J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

地域に溶け込む川崎フロンターレ54

2015-03-19 00:02:01 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 事例紹介コラムです。
 当ブログとして好きなJクラブはどこかというと、どういう基準なのかという点で言えば、紹介事例が多いか少ないか。そういう中で、川崎さんは湘南と比べて際立って、紹介事例が多いです(もっとも某黄色いチームも多いですが)。最近でも、うーむと感心する事例がありました。もはや珍しくもないし、川崎さんとしてはごく当たり前の風景なのかもしれませんが、それをサラっとやってしまっているところが、このクラブの付加価値の高さです。いつもながら「えらい違い」です。今月の11日といえば、世間では普通の日となってしまっていますが、川崎の街は違います。川崎さんが4年前と全く変わらず震災復興支援活動を実施されています。以下、抜粋して紹介。

 J1川崎では、この2011年に発生した東日本大震災を絶対に風化させてはいけないと、「支援はブームじゃない。」を合言葉に、クラブ独自の被災地復興支援活動として「Mind-1ニッポンプロジェクト」を立ち上げ、クラブ・選手会・サポーター・行政・スポンサーというクラブに携わる人達と共に、継続して被災地への復興支援活動を実施。毎年3月11日には選手会が主催し、可能な限り選手全員が参加して街頭募金活動を実施。今年は小田急線新百合ヶ丘駅と、JR南武線武蔵溝ノ口駅のペデストリアンデッキで街頭募金活動を開催。
        
【新百合ケ丘駅前での募金活動】
 参加選手は實藤選手、角田選手、谷口選手、小宮山選手、杉本選手、レナト選手、船山選手、武岡選手、エウシーニョ選手、車屋選手、西部選手、中野選手、安藤選手、三好選手、安柄選手、板倉選手の16人。他にもカブレラ、クラブスタッフ、ボランティア、サポーター、川崎フロンターレ麻生アシストクラブメンバーを含め、総勢約60人での募金活動。
 1時間の募金活動終了後、谷口選手会副会長は、「小さな活動も、継続すればきっと大きな力になると思います。募金活動だけでなく、これからもいろいろな活動をしていきますので、皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願いします!」と挨拶。

【武蔵溝ノ口駅での募金活動】
 武田社長、選手会長の登里選手をはじめ松井選手、井川選手、橋本選手、小林悠選手、大久保選手、中村憲剛選手、森谷選手、新井選手、ふろん太とクラブスタッフが参加。さらに富士通レッドウェーブ、富士通フロンティアーズ、川崎新田ボクシングジムも募金活動に協力。参加者が多かったため、JR武蔵溝ノ口駅前とノクティ2Fペデストリアンデッキ、東急田園都市線溝の口駅前の3ヶ所に分かれて1時間の募金活動を実施。
   
【支援はブームじゃない。】
 今回の募金総額は、910,510円。集めた募金は、J1川崎が行なう「Mind-1ニッポンプロジェクト」の活動資金として、直接的に被災地復興支援のために大切に活用。Mind-1ニッポンプロジェクトの活動では、岩手県陸前高田市の市民を川崎に招待する「陸前高田修学旅行」や、J1川崎が陸前高田市へ訪問して子どもたちと一緒にサッカーを楽しむ「陸前高田サッカー教室」などを開催。金銭的、物質的な支援だけではなく、陸前高田市の市民との「会話」や「交流」、また、子どもたちの心に残る「体験」を通じて、フロンターレだからこそできる活動をこれからも実施。

 たぶん、今までと変わらずこのように震災復興活動ができているのは川崎さんだけだと思います。よく、うちは地域貢献活動の契約は結ばないという方針のところもあるようですが、川崎さんはそういう選手契約を結んでいるからこそ、このような素晴らしい事業ができるのだと思います。「選手はサッカーだけやってればいい」「クラブはサッカー興業で利益を得ればいい」という価値観があるかもしれませんが、それでは100年続かないでしょう。川崎さんのように記憶に残り、感動の密度が高いところは支援者が余りにも多いため、半永久的に地域に根差した存在として続いていくでしょう。
 昔のJリーグであれば、このような活動も当たり前のように推進してきましたが、今のJリーグではすっかり存在感が薄れていきました。川崎さんもそんな空気に流されず、ブームではない「支援」を続けて欲しいと思います。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/0311.html
J1川崎「Mind-1ニッポンプロジェクト」ページ:http://www.frontale.co.jp/mind1_nippon/

   
 また、「フロンターレ日記」を観ていたら、1月の記事で毎年恒例の「商店街挨拶周り」が載っていました。いつもながら微笑ましい活動です。1月に川崎大師へ必勝祈願へ行った後に商店街を選手が手分けしてまわる活動ですが、とても、うらやましいです。こういう事ができるクラブ、必勝祈願の後は普通に解散するところとあるのはどういう違いなのか、いつも考えてしまいます。
 過去には何度か事例紹介させていただきましたが、もう川崎さんの毎年恒例の地域貢献活動として当たり前のような存在になっているので、当ブログとしても、最近は紹介を省略させていただいておりました。今回、記事を読んだ中で、感心した文言があったので、紹介させていただきました。今シーズンから山雅さんから川崎さんへ移籍してきた船山選手が平間銀座商店街を回ったセリフです。
「今日1日、平間の商店街で地域の皆さんとふれあって、とても距離の近さを感じた。松本もすごく近いと思っていたけど、それを上回りました」
と、そうですか、山雅さんも選手と地域がすごく近かったですか、山雅さんがすぐにJ1に駆け上がり、J1ホーム開幕戦で17,000人を数えたのは、そういう選手と地域の近さも大きな要因なのかもしれませんね。船山選手も楽しそうな表情でした。選手と地域がすごく近いチームって本当にいいですね。

J1川崎公式HP該当ページ②:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/0123.html
   〃             ①:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/0122.html

J1川崎関連:51504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221 

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