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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

クラブ経営について96

2023-07-16 00:01:35 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ネタキープしていたのですが、埋没してすっかりリスペクトを忘れておりました。FOOT×BRAINの以前の放送(Jリーグ×FOOTBRAINコラボ企画:J30周年×向上委員会)の中で、福岡さんの「アビスパDAO」と磐田さんの「共創型コミュニティ」が出てきました。内容を観てみると、当ブログ好みだったので、紹介する事にしました。まずはアビスパDAOで、FOOT×BRAINの放送内容から。
   
【アビスパDAO×地域メディア(FOOT BRAIN)】
 伊沢拓司(クイズ王)より、「人気・集客力アップのプラン」として提案されたのが、「DAO×地域メディア→チームづくりの「自分ごと」化!」。
  従来のチーム運営は上層部の意思決定を下すトップダウン型が一般的。一方でDAO(分散型自律組織)はネット環境さえあれば、年齢や国籍などを問わず、誰もが参加できるフラットな運営の仕組み。そのキモとなるのが「トークン」という仮想通貨。
 日本プロスポーツチーム初のDAOを利用したアビスパの取り組み。今年2月にスタートし、トークンの売上は1,000万円を突破。トークンを購入したファンはイベント企画の提案やグッズのデザイン決定など様々な取り組みに参加する事ができる。中にはアビスパが輩出した富安選手(日本代表)に続くトップクラスの選手を生み出すプロジェクト(Avispa Global  academy プロジェクト:トークンを活用し、アカデミーの練習環境を整備する計画)も進行中。
   
伊沢氏:アビスパが凄いのは選手が参加している事。選手もファンもチーム運営の人も同じ視点で、チームについて語り合う事が、実際にアビスパDAOで試されている。すごい仕組みだが、もっとサッカー以外の人に知って欲しいと思う。今はアビスパが好きな人、愛する人が来ている。これが各チームをそんなに知らない人が意見を出し合ったら、もっといい組織になるという事で、目を付けたのが「地域メディア」。
 その地方のアナウンサーはその地域で人気がある。そういう人にトークンを買ってもらって、DAOに入ってもらって、チーム運営の意見出しをしてもらうと、地域のタレントからしたら、そのトークンの価値が上がる事で自分の資産が増えるし、すごく当事者意識を持って関わるようになる。ファンづくりのためにもいいし、地域密着だし、インフルエンサーが当事者意識を持って真剣にやれるというのが「DAO×地域メディア」という方法戦略。サッカー界の外とも組める仕組み。
 DAOとコミュニティ(J2磐田)の違いは、トークンの値上がり、逆もある。チームの価値によって、トークンの価格も上下する。トークンを買って持っている事によって、持っているトークンの価値を上げたいから、チームの価値を上げるのに貢献しようという気持ちが生まれる。「コミュニティ」は善意で成り立っているので、そこが違う。自分の利益に関わってくるから「自分ごと化」しやすいのが違い。
   
野々村チェアマン:自分ごと化など、地域でどうクラブを作るかが、Jリーグが生き残るために一番大事と思う。考え方は全然いいと思う。DAOが世の中の人にどれだけ理解され、受け入れられていくかを一緒に考えて行くと、評価も上がると思う。やり方はどうであれ、「クラブに自分も参加できる」「自分の意見がクラブに反映される」という事をクラブはサポーターに知ってもらう事が一番大事だと思う。
     
アビスパDAO公式HP
「アビスパ福岡と一緒に「Web3×スポーツの力で、 福岡から世界に広がるイノベーションモデルを共創する」というビジョンの達成を目指す日本初のスポーツDAOです! 2021年8月にスタートしたアビスパトークンプロジェクトでは、トークンホルダーと様々なチャレンジに取り組んできました。J 1で3年目を迎える今シーズン、土台が整ってきた今だからこそ、さらなる高みを目指しクラブの成長が必要です ! これまでのチャレンジをより一層進化させるべく、日本初のスポーツDAOをオープンします!
 DAO内では様々なプロジェクトを実施し、ファン・サポーターだけでなく、クラブに関わるステークホルダーの方々にご参加いただきながら、クラブ自身や地域の課題解決・スポーツ界への貢献を形にしていきます!」
「おかげさまでトークン単価は初値から上昇する形で推移しております。今年はトークンホルダーの皆様との取り組みをさらに加速させ、大きくしていきたいと考えていたところ、Web3というテクノロジーや考え方を活かしたDAOという形であれば、前述の課題であった事業面、さらにはブランド面も並ぶことができる可能性があると考えました。現状のアビスパトークンコミュニティもDAO的な要素がありましたので、コミュニティをリニューアルする形で今年からは運営していければと思います。
 実施するプロジェクトの範囲を広げ、トークンホルダーの皆様にも今まで以上に運営や意思決定に参加していただきたいと考えてます。いわゆる本格的なDAOを日本国内で実施することは難しいですが、現在実施ができる形の中で挑戦することでスポーツ組織の新しいあり方を検討する一助になればと思っております。」

【現在実施予定のプロジェクト】
①Avispa Supporters NFTプロジェクト   ②Avispa Global academy プロジェクト
③スタジアム感動体験創出プロジェクト  ④地域貢献・課題解決プロジェクト

 DAOとはとは"自律分散型組織”と呼ばれ、ビジョンに賛同する人々が協力して、自律的に運営されるコミュニティのことです。組織内の活動は公開・可視化され、メンバーによる投票等によってDAOの意思決定が行われるようです。その他、新グッズ共同制作プロジェクト、メタバースプロジェクト、セカンドキャリア支援プロジェクト等も考えていますとありました。
 福岡さん、やりますね。このコラムを読むと、福岡さんはすでに2年前にトークン事業を実施されており、それが進化した形ですね。販売ページを見ると、1トークンあたりの相場が出ていましたね。DAO事業の中で、実施予定の4プロジェクトもいずれも付加価値が高そう。特に個人的には「地域貢献・課題解決プロジェクト」が気になるかな。サッカーキングのコラムに、川森社長によるわかりやすい説明がありました。

 

復活を遂げたアビスパ福岡が見据える“新たな未来”〜日本初のスポーツDAOとは〜 | サッカーキング

 日本中を熱狂の渦に巻き込んだW杯を経て、待ちに待ったJリーグが開幕。30周年という、ひとつの節目を迎えたJリーグにあって、“日本初のスポーツDAO(ダオ)”と···

サッカーキング

 

 このコラムでもトークンはゲーセンのコインとありますね。トークンの場合はそのコインを持っていると、価値が上がったりするという事になります。これらの話を聞いて思ったのが、ファン・サポーターにも一部経営に加わってもらうという特徴があるという事。クラブ側とファン・サポーターの距離が近くなるというのはいいですね。サポカンだと、質疑応答で不満や要望を言って終わり的なところが多いですが、トークンだと更にもう一歩中に入る事。
 地元岡山では、Jに限らず他のクラブも、ファン・サポーターとの距離感の遠さを感じます。サポカン(ファンミ)も大昔に1回やってみただけ。ファンサービスにはある程度取り組むが、対話ができる機会が極めて少ないと思います。まぁこれは県民性が大きいのかもしれませんが。このコラムを書いていて、岡山のクラブもトークンを導入したら、もう少しファン・サポーターとの距離が縮まるかもしれないと思ってみたり。もう一つ、福岡さんのいい取り組みがあったので、リスペクトさせていただきます。

【FUKUOKA TAKE ACTION!】オフィシャル・シャレンパートナー新規契約締結のお知らせ

【FUKUOKA TAKE ACTION!】オフィシャル・シャレンパートナー新規契約締結のお知らせ

アビスパ福岡株式会社は、2023シーズンより新たにスタートした社会連携プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』を推進するシャレンパートナーに関して、新たに下記記載の企業...

アビスパ福岡公式サイト | AVISPA FUKUOKA Official Website

 

【シャレンパートナー】
「2023シーズンより新たにスタートした社会連携プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』を推進するシャレンパートナーに関して、新たに下記記載の企業様とパートナー契約を締結致しましたのでお知らせ致します。」
「シャレンパートナーとは:
 これまでもアビスパ福岡では、ホームタウンの行政や市民の皆様、パートナー企業の皆様と共に様々なホームタウン活動を推進してきました。『FUKUOKA TAKE ACTION!』は、【共育】【社会/健康】【街づくり】の3つのプロジェクトテーマに沿って、パートナー企業や自治体、学校、各種団体と共に連携し、持続的な共創型の社会貢献活動を推進して参ります。
 『FUKUOKA TAKE ACTION!』の活動を通して、1人1人が社会を良くするための“1歩を踏み出す=ACTIONを起こす”連鎖を拡げ、福岡の街から日本を元気にするムーブメントを巻き起こしていく世界観を目指します。ACTIONの輪が拡がる先には、人が育ち、ビジネスが生まれ、大好きな福岡の街を更に住みよい街にしていく、都市活力が溢れたアジアのリーダー都市の実現への貢献に繋がると願っております。」

 いいですね、シャレンに特化したスポンサー制度ですね。福岡さんのスポンサーページを見ると、「ゴールドパートナー」と「Take Action サポーター」に分かれています。この記事で紹介した社会連携プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』が素晴らしく、それに賛同されたスポンサー企業を改めて募集している訳ですね。福岡さんがなぜ5年周期説を覆し、J1で残れたのか、いろいろ調べるといろいろ他にもアクションを起こしているようです。また紹介させていただきます。そんな福岡さん、暫定12位です。引き続き頑張って欲しいです。
J1福岡関連:/ /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
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地域に溶け込む川崎フロンターレ113

2023-07-13 00:01:18 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 久しぶりの川崎さんの情報です。大昔から観てきた川崎さんの「貢献活動」ですが、最近はグローバル化してきた印象があります。これくらいのレベルはもちろん、Jリーグ初であり、他のクラブはまだついて来れないでしょう。それくらい川崎さんの付加価値は登る一方です。チャナティップ選手の事もあり、川崎さんが連携する国はタイとばっかり思っていましたが、ベトナムともやっているのですね。それだけ懐が深いクラブという事ですか。

J1川崎とJICAがベトナム連携事業 「川崎フロンターレ算数ドリル」のベトナム語版作成/デイリースポーツ online

J1川崎とJICAがベトナム連携事業 「川崎フロンターレ算数ドリル」のベトナム語版作成/デイリースポーツ online

J1川崎と独立行政法人国際協力機構(JICA)は8日、川崎市の等々力陸上競技場で、日越外交関係樹立50周年における川崎とJICAのベトナム連携事業についての会見...

