棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

13-MY TIBET チベットの仏画

2009-11-20 07:39:29 | 創作活動
13-タンカについて
仏画といえばまず思い浮かぶのが、掛け軸ではないでしょうか。
今日「床の間」のある新築家屋は少なくなってしまいましたが、床の間には掛け軸、下には生け花が置かれる定番の室内装飾です。
普通の壁に掛け軸がだらりと掛けられていることはまずありません。
ところが私がドイツのお宅で見たのは、高い天井の部屋に日本の掛け軸がぶらさがり、それがとても新鮮に見えました。
話を仏画に戻しますと、日本で本物のチベット仏画を観れるのはタンカと呼ばれる掛け軸です。
日本の掛け軸は、絹本(けんぽん--荒目の絹布ににかわを引いて描く)や紙本などを薄い和紙で裏打ちし、模様紙や布を美しく貼り付けた正に職人仕事のものです。
チベットの掛け軸-タンカは油絵のキャンバス地に近い感じで、主に綿布です。
装飾の布は縫い付けられたもので、なんとなく旗にもみえます。
チベットの気候風土から生み出されたものかと思います。
写真は2枚のタンカ・・普段は黄色の絹布が覆っている。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本