リスペクトコラムです。
5月14日に報ステで放送された特集です。ちょうど5月15日のJリーグに日にちなんで、村井チェアマンがゲスト出演し、「Jリーグ村井チェアマンに聞く」として、シャレンを中心に語っていった内容です。
少し情報が古くなりました。シャレンについては各賞が発表されてから、様々な番組等で取り上げられ、特に目立ったのが福島さん。やはり「農業部」のインパクトは大きかったのでしょう。やや地味に目を引いたのが鳥取さん。当ブログでは大昔からお馴染みの「公園遊び」事業ですが、やはりいい事業だなと改めて思いました。ざっと要約したので、リスペクトしてみましょう。
【ワクチン接種にJリーグ協力表明】
スタジアムでワクチン接種へ活用するなど、Jリーグ全体で各地でサポート活動したいと発表。全57クラブが協力を申し出ており、大規模接種会場としてJ1名古屋、J1神戸、J2町田の使用が決定。具体的には医務室やドーピング検査室を使用。また、接種に来た人の誘導等運営サポートを行う他、選手がワクチン接種を呼び掛ける活動もしていく。
【東京五輪「開催」と「観客」は?】
やるかやらないかの二元論ばかり。どうすれば五輪にチャレンジできるか、逃げずに議論したい。我々Jリーグとしては観客を入れられると思っているが、単一競技で世界中から集まる五輪とは全然違う。我々が申し上げる事はないが、とにかく万全な対策を施しながら、心に響くもの(観戦による感動等)は絶やさないで欲しい。
【Jリーグは明日で‟28歳”が こだわってきた地域密着】
Jリーグはサッカーのレベルを上げていくのと同時に、”地域密着”にこだわって成長を続けてきた。「シャレン=社会連携」というプロジェクトがある。
〔J1横浜:テイクアウトマップ作ってみた〕
地図上に数多く見られるクラブエンブレム。地元横浜でテイクアウトやデリバリーができるお店を示したソーシャルメディアの地図。コロナで苦しむ飲食店の力になれないかという思いから始めた地図作りは、今ではサポーターからの投稿が相次ぎ、瞬く間に予想を超える充実の地図となった。
〔J3鳥取:ガチの鬼ごっこ〕
地域の子ども達の健康を遊びの中から育もうと取り組んだのは「鬼ごっこ」。Jリーガーも参加する本気の鬼ごっこ。過去18年間でのべ6万人が楽しんできた。
〔J3福島:Jリーガー兼農業〕
クラブ公式HPには「農業」の文字。クリックすると、桃やアスパラガスなどを販売するオンラインショップにつながる。ここで売られているのは実は選手達が育てたもの。震災以降、農作物の風評被害に苦しんできた地元福島のため、選手達が販路拡大に一役買っている。
クラブの組織の中に農業部というものがある。おそらくクラブで1千万円くらい、農業で収益を上げている。どっちが本業なのかというくらいもの。実は脊柱起立筋という人間の体幹というものを鍛えるのに、田植えなどの農業作業がバランスを鍛えるのに体にいい。そういう面ではトレーニングと合わせて、こういう事をやっている。
Q:シャレンにこだわった理由は?
村:こだわるというよりはこっちがJリーグの本命。Jリーグは一つの手段であって、目的は地域のために豊かな社会を作ろうという事。一斉にクラブがこういう事を本気でやっている。サッカーというのはボールを触る時間が大体1人3分とか言われているが、残りの87分はボール以外の所で、ボールが来る事を信じて待っている競技。試合が無い日は本当にホームタウンでこういう活動を愚直にやっている。これが実はJリーグ。
ワクチン接種のためにJリーグを使ってもらおうという話もあったが、こうした思想の一環の中にあるプログラムである。
Q:今後はどう成長していくのか?
村:もっと世の中に開いて、Jリーグを使ってもらいたい。Jリーグが何かするとか、Jリーグが力んで社会を変えるとはではなく、Jリーグが持っているスタジアム、施設、選手の発信力で、こういうものを使ったら教育どうなるでしょう、農業どうなるでしょう、みんな使ってもらえませんかというスタンスでいければいいと思っている。シャレンのキーワードは「Jリーグを使おう」で、Jリーグは頑張りますというメッセージではない。こうしたJリーグが目指す地域との関わり、そのゴールは。
番組の中で「1,400試合 クラスターゼロ」というテロップが流れ、新外国人選手が入国後、福島県で14日間隔離されてからチームに合流すると解説されていましたが、ここで違和感がありました。観客では出ていませんが、チームではJ1柏やJ1G大阪などいくつかクラスターが発生しています。選手の映像が流れる中で、クラスターゼロと言い切るのは正確ではないと思いました。
東京五輪はこの時は「開催」について議論されていたのですね。今は1万人かどうかか・・・変わり果ててしまったものだ。今日、尾身会長から提言が出されましたが、すっかり「開催は今の状況なら普通はない」という発言がどこかへ飛んで行ってしまいましたね。首相がG7で押し通したから、もう意味が無くなったと言われていましたが、「開催は今の状況なら普通はない」を言い通して欲しかったですね。パンデミック五輪まっしぐら。
最近思うのが「選手村のクラスター化」。一体どうなるんだろとかなり心配します。白い服を着た人が選手村の中を消毒する光景って・・・一番問題なのが人命が関係する事。この一言、この一判断で何人犠牲者を生み出してしまうのか。かつてのブラジルのパンデミック、かつての米前政権の判断を思い出す。どういう数字を生み出したのか。同じ道を日本も歩もうとしていませんか。
シャレン(Jリーグの社会連携)関連⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210512
〃 ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200526
〃 ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200520
〃 ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200503
〃 ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200330
〃 ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200213
〃 ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200211
〃 ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200106
〃 ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190814
〃 ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190722
〃 ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190517
〃 ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190508
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190121
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190107
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180521
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