デイリースポーツ online

 

【J1川崎とJICAがベトナム連携事業 「川崎フロンターレ算数ドリル」のベトナム語版作成】
J1川崎と独立行政法人国際協力機構(JICA)は8日、川崎市の等々力陸上競技場で、日越外交関係樹立50周年における川崎とJICAのベトナム連携事業についての会見を開いた。
 川崎は13年からベトナムにおいてトップチームの国際親善試合や、サッカースクール開校などの事業を展開。JICAもJリーグとともにスポーツを通じた開発途上国の発展への支援を行う中で、22年から川崎との連携事業を実施。期間は24年3月までとなる。
 今回は、川崎がベトナムのビンズオン省で性別や年齢によらない対象者へ運動不足解消、介護予防への健康促進プログラムを提供。また、日本で人気の「川崎フロンターレ算数ドリル』のベトナム語版を作成。ビンズオン省や、日本在住の子どもたちへも提供することが検討されている。
 JICAの青年海外協力隊事務局の橘事務局長は『最近はスポーツを通じた開発、あるいはスポーツそのものを普及するといったことに力を入れている」と説明。『Jリーグ、川崎フロンターレは『共創』パートナー。スポーツを起点に人々が集まり、年齢を問わず男女が集まりスポーツを楽しめる環境を整備し、心身の健康の推進と教育の質の向上に貢献したい』と話した。」

J1川崎の「ベトナム事業」とは? サッカー教室は1週間に200人参加、健康増進事業に算数ドリルも

J1川崎の「ベトナム事業」とは? サッカー教室は1週間に200人参加、健康増進事業に算数ドリルも

 J1川崎と独立行政法人国際協力機構(JICA)は8日、日越外交関係樹立50周年における川崎とJICAのベトナム連携事業について、川崎市内で報道陣対象のブリーフ...

スポーツ報知

 

【J1川崎の「ベトナム事業」とは? サッカー教室は1週間に200人参加、健康増進事業に算数ドリルも】
ベトナムと川崎との関係性は、13年のトップチーム遠征からスタート。アンダーカテゴリーの国際親善試合実施、サッカースクールの開講などの事業を展開し、JICAとは22年から連係事業を実施。同年11月にはトップチームがベトナムを訪れ、親善試合や児童養護施設訪問などを行った。
 クラブによると、サッカースクールにはベトナム人を中心に1週間で延べ200人が参加。一般市民を対象とした健康増進事業にも着手し、運動不足解消、介護予防につながる健康増進プログラムを提供している。
 また日本で人気の『川崎フロンターレ算数ドリル』のベトナム語版も作成。補助教材としてベトナム国内で展開しているほか、日本国内在住のベトナム人への提供も検討している。
 会見に出席したJICAの橘秀治・事務局長は『スポーツの持つ力に注目し、サッカーをはじめ野球、剣道、柔道などの隊員を各国に派遣しているが、JICAだけでは対応できなくなってきている。フロンターレさん、Jリーグさんとは「共創パートナー」として取り組みをさせていただいています』と説明。クラブによると、現在はベトナム国内に2人のスタッフが常駐し、活動を行っているという。」

 

川崎フロンターレ:7/3~9 日越50周年記念事業「川崎フロンターレ ベトナムスクール」日本遠征実施のお知らせ

川崎フロンターレベトナムスクールでは、7月3日(月)から7月9日(日)まで、ベトナムスクール生を対象にした日本遠征を実施いたしますので、お知らせいたします。川崎フロ...

川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイト

 

 JICAといえば、2015年から日本協会とJリーグ、2年前から新たにWEリーグと連携協定を締結していますね。今回は川崎というJクラブと連携した訳ですか。実は川崎さんは2013年から主に親善試合や現地でのサッカースクールなどの事業をされており、今回はサッカー以外の事業に拡げた格好ですかね。特にお馴染みの算数ドリルのベトナム語版は素晴らしいですね。ついにグローバルになっていきますか。すごいのが現在、ベトナム国内にスタッフが2名常駐しているとか。そこまでなかなかできませんよね。まさに川崎さんしかできない事。素晴らしいですね。
 そしてトップチームに視線を移すと、今季の順位はまだ9位ですか。少し上昇されましたが、ずっと勝ったり負けたりいろいろです。ACL出場圏はちょっと遠いか。
JICA広報誌:https://www.jica.go.jp/Resource/vietnam/office/others/ku57pq00000g86de-att/monthly202212.pdf
J1川崎関連:
12112011911811711611511411311211111010910810710610510410310210110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
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Jリーグの話題218

2023-07-11 00:01:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 不定期ですが、YouTubeの「ののちゃんねる」を観ています。Jリーグ公式YouTubeチャンネルで、野々村チェアマンがJリーグでその時々の話題。情報を発信され、視聴者からの質問に答えています。番組初のゲストという事で槙野氏が登場。その中で、Jリーグオールスター戦の話題が突然出て来てびっくりしました。そういえば昔、当ブログでもオールスター戦について、いろいろ書いたなぁと。確かスポンサーが付かなくなってやらなくなったと認識していました。記事でやるべきと何度か書き、そういう空気が全く無くなった時点で、当ブログもあきらめていました。その、ののチャンネルのやり取りをリスペクトしてみましょう。
   
【ののチャンネル#22】
槙野(槙):もしスケジュールが空いたら、オールスターやって欲しいです。子どもの時に観ていた。
野村(野):俺もやったらいいのに、と思うけどやっぱりスケジュール的に難しい。
槙:スケジュールさえ整えば、Jリーグで東と西に分かれて、投票で(選手を決めて)やれば、色々なファンもそうだし、すっごく面白そうだなと思う。絶対盛り上がると思うんだけど。
野:これはJリーグでもこの1年ずっと考えている。場合によっては無理やり(スケジュールを)はめればできるんだよ。はめればできて、でもやりたいのは土日開催。となると、本来クラブが使いたい土日のゲームが水曜日開催とかになっちゃう。そうすると、クラブの収益機会が多少減る損失の可能性がある。そこをじゃあ「オールスターやることが日本のサッカーにとって大事なことですよねと、みんな(関係者)が納得してくれれば全然やれる。
槙:めちゃくちゃやりたい。そういうの。
MC(がっきー)それは日本サッカーにとって大事なだと思っていらっしゃるからですか?
槙:めっちゃ大事。 まず1つは僕が小学校の時に観ていたオールスターは、やはり選ばれし者しか出れない。頑張れば車や賞金がもらえる。それも1つのモチベーション。選ばれるためには(選手が)頑張んなきゃいけない。僕はそうやって育ってきたので、今の現役の選手達にもそういうのを味わってもらいたい。オールスターのアンバサダーでも何でもやりますから。
野:(選出方法も)色々あると思っていて、例えば東北・北海道選抜とか。今槙野が行ったのはどちらかというとトップの選手達のゲーム。今はJ1からJ3までふくめた地域対抗戦があってもいいみたいなものがあってもいいよね。J1からJ3までの九州代表で1チームあったり」
槙:それかJ1選抜、J2選抜、J3選抜の3チームでもいい。
野:60のクラブのサポーターは注目する。その地域の人がその地域の選手を中心に観る行動に移るかもしれない。
槙:Jリーグでそういう新しいことをやりたい。

 Jリーグでもこの1年ずっと考えているというのがいいですね。リーグというよりはチェアマンが何かできる方策はないかなと考えておられるのでは。今回の取り上げ方も半分観測気球にも見えます。たまたま話題として出ただけ、日程が組めないために実現性は低い一過性の話題なのかなと思っていたら、その後メディアにその続きの報道が流れました。一過性ではなく、やはり観測気球だったのかもしれないと思い直しました。
   
【「ずっと考えている」野々村チェアマンが“Jオールスターゲーム”開催に見解! 槙野智章が「日本サッカーにとってめっちゃ大事」と推奨】
「Jリーグが、公式YouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。トーク企画『ののチャンネル』にて、野々村芳和チェアマンとゲストの槙野智章氏が"オールスターゲーム"について議論を交わした。1993年から2007年まで開催されていた2チームの対抗戦"Jリーグオールスターサッカー"。サポーター投票やリーグの推薦によって選手と監督を選び、東軍のJ-EAST、西軍のJ-WESTのチーム分けで夏季に開催されていた。
 槙野氏が『オールスターやってほしい』と提案。野々村チェアマンは『それはJリーグでも、この1年ずっと考えている』としながらも、開催するうえで課題があるとして、こう説明した。
『ずっと思ってる。俺も全然そう思う。俺もやったらいいのにと思うけど、やっぱりスケジュール的に難しい。場合によっては、無理やり(スケジュールを)はめればできるんだよ。だけど、やりたいのは土日開催。となると、本来クラブが使いたい土日のゲームが水曜日開催となっちゃう。
 そうするとクラブの収益損失の可能性がある。そこでオールスターをやることが日本のサッカーにとって大事なことだと関係者が納得してくれれば全然やれる』
 槙野氏は『日本サッカーにとってめっちゃ大事」とし、『僕が小学校の時に見ていたオールスターゲームは、選ばれし者しか出れない。頑張れば車が貰える、賞金を貰える。そこもひとつのモチベーションで、選ばれるためには選手が頑張らないといけない。僕はそうやって育ってきたので、今の現役の選手たちにも味わってもらいたい』と語った。
 また、東と西だけではなく、東北・北海道選抜などでの地域対抗戦や、J1選抜、J2選抜、J3選抜といった、選手の選び方についても話が及び、議論は白熱した。」
引用:サッカーダイジェストWEB

  
【槙野智章がJリーグオールスターの具体策を提案!ラモス瑠偉は現役時の“祭典”を振り返る「俺もほめてもらいたいから頑張る」】
「Jリーグは、7月6日に『Jリーグ30周年記念イベント~おかわりwith TikTok』を開催。登壇した元日本代表のラモス瑠偉氏と槙野智章氏が、Jリーグのオールスターゲームについて語り合った。
 オールスターは、1993年から2007年まで、サポーターによる投票やリーグの推薦で選手と監督を選び、東軍と西軍の対戦で行なわれていた。その後、08年と09年はJリーグと韓国Kリーグの選抜チーム同士が対戦したが、10年以降は開催されていない。
 そんななか、槙野氏はJリーグの公式YouTubeチャンネルのトーク企画『ののチャンネル』で、野々村芳和チェアマンにオールスターゲームの“復活”を提案していた。
 これについて、イベントの進行役だった平畠啓史さんから話を振られた槙野氏は、『Jリーグを引っ張ってきてくれた先輩方がやっていたオールスターを、子どもの頃に見ていて「いつか僕もこのピッチに立ちたい」と思っていた』と発言。自身の出場はKリーグ選抜と対戦した1回のみだったと振り返った。
『引退してサッカー盛り上げたいという活動をしているので、どうにかこれを復活させたい』とし、『Jリーグ選抜対日本代表とか。Jリーグ選抜に外国籍選手が入って日本人選手とチームを組んで、新しい森保ジャパンと対戦するとか』と具体的な案を提案した。
 これに対して、ともに登壇したTikTokクリエイターのウンパルンパさんは『面白そう』『めちゃくちゃ見たい』と期待。ラモス氏も『盛り上がる、絶対』として、自身のオールスターゲームでの経験を語った。」
引用:サッカーダイジェストWEB

