棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

9-森の生活・自給自足--森へ帰ろうⅡ

2008-05-23 06:26:15 | 大人の童話
日々の食べ物などから、生活に必要なもののほとんどを森からいただいていました。
陸稲(おかぼ)も栽培しておりますが、普段は「サゴヤシ」から澱粉をとり、団子にして食べています。
魚なども結構採れるのですが、獣は少なくなったと言います。
僕がくやしいのは、森に住んでいると、ものすごく遅れた生活をしている、と思われていることです。

村には電気はありませんでしたが、何人も町へ出稼ぎに行っていました。
僕たちは、里帰りしたお兄さん・おじさんなどからの話や写真で、町や外国のことを想像していました。

「勉強しろよ。文字がわからネーとバカにされ、だまかされるからなー」
と、必ずいわれましたが、そのときにはあまり注意をせずに聞いていました。


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