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米は、また「内戦誘導」を重ねるのか?  文科系

2007年01月08日 13時05分46秒 | Weblog
パレスティナ自治政府とイスラエルとの対立は60年もの因縁ずくで、難しすぎる難問だろう。しかしながら、パレスチナ自治政府内部のことは、ハマスが作春の選挙で勝って内閣を握って以来、何らか少しは前進するだろうと思っていた。いくらイスラム原理主義組織とはいえ、世界が認めざるを得ない合法政権なのだから。
ところが作春以来アメリカはあれこれと干渉を増やしてきて、「またまた今度さらにアメリカがこんな火をつけて!」、という記事なのである。

国際社会が約束したパレスチナへの一般支援を停止しているにも拘わらず、アメリカがこの度、議長派正規部隊強化のために、102億円を供与するというのである。背景には、アッバス議長のファタ派とハニヤ首相のハマスとの対立激化があるらしい。具体的にはこういう内容が書かれていた。
ハマスが内閣掌握後に創設した合法警察部隊約6000人(政府内相指揮下)から、アッバス議長が警察指揮権を奪い、議長派部隊に編入しなければ「相応の措置を取る」と警告したのだという。即座にこれに対抗してハマスが「部隊指揮権はこのまま、規模を倍増する」と発表したのだという。ここでアメリカが登場し、先の議長派部隊援助に出たというわけだ。

パレスチナ情勢には疎く、議長と首相との権限の違いにも不案内な僕だが、全くの素人考えでこんなことを考えていた。
「ファタ派が大きな顔をしているが、所詮選挙に負けたのではないか?今までの施政が国民から批判されたということだろう。国家元首・議長も含めて、せめて選挙で勝つまではもう少し大人しくしていたらどうか。また、アメリカがこういう援助をしないでいたら彼らも随分大人しくなっていただろうに、外から『武力援助』なんていうとろくなことはない。それも現在は国民の支持のない方へなのだ。内戦になったらファタ派はさらに支持を失い、そこへアメリカが援助をつぎ込めば、イラクといっしょだぞ」

電力などインフラの破壊(これはもう起こっている。冷蔵庫、明かり、暖房・扇風機も使えない生活!)、職もなくなり商売も不安定に(自治政府の給料未払いはもう起こっている)、泥棒の横行など治安の悪化から無政府状態へ。アフガン、イラクの悪夢が蘇る。アメリカはまだ懲りないというのか!嫌ダ嫌だ!
コメント (2)
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