棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

自己陶酔の妙

2009-04-14 08:41:34 | 山郷の暮し
我が家の桜はただ今最も輝いている頃でしょう。
しかし、かなりの量を鳥に食べられ、覆いかぶさるような花盛りではアリマセン。
今も様々な鳥が飛来し、賑やかな食事ぶりです。まーーしかたがありません。
昨夜はわが製作中の作品と、じっくりと語りながらイッパイいきました。
そんな気持ちにさせてくれる作品がいつも出来るわけでなく、心身が高揚した末に至る精神状態なのです。
宗教的にどうのこうのと小難しいことではなく、心身ともにナルのです。今回はこのことについて語るのが目的でアリマセン。
自作の作品を相手にイッパイやっているうちに、注意をしなくてはならないことがあります。そお・・アルコールの量にまかせ「こうしよーーー」などと酔いに任せたまま筆を取る。結果としてはぶっこわしてしまう。今までに何度かあったのですが、さすがに今は慎重になりました。

作家として一番の楽しみは、己の作品に酔いしれる時を持つことです。徹底的に酔う。アルコールぬきで酔う。自己陶酔の行き着くまで酔う。そんな作品を創作しえたことを喜び、酔う。そして、そんな自分に酔う。
一夜明ければ、夢のまた夢かもしれないが、そんなことを重ねながら、重層的に出来上がっていくことが創作仕事です。
バカの繰り返しから、ポッン!!と抜ける瞬間を感じる心地よさは、言葉になりません。言葉に出来なくてアタリマエ、私の仕事はそのことを視覚化(絵画・立体など)することなのです。
人間釈迦生涯図-270x130cm

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本