 過去記事の情報では、東日本大震災復興マッチは別として、オールスター戦は最後は冠スポンサーが付かなったために開催しなかったとあります。あの時にDAZNさん、ぜひオールスター戦をお願いしますと書いていましたが、結局実現しなかったか。
 J3まで60クラブに広く目が行き届いている野々村チェアマン目線ではJ1からJ3まで混ぜて、地域対抗戦とかやりたいとありますが、現実的には難しいかな。できても1試合でしょうから。ただ、J1からJ3まで別々にやればいけるでしょうが。ここまで話が盛り上がり、野々村チェアマンもやりたいオーラを出されたので、遠からず実現しそうに思えます。いつかのJリーグ実行委員会で提案され、理事会で決まるのではないでしょうか。当ブログはやはり、J1からJ3まで別々のオールスター戦が収まりがいいと思います。実現して欲しいですね。

 あと、TikTokといえば、先日TikTokとJリーグ公認ショートムービーj1企画で「TikTok Cup 2023」1st Stageが6/13から21まで開催されています。その対戦チームが槙野氏とウンパルン氏が率いるチームだった模様。リスペクト記事にはできていませんが、興味がある読者の方はご覧ください。
Jリーグオールスター戦関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160725
Jリーグ組織関連 (総合):62 / 61 / 60 / 59 / 58 / 57 / 56 / 55 / 54 / 53 / 52 / 51 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  
野々村チェアマン関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230106
 〃        ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220712
 〃        ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220425
 〃        ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220424
 〃        ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220203
 〃        ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211208
 〃        ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200407
 〃        ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180919
 〃        ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180118
 〃        ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170816
 〃        ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161125
 〃        ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150923
 〃        ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150830
 〃        ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150218
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監督、GMの力量41

2023-07-01 00:01:38 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日、語る会メンバーのしまくんから、J2水戸の西村GMの著書を貸してもらい、完読しました。水戸さんといえば、当ブログの独自評価基準「Jクラブの付加価値」で、金沢さんに続いて仲間入り(まだできていません、すいません)してもらう予定の、高付加価値のクラブです。
 しまくんも当ブログの記事に感化されたのか、水戸さんの情報を集めるようになり、ついにGMさんの著書まで購入しました。ならば、当ブログもリスペクトせねばなりません。
 ただ、ネタばれも申し訳ないので、当ブログが特にアンテナに引っかかった部分のみ、紹介させていただきます。水戸さんのクラブミッションは「人が育ち、クラブが育ち、街が育つ」です。街も育つというのが素晴らしい。

西村卓朗GM 書籍販売のお知らせ | 水戸ホーリーホック公式サイト

西村卓朗GM 書籍販売のお知らせ | 水戸ホーリーホック公式サイト

この度、水戸ホーリーホックの西村卓朗GMがクラブの強化方針やチームマネジメント術、選手獲得の苦悩、そしてJ1昇

水戸ホーリーホック公式サイト

 

【第4章 アツマーレについて】
「城里町の支所や公民館としても利用されており、グラウンドやトレーニングルームは町民も使用できる。地域の方々と交流できるのも魅力で、そういうふれあいを市民クラブとして大切にしていきたい。廃校を活かした選手教育をやっていきたい。」
【第5章 選手教育プログラム『Make Value Project』】
「独自の選手教育プログラム『MVP(Make Value Project)』を2018年から実施。連戦の週を除いて、1回90分から120分の研修で、多いシーズンは年間32コマ、少なくとも23コマを実施。セカンドキャリアを考え、様々な角度から成長させる機会とした育成プログラム。『多様性と交流』をキーワードに、様々な人の日常、価値観、使命感に触れる機会を提供。同時に自分のあり方や、職業価値や地域社会における存在価値に対する気づきを促す目的。
 西村GM自身が2003年から5年ほど利用したJリーグキャリアサポートセンターでの体験も参考。インターンシップを活用して固定化された視点が外れ、視野が広がり、気づきを得た事が大きい。キャリアサポートセンターの終了時にこの制度は本来は各クラブがやるべきという声を聞き、確かにそういう機能がクラブにある事は理想的と思った。いつか自分がその機能を作ろうと思っていた事が、今回のMVPを立ち上げに関係しており、アツマーレが出来たタイミングで準備し始めた。参加しているフットボール委員会でそういう事も議論される。
 MVPを立ち上げた経緯はキャリアサポートセンターに行っていたことだけでなく、Jリーグの新人研修の講師を2014年から8年間勤めたことも大きく関係している。でも集合研修なので、意識を薄めないために普通の企業のように定期的に研修することが必要と思い、水戸に来てから構想を試みた。2018年に立ち上げ、その年は年間26回講義を行うことができた。

 西村GMはある意味、選手はクラブの顧客だと思っているそうです。水戸さんのキーワードは徹底した「顧客目線」を持つこと。MVPなど水戸の取り組みについて、他のクラブから問い合わせがよく来るようですね。水戸さんの教育は我々の独自性に繋がっており、サービスの質が高まれば、良質のお客さんが増えていく。ゆくゆくはクラブのためでなく、日本サッカー界のためになるというストーリーを描かれています。

【第8章 地域ともに歩む】
「クラブビジョン
◆社会との約束-ブランドプロミス- 新しい原風景をこの街に
◆実現したい未来-ビジョン-
 夢と感動と一体感の共有に向けて、地域に根ざし、地域と歩み、地域に貢献し、地域と共に発展します。

農業プロジェクトの始動
 2016年に水戸に来てからずっとこの地域のことを考え、全国トップレベルの農業県に対してずっとアプローチしたいという考えを持っており、いつ踏み出すかを見計らっていた。2020年に新規事業部が立ち上がり、農業にチャレンジした。アツマーレのある城里町に千平米の農地を借り、2021年に『GRASS ROOTS FARM』という農業ブランドを発足させた。3つの考えを持つ。
①PRODUCTSを作る  ②プロダクトを支援する  ③JAとともに地域を発展させる

 2022年から『スタジアムでの道の駅化』として地域の特産品を販売する事業を開始。2022年からスタジアムでの道の駅化で、地域の特産品を販売する事業を開始し、選りすぐりの農産物、特産物を毎月購入者にお届けする野菜のサブスクリプションサービスも開始し、減農薬にこだわった野菜とともにホームタウン15市町村を中心とした茨城県産の野菜も同梱。
 農業に参入する理由は、『地域課題の解決への貢献』『サッカー×農業=ブランディング』『収益増加』の3つ。」

 この「GRASS ROOTS FARM」については、以前の記事でしっかりリスペクトしており、今の社長体制の象徴的な新事業として認識していました。農業に参入するJクラブが増えていますが、水戸さんは先駆者的な存在の1つ。水戸さんは農業。練習場の近くに千平米の農地を借り、農業ブランドを発足させたというのは素晴らしい。農業県なのに地元JAとの関係が今一つ薄いところとは違いますね。

【第9章 新たなチーム強化のサイクル】
アンダー世代の指導者や関係者から水戸が評価される点は、タイトな日程でも練習試合を行っていて、若い選手たちに試合機会を与えていることがあるとか。
 現状において、アカデミーも大きな課題の一つ。まだ1人もトップチームで結果を出し、3年以上在籍した選手はいません。良い指導者を育てるところから始めないといけない。水戸のアカデミーは『サッカー‘’も‘’できる人材を育てる』ことをテーマとして掲げており、アカデミーの指導者もサッカー以外の社会を見る機会を作りたいと考えている。
 Jリーグフットボール委員会のメンバーに選んでもらった。私の役割は地方の市民クラブでの視点や、若手を育てる具体的な取り組み、経験値を期待されていると思っている。さらに『選ばれるクラブ』になることがすごく重要で、経営企画室では今季から『独自性』『収益性』『関係性』のキーワードが出ている。
 現状において水戸に加入する多くの選手はステップアップすることを目的に来ることが多いが、途中から「クラブのために』という思いを持ってくれるようになる。『自分のため』とバランスよく合わされるようになった選手が成長すると感じており、その代表例が鈴木喜丈選手。」

 現在、J2岡山でほぼレギュラーを張る鈴木選手ですね。水戸さんでそういう歴史を歩んできたと認識すれば、また鈴木選手への見方、応援の仕方も変わってきますね。また、「顔が見える」選手にもなってきて、リスペクトしやすいです。鈴木選手頑張って欲しいです。

【第10章 そして、夢へ】
水戸にはサッカー専用スタジアム建設構想(民設民営方式)という壮大な夢がある。コロナ禍で一度中断したが、2021年夏に再起動させた。この2年でかなり具現化し、2028年度の竣工に向けて、動きを活発化していくことが我々の使命と考えている。機能的には複合型スタジアムとして建設することを予定。スタジアムを地域の象徴的な建造物にするためにも、人材育成のための教育機関を作りたい。目指すのはアメリカのIMGアカデミー。新スタジアムでは特色のある指導を行いながら、地域への忠誠心を持った人材を育てることを目的としている。」

 水戸さんも新スタジアム構想があるのですね。岡山と一緒ですね。案外水戸さんの方ができるのが早いかもしれませんね。民設民営か、岡山の構想は今のところ「公設」(募金活動や寄付団体が無い)ですが、たぶん指定管理者になるだろうから、「民営」になるのかな。水戸さんはだいぶ具現化して2028年が竣工予定とか。IMGアカデミーか、テニスの錦織選手の出身で有名な育成機関ですね。モノ、カネではなく、水戸さんはちゃんとヒト、コトを考えて準備を進めていますね。やはり「作っていただく」というモノ、カネの考え方ではなかなか前に進まないのかもしれません。
J2水戸関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /   /  /  /  / 
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モンテディオ山形の件33

2023-06-29 00:12:29 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日、山形さんでシャレン活動「高校生が本気で挑戦できる場として「高校生マーケティング探求」を実施」が進化した新しい取り組み事業である「U-23マーケティング」がFOOT×BRAINで特集されました。当ブログでも一度リスペクトしていますが、注目度がアップしてきましたね。FOOT×BRAINで特集されると、「一流」事業の仲間入りという事で、当ブログも改めてリスペクトしたいと思います。結構長くなったので、途中途中でコメント(黒文字)を入れさせていただきました。

