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イラン(戦争)関連、ちょっと嬉しいニュース  文科系

2006年04月12日 08時04分50秒 | Weblog
イラン(戦争)関連でちょっと嬉しいニュースが続いている。ここの情勢が悪くなると、日本にも自衛隊大軍派遣、九条改悪機運高揚などと被害甚大だから、格別に嬉しい。大量の石油をイランから輸入している日本の企業関係者で喜んでいる方々も多いだろう。さらに3月15日の米上院外交委員会でこんな法案が可決されたばかりだから、この関連企業はもっとほっとしているに違いない。「イランのエネルギー分野に投資している外国企業に制裁を科す法案」である。世界最大級とされるイラン・アザデガン油田開発にかかわる日本側企業がどこかは知らないけれど。
まず、第一のニュース。4月8日夕刊には、イラク戦争総括に関わってラムズフェルド国防長官とライス国務長官とが内輪もめを露呈したとあった。ライスが訪英中に「(イラク戦争では)我々は戦術的な誤りを犯した。それは数千に及ぶ」と発言したことについて、ラムズフェルドが噛みついたとのことだ。ラジオ・インタビューでライスの発言に触れて「何のことか分からない」、「戦術は常に調整していかねばならない」と反論をぶったという。ネオコンの親玉ラムズフェルドはもう、だめだろう。先日もアメリカの大臣が一人辞めたが、イラク戦争失敗に関わってのように「トカゲのしっぽ切り」が続いているから。
もう一つのニュースは11日夕刊に載ったブッシュ大統領のこんな演説。「イランへの空爆作戦を検討しているとの報道は乱暴な推測だ。現在は問題解決に向けて外交に集中している」と。戦争をちらつかせてきたのは、今のところ「圧力強化」狙いに過ぎなかったというわけだ。今頃なんだよ!大統領選挙に向けて決定的に悪い旗色に不安が募ったんだろうな。「トカゲの尻尾切り」もその不安解消策だろうが、はて。

それにしても、要求に従わせようとするたびに「戦争だぞ。その準備は整ったぞ!」とやるとは、アメリカはなんと悪い奴だろうか。アフガン、イラクそしてイラン。こういうネオコンの行為は、「どこの国も軍備拡大が必要だよ」という機運を世界に醸し出していく。そして、そうなると米ネオコン企業が儲かるという仕組みになっているから、鶏が先か卵が先か、始末に負えない。しかもアメリカ政府はエシュロンというもの凄い諜報設備を世界各地に張り巡らしていて、各国の政治家の醜聞などまで含めて情報をいっぱい集め、作戦作りにも、「戦争作り出し」にも、脅迫(政府要人に言うことを聞かせるなど)などにも使う。小沢一郎も懸命にゴシップ集めをされてきたはずだが、大丈夫だろうか、ちょっと心配。こんなふうでアメリカ政府はもう確信犯的犯罪者集団と言うしかない。ウォーターゲート事件より酷いと言われる国民盗聴まで合法だと頑張っているのも、脛に傷持つ身の病的猜疑心からであることは間違いないだろう。戦争は内需拡大の一策にもなるらしいし。
ところで、日本のような国で「戦争をしかける国はいつもある。それを防ぐために軍隊と9条改正が必要だ」と唱えるのを使命としているかのように振る舞う人々はネオコンと似ているのではないか。その国の「保守的伝統」に郷愁を感じているところまでそっくりだ。こういうのを国家間対立に導いて、金儲けのために利用する奴がいっぱいいるのを自覚されてかどうか。念のために、国家の伝統にシンパシーを感じる人はネオコンだと言っているわけではありませんので、よろしく。

ご参考までに。「僕の包括的九条論」を、3月12日に投稿してありますので、ご意見をお聞かせ下さい。その投稿のコメントに書き込んだ「5」も合わせてよろしく。
コメント (21)
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