棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

展示会--出品作品によせて

2009-04-18 07:41:38 | 山郷の暮し
昨日は雨空でうすら寒かったですね。
今朝はほんとうにすがすがしい空気です。サクラの花も散りだし、鳥たちの食事も賑やかです。さて、昨日に続き・・・
人間釈迦生涯図 成道の部
皇子として生まれましたが、四門出遊から人間のはかなさを知り、出家を決意する。このとき、魔王は「太子よ、愚かな出家をやめて花の宮殿に帰れ、しからば7日のうちに、4天下を領する天輪王となるであろう」と、成道を妨げようとした。
シッタールタは6年の想像を絶する苦行からは超世の法は得られないと、求道の方法を変える。カッピラ樹の下に座し「我いま悟りを得られぬならば、この世に生きてこの座を立たぬであろう」
やがて禅定にはいり太子35歳、12月8日に「縁起の理」を悟った。
成道賛歌には、天地が喜びで光り輝いた様が、感動的に歌われています。
奇なるかな、光至れば、世はことごとく澄みゆきぬ。人の心は道に目覚めて喜びにこそ踊れり
やがて伝道の道に入り、様々な事件・奇跡がおきたことはご承知のとおりです。   方広大荘厳教より
「樹樹は美しい。この世は美しい。人の命は甘美である」
「愛欲にまみれた人の命は、しかし、甘美である」
ブッタの肉声を伝える原始経典Maha―Parinivana Sutra より
私見・・自然・社会・個人と、この世の三部要因が集約されている。
自然とのかかわりから社会が生まれ、よりよき社会を作り上げる個々の人々を称えている。
私はこのことばに触発されて、人間釈迦像を描きたくなったのです。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本