J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

選手等による復興支援活動

2018-09-19 00:01:27 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 リスペクトコラムです。
 以前の記事で、今回の災害でJ1札幌もクラブとして復興支援活動を実施するはず、J2岡山と比べる事になるでしょうと書いていましたが、早速札幌さんが動いてきました。やはり、さすがという内容です。東日本は西日本とはちょっと違うと実感しました。
   
【復興ボランティア…10月に厚真町、むかわ町などで実施】
「北海道コンサドーレ札幌が、10月に北海道胆振東部地震の被災地でボランティア活動をすることが、14日までに決まった。同月5日のアウェー・横浜M戦後に、被害の大きい厚真町(震度7)やむかわ町(震度6強)などに全選手が行き、復興支援の一助となる。
 全力で復旧を後押しする。6日の地震発生直後から、クラブはどのような支援をするのが最適かを、日々模索してきた。今日15日にアウェーで川崎と戦った後、17日に訪問する計画も早期に挙がったが、町の状況を完全に把握するため、いったん先送りに。12日にクラブスタッフが現地を訪れて協議した結果、横浜M戦後に実施することとなった。
 野々村芳和社長(46)は「避難所を回る、交流する、とかだけで終わる気はない。選手には『行くからには1日汗を流してこい』と伝えた」と方針を示した。その言葉通り、当日は丸一日滞在し、「一人のボランティアスタッフ」として活動する。実施日についても、野々村社長は「見せるためにやる訳ではない」と、公表はしない予定。コンサドーレの看板は捨て、「一道民」として作業に当たる。」
引用:スポーツ報知

 記事によると、14日にはクラブが義援金受付口座を開設し、アウェー川崎戦の会場で川崎さんと選手が並んで募金活動をしています。試合日での活動としては、岡山の時は自分達だけか、他の岡山のスポーツチームが並んでくれたくらいで、相手チームの選手までは並ばなかったですね。そこら辺りが札幌さんの価値観の素晴らしいところ。単発ではなく、長期的な支援を視野に入れると書かれてありましたが、まさに東日本大震災から今までずっと当ブログでも口にしてきた「継続事業」の部分。こういう活動で単発事業ばかりのところとはちょっと違いますね。10月の災害ボランティアも、選手全員で現地に行くそうですね。この札幌さんの動きを見ると、災害ボランティアについては以下の3タイプに分かれると思います。

【選手による災害ボランティア参加】
・札幌型: 情報開示せず参加する。
・愛媛型: 広く同行者(ファン・サポーター)を募集して、一緒に参加する。
・岡山型: 被災地訪問や支援物資のお届けのみで現場作業までは参加しない。

 何がスタンダードなのかは誰にもわかりません。でも、札幌さんや愛媛さんは数字しか目につかない「記録」ではなく、はっきり「記憶」に残るクラブになると思います。以前の記事にも書きましたが、札幌さんは受付銀行口座も設置されました。その時点で支援する気持ちの強さを感じます。「義援金ってどこで渡せばいいの?」と聞かれる例とは違って、個人的にはまさにこれがスタンダードだと思っています。
 「避難所を回る、交流する、とかだけで終わる気はない。選手には『行くからには1日汗を流してこい』と伝えた」という野々村社長のコメントにはしびれました。札幌さんだから、野々村社長だから言えるセリフだと思います。当日は丸一日滞在し、「一人のボランティアスタッフ」として活動するそうですが、「避難所を回る、交流する」というセリフにもあるように、ちょっと支援物資を届けて終わりとは全然違います。「一道民」は「一県民」と言い換えられます。そこが真の県民クラブになれているかどうか表されていると思います。
 今後の札幌さんの支援活動を楽しみにして待ちたいと思います。例えば復興支援キャッチフレーズの横断幕を手に場内一周して満足するか、災害ボランティアをしてもまだ最適な支援を模索し続けるのかですか。そんな札幌さんは現在J1で5位。そこまでできるクラブだから強いのでしょう。関係ない話ですが、当ブログも先日、真備へ3回目となる災害ボランティアに参加してきました。それはまた今度。
J1札幌公式HP「選手たちからのメッセージ」ページ:https://www.consadole-sapporo.jp/news/20180944460/
J1札幌関連:27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする