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奇妙な新兵器 ‥‥ 千里眼

2007年01月05日 14時33分35秒 | Weblog
 昨年のイスラエルのレバノン攻撃の時、奇妙な負傷を負った患者が多数出たそうだ。体中に小さな沢山の穴が開き息絶え絶えの患者、エックス線に写らない破片の小さな傷だが内部は焼かれ深い穴が内部に開いている患者、ひどく焼けただれ切り刻まれている患者。特に顕著なのが、下肢を鋭利な刃物で切断されたような犠牲者が多いそうだ。また内蔵が損傷しているのに、傷をもたらした破片が見当たらない。

 現地の医者は、この不可解な症状に困惑し憔悴しきっていたそうだ。イタリアのテレビ局の記者が、被害者の体内から摘出された細胞や粉末をイタリアへ持ち帰り、大学で分析した結果、通常ではありえないタングステンや銅・アルミの粉末が検出されたそうだ。

 その結果、米軍が開発したMIME(Dense Inert Metal Explosive=高密度不活性金属爆弾)であろうと推定された。2年前に実験に成功したばかりのこの新兵器は、殺傷範囲を狭くとどめ、周囲の民間人の巻き添え被害を減らすために米軍が開発したものだった。通常の砲弾や爆弾は、硬い外皮で覆われ、爆発時にその破片が飛び散り殺傷力を高める構造になっている。このMIMEは外皮を炭素繊維で包み、殺傷範囲は狭くなるものの、爆薬と一緒に充填されたタングステン粉末が、爆発時も金属形態のまま高熱を帯びたまま人間に密度高く襲い掛かり、人体内部を焼くという新兵器である。狭い範囲に人々が集っている所で使用すると、驚異的な殺傷力を発揮できる爆弾なのだ。しかも、イスラエルはこのレバノン侵攻で、無人戦闘機からこの爆弾を投下した。(以上は大月氏のルポによる)

 米軍自体が未使用の新兵器を、しかも非人道的な兵器をイスラエルに提供して、実験的に使用させているアメリカの行為は許しがたい。

 湾岸戦争から使用しだした劣化ウラン弾も問題だ。劣化ウランは化学的に毒性を持つ重金属であり、放射性物質でもある。ウランの比重は鉄の2.5倍、鉛の1.7倍もあるので、合金化して砲弾に用いると、貫通力が鉄よりもはるかに高くなる。それゆえ、主に対戦車用の砲弾として用いられる。
 イラクでは、この劣化ウラン弾の使用による放射能被害が出ているし、使用したアメリカ兵士のなかにも放射能による白血病に苦しんでいる退役兵士が出ている。

 ベトナム戦争時から用いられたクラスター爆弾も問題である。通常爆弾と同じサイズのケースのなかに、数十~数百の子弾(子爆弾や地雷)を搭載し、広範囲の人間の殺傷を狙った兵器である。戦争が終わったあとも、広範囲に散らばった不発子弾による被害が続く。

 まだまだ、いろいろな非人道的な新兵器を、アメリカは開発しようとしていることは十分考えられる。他国の追随を許さない軍事大国の地位を維持しようとすれば、そうなるのであろうか。そのための最強の新兵器が、戦術使用可能な小型核兵器の開発なのだ。
コメント (3)
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