J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

草の根運動46

2021-12-31 22:54:04 | 草の根運動

 ご挨拶記事です。
 去年に引き続いて、今年もコロナイヤーでした。ワクチンを2回打っている人ばかりなのに、世界中でオミクロン株が猛威を振るい、日本も第6波襲来間近という感じです。岡山ではここ最近、コロナ感染者数はゼロが続いていますが、東京(今日は78人)など大都市圏ではどんどん増加しています。ワクチンを3回打っても感染するって、コロナ禍はいつ終わるのでしょうか。重症者が減少しているのがせめてもの救いですが、外国のひどい状況(1日の感染者数が過去最多ばかり)を見るとよそ事ではありません。
 今年は当ブログなりにずっと戦っていた印象ですね。前半は東京五輪、他には2大プロスポーツをはじめとした大規模イベント開催に対してです。こういう記事で訴えるしかできませんが、村井チェアマンなど観る人は観てくれているはずと信じて書き続けていました(観られているんじゃないのかな)。
    
 今年の東京五輪、あれは何だったのでしょうか。終了後もメディアではまともに報道で触れられず、アンタッチャブルな存在と化した感じ。昨晩NHKで五輪特集が放送されていましたが、放送内容の半分は反対運動などネガティブな視点のものばかりで、やはり国民世論は東京五輪を認めていないんだと実感しました。今にして思えば、やはりもう1年延期すべき(まだ言っている)だったと思っています。
 サッカー界は入場制限撤廃をしたくてうずうずしているようです。入場制限を解除した天皇杯準決勝(川崎対大分)で、オミクロン株感染者が入場していた事が発覚しました。80人の濃厚接触者を追跡しているようですが、この記事によると、全員の陰性を確認できていません。2週間発生報告が無いから安心みたいな事を言っていましたが、そんな簡単な話じゃないだろと腹が立ちました。   
    
 読者の皆さんにとって、今年1年はいかがでしたでしょうか? 昨年に続くコロナ禍で前半は緊急事態宣言に振り回され、秋頃からやっと緩んできたという1年だったのかな。毎年最後の記事は、いつも紅白を観ながら今年を振り返りながら書いています。去年は無観客でしたが、今年は有観客ですが、しっかり社会的距離を空けています。これがスタンダードでしょう。同じ大規模イベントなのに、制限無しで開催した日本協会は何なのかと。里庄町出身の藤井風さん出場しました。目立ちました! 1曲目は里庄町の実家、2曲目は東京国際フォーラムという事でインパクトありましたね。何と最後のMISHAさんの曲でピアノ奏者で再登場。岡山県(浅口郡里庄町)を全国にPRできました。   
 岡山のスポーツ界としてまずは2大スポーツの状況から。去年と比べてどちらも何とか開催できたという感じ。でも今年の夏頃の第5波で、何度か緊急事態宣言が県から発令されて、生活に緊張感が走りました。Cスタでも1試合リモートマッチになりました。ファジアーノ岡山が所属するJリーグはずっと50%の観客制限を続け、秋頃から少し緩んでいました。スタグルやイベントなども徐々に通常の形に戻っていきました。
 ただ、観客動員数の少なさは目立ち、クラブ経営に影響を与えたようです。無料配布イベントを何度か行い、終盤には制限数いっぱいの動員ができました。Cスタにも徐々に日常の風景が近づいていました。
   
 トライフープ岡山が所属するBリーグの2021-22シーズンは選手の感染者もほぼ見られず、去年の流れで試合興行をされていました。デイリースポーツでの島田チェアマンのコメントで、今年12月末に初めてBリーグの試合で入場制限撤廃を行うと発言されていましたが、日本協会に先を越されましたね。その後は一切この件の情報が流れず。オミクロン株の脅威もあるでしょうが、撤廃しなくて良かったと思います。サッカーはオミクロン感染者の入場を許してしまった訳ですから。
 岡山シーガルズが所属するVリーグは、この秋から昨季に引き続いて50%制限で開幕しており、岡山リベッツが所属するTリーグも昨季は年内無観客でしたが、今季は同じく50%で興行できています。これらの岡山トップチームが所属する各リーグ、来年はどうでしょうか。
   
 さて、成績面で岡山のスポーツ界にとってもどういう年だったのか。ファジアーノ岡山は、今季で退任する有馬監督の3季目で昨季の17位を大きく上回る11位でした。4チームがJ3に降格するとあって、緊張感を抱いてシーズンに投入し、前半は低迷しましたが夏の補強に成功し、後半の失速なく勝利を重ねて、今後の可能性を感じました。
 トライフープ岡山は昨季準優勝を引っ提げてシーズンを迎える。しかし、新興勢力の長崎さんと千葉さんに引き離され、試合では長崎さんに完敗し、来季のB2昇格に不安がよぎる空気がちらついています。実際は今季2位との昇格決定戦になると予想されるので、ターゲットは千葉さんなのかもしれません。その千葉さんとは年明け早々にホームで対戦します。試金石ですね。
 岡山シーガルズは今季今のところ12チーム中10位です。そうです、入れ替え戦圏内です。まずいです。コロナ禍の影響があるのか昨季で多くの選手が退団し、正直戦力ダウンしています。以前に河本監督が「あんな格下」と口にされた姫路さんに2タテを食らった時は正直ショックでした。あの入替戦を思い出します。岡山リベッツは正直1強3弱状態のTリーグの中で2位争いを繰り広げています。2位でフィニッシュできればファイナルに出場できますが、仮に出られても昨季の琉球さんのような結果は正直期待できないかなと。
 あと、女子サッカーですが、WEリーグという後指指されるプロリーグが始まっています。なでしこリーグ2部(実質3部)の湯郷ベル吉備国大シャルム岡山高梁で、ベルが入替戦に回ってちょっとヒヤッとしましたが、何とか残留を果たしました。毎年の振り返りですが、今年はこんな感じでしょうか。  
   
