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地域に溶け込む川崎フロンターレ69

2017-01-14 00:22:18 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日の全クラブチェックの時に、実は川崎さんの事例がたくさん出ていました。一気に溜まったので、次に溜まる前に一気に紹介したいと思います。やはり川崎さんは異次元を進むクラブです。ガチガチの保守的な姿勢とは全然違います。まずは公式SNSについての記事です。以下、抜粋して紹介。
   
【SNSでの情報、届いていますか?】
 日頃、クラブから様々な媒体を通して、様々な情報を発信。安易に手を出しているのではなく、TwitterやLINE、インスタグラムやブログ、Facebookなど、それぞれユーザーの年代や性別といった利用層が違うという考えのもと、あらゆる媒体を使って、それぞれに沿った内容を発信。
 Facebookよりはインスタグラムは若年層向けで女性が多いようなので、マスコットのカブレラが担当し、親しみやすいテイストで発信。カッコいい写真と合わせて、スタッフより感情がこもっており、サポーター寄りの投稿にこだわっている。
 これが正解かどうかは分からないが、コメントや反応を見ると、他のクラブとは違った良さを発信できているのではないかなと認識。また、小林選手と中村憲選手がAmebaブログからLINEブログへ移行。LINEの強みは、やはり使っている人が多い事、その頻度が高い事。今やほとんどの人が毎日LINEを使って誰かしらとやりとりしており、使わない日がないという人も多いと認識。ファン・サポーターのLINEに、選手ブログも更新通知が手元に届けば、目を通してもらえる率も上がるという思いは、クラブ公式アカウントも同じ。
 勝利した試合後には選手からのメッセージを配信し、翌日には画像をタイムラインにも投稿。他の媒体やサッカー情報サイトもあるため、2年以上運用している今もまだ試行錯誤しながら発信中。
 まだクラブを知らない人や、ライト層に、チームからの情報提供で、いつどの投稿がキッカケになるか不明。その時のために様々な媒体を使って1人でも多くの人にチームの情報を提供したい。今回改めて発信側の意図や狙いを紹介したので、意見具申を希望。
J1川崎フロンターレ日記該当記事:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/1204.html

 という内容でした。クラブがそれぞれの公式SNSを運用する意図がよくわかりました。最後に意見具申を希望しているのも素晴らしい。公式SNSといえば、J2岡山はLINE以外は開設していません。この記事にあるとおり、J2でやっていないのは岡山だけ、J1でもやっていないのがあるかないかという状況なので、岡山もこういう川崎さんの事例を参考にして、早急に開設すべきではないでしょうか。昨シーズンのサポカンで質問が出た時に、「ややこしいコメントへの対応が理由」という旨の発言があった覚えがありますが、他のJクラブやJリーグそのものの稼働状況を見ると、余り理由にならないのではないかと思っています。明日の新入団記者会見がネット中継されるそうですが、FC東京さんでは公式FBでの配信が行われるとか。公式SNSがあっての情報発信ではないでしょうか。次はファン・サポーターと選手の距離感の事例です。
   
【サントリー 選手と行く! 武蔵野ビール工場ツアー】
 チームスポンサーである
サントリーとのコラボレーション企画「サントリー ザ・プレミアム・モルツを飲んでプレミアムなフロンターレを!!」キャンペーンの今年のA賞は「選手と行く! 武蔵野ビール工場ツアー」。7,600口以上の応募の中から、当選した20組40名のサポーターと一緒に10月23日にサントリー武蔵野ビール工場を訪問。
 今回のツアーには、大島選手と新井選手が参加。川崎フロンターレ特命大使で「名誉プレモリスト」でもある中西哲生氏と、スタジアムMCの小森すみ恵氏が進行。試飲タイムの後はトークショー。前日の試合の話や大島選手の日本代表への想いなど。トークショーの後は記念撮影とサイン会。この時に行われた抽選会では使用済のスパイクやグローブも賞品として出品。 
J1川崎フロンターレ日記該当記事:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/1120.html

 スポンサー企画であり、選手ともこういう企画にも参加するという契約だからなのかもしれませんが、素晴らしい企画ですね。そういう契約でも選手が入団するからチームも強さを維持でき、ファン・サポーターともいい関係が構築できているという事か。商業主義では単なるスポンサー企画ですが、川崎さんはそれを素晴らしいファン・サポーター企画に変貌させているところが格の違い(J1にふさわしいクラブ)を感じさせられました。次は商店街の話題。川崎さんはJリーグで一番商店街に密着しているクラブではないでしょうか。以下、抜粋して紹介。

【「2017商店街タペストリー」付け替え作業参加者募集】
 川崎市内をフロンターレカラーで染めるとともに、市内の商店街の活性化も目的として掲出しているフロンターレタペストリー。何度かデザインを変更しながら10年以上にわたり掲出され、多くの市民やサポーターの皆様にフロンターレを身近に感じるツール。タペストリーの付け替え作業は商店街の方々にお願いしていますが、掲出枚数が多い商店街ではサポーター有志に付け替え作業のお手伝いを依頼。今回、一緒にタペストリー付け替え作業の参加者を募集。参加者には記念品を用意。
・作業予定: 2016年12月23日(金祝)
・作業実施場所: 川崎市東門前駅前通り商店街、大師出来野商店会、大師駅前商栄会、川中島共栄会、藤崎商店街
・時 間: 10:00〜14:00(予定) ※途中参加、途中退出でもOK。
・集合時間・場所: 10:00に京急大師線「東門前」駅集合 ※雨天延期。当日参加も大歓迎。
・持ち物: 特に無し
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2016/1212_5.html

 アウェー川崎戦で一度、川崎の街を歩いた事がありますが、東西南北で川崎さんのタペストリーでいっぱいでした。スタジアム近くの商店街だけというのではなく、川崎さんのように市内の商店街でどことも等しく連携できる事が、J1にふさわしいクラブと思わせる事例です。J1柏もそうですね。レイソルロードでは、毎年サポーターが中旗を電柱に掲げていきますが。そういえば松本さんや神戸さんもそうでした。やはり、のぼりよりはタペストリーですね。のぼりでは巷にいろいろと溢れており、余り「らしさ」が無いので。商店街と連携を深めれば、商店街が自ら製作して管理するでしょう。という事はタペストリーの有無がJ1のふさわしさのバロメーターになるのかなと。
 他にも「天皇杯でも鹿島に敗れ、7度目の2位に」というコラムがありましたが、長くなったので省略です。7度目の2位というのはある意味すごいですね。良かったらお読み下さい。
スポナビ該当コラム:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201701020005-spnavi

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