検討して、当然に『7、8歳になる妹』と『8歳の少女』が同一人である可能性に思い至るはずである。」「・・・・被告東中野の原資料の解釈はおよそ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果に値しないと言っても過言ではない。」

◆6(ここからは本多氏の原文のままです)これは痛烈ですね。つまり東中野教授は「通常の研究者」ではなく「学問研究」でもないと断じているわけですから。大学教授には弁護士や医師のような公的資格試験があるわけではないので、だれでもなれます。東中野にわざわざ教授とつけたのは「こんな人物でも」を意味するためです。こんな人物に教えられる学生が気の毒ですね。

  
 そういえば私も以前、この先生のガセネタ本を推薦・紹介されたことがありますね。どんな人物か一度会ってみたいものです。

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誰か日本の修学旅行の始まりを教えてくれませんか(保守系)

2007年12月07日 03時37分56秒 | 国内政治・経済・社会問題
産経新聞では、月初めにオピニオンプラザを募集しています。
今回のテーマは、「修学旅行のあり方を考える」というものです。それに応募しようかと思っているのですが・・。
ちなみに私の小学校時代は、京都・奈良、中学校は、鎌倉・東京、高校は淡路島・香川・小豆島・岡山のように記憶しています。今も小豆島のバスガイドさんが綺麗な人だった事を覚えています。もし良ければこのブログで、修学旅行のありかたを議論していただくとありがたいのですが・・。
最近、確かに、高校くらいなのか、中学校くらいなのか、中国の南京虐殺館などへ行く生徒もいるようです。私にしてみれば、近現代史の実相を経ない高校生?の見学は無理だと思いますが・・。いかがでしょうか
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