①ボランティア活動
◇FSS(FAGiANO Okayama Support Staff)(2009年4月発足)http://www.fagiano-okayama.com/supporters/volunteer.html
 FSSのサポートスタッフとして参加しましたが、今年も月1参加の予定でした。今季は2回参加だったのかな。前半は緊急事態宣言下で、昨季ほどではありませんが、正直どきどきしていました。新しい仲間とも出会え、収穫もありました。コロナ禍が収束して、また月1参加したいです。

◇トライフープ岡山ボランティア(2019年10月より)http://tryhoop.com/club/volunteerstaff/
 一応月イチでの参加を目標にしています。ファジと違って観客数が少ないため、リスクは低く感じています。3クラブのビラの中で一番のびのび楽しく参加できている気がします。先日、U-15の試合と合わせて、久しぶりにボラのダブルヘッダーを経験しました。
    
◇岡山リベッツボランティア(2019年11月より)https://okayama-rivets.com/topic/detail/47
 同じく月イチ参加を目標にしていますが、今季はなかなかタイミングが合わず、まだ参加できていません。ぜひ来月は参加したいと思っています。リベッツは毎年運営スタッフが入れ替わっていて、不安定な面も感じます。それでもいつも羽場社長に声をかけられてありがたく思ています。
   
②地域における支援活動 ◇ファジアーノ応援団・浅口(隔月偶数月開催)http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/1556bd1214a32a21a87195dded76b82a
 応援団・浅口は、引き続きコロナ禍で休止中です。来季はぜひ再開して欲しいと思っています。 
③ウォーキングサッカー体験会(Wフィールド)http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/4e5a4911d3d7103ab73fbcb4bc0ecc2c
 ウォーキングサッカーも同様にコロナ禍で休止中です。コロナ太り解消に運動したいです。
④サッカーを語る会(2004年12月から毎月)http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/25fe20142b1343a2a26230951ea41391
 この会もコロナ禍でほとんど開催できていませんが、感染者数が減った先日に久しぶりに岡山市内で開催しました。また面白い新メンバーが登場して楽しく過ごせました。またやりたいです。
⑤その他
 「カリスマの存在」の某黄色いチームですが、ネル監督の2季目。今季はブラジル人選手を多く獲得しましたが、入国制限で合流&フィットが遅れ、シーズン当初の選手感染もあり、メタメタなシーズンに終わりました。残留争いに巻き込まれて、やきもきしていました。ネル監督にネガティブな意見も見受けられますが、個人的にはネル監督だから残留できたと思っています。岡山から移籍した仲間選手、鹿島さんに行ってしまいますね。 
 岡山シーガルズは、とにかく9位に浮上して入替戦圏内を脱出して下さい。監督の方針で感情を表に出せない選手達。もし入替戦に回ったら、感情をコントロールできないまま、またV2リーグに降格してしまう気がします。   
 トライフープ岡山。現在4位(オリビエ選手、現在得点ランキング1位)ですが、今のところポイントは千葉さんだと思います。どんな成績でフィニッシュしようが、シーズン終了後にB2昇格決定戦がやってきます。その時の相手は千葉さんの可能性が強い。上位で終わって、その勢いでポジティブに戦いに臨むか、低迷してネガティブに臨むか、この後の戦いっぷりにかかっています。
 岡山リベッツ。1強2弱の状況。ファイナルに進める2位でフィニッシュできるかどうか。今季も選手層が薄いが、他の2チームもそうなのかもしれない。ハオ選手など新戦力に期待。

 1年前は東京五輪どうなるのかでどきどきしていました。おっとそういえば、あと1ケ月ちょっとで北京五輪ですよ。東京大会にも増して存在感薄いですね。年が明けても気になるのがコロナ禍。皆さん3回目のワクチン接種を打つでしょうが、外国の状況を見ればそれでも感染が収まらない気がする。2月下旬にJリーグが開幕を迎えますが、発表どおりに入場制限無しでできるのか。それとも第6波をまともに受けて、結局50%制限になるのか。それくらいで収まっているのか。かくしてコロナイヤー2年目が終わっていきます。という事で読者の皆さん、よいお年をお迎えください。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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トライフープ岡山について67

2021-12-31 00:01:42 | トライフープ岡山

 生観戦レポです。
 先日、ZIPアリーナにトライフープ岡山のホーム山口戦の観戦に行ってきました。ちょうど岡山駅近くで仕事関係の用事があり、時間が合えば行くかなと思っていたところ、開始時間前のギリギリに行ける事になり、頑張って滑り込めました。前回と同様に新しい入場ゲートの2Fから入場。今回は1人のため、じゃあいい席に座ろうと思い、1階席指定席コートサイド、真ん中寄りに着座しました。Cスタで言えばFAGIシートかな。
   
 この日のMCもお馴染みの翼氏。安定感いっぱいです。トライプキッチンのアナウンス。店舗実名を言ってくれるのでいい感じです。ゲート付近は今回はいたってシンプル。この日は何とかデーではないので、こうなるのか。
 今回の配布物にクリスマス企画のものが入っていました。オフィシャルスーツを着た選手達集合写真のポストカード。その裏に日付が書かれていたら当たりという事でしたが、残念白紙でした。
   
