棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

マナーがあるの中国

2013-05-15 13:09:58 | 山郷の暮し
昨日のmsn記事の中に中国のマナー意識の低さで、車内での脱糞・女性の立ち食いラーメンなどがツイッターされたという。
私にすればいまさらナニを・・。というのは、中国が完全開放される20年前ころから、シルクロードエリヤを旅していた。
その旅の移動はどこよりも過酷で(他国と比べ)腹の立つことばかりだったが、中でも汽車はハンパではなかった。
まず、チケットが買えない。駅に行ってもダメ。かといって政府の旅行社にいっても、仕事をしない連中ばかりでダメ。賭け事に夢中になっているか、仕事を押し付けあっている。
では・・・悔しいが、たむろする民間人に頼むしかなかった。当然高い。日本人には特にマージンが高かった。文句を言うと「国がやっているアルネ」

さて、車内に於いては、我々外国人は2等車以上で一般市民の安車両には乗れなかったが、覗いて見て、たとえOK だとしても乗る気にはならなかった。
荷物と人間。いやいや、動物とホコリと悪臭だ。
ウンコ・小便など車内で平気でする。食べ物はところかまわず捨てる。そして、吐きまくる。
インドの汚さをいう方がいますが、中国の食べ物は油気があるので、もっもっとひどい。

乗務員がいやいや掃除をし(ほとんど働かないが)、そのゴミは窓を開けてバーーーと捨ててしまう。
車窓は絶対に開けることは厳禁だ。あらゆるゴミが飛び込んできてしまうからだ。
いや~~~書き出したらきりがなく、現在はあのすざましさは無くなったとおもいながらも、あの連中がそんなに簡単に習慣が変わるとは思わなかった。
昨日の記事で、ヤッパリナーー とマナー以前の生活習慣に 妙な納得がいきました。

わらび

2013-05-14 15:52:27 | 山郷の暮し
「どーした? 二日酔いかナンカ?」と親しい友から冗談ともつかない電話をいただく。
連日 マジメにブログを読んでいるとのことで、今日のお休みは気になった、とか。
ありがたいことです・・・が、正直しんどくもある。
調子はいたってよく、テンションも上がっている。

 さきほどの散歩で二度目のワラビを摘む。
写真がそうですが「なんだい、そんな細いやつなんかとるない!!」と口の悪いヤツは言いそうです。
じっさい、いいものは小指ほどの太さがあり、やっぱり美味い。

このワラビは灰汁(あく)を抜かないと、即 食える食材ではない。
アクとは漢字のごとく、灰を使うが、この灰もわらばい稲の灰でなくてはいけない。
ワラビの粘りがでリ、野趣ある香りも残っている。

重曹を使うと早いが、これはワラビの旨さがまるっきりない代物となってしまうが・・多くはコレだ。
塩で揉む という手もあるが、灰には及ばない。

おしたしでなければ、細かく切って油で軽く炒、卵とじ も手早くていける。
私はもっぱらこの調理で、チョットいがらっぽく・苦い のも酒の肴でいけますぞーーー。

枯れ草は成長したワラビ

若葉の季節

2013-05-13 07:58:05 | 山郷の暮し
トップの写真は昨日投稿の写真場所から夕刻5時ころ。
2つのお天道さまを浴びて熱いいくらいでした。

 朝日を浴びたホウの木
槍先のような姿の芽が開くと(写真で赤く見えるのに包まれていた。まるで花のウテナのようです)、あの大きな葉になるのが不思議なくらい、可憐な緑の花のようにひらきます。
本当の花はこれからで、睡蓮のような気品のある姿です。
一刻一刻と色が変わってゆく、緑の世界です。

美しき朝

2013-05-12 08:05:10 | 山郷の暮し
美しき朝です。
昨日一日中降り続いた雨が上がった朝、薄茶色だった木々が一気に新緑色に変わった。
慈雨の恵み、生命のダイナミックな躍動を目の当たりにする朝です。
言葉にも絵にも表しきれない美しさ!!。

美の極致はいま 観ているこの生命力・湧き上がる動き がなかったら、美しい壁紙とオンナジだ。と、この谷に今あることに喜びを覚える朝です。



遊激展ーアートパフォーマンス

2013-05-11 08:05:58 | 山郷の暮し
今にも雨が落ちてきそうな重い空です。
気温は高く問題なく、この時期のお湿りは慈雨となるでしょう。

さて、今回の遊激展の続きです。
パフォーマーの方々は地元に根ざし糧を得ながら、各地のイベントに協力・参加されています。
決して奇妙で奇抜なパフォーマンスではなく、日本人の奥深く潜んでいる魂を呼び覚ませるようなものです。
天空の胎動・自然の営み・生と死の尊厳など、生きている喜びと感謝。
地味ながらも大地に根ざした、アーティストに呼びかけた企画展です。
それぞれのアーティストによる多義な表現に、これから生きることへの希望と指針がこめられているものです。
演じるアーティストが、自然豊かな信州に身を置いてこそ感得し得た表現を、汲み取っていただけると確信しています。

