テレビが自分自身を見失って久しい。マックの異物混入事件も、ネットの中で起こっていることのフィードバックでニュースが成り立っていた。ネットとテレビを情報が往復することによって、話が大げさになっていく。その過程が良く分かった。それに今回の19才逃走動画だ。こんなものを放送するべきじゃない。シカトして黙って逮捕されるのを待てばよい。
相手を煽ってどうするの。これは一種の会話だ。犯人とTV間の。むき出しの自我と見せびらかしが、見ていて不快感を増幅させる。言いたくないが、ある8チャンネルは羽田空港から成田空港へとスマホ片手に追跡していた。先陣争いしている場合か。派手にカメラクルーを連れて、警察の邪魔をしているのでなければいいが。
報道機関に告ぐ。キミら、これからも逮捕されたあと、どれだけ制裁を受けるのか、最後まで責任を持って報道してくれるんだろうな。こういう人間の末路は、はっきり見せしめする必要がある。放送されたことによって世間に与えた影響は大きい。司法にも、重大な罰を与えることを要求したい。そうしないから、こういうドラマをまた見せられる羽目になる。日本はいい国だと自画自賛して止まないTVは、激しく反省しなさい。