【FOOT×BRAIN:U-23マーケティング部】
 ナレーション:地域密着を掲げ、街とともに歩んできたJリーグ。地方創生に貢献するクラブが生まれている。そんな中、かつてないアプローチで地域に根差した運営をするクラブが。山形県のとある施設。そこにはたくさんの若者の姿。
 モンテディオ山形をもっと盛り上げていこうという活動を、大学生以下が集まってわいわいと活動している「U-23マーケティング部」。
 モンテディオ山形は今年1月、U-23マーケティング部を発足。広報、チケット、イベント、グッズの4部門で合計40人のメンバーで構成され、その活動がクラブに新たな風を巻き起こす。まさにJリーグ新時代。日本サッカーの未来と若いチカラが街を変える。U-23マーケティング部の仕掛け人、モンテディオ山形社長・相田健太郎、U-23マーケティング部メンバーの吉田朱里。
   
相田社長(相)「(メンバーは社員でなく)部活のような感じで、僕らは場所と彼らが使っていい予算を提供して、後は素材としてモンテディオ山形を使っていいですという事をお話して、何を企画しようとか、これを考えてみようという事を自由にやってもらっている感じですね。」
吉田(吉)「(メンバー入りしたきっかけは)元々サッカーを観る事が大好きで、観戦するサポーター側として関わってきた。今回、その裏側とか運営側に興味を持ったのが(応募する動機として)大きかった。」

 FOOT×RRAINで登場したのはJ2山形の相田社長と、マーケティング部メンバーで女子大生の吉田さん。メンバーの学生さんから生の声が聞けるのは説得力ありますね。よく見ると吉田さんも元々はサポーターで、高校生の時も同じようなイベント企画に参加しているのですね。
   
 彼らのミッションは新規ファンの獲得。その武器となるのが若者ならではの発想が生む斬新なアイディア。その具体的な活動は? J2秋田との東北ダービー「奥羽本戦」の試合会場で、試合開始4時間前、まだサポーターのい姿はまばらだが、1つだけ長い行列を作るブースがある。しかも子どもから大人までまぜか真剣な表情でお米をパクパク。
 実は1カ月前、U-23マーケティング部を取材した時。この日はそれぞれの試合会場でのイベントやグッズの企画案をプレゼンする日だった。このプレゼンで出た企画こそ「利き米チャレンジ(山形と秋田のお米を食べ比べてお米を当てるチャレンジ企画)」。ダービーの裏側で米どころのサポーター同士、プライドと舌をかけた戦っていた。ルールは3種類(つや姫、雪若丸、サキホコレ)を食べ比べ、その後ランダムで出されたお米の品種を当てるというもの。
 チャレンジ成功の場合は山形と秋田のお米をプレゼント。楽しんでもらうのはもちろん、東北のお米のPRと地産地消も狙いだ。(両県庁と交渉し、PR素材とお米の提供を受けて)イベントを成功させたい思いは県庁までも動かした。
   
 この「利き米チャレンジ」はいい企画だと思います。岡山で言うと何かな、利き酒(地酒)くらいになるのかな。相手の秋田さんも米どころというのが面白い。お互い名産地としてプライドがあるでしょうから。一所懸命にされた事でしょう。つや姫、雪若丸といえば山形さんのユニフォームのスポンサー表記で観たので、スポンサーさんも喜ぶ事でしょう。景品もそのお米というのがいいですね。あと、メンバーの学生さん達が自分達で企画立案し、県庁まで連絡を取ったというのはいい流れだと思います。

 スタジアムに足を運んでもらい、コアサポーターも増やしたい。メンバーの1人はJリーグへの想いを「Jリーグを観ている若い人が少なくて、若い人ってみんな欧州など海外サッカーを観ている人が多い中、。もっとJリーグの魅力を上げればいいのかなというのも思っていて、若い人がJリーグを面白いよねとなるようにしていきたいとすごく思っています」と語る。
 
相:労働力として見ている訳ではなくて、彼らがサークルみたいな形でこの場を使ってくれればいいというのが一番の思いなので、実際これを使って何かやりたいんですという熱い思いをしている人を40人集めた感じです。

 利き米チャレンジは開始から2時間後、お米が無くなり終了してしまう。10:30から開始して2時間、試合開始前の12:30頃に終了。学生達のエネルギーがサポーターに伝染してイベントは大反響を呼んだ。
 まだまだこれは始まり。視線は早くも新たなステージに向かっている。
マーケティング部長(部):僕自身も同じいろんな企画等をやっている立場としては、次から次へと新しい企画を僕もかんがえなくてはいけないと思う。(若い人が頑張っていたら)自分も負けていられない。

 サッカーを見る若者は欧州ばかり観ているという部分は突き刺さるところですね。確かに昔からそういう層はいます。土日はサッカーのプレーヤーだから観ないという層もいます。学生サークルのようなやり方で、のびのびやってもらったというのもいいですね。
 単に若い世代にアイディアをもらうだけでなく、大人の既存のスタッフも大いに刺激を受けているのが大きいと思います。スピード決裁の部分も、このプロジェクトに限らず、通常事業にも活かせられる事がよくわかったのでは。

 一般企業の場合、若い才能を活かしきれずに芽を摘んでしまう上司など、よく聞く事があると思うが、利き米イベントは企画発案からわずか一カ月で実現。若者のアイディアを実現するため、J2山形が行った取り組みとは。
 
相:プレゼンの場に必ず決裁ができる、それぞれの部長に参加してもらっている。彼らがその場で良し悪しと、じゃあやりましょうとその場で決めれるようにして、決まったものからどんどんと形にしていくような体制にしているので、結局これって預かりますってなってしまうと、本当にやれるのかどうかってわからない時って出てくると思う。その場でやろう!と決めたら、当然プレゼンにも熱が入りますし、企画を決めてもらった学生は、一所懸命にその場で頑張れると思うので、そういうスピード感を持つために、こういう人達(部長)に参加してもらうようにしている。
吉:温かい雰囲気でアドバイスされるので、私たちも失敗を恐れずに、どんどん積極的にアイディアを出していこうと思って活動できている。

 スピ―ディーなフィールドバックや意見交換。新鮮でクラブ愛に溢れた学生のアイディアを実現するため、裁量権を持つ者が常に寄り添っている。
相:彼らこそ緊張感がある。この場で言っていることが芯を食ってなかったら、何言っているんだコイツと言われるから、すごく言葉を選びながら話すようになっている。部長にとっても勉強というか経験にはなるので、いいのかなと思っている。
 楽天イーグルスにいた時に楽天のグループの言葉に「スピード・スピード・スピード」と書いてあって、スピード感は大事だと、楽天でお世話になった10年半とJ1神戸にいた1年半でスゴく体感した事。
 結局たかだか2、30人の企業ですから、何かそこで誰かが預かってモチャモチャしている事自体がナンセンスだと思う。正しいと思うんだったらやったらいいと言ってはいる。だから何かこう、人の道から外れているとかじゃない限り、可能性があるとか、チャレンジしたいんだったら、基本的には部長クラスが決めるものに関しては反対をする気は余りないので、もう決めてきて下さいって言う方が正しいと思う。社長帰って来ないと決められないんですよねって言ってたら良くないじゃないですか。

 このスピード感は、NPBの楽天から来ているのですね。そして神戸さん。三木谷オーナーの流儀を学んでこられた様子。どんどんチャレンジしたらいいという社風は、今の時代に合っているのではないでしょうか。同じJクラブでも、何かお役所みたいだなと言われているところもあると聞きますが、そういう面ではうらやましいかも。
   
 山形ならではのスピード感。マーケティングはわずか一カ月でこんな事も実現させた。利き米チャレンジ以外にも、サポーターなら欲しいダービー限定の記念グッズ(フェイスタオル、トートバッグ、アクリルスタンド)。販売する商品からデザインまで、すべて学生達が考えたという。
 中でも人気だったのが若者に人気のアイテム、アクリルスタンド(通称アクスタ)。カプセルトイとして販売され、サポーターはお目当ての選手を求め、ガチャガチャを回し続ける。実は去年のマーケティング部発足前に、吉田達は高校生達と女性ターゲットのグッズを考案。その際に作ったうちわに込めた狙いが「押し活」。
   
吉:「今回このガールズデーをやるに向けて、ターゲットを若い女性に設定した。やっぱり私たち大学生・高校生が立案したが、周りの友達とかがモンテディオ山形をどう見ているのかと思った時に、この選手が好きだから観に行こうと思う押し活のようにサッカーを楽しんでいる人が多かったので、押し活とサッカーを掛け合わせた企画をやってみようと考えた。」
   
 気になる選手がいたら、グッズを通してファンになってもらい、クラブ自体も好きになってもらう。若いアイディアだからこそ生まれたグッズだ。
吉:「(グッズを作るのに参考にしたのは)アイドルのライブグッズを一番参考にした。うちわとかもよく見ると思うので。シャカシャカも音が鳴る事と、一緒に写真を撮った時にスゴく可愛く映る、映(ば)えるというのもあって、作ろうという事になった。」
 どれもスタジアムだけでなく日常でも使えるデザイン。その汎用性も受けてすべて完売した。そして若い力に魅せられた山形は今年本格的にU-23マーケティング部を発足。また驚きなのが・・・
部:「ダービーの関連グッズなので、絶対に1試合で完売する適切な数量や価格をしっかり考えてもらった」
 それぞれの販売個数や値段設定、実務作業まですべての企画・製造・販売」をU-23マーケティング部に一任。そこにはクラブだけでなく、地域で活躍できる人材育成という意図もある。一つのJクラブがそこまでする訳は?
相:人口・年齢分布を見ても、若い人が県外に流出してしまって、高齢化が進む地域が多くなっていると思う。若い人たちがどういった事ができるのかを、先輩の大人などに知ってもらう事がスゴく重要な事だと思う。若者のチャンスを地方でもっと活かせられるようになれば、県外に出て行かずに地元に残る。それが地域の活力にもなるもので、そういう事で若者の活躍を見せられる場として、我々Jクラブで作る事が一番いいのかなと思っている。」

 山形県の人口減少率は全国ワースト4位(1位:秋田、2位:青森、3位:岩手)で、若者も圏外に流出してしまっている。だが、そうした若者が地元で可能性を見出し、県内に残れば街は活性化。地域経済が盛り上がり、クラブも大きくなる。有能な人材の育成は将来に様々なメリットをもたらせてくれる。
相:やはり若い人たちが会場で色々なコトをやってくれたり、観に来たり、応援してもらえるのは僕ら(クラブ)にとってありがたいし、地域の未来を背負っているのは彼らだと思う。チームが良い状態になっていっていのは、クラブの努力もあるが、周りにいる人たちがあきらめずに後押ししてくれたりとか、若い子たちが積極的に参加してくれたりだとか、本当に全ての積み重ねだと思うので、そういう事をしっかりやっていきたいと思う。」
吉:(マーケティング部で実現したい事は)Jリーグで初めての活動なので、それに対して誇りを持って頑張っていきたいなとまず思う。大人の皆さんとは違う一面を自分達が出していって、若い世代でもこれだけ頑張れるんだよという事をなるべく多くの人に知ってもらいたいと考えている。」