蛇足ながら出演者は、美術館の中央広場(市民創造広場)という体験をしたことのない空間に触発され、「面白い!!」の一言で、全くの手弁当で参加をしていただくことになっています。

写真は案内ハガキです。届いたら(そうでない方も)ぜひおいでください。

遊激展

2013-05-10 08:01:56 | 山郷の暮し
  第一回展(2002年)から変わらないテーマーとして、天と地に満ちる生命の尊さ を謳いあげている企画は、
音楽・舞踏・その他 などのアーティストと共有するアートイベントです。
 テーマを共有しつつ芸術表現にジャンル分けをせずに、空間の演出・展示ができないものか、という思いから始まったのが遊激展です。
遊激展とは、大人が真剣に創造世界に遊そぼう の意図を表した造語です。
 展示方法においても既存の展示方法にこだわらず、何より作者にとって新たな可能性や、実験的なことができる空間を創ることにあります。
例えば、同じ作品でも展示の仕方によっては、予期もしなかった異なったメッセージを語ることがあります。
それを創作家にとって、発見とするか否か難しい問題ですが、それまでのキャリヤにこだわらないアーティストに呼びかけました。
 また、団体展などからは見落とされがちな創作活動をされている方々の発表の場となるようにしたい、とも願っています。
十分な発表スペースを確保していただきたいために、参加者を10人前後としています。

写真は第一回2002年 会場風景 チベット・ポタラ宮内の観音像(実像の高さは50センチほど)

パンフレット

遊 激 展

2013-05-09 08:18:20 | 山郷の暮し
第3回 天と地に満ちる生命を謳う
遊 激 展 刺激的な芸術空間を作り上げるりゅう王丸とその仲間

松本市美術館・・・ギャラリーA室  6月5日{水}-6月9日{日} am10--pm5
遊激展実行委員会 りゅう王丸 

アートパフォーマンス
協賛・公演 ヴィオ・パーク劇場   出し物・出演アーティストはパンフ参照
6月9日 美術館中央広場 am10ころからpm5ころ
舞踏・音楽などによるエキサイティングな一時  

冷たい風

2013-05-08 08:54:57 | 山郷の暮し
霜が降りた朝。光は透明で強く正に皐月の輝きがあるが、風は冷たい。
散歩で手袋までは大げさかもしれないが、厚手の上着がないと寒い。
いつもだったら窓をいっぱいに開け放つのですが、とてもそれどころではない。
ストーブすら必要なほどだ。
 田んぼは水がはられているが、とてもとても水温むどころでは無さそうだ。
いつまでこんな不安定な天候が続くのでしょう。

トップ写真は2011年の同日 あけびの花です。

今年5月4日 山桜をバックの撮影ははじめてです。
つまり、山桜の開花は遅かった。あけびの花は小さめです。

鯉のぼり

2013-05-07 08:53:33 | 山郷の暮し
ワーーーイ こいのぼり!! とただただ嬉しくなって描いてきた「鯉のぼり」の習作特集でもしようかとファイルを検索。
ナイ!! 全然無いのだ。PCがいかれたときに消えてしまった、と言うことではないとおもうが、記録をして来なかったかもしれない。中にはオマンマになったものもいく点かある。

トップの写真は昨年の最新作。 のぼり旗も描き入れている。

1980年作で、記憶の中では「鯉のぼり」を描き出した最初の作品だ。アトリエに飾りっぱなしでくすんでしまったが、この作品以上のものが描けているのだろうか・・。

年代は不明だが、製作途中だと思う。この作品はあると思う。

こいのぼり

2013-05-06 07:45:32 | 山郷の暮し
昨日は8時ころから国道254は、上下ともにひっきりなしに車のながれ。
その上、バイクの一団が次々と加わり、空ぶかしの爆音を上げる。
音の割りには長い坂道をすんなりと進まない。
さすがに今日は静かな花の谷です。

こいのぼり 変化自在・・・遊激展キャプションより
さつきの空に泳ぐ鯉幟を観ると、ただただ嬉しくなり、
いつしか私が金太郎さんとなって、大鯉と天空を泳ぎだすのだ。
思わず童謡「こいのぼり」を口づさんでしまう。
さらに意識は高まり、鯉幟に負けないくらいのでかい眼となって見渡すのだ。
観得る。観得る。満ち満ちている生命が。

鯉幟はかなりどぎつい色彩でありながら、少しの不調和も感ぜず青空を泳ぐ。
ゆらめくたびに、色彩が溶け出し光となって天空に拡散して行く。
大空に目玉が生まれ、得体の知れない生命が生まれ出る。
そうです、希望とか勇気とか活力とか もう一つの曼荼羅世界が観得るのです。


私の絵画制作のモチーフとして「流体」がある。
万物は常に変化をしている。動いているのだ。空気や水の動きを題材としながら、その意図は万物の動きを現すことだ。
なびく鯉幟を描き出してから20数年になる。
変化自在な動きは、実態があるようで無い。
まるで水の動き・空気の動きで、絶えず変化をしてゆくさまに魅せられる。

写真は1997年画 新聞の挿絵になりオマンマになってしまった

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本