時間を少し遡ります。(今日は旅行初日、東京着 6月20日のできごと。)
羽田空港に到着後、乗り換えて「東京駅」に。
約、5年にわたる保存復原工事を経て「赤レンガ駅舎」を見学が目的。
何たって、重要文化財なんですから。
これはもう、絶対に確認しておかないと。 「多少、お上りさん気分も」
東京駅は変わったね・・・・・
ホームから、南口へ。 改札を出ると小雨にもかかわらず大勢の人が
この新しい駅舎の見学に、外国人の顔も、ツアーのガイドの大きな説明の声も。
私も、完全に「田舎もん」の上京組?
新装なった、東京丸の内駅舎をちょっと離れてた場所から望み、シャッターの連続。
右に、ステーションホテル側
駅の周辺も、この数年で大きく景色が変わってしまい、大パノラマに。
左 サピアタワーから グランドトウキョウ・ノースタワー
続いて、サウスタワー、 パシフィックセンチュリープレイス丸の内と。
前後左右 ノッポビルに囲まれてしまいました。
丸の内南口ドームに。
上を仰ぐと・・・・どこかの教会? なかなかの景色です。
普段、改札から出ると、一直線に出口や、乗り換えのホームへ走り
上を見ることなんて・・・・たまにゃ、「上を向いて歩こう」もいいよ。
この景色、ヨーロッパの古い駅に残っていそうだね。
そのドーム中心の真下が、これ。
上を向き、それから自分の足元を見る。
ローマや、その他の名所で、
ここの大地を踏めば「幸運」が・・・・・なんてのあったよ。
朝の出勤では、誰も、無関心で・・・この上を急ぎ足で駆け抜けていく。
とにかく、東京駅は美術品でもあり、歴史的建造物、大いに鑑賞できますね。
こんなものもありました。
原敬、暗殺現場 丸の内南口の改札にプレートが。
私たち年代なら、歴史の勉強で。
予定外でしたが、南口に「東京ステーションギャラリー」があり、
「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展が。
早速、切符を買って最初の美術鑑賞の始まりです。
私も馴染みがなく、この画家の展示会も日本最初の開催だった。
解説を読み、作品に触れていくうちに・・・日本の画家にかなりの
影響を与えた一人であることが分かってきました。
その作品も、印象派の影響を受け、彼独自のルミニズム(光輝主義)と
言われるスタイルで活躍した画家であった。
陽光溢れる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいきと
描きだした絵が、心を和ませ、ほっとする時間を貰いました。
少女の動きが、風のささやきが聴こえてくるような。
この絵を見ていると光輝主義という手法が理解できます。
燦々と降り注ぐ柔らかな日差しの下に、何を収穫しているのでしょうか
着ている衣装に微妙な光が、強く、弱く、やさしく 細やかな筆使い・・・
絵画の奥深さを感じます。
次に、印象派の展示コーナーへ
そして、ここでも幸運が。
「モネ」の作品が、「霧の中の太陽(ウオータールー橋)」の1枚にも出会った。
彼の持つ、光と影の描写力の凄さ、この場面に立てば、そのままの風景でしょうね。
以下、作品は続き、日本人画家 児島虎次郎や、太田喜二郎の作品も。
「こいつは、朝から 縁起がいいわいなぁ~」でした。
次に、やっぱり、構内の様子も。
地下街も大きく変わり、どこがどこだか?
迷路の中を彷徨う・・・。そんな地下街です。
グルメガイドを手に持って・・・。
一体どれほどの店があるの?
その一つ、やはり酒飲みの習性か、飲み屋街に真っ直ぐ。
どんなお店が出店してるかな? 興味津々。
ここ「黒塀横丁」なる看板
ちょうど、ほどよく軽めの空腹?・・
この看板
築地だから「魚」は、いけるだろうと。
ショーケースには ランチタイムメニューが
テンコ盛り、 刺身定食、海鮮丼などなど
いけるね! ボタン海老は久しぶり。
ホタテ、サーモンもよし。
マグロ赤身も、イクラもなかなかでした。
腹八分でよかったね。
(寿司めしが程よい量でした、空腹時ならちょっと物足らないかな)
食後、足は八重洲口に向かい、信号を渡り、5分ほど歩き、毎度おなじみの
「ブリジストン美術館」へ。
(*毎回、ここ「ブリジストン」はプランの中に。)
今回は、 「色を見る、色を楽しむ。
-ルドンの「夢想」、マティスの「ジャズ」・・・・ と題して。
色彩画家と言えば、ルノワールがすぐに思い浮かぶ。
もちろん、マティスも。 その色彩についてと言う企画が興味だった。
そして、マティスの作品に「ジャズ」とある。
今回は、私のもうひとつの目的に「ジャズライブ」を聴くがあるのでなおさらだ。
作品は「切り紙絵」 彼曰く、切り紙は、ジャズの精神と一致します。
音楽はマティスに欠かせないものだとか・・・この切紙絵はジャズ音楽に似ている?
と、言うのだが、この理解には、いささか ? だ。
しかし、ジャズのリズムがこの切紙絵と離れているとは思わないが。
どうですか?
これなんか、ステージでジャズに合わせて踊っている?
この色彩感覚こそ、マティスの絵ですから。
弾けた リズムが身体からほとばしっている・・・なんて 理解も。
まぁ、絵は理屈無しに、自分の解釈で楽しめばいいのです。
この企画展、モネ、ルノワールなどの印象派から、セザンヌ、ピカソ、マティス
など西洋美術の展開を中心に、約170点もの作品で。
いい絵に出会うことが出来ました。
ルノワール
モネ(黄昏 ヴエネツィア)
名画の前に立つと・・・・・胸はドキドキ、興奮してきますね。
これだから、やめられない!
幸先いい美術館めぐりのスタートで気分も上々!
気分も切り替えて、東京駅へ。
OB会 集合の熱海に向けて 新幹線に乗車し、旅が始まった。
「東京美術館めぐり」 NO.1~NO.6 既掲載済
今回、美術館めぐりを楽しむ為、事前に企画展の情報を集めて、場所や
行き方と時間、企画展の内容をうまく使うのに大分苦労しました。
とにかく、美術館は時間が決められているので(大体朝10:00~16:00)
訪れた美術館7か所、 日程にグッドタイミングで「1枚の絵」との出会いが
多く重なる幸運にも恵まれました。
また、来年。
この「楽しみ」を糧に、1年間元気な田舎爺さんの生活に戻り、私流に栄喜を
養うことにいたします。
「ブログによる田舎爺さんのガイド付き仮想美術館の時間」・・・・如何でしたか?
お付き合いいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝 <m(__)m>
横浜に住んでいてもなかなか出かけることは少ないです。
これから暑くなります。
お互いに水分補給には、十分気をつけましょう。
お元気で。ますますのご活躍お祈りいたします。