棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

28-珍訳源氏-末摘花の巻

2009-07-14 10:32:58 | 物語・絵本・童話
少し息苦しいお話になってしまいましたので、番外編とでも・・・。
光源氏の6歳上の義兄に当たる私、位は頭中将で女遊びは私も大好き。源氏殿と同じ姫を競っていたことなどしょっちゅうだった。
そんななかで、お笑い種になったのが、常陸の姫「末摘花」だった。
この姫は演奏が難しい琴(きん)の名手だとうわさで、私もなんとかお会いしたく手紙を送っていた。源氏殿は私に負けるのがくやしくて、しりあいをつかって裏工作をした。そのへんは、強引さもあるが、生れから来る天真爛漫さで憎めぬところです。くどいようですが、演奏を聴きたいなどというのは方便でございます。


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