チョットつまみ食い--空蝉
光源氏は気まぐれで紀伊の屋敷を訪れた。
当主の紀伊の介は出張しておらず、息子の紀伊の守が迎え出る。
光源氏の突然の来宅で屋敷は大騒ぎ。とくに女たちはうわさの殿御にお目にかかれると舞い上がってしまったが、源氏のお目当ての後妻は、夫が留守ということで挨拶にこなかった。それは良家として当然のことであったが、そこで簡単にあきらめないのが光源氏だ。
酒宴も面白おかしく終り、屋敷の灯も一つ二つと消えてゆく。
源氏はなんとしても評判の若後妻を見たく、酒の酔いもあるが、お坊ちゃん育ちのずうずうしさで後家さんの寝所に忍び込んだ。
女はびっくりしたが、そこは先祖代々、親父譲りの天才的手練手管の名手。目的はきっちりと果たしたが、「もうコレ限りにしてください」と泣くばかりで、次回の約束どころではなく、明け方には、空しく女の衣があるばかり。
空蝉の身をかへてける木のもとになほ人柄のなつかしきなな と詠った。
空蝉とはうまい事をいったものだ。
罪作りなことをしましたが、当時は(今もでしょうかねー)は結構そんなことがありました・・。
全くの後日談ですが、空蝉殿は夫が亡くなった後髪を下ろされ、つつましやかな生活を送っておられた。その後、源氏殿が屋敷に迎え入、源氏殿のよき相談相手として幸せな余生を送られた。
光源氏は気まぐれで紀伊の屋敷を訪れた。
当主の紀伊の介は出張しておらず、息子の紀伊の守が迎え出る。
光源氏の突然の来宅で屋敷は大騒ぎ。とくに女たちはうわさの殿御にお目にかかれると舞い上がってしまったが、源氏のお目当ての後妻は、夫が留守ということで挨拶にこなかった。それは良家として当然のことであったが、そこで簡単にあきらめないのが光源氏だ。
酒宴も面白おかしく終り、屋敷の灯も一つ二つと消えてゆく。
源氏はなんとしても評判の若後妻を見たく、酒の酔いもあるが、お坊ちゃん育ちのずうずうしさで後家さんの寝所に忍び込んだ。
女はびっくりしたが、そこは先祖代々、親父譲りの天才的手練手管の名手。目的はきっちりと果たしたが、「もうコレ限りにしてください」と泣くばかりで、次回の約束どころではなく、明け方には、空しく女の衣があるばかり。
空蝉の身をかへてける木のもとになほ人柄のなつかしきなな と詠った。
空蝉とはうまい事をいったものだ。
罪作りなことをしましたが、当時は(今もでしょうかねー)は結構そんなことがありました・・。
全くの後日談ですが、空蝉殿は夫が亡くなった後髪を下ろされ、つつましやかな生活を送っておられた。その後、源氏殿が屋敷に迎え入、源氏殿のよき相談相手として幸せな余生を送られた。
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