 いい席でした。この日は慌ただしい日だったので、試合観戦に集中しようと思いましたが、1列目でしかもほぼ中央なので、言う事なしです。練習でランニングしている選手と目が合いそうになるので、逆に近すぎて注視しにくい。まぁ贅沢な話ですが。目の前に審判さんが立っています。岡山の選手もすぐ近くで練習しています。あぁあの選手はこういう顔なんだとか、背丈はこうなんだとかよくリスペクトできました。目の前が控え室に向かう通り道のようで、次々と選手が歩いて行くのでまた間近に見える。
   
 試合の方ですが、スターティングはチュウ、小堺、樋口、岡田、JPの5選手。ファーストシュートクイズ、オリビエ選手に入れたが、岡田選手でした。3P2本というロケットスタートで始まりました。
 今日は最初から調子いいように映りました。山口さんの胸スポンサーはレノファと同じuprさんですね。山口さんは第1クオーターで残り5分まで2点止まりでした。
   
 おっと延原選手登場。3P決めていました。客席には延原選手お帰りボード、岡山マツダさんが作ったとアナウンスしていました。延原選手は岡山時代、岡山出身なのに控え中心で全然出番が無かったのですが、でも今の延原選手は髭をたくわえてすっかりイメチェン。レギュラー選手に変貌していました。試合も結構出場時間長かったですね。3Pでバスケットカウント。4点取る岩松栄太郎とアナウンスされていました。
   
 トライプチャレンジ。キャリーオーバーで50名という事なので、入れてくれ! しかし失敗。うーむ残念。それでも今季2回決めたとか。確かに弾道は良くなった気がする。ずっと8点差で推移。山口さんは得点回数が少ないがスリーポイントが多い気がする。やっぱHOOPSTARSはダンスのレベルが高く見ごたえがあると感じる。第2Qから点差が広がり始める。指定席番号によるJA食事券の抽選会も外れ。
 今日のJPはフリースローがよく決まる。覚醒したのか。ブーイング拍手が結構大きいので、山口ファンが結構来られていることがわかりました。この日の来場者数は387人でした。
 この日のMVPは岡田選手でした。やはり3P2発のロケットスタートが響いたか。ちなみにMVPは誰が選考しているのと思ってみたり。
   
 その後の山陽新聞朝刊の記事です。
「トライフープは52-38で迎えた後半も攻撃の手を緩めず、着実にリードを広げた。オリビエ選手は第4クオーターだけで16得点と爆発。2戦連続の100点ゲームで山口を寄せ付けなかった。」
   
 翌日にゲーム2がありました。相手は同じ山口さん。津山に行ったのでネットで試合経過を追っていました。結果は99-68で100点ゲームに1点足らなかったようです。連勝を今季最多の5に伸ばしましたが、順位は5位で変わらず。この試合は向井選手が活躍したようですね。第2クオーターで33点差まで広げたようです。
 年内はこれで終わりです。年明け早々に千葉さんと対戦ですね。今節あの長崎さんに2敗目をつけて激しい首位争いをしている強豪です。当ブログでは今季終了後に開催されるB2昇格決定戦で当たる相手だと思っているので、絶対に負けられない相手。楽しみだ。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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優勝の味64

2021-12-30 00:01:18 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 お帰りなさい熊本さん、J3優勝&J2復帰おめでとうございます。待っておりました。J2岡山がJリーグ入りを目指していた時代にお手本にしていた大先輩クラブ。それが熊本さんでした。ここ最近では、災害復興のニュースが続いて、「がんばろう熊本」のイメージが強かったですね。そういえばノエスタに熊本さんのボランティアに行った年もありました。そんな当ブログにとって馴染みの深い熊本さんが、J2の舞台に帰ってこられます。今季の躍進の要因は何だったのか、ネットを探すと、いくつか出てきました。
   
【「報われなくてもやり続ける」大木ロアッソがJ3優勝とJ2昇格に辿り着いた理由】
〔指揮を執って2年目の大木武監督は言う。〕
「結果を引き寄せた背景には、1試合あたり1.38という昨季の数字から、0.71と大幅に失点を減らした守備面の改善と、谷口海斗(アルビレックス新潟)、中原輝(モンテディオ山形)といった得点源の選手が抜けた穴を全員で埋めた攻撃があったことは確か。しかし勝ち点に表れている通り、最後まで昇格枠を争った3チームの戦力はほぼ拮抗していた。
 得点は宮崎が最多の44、岩手がそれに次ぐ43で、熊本は得点こそリーグ6番目だが失点はリーグ最少の20と、それぞれがそれぞれの強みを最大限に発揮したと言える。J2ライセンスがないため2位以内に入っても昇格できないことがわかっていた宮崎も、「初年度での優勝」という大きなモチベーションのもとで戦ってきたわけで、優勝と昇格を果たした熊本に、この2チームを大きく上回る部分があったかと問われると、答えるのは難しい。」
〔育成型クラブへの転換が招いたポジティブな連鎖〕
「まず挙げられるのは、育成型クラブへの転換だ。地域リーグからJFLを経て、J2に初めて参入した当時の熊本は、どちらかと言えば実績のある選手に声をかけることが多かった。大卒新人の獲得は、発足時の2005年に駒澤大からの4人も含めた6人が加入したのが最多で、2008年から2018年までの11年間は毎年1〜3人で推移している。しかしJ3降格となって以降、2019年と2020年がそれぞれ4人、今季は6人、そして来季も5人と、即戦力になりうる大卒新人を積極的に獲得する傾向が顕著になっている。」
引用:フットボリスタ