 学生さん達が自由に考えてグッズを開発して、自分達で売ったというのもいいですね。3種類のグッズですが、イラストデザインがいいですね。とても親しみやすいデザインです。そして推し活のうちわもいいですね。うちわといえば、Cスタで配布されるスポンサーうちわしか見た事がなく、選手の顔写真が大写しになっているのは、とても斬新です。アイドルの推し活うちわはああいう感じなんですね。
 ダービー限定の限定グッズのためにその日で完売するように、U-23マーケティング部で販売数の設定も任されたとか。本当に本格的なフロント活動ですね。本人たちも誇りを持って、活動をしているという事でJクラブを代表する素晴らしい事業になりました。今後の更なる活動に期待です。これから多くのJクラブが似たようなこういう学生グループを始めていく事でしょう。

 

U-23マーケティング部|モンテディオ山形 オフィシャルサイト

Jリーグクラブ初となる23歳以下の学生マーケティング部

モンテディオ山形 オフィシャルサイト

 

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Jリーグの話題217

2023-06-27 00:01:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 またまた秋春制の話題です。やはり時々関連ニュースが流れるので、飽きさせません。秋春制ですが、少し静かになったなぁと思ったら、2週間前になりますがJリーグ実行委員会が開催され、また動きがあったようです。今度は全クラブが所属する分科会が発足したとか。以前に野々村チェアマンが、懸念事項をすべてしっかり協議していくと口にされていましたが、それが具現化した格好です。どうなんでしょうかねぇ。
   
【Jリーグがシーズン制移行の「分科会」立ち上げ…60クラブから意見集約へ】
「Jリーグは20日、日本代表のキリンチャレンジカップ・ペルー戦が行われる大阪府で実行委員会を行い、シーズン制移行を議論する4つの分科会を立ち上げた。
 立ち上げたのは試合日程や移籍、高校・大学とのスケジュール連携、移行期の大会方式について話し合う①フットボール分科会、アウェー連戦や練習場・スタジアム環境について話し合う②降雪地域分科会、入場者や関心度、スポンサーやパートナーなどのステークホルダーについて話し合う③事業マーケティング分科会、経営状況や会計年度の変更などについて話し合う④経営管理分科会の4つ。それぞれにJクラブから担当者が任意で入り、意見を集約するという。
 分科会は6月下旬から3回ずつを想定している。Jクラブからは正参加者のほかにオブザーバー参加も認めており、複数の分科会に入ることも可能。実行委員だけでなく、分科会に応じて強化担当者など専門的なスタッフが入ることもできる。その間、実行委員会、理事会でも並行して議論を行うが、Jリーグ担当者は「Jリーグだけで考えるのではなく、いろんな意見を出してもらいながら進めたい」としている。
 また実行委員会ではJリーグ側から各クラブの実行委員に対し、シーズン制移行を行った場合の具体的なスケジュール案も提示。冬季における降雪クラブのアウェー連戦数もイメージできるよう、年間の対戦カードを決める専用システム「日程くん」も稼働させ、より踏み込んだ内容になったようだ。」

 

Jリーグがシーズン制移行の「分科会」立ち上げ…60クラブから意見集約へ | ゲキサカ

 Jリーグは20日、日本代表のキリンチャレンジカップ・ペルー戦が行われる大阪府で実行委員会を行い、シーズン制移行を議論する4つの分科会を立ち上げた。 立ち上げたのは...

ゲキサカ

 

 この前のペルー戦の時にパナスタで開催されたのですね。という事は地元岡山からも行かれたのか。分科会は今後3回ずつを想定しているとか。うーむ、1つ1つは結構重たい課題ですが、やる前から3回で終わらせる予定というのは何なのかな。強引に解決策を表明して終わりというパターンと、課題の解決策が見当たらず、今後に託すというパターンと2つ思ってしまいます。ひょっとしたら、以前の報道にあったように、田嶋会長の顔を立てて、一所懸命に協議は行うが、結論は決まっているという事なのか、それとも最後の理事会でえいや!と決めちゃう事になっているのか。

【Jリーグ、秋春制移行へ4分科会がスタート 降雪地域、フットボール、経営管理、事業マーケティング】
「Jリーグは20日、実行委員会を大阪・吹田市内で行い、現行の2月開幕の「春秋制」から8月頃に開幕する「秋春制」へのシーズン移行の検討について進捗状況を報告した。
 フットボール本部の窪田慎二氏が取材対応。シーズン移行に向けて、「フットボール」「降雪地域」「事業・マーケティング」「経営管理」の4つの分科会を立ち上げ、議論をスタートさせたと明かした。
 ◆フットボール分科会 スタジアム入場者、スポンサー、その他ステークホルダーに関する事項を議論
 ◆降雪地域分科会 アウェー試合の連続数、練習・スタジアム環境などを議論
 ◆事業、マーケティング分科会 スタジアム入場者、スポンサー、その他ステークホルダーに関する事項を議論
 ◆経営管理分科会 移行期における経営状況、会見年度の変更、クラブライセンス制度の見直し、JFAやJリーグの支援などを議論
 J1~J3の計60クラブの実行委員、各分野の担当者が任意で各分科会に参加。重要な争点を議論する「降雪地域分科会」は40数クラブが参加するという。6~8月に月1~2回開催し、実行委員会や理事会へ意見を提示していく。」

 

Jリーグ、秋春制移行へ4分科会がスタート 降雪地域、フットボール、経営管理、事業マーケティング

 Jリーグは20日、実行委員会を大阪・吹田市内で行い、現行の2月開幕の「春秋制」から8月頃に開幕する「秋春制」へのシーズン移行の検討について進捗状況を報告した。

スポーツ報知

 

 今回立ち上がる分科会は以下の4つ。
①フットボール分科会
②降雪地域分科会 
③事業、マーケティング分科会 
④経営管理分科会
 まず思うのが、ファン・サポーターの部分が無い事。どうせ、反対を受けるので、そういう対策もいるのでは。ホームタウンミーティングでもないですが、お客様の声を聞くべきなのでは。やりますやりますといくら言っても、極端な話ですが、スキーウエアを来て、零下の気温の吹雪の中でスタジアムへお越し下さいと呼びかけても、難しいのでは。
 重要な争点を議論する「降雪地域分科会」は40数クラブが参加するという事ですが、この部会がメインの存在になりますね。また、サポーターが荒れそうな予感。昔の2ステージ制騒動を思い出しますが、今回も秋春制「騒動」になるのかもしれません。何だかんだで、一番強いのはお客様であるファン・サポーターですから。お客様本位になれないお店は流行らないと個人的に思っています。
秋春制関連⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230604
  〃  ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230527
  〃  ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419
  〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
  〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
  〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
  〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
  〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
  〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
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村井(前)チェアマンのサッカー愛17

2023-06-11 00:44:02 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 村井さんの「Jの金言」シリーズですが、どうやら第23回で終了された様子。なので、今回は残りの第21回から23回まで3つをリスペクトコラムしたいと思います。バドミントン界でお忙しいはずなのに、村井さんのインタビュー記事とか最近もよく見かけますね。

Jリーグだけで決めていたら観客は戻ってこなかった…異例の「サッカーと野球の合同会議」が実現したワケ 内輪の問題ではなく、社会全体で共有する

Jリーグだけで決めていたら観客は戻ってこなかった…異例の「サッカーと野球の合同会議」が実現したワケ 内輪の問題ではなく、社会全体で共有する

2020年、新型コロナウイルスの影響で、多くのスポーツは試合中止や無観客試合を余儀なくされた。このうちJリーグは、有観客試合の開催に向けて、日本野球機構(NPB)と会議...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【Jリーグだけで決めていたら観客は戻ってこなかった…異例の「サッカーと野球の合同会議」が実現したワケ】(第21回)
〔きっかけはジャイアンツオーナーの視察だった〕
「――連絡会議の発足はどのような経緯ですか。
【村井】あれはコロナ発生前、Jリーグが2019年シーズンの終盤に差しかかった頃でした。読売ジャイアンツのオーナーで読売新聞グループ本社の社長でもある山口寿一さんが「V・ファーレン長崎を視察したい」と言ってこられました。
「ジャイアンツといえば東京」と思っていた私は「なんで長崎なんだろう」と思いましたが、「ジャイアンツの経営を全国規模で考えた時、地域とのつながり、絆の作り方をJリーグから学びたい」というご意向と聞きました。」
〔Jリーグの考え方を説明したら「一緒にやりましょう」〕
「――年が明けると日本でも新型コロナの感染拡大が始まります。
【村井】そうです。それでJリーグは、2月25日に第2節以降の中断を決定するわけです。その時、川淵三郎キャプテンから「スポーツ界で一番最初に中断を決めたのだからNPB、相撲協会、Bリーグといった他の競技の団体に一言、伝えておいたほうがいい」とアドバイスをいただき、NPBと連絡を取ったところ、2日後に山口さんとのアポイントが入っていることに気がつきました。
 それで予定通り27日に読売新聞の本社を訪ねて「Jリーグはこういう考え方で中断の意思決定をしました」と直接ご説明したところ、山口さんのほうから「情報交換をして一緒に対策をやりませんか」とお誘いがあり、「ぜひやりましょう」と二つ返事で合意しました。
〔なぜ雲散霧消することなく40回も続いたのか〕
「【村井】もうドタバタの中でのスタートですよね。ただこの時、拘わったのは連絡会議の「座組み」です。何としても専門家の力が必要だと思いましたし、JリーグとNPBだけの内輪の話し合いにしたくもありませんでした。NPB側からのアドバイスをもとに、感染症の専門家である東北大学名誉教授の賀来満夫先生に座長をお願いし、他に2人の先生に加わってもらって専門家チームを作りました。疫学、統計調査の専門家や地域アドバイザーの先生がたにも参加してもらいました。
 この専門家チームのアドバイスを指針にJリーグ、プロ野球双方で知見を共有し、それぞれが対策を決めるスタイルにしたことが、会が雲散霧消せず40回も続いた理由だと思います。」
〔感染予防から情報開示、トレーニングのやり方まで〕
「【村井】もう一つ拘ったのは、決まったことをプロセスも含めて逐一、世間に発表することです。大きなことを決めていなくても2週間に一度、必ず記者会見を開く。そうすることで連絡会議が天日干しになりますし、専門家の知見を社会と共有できます。
 われわれはJリーグのため、NPBのためにこの連絡会議をやっていたわけではなく、コロナ対策という世の中の大きな関心事について、われわれがハブになって成果を社会に還元する。そうすると社会のほうから「もっとこういうことを知りたい」というフィードバックがあり、それをわれわれが専門家と議論して結果をお返しする。そういうサイクルになっていきました。」

