棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

10-珍訳源氏物語--夜這い

2009-06-26 10:58:09 | 物語・絵本・童話
 ところで結婚といっても、男の方から女の家に通い、夫婦生活をする婿入り婚が普通だった。
口説き落とすには和歌や手紙が最初の手段だ。当然おつきの者を手なずけ、セッセと忍びかよう。ひたすら根気だ。それが男として面白く、自慢の種でもあるのだが・・・。
一夜限りや時々では、単なるつまみ食いの火遊びで、男が3日間続けてかよったら、本気というあかしだった。皆様方の時代からすれば、男の勝手としかおもえないでしょうねーー。
最後の夜に餅を食べる。露顕(ところあらわし)といっていわば披露宴みたいなもので正式に婿殿と認められた。
まー忍びかようといっても、世話をする女房たちは先刻承知。時には親がバックアップしてのことだ。
男にとって、女の家柄や身分は自分の食い扶持にも関係し、よくよく吟味しなければならなかた。その辺のことは、お話を進めていくうちに、お分かりになっていくと思います。


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