棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

森の芸術家

2008-05-18 18:38:02 | 海外紀行文
ダヤック・アートについて簡単に説明いたしますと、魔除のための彫刻に壁画などの、いわゆるアートてきなもの。
呪術の要素が強い刺青や模様など。生活上の美意識など。
立体の代表は、広場の中心に建てられるトーテンポール(ブラウィン)は、美術的にも完成度が高く、州都サマリンダの官庁ホール・大ホテルなどにある。
柱の形状は、大地の象徴として壷(ダジョー)から、全ての生命が、つる草のように絡み合い、描き出されている。
最上部には、守り神であるサイチョウや犬・虎などがのっかっている。

絡み合う模様の中に人手のようなものがあり、超越世界である神々が支配する様子だという。
絵画の基本色は、白・黒・赤・黄色・緑の5原色で。それぞれの意味がある。

刺青ですが、老人の男も女も全身に入れられていたが、若い者にとっては恥ずかしい習慣だと言われていた。
模様の種類のなかで、犬は女の人を守るもので、重要な意味づけがある。

私が、日本には赤色の刺青があると話をしたら、一同びっくり。一番驚いたアムラム君は
「やっぱし今でもサムライ・ニンジャがいるのではないか」と・・。
写真は新しい村でのゲートモニュメント・・背景にまったく樹がありません


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