棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

8-森の神々--森へ帰ろうⅡ

2008-05-22 06:26:19 | 海外紀行文
オバアチャンはゴザや籠を編む手を休め、森の神様の話をよくしてくれました。

僕たちの魂は、鳥や獣・魚・虫そして木や草など、森のあらゆるものとつながっている。
森の神様が、姿を変えているだけで、人も神様の一部だと。

森を独り占めにしたり、汚したり傷つけたりしてはいけない。
僕たちで一番恥ずかしいことは、自分だけの楽しみや、勝手な行動をすることです。
森から取れる食べ物は、皆のもので、必要以上に採ってはいけません。

森には良い精霊と、悪い精霊がいます。
悪い精霊にとり付かれると、もう生まれ変わることが出来ず、どろどろとした汚いものになってしまいます。
お父さんの彫刻や、長い家の廊下の壁の絵は、この悪霊から守る大切なものです。

色々あるお祭りも、神様への感謝や、悪い精霊を沈めるために行います。


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