Ｊリーグをつかおう！ Ｊリーグ社会連携（シャレン）２

　リスペクトコラムです。
　以前の記事で、Ｊ１川崎の憲剛選手から村井チェアマンに、Ｊリーグとして社会貢献活動をして欲しいと申し入れがあり、その後Ｊリーグとして今後取り組んでいく事が表明されました。ネーミングはＪリーグの「社会連携」。先日発表された、オープンかつフェアな情報開示を目的とした報告書「PUB REPORT（パブ リポート）」を読ましていただきました。Ｊリーグに関わる全ての人が参加して、理解して、共につくるリーグを目指し、大会成績のほか、選手育成や、デジタルを使った取り組み、社会連携といった各事業ごとのシーズン総括が掲載されています。いつになくレベルが高い内容でしたね。
　当ブログの師匠的存在の方の久しぶりの登場（後日）、あの木村前社長も掲載されて、お元気そうでした。Ｊリーグでしっかり学び、能力を発揮されたらいいと思いました。特に、ＤＡＺＮが今後も契約を継続してくれるように頑張って欲しいですね。それで、Ｊリーグ「社会連携」ですが、抜粋して紹介してみます。
　　　
【社会連携（シャレン）説明文】
「地域とのつながりが少しずつ広がるなかで、私たちは試合の日だけでなく日々のくらしの中でも、みなさんともっとコミュニケーションを取りたいと思うようになりました。子どもの部活やお稽古の発表の舞台があったらいいな。リタイア後も活躍できる場はないだろうか。シャッター通りとなった商店街をなんとかしたい。障がいを持つ人も、女性も、シニアも、外国人も、誰もが生きにくさを感じない社会にならないかな。そんな色とりどりの想いをかあけ、日々を丁寧にくらしている人々。私たちはそんな人々の想いを、受け取れる存在でありたい。私たちは、この節目の年に、これまで育んできたスポーツの価値と、自分たちのもってるリソースを世の中につかっていただこうを決意しました。」
「『Ｊリーグが゛地域社会のためにできること』だけではなく、『地域のみなさん゛と”゛Ｊリーグで゛社会のためにできること』が実現していけたらどんな未来が待っているでしょうか？」
【広がる社会連携　Ｊリーグを使おう！】
「私たちだけで勧める活動よりも、スポーツやクラブそれぞれの特性を地域の人たちに伝えて、一緒につかってもらおう。『交換モデル』から『共創モデル』に移行しよう、という結論に至りました。そうして誕生したのが『Ｊリーグをたかおう！』という言葉です。」
【Ｊリーグシャレン構想】
　簡単に見てみると、Ｊクラブやソーシャルセクターが集めた、質が高く、インパクトのあるホームタウン活動とそのノウハウと、ファン・サポーターや企業・自治体が、人的・金銭的支援で支援を、社会連携プラットフォームに集約し、キュレーション（型化）、プロモーション（告知）、ファンドレイズ（育成）させ、Ｊリーグのホームタウンに全国展開させていく事業のようですね。
【未来共創ワークショップで出て実現した活動のタネ（主なもの）】
　①ウォーキングサッカー：Ｊ１横浜　　②スタジアムｄｅ宿題：Ｊ３鹿児島　　③スタジアムで同窓会：Ｊ２甲府
　④子ども食堂　　⑤ツーリズムまち案内　　⑥芝生での防災訓練やＣＰＲ講習
【実現までの流れ】
　⓪土づくり　　①モデル活動を生む・整理する　　②クラブが準備を始める　　③活動を世の中に発信する「この指とまれ」
　④「この指」に人が集まる。企画者・支援者・参加者　　⑤町のいたる所で活動が生まれ広がる
　　
　という流れでした。未来共創ワークショップにはほとんど？のＪクラブも参集しており、Ｊ２岡山のフロントも参加していたと聞いています。なので、先のファン感でウォーキングサッカーが突如登場したという事でしょうか。「社会連携」で「シャレン」。Ｊリーグがこの事業をニックネーム化しました。この「シャレン」はこれから四半世紀口にされるでしょうし、されなかったらＪリーグはまずいと思います。百年構想の第二四半期にやる事業だから、いわば「Ｊリーグ四半期構想」と言えるものでしょう。余り長々しいのはいけないので、今回は入門編でここまで。いろいろと情報を読むと、このシャレンの生みの親と言えるべき人物が存在する事がわかりました。かつてＪリーグ百年構想を牽引した傍士理事（当時）のように。それはまた後日。続く。
Ｊリーグ公式ＨＰ該当記事：https://www.jleague.jp/news/article/13633/
「PUB REPORT（パブ リポート）2018」：https://jlib.j-league.or.jp/content.html#!/97/mposition=1&mtype=index
シャレン（Ｊリーグの社会連携）関連：https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180521