岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

(4) Pressure 「圧力」

2010年04月20日 | ラグビーの基本
「圧力」とは、ディフェンスについてです。

ディフェンスというと、まずタックルを考えますが、タックルは、あくまでスキルの一つです。

「プレッシャー」とは、相手チームから「攻撃の時間」と「攻撃のスペース」を無くすことです。
言い換えれば、「相手がミスするのを待つ」のではなく、プレッシャーにより「相手チームにミスを起こさせ」、そこから「相手のボールを獲得する」ことです。

『相手の下手なプレーヤー、下手なプレー(ダウンボール、モール・ラック等)からボールを奪い取る』ことです。

たとえ自分がタックルをするには、相手チームのボールキャリアーから離れた位置にいても、ボールを持った相手プレーヤーに判断を急がせる(あせらせる)ようにプレッシャーを加えることはできます。

つまり相手プレーヤーの判断を急がせるほど、相手プレーヤーができるプレーの幅が狭まり、それにより誤った判断のプレーをしたり、不正確な(精度の低い)プレーしかできなくなります。

また相手プレーヤーとボールを奪い合い、たとえ取れなかったとしても、あきらめずにボールにからんだり、押し込むことにより、相手チームに生きたボールを出させない努力をすることも大切です。

タックルにしても優れたタックル(プレッシャーの強いタックル)とは、ボールを持った相手プレーヤーを1発で地上に倒すことです。
これにより、ジャッカル、ターンオーバーの可能性が高まります。

(3) Continuity 「継続」

2010年04月20日 | ラグビーの基本
「継続」(Continuity)とは、攻撃でより長い時間ボールを支配し、前進し続けることあり、継続こそが、ゲームの主導権を持つための基本です。

ボールを支配し続け、サポート(支援)を得てボールを前進し続けることができれば、自然に相手ゴールラインに到達します。

アタックを継続させるには、色々なスキルが、チームや個人に要求されます。
もちろん、パスは、継続のために最も多く使われるスキルですが、それ以外にもラックやモール等も継続のために重要なスキルです。

また、次の2つは大切です。
 ・自分より不利なポジションにいるプレーヤーには、決してボールをパスしない。
 ・個々のプレーヤーが、このプレーがどう前進し展開するかを予測し、その先に得点のチャンスがあることを、事前に予知できなくてはならない。(声も含めて)

ボールを支配し継続するためには、次のような技術が必要です。

最も単純な方法は、相手から受けているプレッシャーが最も少ない味方プレーヤーにボールを送ることです。
また、相手を抜くランニング技術も重要です。
さらに、キックは、一度手を離しても、再度ボールを獲得できる有効なエリアに蹴るならば、継続のためのスキルの一つです。

状況によっては、相手プレーヤーのタックルを受ける(受けながら継続する)プレーヤーも必要であり、この場合は、先ず倒れないように踏ん張ること、そしてボールを味方につなぐプレーをするのも、欠かすことのできない継続スキルです。

また、地上にボールがある時には、ダウンボールの仕方によって、ボールを拾い上げるたり、ボールを足でかき出すといったスキルも必要で、モールやラックも大切になってきます。

継続のためには、個人スキルとユニットスキルの両方が求められます。