 最終戦まで確かに接戦だったですね。首位は宮崎さんでしたが、J2ライセンスが無く、試合が無い節。勝ち点1点差で岩手さんが続き、ドロー。熊本さんが勝利して3点を積み上げて見事優勝という事でした。スリリングな展開でしたが、結果を出されました。上のコラムには「この2チームを大きく上回る部分があったかと問われると、答えるのは難しい」とありますが、そうでしょうか。J2でも今まで最後は元J1勢が競り勝つシーンがありましたが、同じような強さではないかと。
 守備力と全員攻撃ですか。しかし、1試合あたりの平均失点数が1点無いというのは素晴らしい。まさに堅守。J2では最小失点1位の京都さんがJ1昇格しましたが、2位の岡山は11位止まり。違いは攻撃力ですか。熊本さんは6番目ですが、攻撃力も高かったと。 
   
【進化のロアッソJ2へ 昇格・優勝の軌跡とサポーターメッセージ紹介】
「堅守で耐え、少ない好機を生かす─。今季目指す姿でつかんだ勝ち点1が後々大きく効いた。前半戦を終えて6勝6分け2敗の勝ち点24。勝ちきれない試合も多い中、首位とは勝ち点2差の4位と昇格圏を射程に捉え、失点は上位5チームで最少の17点。昨季とひと味違う戦いぶりが光った。
 東京五輪に伴う約1カ月半の中断を挟み、後半戦に突入。出ばなの鳥取戦から怒濤(どとう)の快進撃が始まる。大卒2年目、MF竹本雄飛の3試合連続ゴールなどで7連勝。大卒新人の坂本亘基や高卒新人のターレスら若手FW陣の台頭が、運動量の落ちる後半の選手交代に効果を発揮し、首位へ押し上げた。
 ただ、上位勢も勝ち点を重ね、2位以下を引き離せないまま終盤へ。重圧が強まる中、熊本は試合を優位に進めながら得点を奪えずに第24節からは4戦連続で勝ちなし。引き分けでも昇格が決まった第29節は2位宮崎に敗れて3位に転落した。
 岐阜をホームに迎えた最終戦はターレスのスピードを生かすため、相手DFラインの背後に長いボールを蹴り込み、敵陣を崩した。終わって上位3チームは勝ち点1差。対戦相手の弱点を見極めた戦略を練り、進化を続けたチームの最終形が勝利を引き寄せた。」
引用:熊本日日新聞

 前半戦を勝ち点2点差の4位で通過し、東京五輪を挟んで後半は一気に首位に立つ。引き分けでも昇格が決まった試合で宮崎さんに負けてしまったんですね。コラムでは「対戦相手の弱点を見極めた戦略を練り、進化を続けたチームの最終形が勝利を引き寄せた」とありますが、大木監督のリスペクト力とともに、堅守から少ない好機を生かした戦術で競り勝ったという事ですか。
   
【“若き即戦力”でJ3を制覇 J1王者・川崎にも通ずるロアッソ熊本の戦略は】
「大卒選手が非常に多く今季もルーキーがスタメンへと定着した。順天堂大学で主力だった杉山直宏は今季から熊本へ加入すると、27試合出場で5ゴールをマークして攻撃の中心となると、桐蔭横浜大学から入団したルーキーの岩下航も、18試合に先発してウィングバックとして攻守に躍動する主力となった。
 またルーキーではないものの、大卒2年目や20代半ばの選手がメンバーの多くを占める。岐阜戦でゴールを決め、7得点でチームのトップスコアラーである高橋利樹も国士館大学から加入した2年目のプレイヤー。昨季もルーキーで9ゴールを決め、昨季のエースだった谷口海斗が移籍した今季は最前線で身体を張ってチームの起点となった。
 FC岐阜戦ではスタメン11人のうち7人が大卒3年目以内の選手だった。大学からチームに加入させ、即戦力として活かすケースはJ1王者の川崎フロンターレにも見られ、昨季大卒ルーキーながら三笘薫や旗手怜央が即戦力となっており、今季も橘田健人が主力となった。過去にも谷口彰悟、守田英正、脇坂泰斗ら大卒選手がチームを支えており、カテゴリーを問わず行われている。川崎や熊本以外でも大卒1年目から主力となる選手は増えているため、今後も増加傾向にあることは間違いないだろう。」
引用:ザ・ワールド

 最終戦に出場した14選手のうち、プロ3年目までの選手が10人、7人が大卒3年目以内の選手だったようですね。熊本さんの大きな特徴はベテラン選手ではなく、大卒選手を中心に新人を多く獲り、育成型にシフトさせた事も大きかったようですね。大卒2年目や20代半ばのメンバーが大半を占めているとか。コラムには川崎さんと育成型としてのスタイルが似ているとあります。地元岡山は大卒ルーキーはもう一つ目が出なかったですが、熊本さんは戦力に育てあげました。大卒ルーキーが熊本さんを選ぶ理由が何かあるのかな。
 熊本さんといえば「ご当地選手」。当ブログでも注目する素晴らしい制度。ホームタウンとの距離の近さから、選手達は地域からパワーをもらって成長しているのもあるんじゃないかな。川崎さんも同様。熊本さんはこれからも川崎さんをお手本にしてクラブ経営を進めると、更に高みが見えるのではないでしょうか。
 今回の昇降格劇は監督の部分が大きいと書きました。大木監督は2005年の甲府さん、そして今季の熊本さんと2回昇格させていますが、2003年と2019年は途中解任されています。2012年と2013年の京都さんでJ1昇格プレーオフに進出していますが、昇格に至らず。昇格請負人としては微妙な感じかな。ただ、今回のJ3優勝は大木監督の手腕も大きかったと思います。熊本さん、来季もお手柔らかにお願いします。

