黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

昨日のことを

2010-09-06 | 日記・エッセイ・コラム

 国際文化平和都市としての広島

窓辺におだやかな瀬戸の絶景の海を望む宮島口の「安芸グランドホテル」で中国・四国地区の0B会に行ってきました。

 Dscn0742                             午前7時 部屋から眺める 対岸の宮島

Dscn0740    

久しぶりの顔、顔・・・お互いに「それなり」に皺の数も増え、髪も「あり」組、「薄毛」組「ない」組に分れ目一杯の表現の面々だった。

話は、当時の思い出話・・・これも尽きず・・・

あちこちで車座での談笑、痛飲??

「宴もたけなわですが・・・恒例により・・何々さんの乾杯で・・・一旦、締めさせて・・・。」

2次会組、部屋での深夜に及ぶよもやま話は続き・・・さて、さて寝床は何時?

楽しい宴でした。 来年は「岡山」地区の担当で開催も決まり、目出度し、目出度し。

朝、家を出て、新幹線で広島へ。

久しぶりの広島・・・この際、是非にと 「ひろしま美術館」へ直行。入館は3度目。

その日はなんとラッキー・・・どこかの企業のご配慮で入館料無料でした。

ちょうど広島に赴任していたころの開館(昭和53年)

展示室は第1~第8まであり、部屋ごとの作品はどれも素晴らしい作品ばかり。

「広島銀行」さんの質の高さを感じるばかりです。

原爆によって幾多の尊い命が失われ、街は一瞬にして廃墟と化した。

復興の道程のなかで求められていたのは心のやすらぎの場だった。

この人々に応える香り高い美の殿堂・・・それがこの美術館です。

 どの部屋も美術愛好家なら「ああ、知っている・・・だ。」の作品がずらりと。

こんな素敵な画家たちのオンパレード!

 マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ドラクロワ、クールベ、ミレー、ブータン、コロー

ゴッホ、ルドン、ボナール、シニヤック、ロートレック、ゴーギャン、セザンヌ、スーラ

ローランサン、ユトリロ、モジリアーニ、シャガール、フジタ、オイカソ、ブラック、レジエ

デュフイ、マティス、ドラン、ブラマンク、マルケ・・・彫刻のロダンも。

日本の近代美術も・・・90点 これも凄いよ。

黒田清輝、藤島武二、岸田劉生、佐伯祐三、坂本繁二郎、梅原龍三郎、安井曽太郎

児島善三郎、岡鹿之助、小磯良平、林武・・・

この画家たちの作品を、静かな館内で「じっくり、ゆっくり」と近寄っては、下がっては・・・

 目を細め、眺め、ため息、感動」至福の時間でした。

 タイミングよく、人影も少なく・・・国賓待遇???の鑑賞会でした。

 そこでちょっといけないことを。 

 Dscn0738 全く誰もいない。 警備の方も別の部屋に移動していた・・・その隙を狙って・・パチリ。

(すみませんでした・・・以後慎みます。反省)

 ご存知 あの「ロートレック」の絵

  歌手ブリュアンの姿を。

  ロートレックとは親交を結び

  この彼の店に通い詰めたそうだ。

  彼の絵もまた浮世絵の影響を受けたとか

  そういえば、顔や、大胆な線は・・・

 とにかく、素敵な時間だった。 

 興奮と感動と感激・・・・1枚の絵が人をこんなに興奮させるのか? 逆上せ状態・・・。

 美術館を出ると、灼熱の太陽はコンクリートを広島名物「お好み焼き」の鉄板状態に。

 迷わず、日陰を選んで歩いた。

 心は満足・・・身体は空腹・・・早速空腹を埋めるために 何を?・・・

 その後、少し街を歩き、夕刻、宮島口へ・・・・。

 翌日は、台風、北部九州へ上陸・・の報に、予定を早目に広島を発ち、帰宅。

 

 


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。