 覚えていますね、この当時の事。確か、2月に第1節を開催してすぐに中断になり、その後にNPBとの連絡会議が始まったと記憶しています。こう言ったら叱られるかもしれませんが、感染対策はNPBよりJリーグの方が厳密だったイメージがあります。スタジアムでもNPBの試合会場でヤジなど大声が出ていたという報道を何度か観た覚えがあります。
 確かにこの時期に時々(2週間に一度ですか)記者会見があったように思います。この辺りは村井さんの「天日干し」論に沿ったいい考え方で、専門家の知見を社会と共有できるというのも良かったですね。

それまでJリーグの試合は土日だけだった…全クラブが反対した「金曜開催」が2018年からスタートした理由 なぜ「観客動員の減る平日開催」に動いたのか

それまでJリーグの試合は土日だけだった…全クラブが反対した「金曜開催」が2018年からスタートした理由 なぜ「観客動員の減る平日開催」に動いたのか

Jリーグは2018年シーズンの開幕戦で、初めて金曜日に試合を行った。なぜ週末ではなく、観客動員の減る平日開催を導入したのか。チェアマンを4期8年務めた村井満さんに、ジャ...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【それまでJリーグの試合は土日だけだった…全クラブが反対した「金曜開催」が2018年からスタートした理由】(第22回)
〔「平日開催」はDAZNからの提案だった〕
「――そもそも「定期的に平日開催を取り入れよう」という話は誰が言い出したのですか。
【村井】(2017年シーズンからJリーグの全試合をネット配信している)DAZN(ダゾーン)さんです。最初のシーズンが終盤に近付いた段階で「こんな変革が必要なんじゃないか」という提案がいくつかあり、その中に「平日開催」が入っていました。
〔「日本の文化に馴染まない」「コアサポーターが離れていく」〕
――DAZNが「平日開催」を提案した理由は何ですか。
【村井】ライブで試合を配信するDAZNさんの立場で言えば、一人でも多くの視聴者を獲得したいわけです。すべての試合が週末に集中していると、同時刻に複数の試合が開催されることになり、ライブでは視聴者はその中の1試合しか見られない。平日開催を取り入れて試合を分散させれば、視聴者は多くの試合をライブで見る機会が増えます。
 実際に欧州ではトップリーグの試合が月曜日や金曜日にも開催されていて、視聴者の裾野を広げる効果も分かっていました。「欧州はこうやってファンの裾野を広げてきた。日本でもやってみてはどうか」というDAZNさんの提案を聞いた時、私自身は「なるほど一理あるな」と思いました。
 ――ところが周囲は大反対。
【村井】実行委員会に諮はかったところ、見事に全クラブが反対でした。当時の議事録を見ると「金曜開催は困難」と書いてあります。」
〔短期の利益と中長期の目標、どちらを優先すべきか〕
――気持ちは伝わってきますね。
【村井】そうですね。各クラブとJリーグの間に立つチェアマンには両側から強烈な磁力が働くわけです。各クラブの経営者にとっては目の前の1試合、1シーズンが全てなんですね。いかにチームを強くして、スタジアムを満員にして、その年度を黒字にするか。3シーズン連続で赤字だと退会というルールもあったりしますから、もう必死です。明らかに観客動員が減る平日開催なんて、絶対にやりたくないわけです。
 一方Jリーグのほうには「百年構想」をスローガンに5年、10年の計画で日本の文化の中にサッカーを定着させよう。サッカーの普及によって日本の社会を良い方向に変えていこうという中長期の目標もあるわけです。
 平日開催にすると、確かに土日にスタジアムに来てくれていた人の何割かが仕事で来られなくなってしまう。でも土日が仕事で平日にしか来られない人もいるはずで、そうした人たちがスタジアムに来てくれればサッカーファンの裾野が広がります。5年、10年の単位で考えれば、そちらのほうがいいかもしれない。」
〔「2000万円」で理事がピクッと反応した〕
「――全チーム反対でも、簡単に諦めるわけにはいかない。
【村井】朝の会議は全会一致の「開催は困難」で終わったのですが、日中にスタッフと相談して、想定される逸失利益をJリーグが補う方法を考えました。減った入場料収入をそのまま補塡ほてんするわけにはいかないので、平日開催のプロモーション費用をJリーグが負担する形にしました。平日開催という新たな市場創造にJリーグが投資をするわけです。
 クラブには、そのお金でグッズを配ってもらったり、ビアパーティーを開いてもらったりする。逸失利益は約2000万円と弾きました。」
〔「せっかく平日開催するのなら…」仰天プラン〕
「結局その日は「やりたいクラブが手をあげる」という方向で話がまとまりました。Jリーグの職員に頼んで、翌日以降に全クラブに個別に電話をしてもらいました。「本当のところはどうなんですか」と。そうしたら「ファン層の裾野を広げるという考え方も理解はできるので、シーズンに17試合あるホームゲームのうち1試合くらいならチャレンジしてみてもいい」というクラブがJ1クラブのうち大半に至りました。」
〔「反対多数」という状況は本気度を示すチャンス〕
「――平日開催の効果はどうでしたか?
【村井】ライブ配信が分散したことでライブ視聴数は過去最高を記録しました。さらに大きかったのは世の中にJリーグの情報が流れる頻度が増えたことです。金曜日の夜の試合だと、前日の木曜日にネット配信などで試合の告知をします。好カードならテレビも「明日は首位攻防」といった具合にスポーツニュースで取り上げてくれます。」

 「フライデーナイトJリーグ」ですね。これより数年前に、世の中で「プレミアムフライデー」という個人消費喚起キャンペーンが始まり、タイミングが良かったと思います。元はDAZNの提案だったのですね。確かに週末は忙しいが、仕事帰りに行きたいというサラリーマン層もいいかもしれません。確か昔(ヴェルディ戦だったか)、平日ナイトゲームでCスタで1万人入った試合があったと思います。やり方によっては集客できるのではないでしょうか。ただ、あくまでスポーツ観戦は週末という文化も根強く、平日に来たライト層がそのまま週末にやってくるのは期待しすぎかもしれません。
 あと、このコラムで気になるのが、「平日開催のプロモーション費用をJリーグが負担する形にした」「逸失利益は約2000万円と弾いた」「1試合くらいならチャレンジしてみてもいいというクラブが大半」。この辺りは見方を変えれば今もめている「秋春制」に取って変わって語れるなと。逸失利益をリーグが負担する部分。でも秋春制はチャレンジするとしたら長い期間になるので、一緒には語れない。あと、今季も金曜開催は1試合ばかりというのも現状。

会社の「座席表」は本当に必要なのか…固定席から自由席に変えたJリーグが大成長を遂げられたワケ 心のバリアが消えるだけで人は変わる

会社の「座席表」は本当に必要なのか…固定席から自由席に変えたJリーグが大成長を遂げられたワケ 心のバリアが消えるだけで人は変わる

Jリーグの2021年度の営業収益は1240億円で、8年で2倍以上に増えている。2014年にチェアマンに就任し、4期8年務めた村井満さんは、さまざまな組織改革を行ったが、その一つが...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【会社の「座席表」は本当に必要なのか…固定席から自由席に変えたJリーグが大成長を遂げられたワケ 心のバリアが消えるだけで人は変わる】(第23回)
〔書類が積み上がっている机を避けて通るような状況〕
「【村井】昔ながらのオフィスレイアウトで、書類が積み上げられた机を避けるように、従業員が周囲に寄り集まって朝礼を開いたりしていました。席に戻っても机には書類が座っているといった具合です。一方でチェアマン室は広々としていて、お客さんがいないときはその隅っこでポツンと仕事をするわけです。チェアマン室の横には少し小ぶりな専務室もありまして。そんな立派な部屋ですから、社員からするとドアが重いというか、なかなかに入りにくい。」
〔役員部屋にいるだけでは、社内の様子はわからない〕
「――そこで思い切って2017年からフリーアドレス制の導入に踏み切るわけですね。リクルートやリクルート・エージェント時代にフリーアドレスは経験されていたのですか。
【村井】していません。私にとっても初めての試みでした。しかし前回お話ししたように、6つの事業会社という、それぞれ閉じた組織の中で仕事をしていた状況を変え、Jリーグの社員200人がワン・チームとして動くようにするためには、役員室をなくし、フリーアドレス制を導入するのが一番だと判断したのです。
 自分の席が決まっていて、朝一番でそこに座ると、人間はどうしてもほっこりしてしまいます。空いた場所を見つけてパソコンを開き「さあ、今日は誰とどんな仕事をするんだろうな」と考えたほうが、ワクワクするし緊張感もありますよね。」
〔組織中心からテーマ中心に働き方が変わった〕
「――6つの事業会社が一つになり、慣れ親しんだ自分の席もなくなって、現場に混乱は起きなかったのですか。
【村井】混乱より発見のほうが多かった気がします。私も席がなくなって、オフィスにいるときは空いている席を見つけて座るのですが、そうすると隣の社員が電話でクレーム対応している様子が手に取るようにわかる。「ああ、今現場ではこんな問題が起きているのか」というのを、じかに感じられるようになりました。これは役員室にこもっていたら絶対に触れられない情報ですね。」
「それぞれの心の中にあるバリアを取り払うこと
 ――部屋をなくす、組織をなくすだけで、働き方というのはそんなに変わるものなのですね。
【村井】一番のポイントは社員それぞれの心の中にあるバリアなんです。「私はこの組織に所属しているのだから、その壁を越えた話をしてはいけないのではないか」とか「自分は役職のない社員なのでチェアマンに直接会いに行ってはいけないのではないだろうか」とか「Jリーグで働いている自分が他の競技団体の人と仕事をしていいのだろうか」とか。
 これらはすべて心の中にあるバリアの問題ですね。これを取り払っていけば、いろんな人との出会いが生まれ、そこから新しいアイデアが生まれて、新しいサービスができていきます。」