 個人的にはまたロアッソ君にCスタに来てもらい、自転車で滑走して欲しいですね。そうそう、くまもんもお待ちしております。熊本さんの事例ネタで1つキープしていたものがあったのでリスペクトさせていただきます。

【ロアッソ熊本Funiño(フニーニョ)フェスティバルin原水開催】
「この度、ロアッソ熊本サッカースクールでは計4つのゴールを設置して3対3を行うFuniño(フニーニョ)ルールを採用したフェスティバルを開催いたします。今回のフェスティバルは「1人」でも「初心者」でも参加が可能なイベントとなっております。」
「Funiño(フニーニョ)とは
 英語のFun(楽しさ)とスペイン語のNiño(子ども)から作られた言葉で、ドイツ人のHorst Wein(ホルスト・ヴァイン)氏によって開発されたミニサッカーの一種です。
フニーニョの利点として
〇少人数でも実施可能 〇たくさんのボールコンタクト 〇多くのゴールチャンス=成功体験 
〇特殊なルールで発想力の向上  以上のことが挙げられます。
・ピッチサイズ横22m×縦32m ・1試合10分(1チーム当たり4試合予定) 
・2mの間隔でそれぞれのゴールラインにミニゴールを2つ設置する 
・ゴールラインから6m離れたタッチライン上にマーカーを置きシュートゾーンを設ける 
・1チーム最大6人 ・キーパーなし ・オフサイドなし
進め方
・両チーム出場3名が自チームのゴールライン上に並んで待機する。
・審判やコーチ、交代選手がタッチライン中央からボールを投げ入れて試合開始。
・タッチラインからボールが出た場合、シュートゾーン以外のタッチライン上からパスかドリブルでリスタート
・ゴールキックや失点した場合、自陣のシュートゾーンからパスかドリブルでリスタート
・フリーキックはすべて間接フリーキック
・相手シュートゾーン内でフリーキックを得た場合、最も近いシュートゾーンのライン上からリスタート(PKは無し)
・フリーキック時、相手選手はボールから5m以上離れなければならない。
・コーナーキックからの直接ゴールは認められる。
・ゴールが決まるごとに両チームとも交代選手を順番に入れ替える。
開催日時 8月29日(土)17時~19時
受付 16時30分~16時50分
会場 フットサルパーク熊本 住所:菊陽町原水5599−5
募集人数 36名(6チームを作る予定です)
最少催行人数12人 チームでのご応募も可能です。1チーム(4名~6名程度でご応募ください)」
「対象 小学4年生~6年生
費用 2,000円(税込)/人
ロアッソ熊本スクール生価格 1,500円(税込)/人」
引用:J3熊本公式HP

 フニーニョ、知らなかったですね。この事例は一昨季の情報です。昨季はここまでの情報は無かったので、一昨季のもので。ドイツで流行っている子ども向けのミニサッカーですが、いち早く導入されました。他のJクラブでは鹿島さん、湘南さんが導入されているのかな。今後Jクラブでも導入が広がっていく事でしょう。
J3熊本関連⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210603
   〃     ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181207
   〃     ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170920
   〃     ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160529
   〃     ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140928
   〃     ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130725
   〃     ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120209
   〃     ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090420
   〃     ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071107

   〃     ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060608
   〃     ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051003

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いわてグルージャ盛岡について7

2021-12-29 00:01:20 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 当ブログの昇降格シリーズのオオトリは盛岡さんです。J2昇格おめでとうございます。盛岡さんは実は地域決勝(全地域CL)の常連であり、2005年と2007年から2013年まで7年出場し続け、地元岡山とは2005年と2007年に同じグループで対戦。2005年は負けていますが、2007年は勝って岡山が優勝しています。盛岡さんは2013年の優勝とともに2014年から今季まで8年間J3に所属。まぁじっくり上へ上がってきた存在ですか。
 熊本さんとともにJ3最終戦沼津戦が大事な試合でした。試合とJ2ライセンスが無い宮崎さんが首位。勝ち点1差で盛岡さん、熊本さんが続く状況。盛岡さんはJ3勝てばJ3優勝か&J2昇格。引き分けでも昇格で、たとえ負けても熊本の結果次第では昇格が決まるというかなり優位な状況でした。結果は沼津さんとドロー、ここ10戦負け無しでJ2昇格を果たされました。
 元鹿島のあの秋田監督。ネットで戦術や戦いっぷりなどをいろいろ探しましたが、出てこなかったですね。ただ、一昨季にJ3最下位だったチームを一昨季から率い、昨季は11位、今季は2位と着実に成長させたのは事実。調べていると、戦術うんぬんより、鹿島さんの名前が出てきました。昨季の東北電力社長との対談記事にそれが垣間見えました。
   
