オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

ご縁・・・

2021-06-14 | 弁当

6/14(月)今日は朝から小雨がパラツついてたが、雨はこれからどうなるのか?。夕方から夜にかけて外出する予定なのだ・・・。

それまでの間は暇である。暇人は、過日届いたレターパックの中に置いたままの小冊子や手紙を再度捲りながら、その「ご縁」について改めて振り返る。

レターパックの差出人は富士市南松野という里に在る「東光寺」と云う臨済宗のお寺におられる。時折、こうした小冊子や「南松院」にまつわる資料が届く。冊子などを読むたび、穏やかな気持ちにさせてくれる。

                 

送り主は、十年以上も前に故人となられた小澤常敏先生の夫人である。既に九十歳にはなられたのではなかろうか。以前にも記したが、出会いは半世紀近くも前のことである。

山梨県身延町下山に「南松院」という臨済宗のお寺があり、そこに剣道場が建っていた。サリーマン時代に剣道部の合宿場所を探していたら、地元出身の部員からの情報でそのことを知った。

下見をさせてもらい、二年続けて夏季合宿で使わせてもらった。小澤先生は中学校の先生をする傍ら南松院の住職をされていた。先生や地元の剣士たちと稽古をさせていただいた。

その後、時節の挨拶状だけのやり取りが続き、先生は学校を退職された後であろうが、実家の富士川町(旧)の「東光寺」住職として戻られた。

遊びに来るようにと、いつも添え書きがあったが、私が東光寺を訪れたのは先生が逝去されたとの連絡を頂いた、葬儀の時であった。合宿から既に三十余年が経っていた。檀家の若い人の弔辞が、先生の人柄を偲ばせた。

帰り際に奥様に積年のご無沙汰を詫び、ご挨拶をしたが、お互いに年月を経た顔相にかつての面影をみることがなかったであろう・・・。

それ以来、近況などとともに小冊子やお寺の様子などが届くようになった。合宿には家人も部員として参加していたので、奥様には印象深かったようである。

それにしても縁とは不思議なものである。ご縁とは言いえて妙なるもの、相手がその縁を大事にしてくれる結果ではあるが。

写真の文庫本「辻参謀と七人の僧」は、小澤先生を含めた七人の僧籍を持つ学徒出陣が終戦直後のタイの寺院に潜伏したノンフィクションだが、これも先生の没後に届いたものである。

生前の先生との交流を密にしておけばよかった思うのは、今更ながらであるが。

 

今夕の外出は半世紀もの長きではないが、人形町で出会った面々との交流、懇談である。コロナ下ではあるが、人と人の交流、ご縁は大事にせねばならない。人間の証である。

最後に今日の弁当を載せます・・・。角煮、ハラミ焼肉、春雨&キュウリ甘酢和え、卵焼きに、申し訳程度に焼タラコが乗っています。

             

 

 

 

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