 オフィスのフリーアドレス制で、これは村井チェアマン時代によく聞いた話です。Jクラブでフリーアドレスにしているところは皆無でしょうから、模範事例としてはいいのでは。「心の中にあるバリア」を打ち破る話ですが、村井さんだからできた話であり、じゃあうちもやるかなとは、なかなかいかないと思います。わからない世界なので、これ以上はコメントできません。
 村井さんも、バドミントン協会の会長就任が近いので、今はお忙しいことと思います。バドミントン界のリスペクトで頭がいっぱいなのでは。サッカー界とは違って、伏魔殿的な部分もあるかもしれないし、腕の見せ所ですね。村井さんネタでは、これも先日終了したYouTube「Jリーグチャンネル」の「Jリーグの井戸を掘った人達」シリーズを今度は紹介させていただきます。川淵さんの回は注目大です。また近々リスペクトさせていただく予定です。
村井(前)チェアマン関連⑱:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230603
  〃         ⑰:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230513
  〃         ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230422
  〃         ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230308
  〃         ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221221
  〃         ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221120
  〃         ⑫https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220716
  〃         ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220520
  〃         ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220502
  〃         ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220403
  〃         ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220211 
  〃         ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211202 
  〃         ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180721 
  〃         ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160917
  〃         ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160206
  〃         ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150731 
  〃         ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141225 
  〃         ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140116
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Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)29

2023-06-10 00:01:02 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 最近はシャレンネタも続きます。先日Jリーグシャレン!アウォーズが開催されましたが、その閉会挨拶で、シャレンの新しい担当理事である辻井執行役員が、これからのJリーグシャレン事業について言及されました。シャレン事業はシャレングループになり、新設の気候アクショングループともに、サステナビリティ部に集約されるとの事。
 確かにJリーグは一昨年に環境省と連携協定を結び、各クラブが協力して、気候変動問題を始めとする環境問題に関する普及啓発や、行動変容を訴求することで、サポーターや地域の企業等への効果的な働きかけにつなげ、地域全体での環境・経済・社会の持続可能性の向上を図っていくとありました。しかし、当ブログでは思わぬ方向変換に少し戸惑っています。まずは辻井さんの挨拶文をリスペクトしてみましょう。
   
「社会を軸にしたJリーグの活動、この後の展望について少し触れさせていただきます。折に触れて野々村チェアマンから2つの成長戦略を立ち上げているが、どちらを実現するにも、地域が元気で笑顔に溢れて活力がある事が条件になるかと思っている。これまで社会連携を軸に活動支援、器という形でサポートしてきたが、これからの時代に合わせて少し社会との関わり方の深さや幅をもう少し立体的に発展させていく必要がある。
 SDGs、17のゴールになりますが、これはいわゆるウェディングケーキモデルと言われ、提唱されたものです。これまでは真ん中の段にある社会、平和で安寧な社会はないと、フットボールは成立しないと思われる。そういった意味で社会連携活動は活力と溢れる社会のために、多くの活動をしてきたが、昨今日本では集中豪雨、台風、自然災害が激甚化している。その根本的な原因にもJリーグも向き合っていかないと、Jリーグ百年構想を考えても、未来の子ども達にJリーガーになるという選択肢が今までと同じように提供できなくなるかもしれないと危機感を持っている。
 そんな中で社会連携の活動はこれまで以上に力を入れて、本質的な活動として続けながら、『気候アクション』というグループを作り、2つ合わせて今までの社会連携部から『サステナビリティ部』という形で器を少し大きくして前進したい。
 気候アクションについては、まずは2023シーズンの全試合で温室効果ガスをセットする事を足掛かりに、この後地域、クラブ、ステークホルダーと意義のあるアクションを続けていきたいと思っている。詳しい戦略はこの後の6月の環境月間、7月の環境省との協定2周年にあたってお話したい。
 もう1つ。気候アクションは確かに大事で、温室効果ガスを削減するのは地球全体の課題だが、CO2だけが削減されて、もし地域が元気を失ってしまう活動になると、Jリーグが持つ意義が薄れてしまうので、気候アクションと地域の持続的発展の輪が重なる所に注力しながら進んで行きたい。
 サステナビリティ部が目指すところを簡単に言えば、『環境的にも社会的にも、経済的にも持続可能な形で地域のクラブ、ステークホルダーとともに発展していきたい、その事に貢献できるJリーグでありたいと考えている。』」
   

 「これからの時代に合わせて少し社会との関わり方の深さや幅をもう少し立体的に発展させていく必要がある」とあり、シャレン事業を少しいじる方針が出ています。今までのシャレン事業がどう変わっていくのか気になるところ。「詳しい戦略はこの後の6月の環境月間、7月の環境省との協定2周年にあたってお話したい」とありますが、そこで具体的な事業内容の説明が出るのかな。
 「CO2だけが削減されて、もし地域が元気を失ってしまう活動になると、Jリーグが持つ意義が薄れてしまうので、気候アクションと地域の持続的発展の輪が重なる所に注力しながら進んで行きたい」とありますが、当ブログではまさにそこが気になるところ。シャレンの原点に立ち返ってみると、憲剛氏が村井チェアマン(当時)に、J1川崎は社会貢献活動をしっかりやってるが、Jリーグも何かアクションをすべきではないかと言ったところ、後日村井さんが「あの時の答えがこれだ」と出してきたのが、シャレン活動。Jリーグを地域で使ってくださいというコンセプトですが、そこには「気候変動」のへの字もないし、「地域」と「地球」は同じ「地」の字が付いていても規模が天と地ほどの差があります。また、地元のファン・サポーターも社会連携は何となくイメージが湧くが、気候アクションって我々下々がやる事よりもまず政府や行政が率先してやらないと思うのではないでしょうか。
 米田さんから佐伯さん、そして高田さんとつなげてきたJリーグ理事のラインも辻井さんになって、少し色合いが変わってきたようにも思えます。サステナビリティ部なり、気候アクショングループが、ファン・サポーターに認知されるかどうか、辻井さんの腕にかかっていますね。頑張っていただきたいと思います。
シャレン!HP:https://www.jleague.jp/sharen/about/
シャレン(Jリーグの社会連携)関連: /  /  /  /  / /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
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Jリーグの話題216

2023-06-04 00:01:11 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 秋春制盛り上がってきました。関連ニュースがよく流れるようになってきました。確か今年中にJリーグ理事で決議されるそうですが、そこまで一波乱二波乱ありそうですね。現在降雪地クラブで反対の立場を取っていると思われるのが、新潟さんと仙台さん。その他の降雪地クラブがどう思っているのか気になっていましたが、2クラブに動きがありました。
   
【Jリーグ8月開幕の「秋春制」 モンテディオ山形は「前向きにとらえながらやっていきたい」】
「Jリーグで検討されている、8月頃にシーズンが開幕する「秋春制」への移行について、モンテディオ山形の相田社長は、31日、クラブとして反対する考えはなく、前向きに検討すると話しました。」
「モンテディオ山形・相田健太郎社長
「(ウインターブレイク前の)12月の3週目、4週目あたりは課題だと意見しているが、それ以外に関しては、現状、正直変わらない。
 我々のクラブとしては、リーグが考えている方向に対して一緒にしっかりと考え降雪地域ではあるが前向きにとらえながらやっていきたい」
相田社長はこのように述べ、リーグの方針に反対する考えはなく、クラブとして、前向きにとらえていると話しました。
モンテディオ山形・相田健太郎社長
「夏場のキャンプは地元でできるし、県内のどこかでいつもはシーズン中の時期に行けない場所で何かができたりとか、ファンの人たちとのふれあう時間が増えたりとかポジティブに考えればそっち(秋春制)の方がいいと考えている」」

 

Jリーグ8月開幕の「秋春制」 モンテディオ山形は「前向きにとらえながらやっていきたい」 | TBS NEWS DIG (1ページ)

Jリーグで検討されている、8月頃にシーズンが開幕する「秋春制」への移行について、モンテディオ山形の相田社長は、31日、クラブとして反対する考えはなく、前向きに検討す...

TBS NEWS DIG

 

 元記事では「そっちの方がいいと考えている」とあり、ここまで読むと、山形さんは秋春制賛成なんだと思ってしまいました。基本的に山形さんの社長はポジティブに捉えているんだと。でもそこはファン・サポーター不在の動向であったので、すぐに翌日公式声明が出ました。

【降雪地域のJ2山形、“秋春制”シーズン移行について公式声明を発表 「多くの誤解を招いている」】
「J2モンテディオ山形が公式ホームページにて、Jリーグのシーズン移行検討について見解を表明した。Jリーグは5月30日に理事会を開き、秋春制へのシーズン移行などが検討されていた。これについて、「クラブのお伝えしたい内容の多くが皆様に上手く伝わっていないと感じております」とし、多くの誤解を解くためにも公式の声明を発表した。
 クラブは「多くの誤解を招いており、ご心配とご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。現段階において、シーズンの移行について決定していることは何一つありません。シーズン移行が決定ありきで進んでいることではないという事をご理解いただければ幸いです」としたうえで、内容をまとめている。
 まず、「シーズン移行そのものについての賛否を問う議論」や「移行ありきの検討」にはこの段階では行っていないということ。クラブとしては「現在の降雪時期(12月中旬以降~3月中旬)にホームゲームを開催することは極めて難しい」と考えているという。
 これには、物理的な改善か、その時期に試合を山形で開催しないことがシーズン移行した場合の議論の前提としている。一方で、現在リーグから示されている日程案については議論すべき部分はあるものの、一部考慮してもらっていることから、現在のシーズンとおおよそ変わりない内容だったことで、降雪時期に困難な状況で開催をすることは無いという認識のようだ。
 これによって、来場するファン・サポーターにとって、今以上に悪い観戦環境を強いる時期の試合開催を行う考えはない、という。改めて「シーズン移行の議論に参加するのであれば、降雪地域のクラブとして積極的にその議論に入るべきだと考えております」とはっきりと立場を示した。
 その理由としては、開催にあたり地域の課題もしっかり伝える必要があること、加えて、議論される内容によっては新たな発見もあるのではないかと感じることから、しっかりと議論に参加したいという考えだ。また、ファン・サポーターからの意見交換はクラブ独自で議論の場やヒアリングの機会を設けるようだ。」

 

降雪地域のJ2山形、“秋春制”シーズン移行について公式声明を発表 「多くの誤解を招いている」

J2モンテディオ山形が公式ホームページにて、Jリーグのシーズン移行検討について見解を表明した。Jリーグは5月30日に理事会を開き、秋春制へのシーズン移行などが検討されて...