【鹿島の成功モデルを岩手の地で。 勝利、そして地域との連係が シンボルになるための鍵となる。】
「―秋田さんがプレーされていた鹿島アントラーズはJ参入後、どういう変遷で常勝軍団となっていたのでしょうか?
秋田監督『Jリーグ発足前はトップリーグのレベルにないチームだったんですけど、その後、ジーコが加わり、彼がプロとはこういうものなんだということを伝え示してくれたことで今の鹿島アントラーズがあると思います。』」
秋田監督『グルージャが岩手の心の支えになることが理想です。岩手だからこそ、他ではできないことがあると思っています。将来的な夢は盛岡駅から徒歩圏内の場所にスタジアムを完成させることです。日本全国、そんなスタジアムは1つもありませんし、間違いなく集客にも大きく影響します。もちろん、ハードルは低くありません。』」
「―チームが変わる、結果を出すに連れて、町や地域はどのように変わっていったのでしょうか?
▼クラブをコミュニティの母体にする
―鹿島の成功事例を踏まえて、岩手ではどのようなことから取り組んでいますか?
秋田監督『まずは知ってもらうことです。表敬訪問、スクールなどを通して認知してもらうことと、何よりも勝つことですね。そういう姿を見せる中で、グルージャのアカデミーを目指したいという子どもが増えることを期待していますし、寮などの生活環境、そしてグラウンドなどの練習環境の整備にも取り組み始めています。地元の選手が他県に流出せず、グルージャアカデミーに入りたいという未来につなげたい。そして彼らがトップ昇格を果たして、チームに地元出身の選手が多く在籍するのが理想なので、そのためにも存在感を増していきたいと思います。』」
秋田監督『まさにおっしゃる通りだと思います。コミュニティをつくるということがすごく難しいので、その母体にグルージャがなっていきたいですよね。スポンサーがうちにお金を出すメリットは試合中に看板を出すことやユニフォームに名前を入れることだけじゃなくて、クラブを媒介することで横の関係が広がっていって、クラブとスポンサーだけでなく、スポンサー同士でもビジネスの可能性が広がっていくというのが理想です。』」
引用:岩手電力㈱公式HP
   
 確かに鹿島と盛岡は地域的に似ているのかもしれませんね。そういえば東日本大震災時に、東北出身選手と共に「東北人魂を持つJ選手の会」を発足し、被災地の救援・慰問活動で活躍された小笠原氏も元鹿島で盛岡市出身。J2に来られた事ですし、そのうち小笠原氏が登場する日が来るかも。岩手県も鹿嶋市のようにサッカーの町として、今後賑わっていけばいいですね。当ブログはその周りの人材に注目。
 まずは坂元社長。2016年から去年までB1広島の取締役副社長を務められ、今年入社されて社長になられています。つまり、B2からB1昇格までを経験されている人材。その前任の坂本社長がB1広島の社長経験者で、NOVAホールディングスの人材。2019年から同社が経営参画されており、B1広島とともに経営を引っ張ってこられています。この辺りの経営面での強化が大きかったと言えます。
 そして菊池GMは前監督。岩手県出身で現役時代は主にヴェルディさんで活躍されていました。引退後はヴェルディさんの公認支部「ヴェルディサッカースクール岩手」の代表を務められ、そのヴェルディSS岩手花巻のアカデミーで監督やコーチをされていた人材。同じくヴェルディさんの菊池新吉氏の弟さんですね。今回の盛岡さんの躍進はこれらの岩手県をとりまく人材が関わっていたようですね。

【いわてグルージャ盛岡 真のJ2昇格へ】
〔スタジアム整備の課題〕
「サッカーJ2昇格を決めた『いわてグルージャ盛岡』が昇格と同時に直面しているのがJリーグの基準を満たすスタジアムの整備です。今後のチーム像を占い真のJ2昇格をもかけたグルージャの新たな挑戦が始まっています。
 いわてグルージャ盛岡がホームゲームの試合会場としているいわぎんスタジアム。収容人数はおよそ5000人ですが、先月、J2昇格がかかったホーム最終戦ではおよそ2500人の観客がつめかけスタジアムの観客席はほぼ埋まったような状態になりました。
 今月5日、グルージャは悲願のJ2昇格を決めましたが、同時に突きつけられたのが、環境面でも一段上のレベルを求めるJリーグの制度です。J1では1万5000人以上、J2では1万人以上収容できるスタジアムの整備が求められます。今のいわぎんスタジアムの収容人数はJ2の基準、1万人の半分程度にとどまります。」
「そもそもJ2の基準を満たすスタジアムがないのになぜグルージャはJ2に昇格することができたのでしょうか。実は、ことし9月にJリーグの基準を満たしたスタジアムを早期に整備することを約束し J2のライセンスが交付されました。いわば例外的措置で昇格が可能になったのです。
 このため、来シーズンからJ2での戦いが続くとすると、参入3シーズン目の2024年までに場所や予算、整備内容を明示した基準を満たすスタジアムの建設計画をJリーグに提出しなければなりません。さらに8シーズン目の2029年までにスタジアムを完成させる必要があります。
 しかし、こうしたスタジアムの建設計画は現在のところまったくの白紙で、3年後までに建設計画がまとまらないと、J2に所属していたとしても、翌シーズンにはJ3に降格となります。」
引用:NHK
    
 うーむ知らなかったです。正直もっと基準は厳しいと思っていました。今はスタジアムの建設計画ではなく、約束でいいんだ。参入3年目までに計画、8年目までに完成させる条件なんですね。相模原さんもよく似ており、相模原さんのように1年でJ3に戻ってきたらスタジアム構想はどうなるのかとも思ってしまいます。
 まぁ、親会社のNOVAさんがいるし、見事J2に昇格されたので、今後いい動きが出ると期待しています。しかし、最近のJ2ライセンスはJ2お試し制度に変わっていたのは意外でした。コロナ禍もあるし、しょうがない面もあるのかな。今後の躍進を期待しています。そして盛岡さんといえば、この方でしょう。
   
