朝日新聞が25歳から35歳までの世代を
ロスト・ジェネレーションと定義した連載をしています。
この世代は団塊の世代の子供たちにあたり
豊かな日本に生まれ、格差社会のなかに放り出された若者たちです。
弱肉強食の世界に生き抜くために彼らが味方と感ずるのは
どういう組織なのでしょう?
会社?労働組合?いずれも頼りになりません。
彼らのアイドルはホリエモンと雅子さまだそうです。
頼りになるのは、お金。
親近感を持つのは普通の人から皇族となった雅子さん。
しかも決して幸せでない雅子さんです。
このロスト・ジェネレーションは現状に不満です。
変革を求めています。保守には嫌悪感があるようです。
そういう意味で、小泉さんに親近感を持っていたそうです。
ロスト・ジェネレーションが9条を守ろうというスローガンに
冷淡なのは9条を守るということが保守に感じられるからでは
ないでしょうか?
積極的に現状を打開していくビジョンを求めている彼らに
「守ろう」というコトバは届かないかもしれません。
いずれにせよ、これからの日本の中心になるロスト・ジェネレーション。
変革を求めている不安定な世代ではないでしょうか?
私のように、年金で生活し、9条を守ろうというような人は
保守派そのものでしょうね。
また彼らは赤紙によって家族を奪われた体験から遠く
国家を危険視していません。
会社、労働組合など、帰属意識を持てない彼らが「美しい日本」国家に
帰属意識を持とうとしても当然なのかも。