棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

23歳製作の壁画修復

2009-11-15 16:06:44 | 創作活動
ヒマラヤで遭難死した、友人宅に描いた壁画修復のことは先日おはなしをしました。
具体的にどんな製作をしたのか忘れてしまっていたのですが、打ち合わせにいってまいりました。
昭和42年8月、私23歳のときの製作で、元気一杯、力がみなぎっている、若さそのものの絵でした。
たしか、亡くなった友人と唐沢から槍ヶ岳に行き「ここを描こう」と言うことになったものだった。

様々な繊維壁の材料を左官屋さんから提供され、その壁材をベースに彩色したものだ。
実験的な画法で(画法といえるかわからないが)、いつどんな形で剥離してしまうかわからないもので、其れを承知の上での製作だった。
多少の色ボケはしかたがないが予想以上に確りしており、本体の漆喰壁の方からひびがきてしまった。
基礎が手抜き工事だったようで、早くから床が狂ってしまったらしい。
基礎からやり直している大変なリホームだ。八割がたは工事が済んでいた。
当初は壁画部分を移築し、部屋を広げたかったようだが、費用がかかりすぎるので、そのままの間取りで修復をすることになった。
今週のお絵かきは、修復仕事。3-4日は壁とニラメッコだろうか。

 

ryusun

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