【キヅールについて】
「2017年3月に発表。ファン・サポーターの要望を取り入れ、皆に愛されるマスコットの作成に向け、クラブで選出した一般公募の4作品の中から、WEBやスタジアムでの投票を含む一般投票で決定。2017年7月1日、投票結果を発表し、折り鶴をモチーフとした『キヅール』になった。」
「名前は、勝利を祈願する対象として折り鶴の「折」を「祈」に変え、「キヅール(祈鶴)」としている。一時の話題では無く、末永くグルージャ盛岡やサポーターに愛され、岩手中、日本中、世界中に羽ばたき、愛されるキャラクターになることを「祈」ったネーミングになっている。」

 キヅールさん、ぜひCスタに来て欲しいですね。ハーフタイムでピッチでファジ丸君と絡むのを想像してしまいます。最初に登場ニュースを知った時は、そのインパクトの強さに役員さんが強引に決めたのと思ってしまいましたが、クラブ公式HPによると、きちんと投票により選出されています。それくらい「鶴」と「折り鶴」は岩手県民にとって大きな存在なのですね。
 盛岡さんの素晴らしい点は公共財としての付加価値が高い点。2019年にチーム名を「いわてグルージャ盛岡」に改称され、札幌さんのように真の県民クラブになられました。ホームタウンも盛岡市のみから全33市町村に広域化されています。県庁所在地と他にほとんど絡まない数市のみという事例とは全然違いますね。調べると、陸前高田市が最後に残っていたようです。川崎さんと友好協定を締結しているために気を使っていたようですが、川崎さんとの関係を深め、市との協議を経て1年遅れでホームタウンに加えて全市町村になった経緯があります。個人的にはこのまま川崎さんと事業連携を深めたらいいのにと思います。

 盛岡さんにとっても震災から10年の節目の年にJ2昇格を決められました。同じタイミングでJ2に降格された仙台さんとは対照的です。来季はJ3が各ダービーで熱くなると書きましたが、J2も東北勢が熱いです。山形さん、秋田さんに加えて、仙台さんと盛岡さんと4チームが拮抗します。東北ダービーが盛り上がりそうで楽しみです。お手柔らかにお願いします。
J3盛岡関連⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071120
 〃    ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060418

 〃    ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060221
 〃    ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060121
 〃    ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051225
 〃    ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051006
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Tリーグについて28

2021-12-28 00:01:55 | Tリーグ及びVリーグ関連等

 生観戦レポです。
 17時からTリーグ女子、トップおとめピンポンズ名古屋対日本生命レッドエルフの試合という事で、リベッツの試合の終了後、一旦退出になったので一度ゲートを出る。するとすでに待機列ができていました。待ち時間約30分、前は20人くらい。とにかく寒い。津山寒かったです。チケットは県の「Cheer Up! Sports 県民招待岡山リベッツホームゲームチケット」で、女子の試合もそのまま観戦できるという事でラッキーでした。ゲートから再入場。慌ただしい入れ替えだったようで、運営はほとんど変化なしの様子。そのまま運営を続けているという印象。佐氏の姿は無かったが、A氏は引き続き頑張っておられました。羽場社長がおられて、ビックリしたような表情で声をかけてくれました。
   
 特等席をキープできました。ほぼ中央で前から3列目。荷物を置いて、再入場口から外出。この日の津山総合体育館にはスタグルが無く、近くにコンビニも無さそうだったので、昼食を取っていない。腹が減ったので、車で食べに出ました。向かったのはホルモンうどんのミシュランプレート店、橋野食堂です。着いたのが15時30分頃、さすがに他に来店客は無く、ゆったりとホルモンうどんをいただきました。お味噌汁も美味しかったなぁ。
     
 さぁどれくらいお客さんが入ったのかなと思いながら会場に戻る。さきほどの男子岡山の試合から一転して、来場者は、ほとんどメインスタンドばかりで、両ゴール裏はほとんど入っていない。試合の終盤はいわゆるゴール裏両側も座ってはいました。運営も何かシンプル感が増したように感じました。心なしか暖房も強くなったような。女子選手が出ているからかと思ってみたり。
 名古屋さんのファンの方がハリセン配布していましたので、とりあえず受け取りました。席に戻ってみるがやっぱりいい席だと思ってしまう。
 MCは声のトーンが違うので別の人かと思ったら、引き続きとっしー氏でした。何となく実況がお疲れモードのようにも聞こえました。まあ通しで6時間ですからね。そりゃ疲れるでしょう。会場の雰囲気は何となく少人数のVリーグ女子のような感じかな。
   
 ユニフォームはどちらもアウェーっぽく地味な色でした。チームカラーの明るいユニフォーム姿を見たかったのですが。出場選手が発表になりました。日本生命さんにお目当ての平野、早田両選手の名前はなし。うーむ残念。オリンピアン観たかったなと。この前イオンで行われた岡山の東京戦でも水谷、張本両選手来なかったし、ひょっとして岡山は田舎で敬遠されているのかと思ってみたり。
 まぁメジャーどころがいなくても、初めてTリーグ女子の試合が観れただけでも、当ブログ的には収穫でした。出場選手に見事に知った顔は無し。バレーもそうですが、男子のようなパワープレーが少ないのでソフトで観やすい面もあります。何となく女子の方が試合時間が早い気がしました。名古屋のサマラ選手上手い。ベテランのいぶし銀みたいチョレイっぽい雄叫び。そういえば「サー」は誰も言っていなかったな。観戦している感覚はやはり、VリーグのZIPアリーナで岡山の後の第2試合を観ている感じかな。どっちも頑張ってという感じで。名古屋のハン選手はいわゆるカットマン。ほぼ初めてまともにカットマンのプレー観た気がしました。この試合の来場者数は315人でした。
     
