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今日も立ち往生の、アメリカ   文科系

2006年04月01日 13時21分39秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
中東(戦争)情勢に不安感を持つ僕にとって、本日の朝刊にはほっとする記事が久しぶりに多かったので、紹介します。ここの動向次第でここぞとばかりに自衛隊大軍派遣画策、憲法改悪世論操作画策が必然と考えるものですから。アメリカが日本企業のイラン大油田開発契約に例によっていちゃもんをつけ始めていることですし。またまた「ショウ ザ フラッグ」と必ず[「命令」してくるはずですしね。
アメリカの「イラン制裁」策動は壁にぶつかっています。
国連安保理常任理事国にドイツが加わった6カ国外相級会議で、英米の策動が失敗したとありました。ロシアは「制裁では目的は達成できない」と、中国は「中東には混乱があふれている。新たな混乱を生むのは好ましくない」とそれぞれ主張し続けたようです。米のライス長官の「強いメッセージを送った」という頑張りや、英外相の「イランの国際世論分断画策は、情勢を読み間違えた」との強い姿勢も、当面は失敗したということ。先の安保理議長声明にイラン制裁につながる文言が入れられなかったのと、全く同じ傾向の失敗です。
国際原子力機関のエルバラダイ事務局長も「差し迫った脅威に直面しているわけではない」と語り、「イラン制裁は良くない」と強調したとあります。

イラク情勢もますますアメリカに不利のようです。ジャファリ移行政府首相が「米の圧力は内政干渉だ」と主張し始めたみたい。ブッシュ大統領がジャファリ首相就任反対など、いろいろ圧力をかけている事に対してです。ブッシュ自らがやらせた選挙で勝っても気に入らない奴(シーア派)だからだめとは、酷い話ですよね。こうしてイラクでは全体として、武力制圧と反米との悪循環がさらにさらに深まってきています。アメリカは本当にどうするのでしょうか。こうしている間も、イラクでは毎日人がたくさん死んでいる。たった一度の生を(もっともイスラムの方々はそうは考えていないのですが)こんな風に失っていくなんて、死の瞬間まで感じ取った事もないような人々がほとんどだと思います。
こんな中でブッシュがカナダの新保守党政権首相と初会談後に共同記者会見をやっても、ブッシュの最大眼目であるイラク問題はするりと避けられてしまったらしい。「イラク問題以外での連携」のみが強調されたとのことでした。カナダではあいかわらず、イラク戦争反対世論が強いようです。
コメント (1)
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