 

 まぁお決まりのパターンといえばそうかもしれません。一瞬、観測気球かなとも思いましたが、違うでしょう。そして翌日、今度は北陸の富山さんが出てきました。実は当ブログでは左伴社長になってから少しリスペクトしています。「やってくれそうかな」と思える経営者に感じたので。SNSを観ても、視点がちょっと違うなと。
   
【J3カターレ富山社長、秋春制の移行案へ公式見解 「賛否を表明することはまだ早い」
富山の左伴繁雄社長、Jリーグ秋春シーズン制への移行案に言及】
「降雪地域の1クラブである富山の左伴社長が「秋春シーズン制への移行について思うこと」と題した文章をメディアプラットフォーム「note」に掲載。「本稿では本件に関する検討の経緯や現状についてお伝えし、移行の可否是非判断に対する私なりの考えを記すつもりです」と綴り、同社長の見解が伝えられた。」
J3カターレ富山の左伴繁雄社長「秋春シーズン制移行」見解文(1)
▼賛成か反対か
 本件について一番多く質問されることは本件賛否についてです。個人的な思いは別にして、現検討段階で賛否を表明することはまだ早いと思料しています。Jリーグも「今は賛否を問うものではなく、はじめから移行ありきでもない」と明言しています。」
 「然るに、先ずはこの議論を真摯に行い、もって可否あるいは是非判断を行うことが筋と考えています。時間はかかりますが、提案された以上は全ての課題に対してキチンと議論検討をした上でスッキリさせたいというのが、この業界に長くいた私の偽らざる心境です。
▼なぜ提案が今なされたのか
 「前回論議されたシーズン移行の提案をJリーグとして否決した2017年に遡った説明が必要です。前回否決した主な理由は、
(1)降雪地帯に所在するクラブが、シーズン移行に伴うインフラ整備をするのは極めて困難。
(2)一定の成績を収めたクラブに出場権を付与されるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)が春秋制であり、秋春制に移行した場合、シーズンを跨いだスケジュールとなってしまい、そうした中でACLを戦うことはチームのベストパフォーマンスという観点から適切とは言い難い。
(3)試合実施可能期間が短くなるため、ルヴァンカップを成立させるためのスケジューリングに無理が生じる。
というものでした。」
「((2)について)ACLに関係するクラブはごく一部のクラブだから大きな影響はないのではという意見を聞きました。私はそれは違うと思っています。アジアのマーケットは日本の比ではありません。そこで成功、あるいは頂点を極めることは、日本サッカー界のブランド向上や計り知れない経済効果を生むことになるでしょう。アジアマーケットは強く意識すべきと考えます。」
「((1)項について)ヨーロッパクラブとの移籍の融通性や夏場のゲームが少なくなることによる強度の高いプレーができること等のチーム運営や、熱中症リスク軽減といったスタジアム観戦上のメリットもあります。」
J3カターレ富山の左伴繁雄社長「秋春シーズン制移行」見解文(2)
まず天候面でのメリットとして言えるのは、梅雨や暑さの中で行う6月~9月の試合数が減少することで、お客様目線では雨天試合や熱中症リスクは減るでしょう。またサッカー的にも強度の高い運動量のある試合を増やせるかもしれません。8月の試合も、春秋制のシーズン真っ只中の場合と異なり、シーズンインのフレッシュな身体で臨めるメリットもあるでしょう。
 チーム運営面では、ACL出場クラブについて、春秋制の場合、同じクラブでありながら2シーズンに跨った期間の開催のため、実質的には前半と後半で違うチームで戦わなければならない不合理が秋春制では解消されます。また秋春制のヨーロッパクラブとの間で行う選手や監督の移籍もシーズン途中ではなくシーズン初めに組み入れることが可能になります。以上、天候面チーム運営面の観点から示された秋春制のメリットを見る限りは、日本サッカー界全体としての競技力は向上すると言えるかもしれません。」

 

J3カターレ富山社長、秋春制の移行案へ公式見解 「賛否を表明することはまだ早い」

Jリーグが検討しているシーズン制移行を巡り、J3カターレ富山の左伴繁雄社長が公式見解を発表した。豪雪地域クラブが不利を被る懸念などから賛否の意見が上がるなか、「現検...

 

左伴社長公式note関連記事②:https://note.com/hidari1026/n/n49bea958ebc1
   〃        ①:https://note.com/hidari1026/n/nf3e3716af1bb

 今回、山形さん、富山さんと続きましたが、その後はそういうクラブは出ていませんね。でもそれらのコメントを聞いて、「うちはどっちなんだ」と地元サポから問われて、声明を出していくのかもしれません。あと、個人的に聞きたいのが、秋田さん、岩手さん、山雅さん、長野さんとか。
 今日の報道で信濃毎日新聞デジタルにまた1つ「Jリーグ『秋春制』見過ごせぬ信州」と秋春制への反対記事が出ました。記事が長くなったので、紹介掲載は次回にしますが、遠回しに反対表明されています。クラブに反対するように促しているようにも見えます。
 あと、個人的には春秋制の浦和さんが今回秋春制になったACLで優勝したじゃないかという思いも出ています。本当に揃えなくてはいけないのか。後半選手構成が変わっても、かえってパワーアップするパターンもあるじゃないかと。勝ち残ったACLで優勝を目指すために、ターンオーバー的な強化ができるとか。
秋春制関連⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230527
  〃  ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419

  〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
  〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
  〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
  〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
  〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
  〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
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村井(前)チェアマンのサッカー愛16

2023-06-03 00:01:02 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 これからバドミントン界の改革に取り組まれる村井前チェアマンですが、当ブログで最近では「Jの金言」でのリスペクトが続いていました。ところが先日の5月19日に「今日の日経にもでていました。」と思わぬ情報提供が入ったのでそれではと、恐縮ですが日経新聞の記事を今回リスペクトさせていただきました。
        
【Jリーグ 30年を温めて 「J」の価値、再定義の日々】
「地域との危うさも秘めた一蓮托生(いちれんたくしょう)。クラブのそんなあり方が、村井がチェアマンを託された2014年ごろから質的に変わり始める。『3期連続赤字なら退場』というライセンス制度が導入され、危機を未然に防ぐ仕組みが整えられた。」
「債務超過の影や破綻話が少しずつ鎮まっていく。村井の時代にJ3が始まり、リーグの裾野はいつになく広がった。だが、『J』の価値はどうか。創立から四半世紀を経て、往時の華々しい社会的イメージは少なからず劣化している。3年目に記録した最多来場者数に、長らく2019年まで再び届かずにいた。日々クラブを切り盛りするので精いっぱいで、理念の御旗もしおれていないか?問い直す入口に立っていた、村井は回想する。
『Jリーグのブランドって確立しているようで、していない。自問自答しながら「これがJリーグだ」という価値を再定義しにいく。そんな私の就任期間だったかな』」
「Jリーグに携わる前から村井には『ライブ感の強い組織』にこだわりがあった。『スポーツも同時進行のドラマを共感できるライブこそ醍醐味』。ずっと経営観の根底にあったのだという。」
「17年からの動画配信サービス『DAZN(ダゾーン)』との放映権契約はリーグの収益構造を決定づけることになる。」
「ライブと魅力に満ちたJリーグ像を、自分たちで汗水垂らしてつくっていく。その意思表明は『大きな転換点』であり、今後も変わらぬチャレンジであり続けるだろう。」
「『何万人ものサポーターの生々しい喜怒哀楽とも正面から対峙する。相当な胆力がないとクラブ経営はやっていけない。これを経験した人は鍛えられる』。そこで次代の人材も現れつつある。
『Jリーグは経営者を磨く研磨機なんです』。他ならぬ村井がその実例といえる。透徹した説明能力と決断力。軽やかな対応力で、誰もが立ちすくみそうな新型コロナウィルス禍の嵐のなかでもリーグという船は沈ませなかった。この人もまた、『J』で玉へと磨かれた鉱石だった。」

 記事の内容は当ブログでもリスペクトしてきた村井さんの実績振り返りそのものですが、さすが日経さん。表現というか、言葉がちょっと違いましたね。『J』の価値はどうか。創立から四半世紀を経て、往時の華々しい社会的イメージは少なからず劣化しているとありますが、開幕当初のバブル時期と比べたら確かに見劣りするかもしれません。そのブランディングをやり直したのが村井さんですか。
 具体的には「ライブ感」が経営観の根底にあったとか。Bリーグの島田チェアマンも「ライブスポーツエンターテイメント」と表現されています。「Jリーグは経営者を磨く研磨機」とありますが、確かにスポーツ興行は経営面でとてもタイトと思います。しかも地域の公共財という立ち位置もあります。「J」で玉へと磨かれた鉱石だったと締めくくっていますが、個人的には「シャレン」事業もその一つかなと思います。
 さて、来月バドミントン協会の総会があり、会長に就任されるという事で、本格的にバドミントンの方になられます。バドミントン界のコラムがありました。

「みんな変わりたい」 バドミントン協会副会長の村井満氏一問一答:時事ドットコム

「みんな変わりたい」 バドミントン協会副会長の村井満氏一問一答:時事ドットコム

日本バドミントン協会副会長の村井満氏のインタビューでの主な一問一答は次の通り。 ―副会長に就任して。 S/Jリーグのトップ4トーナメント、京都での全国社会人クラブ...

時事ドットコム

 

【「みんな変わりたい」 バドミントン協会副会長の村井満氏一問一答】
「日本バドミントン協会副会長の村井満氏のインタビューでの主な一問一答は次の通り。
―副会長に就任して。
 S/Jリーグのトップ4トーナメント、京都での全国社会人クラブ対抗選手権、花巻で行われた全国高校選抜、長野での全日本中学生選手権、大阪インターナショナル。トップレベルから中学生まで、時間の許す限り大会に足を運んでいる。
―仕事をしてみて。
 関係者にはバドミントンから二度とこういうことを起こしてはいけないという強烈な反省の念が共通している。変わりたいと強く感じている方が多いことに感謝している。」
―選手たちから不信感も出ていた。
 常に不信はあるもの。でも、その原因が分からず放置していたら根深い溝になり諦めになる。問題を指摘して、これに対して答え、それでは生ぬるいと、また問題指摘がなされて打ち返す。バドミントンなので、激しく打ち返していくようになればいい。」

 そうですか、今はバドミントンの大会に行きまくっておられるのですね。そりゃそうでしょう。リスペクトしていないとね。Jリーグから離れる時に、RV車で全国のJの試合を観てまわりたいと言われていましたが、運命は変わって、バドミントンの試合を観て回っておられるのですね。
 個人的には、まだS/Jリーグの試合観戦ができていませんが、今や世界ランク1位を輩出するトップリーグ。極端な話ですが、プロ化を目指すのも面白いかもと思ってみたり。

 また「Jの金言」シリーズをやりますが、最近YouTubeで「Jリーグの井戸を掘った人達」なるシリーズが配信されています。面白く観させていただきました。特に川淵さんの回は面白かったです。これもまたリスペクトさせていただく予定です。
村井(前)チェアマン関連⑰:
  〃         ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230422

  〃         ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230308
  〃         ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221221
  〃         ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221120
  〃         ⑫https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220716
  〃         ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220520
  〃         ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220502
  〃         ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220403
  〃         ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220211 
  〃         ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211202 
  〃         ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180721 
  〃         ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160917
  〃         ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160206
  〃         ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150731 
  〃         ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141225 
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