棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

20-友の遍路便り-番外編

2009-05-19 06:55:11 | 四国遍路
おはようございます。
今朝は皐月の清冽な光を早々にあびています。きっといい日になることでしょう。

手元に「日本の旅」という、40年近い前の通販の旅行案内全集があります。なんどか処分しようかと思いましたが、確りとした全集でとっておいた。なにより当時の様子がわかる。面白いことに発行年が書かれていない。ちなみにバスによる遍路13泊14日の費用が4万1800円。一日3000円とウソみたいな値段。バス代とて10円20円の時代で、民宿だって2000円ほど。
写真もナカナカ美しく、遍路姿も和服の女性が多い。参考のコピー写真はヤラセかもしれないが、白黒のスナップなどにはモンペスタイルの遍路の行列が記載されています。
善根宿の記事に・・・四国遍路の旅はさすらいの旅で、山野をさ迷い歩く苦労の多いものであったが、四国人は遍路に対しは誠に親切であった。今に残る御接待、善根宿の風習にそのことがうかがえる。
「ナニナニ村接待講」などと書いた幟を立て、戸板を並べ接待の品物をうずたかく積んである。遍路は其れをいただいてお礼の印にと、自ら持っている納札を渡してゆくのである。

いいなーー。なんだか涙がでてくるほどいいなーー。友も語っているように、海外の旅で経験した、人々の親切を思い出します。

あぜ道のようなところに遍路の列が、いい絵ですね

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本