【試合結果】
名古屋 3-2 日本生命
第1試合: 岡田・大川組 1-2 森・長崎組
第2試合: 安藤 3-0 ユ・モンユ
第3試合: サマラ 3-0 笹尾
第4試合: ハン 2-3 長崎
第5試合: 安藤 1-0 森
   
 長い1日でしたが堪能できました。女子の試合も面白かったですね。コロナ禍が収束したら県外の会場でまた女子の試合を観たいですね。今度はオリンピアン観たいな。とにかく寒い1日でした。1日違いの翌日に県北は降雪しており、1日早く津山に参戦できてラッキーでした。
 ちなみにTリーグ女子は今季から1チーム増えて5チーム編成となっています。新チームは福岡の九州アスティーダさん。順位は何と3位。頑張っていますね。男子ももう1チーム増えませんかね。
 昨日も岡山リベッツの試合があったようです。ブレックスアリーナ宇都宮で相手は彩たまさん。2-3で敗れたようで、順位が彩たまさんと入れ替わって3位に後退。今季シングルス無敗のハオ選手がビクトリーマッチで負けたようです。1月は倉敷会場ですね。
 ここで問題発見。2日後に同じカードで貝塚市で女子の同じカードが行われましたが、何と平野、早田両選手が普通に出場しているのです。これは何なのか。見方を変えれば地方軽視ではないのかと。男子の東京戦も含めて、最初のうちは「来る来る」と期待させても、そのうち化けの皮が剥げて逆効果になるのではないか。不信感が芽生えていくのではないかと思っています。Tリーグの年内の試合は昨日で終了。お疲れ様でした。
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岡山リベッツ36

2021-12-27 00:01:05 | 岡山リベッツ

 生観戦レポです。
 昨日、笠岡総合体育館で開催された、岡山リベッツのホーム琉球戦の観戦に行ってきました。入口に行くと、よくボラで一緒になる佐氏がいました。「観やすいですよ」と言っていましたが、入ってみると確かに角度があるので観やかったです。ボラメンバーではあとは津山在住のA氏くらいか。
 同じ会場で、同じくらいの運営規模なのに、トライフープと全然景色が違いました。大きな違いは飾り付けと試合イベントの有無かな。リベッツもシンプルの良さはありました。グッズ売り場は半分はTリーググッズで、よく観たら琉球さんのグッズも一緒に販売されていました。
   
 今回は岡山県の「Cheer Up! Sports 県民招待岡山リベッツホームゲームチケット」に応募し、当たったチケットでした。席はスタンド席 A自由席で、確認すると通路の下がすべてA席、上がB席という事で2種類の全部自由席でした。武道館ではエリア区分がありましたが、津山は無かったですね。
 なるほど、Tリーグの興行で体育館ではこうやるのかと思いました。岡山武道館と同様に1階はスポンサー席なのかな。スタッフのアナウンスで、何とこの後に開催される女子の試合もそのまま観れるとか、ありがとうございます。
   
 アリーナMCはお馴染みのリンクアップとっしー氏。応援の手拍子は基本応援団がやってくれるので、合わせて欲しいとアナウンスしていました。今回の応援団の方々はほぼ中央に陣取られていました。試合を観て思いましたが、声は出せなくてもやはりこういう応援団(バスケで言うとブースターか)は必要だなと。選手も励みになるでしょうし、応援する側も心強い。現在トライフープにはそういう集団が組織されていませんが、やっぱいるよなぁと思いました。リベッツは白神監督のお仲間に声をかけたと聞きましたが、トライフープもやはり応援団(サポーターグループ?)がいると思う。岐阜さんや金沢さんなどのアウェーファンの応援を見る度に実感しますね。あとはクラブ側の姿勢次第かな。
   
 開幕当時は巨大モニターで盛り上がったのですが、今季は普通のTVモニターで映像が流れていました。やはり画面が小さいので正直よく見えない。選手名も表示されているが、老眼では観えませんね。2階の空調の音がすこし気になるかな。その割には2階席寒い。特に足元。
 選手入場。今回はエスコートメンバー(地元の卓球チームかな)と一緒に登場。その分グータッチが多くて忙しそうでした。森薗選手はホーム復帰ですね。
   
 地元の学生さんなのか、始球式の後に試合開始。森薗・町ペアで第1試合。森薗選手のチキータ効いています。やはり町選手のミスが足を引っ張っている印象。森薗選手も本調子ではないのか。確かに隔離期間明けになるし。0-2で負ける。第2試合はハオ選手登場。ベテランの味と技で勝ちきったイメージ。3-1で勝利。
 第3試合は再び森薗選手登場。森薗選手あっさり第1ゲームを落とす。やはり隔離の影響か。キレと精度が全体的に低い。練習不足もあるのかな。気合いがアップしたのか雄叫びが増える。第3ゲームを競り勝つが、結局1-3で負ける。
 第4試合のエース吉村選手に期待。ネットが多いが、安定した強さ。決定力ありますね。3-1で快勝です。ビクトリーマッチ。ハオ選手。すっかり主力選手になりましたね。11-7で勝ちました。琉球さん、早々に退出されました。後がつかえているからか。初めての連勝だそうです。
    
 今朝の山陽新聞朝刊の「リベッツ追撃態勢」というタイトルの記事の戦評です。
「マッチカウント1-2と後がない第4試合。重圧のかかる役回りだが強気で勝負に出る。圧巻は第2ゲームだ。1-8と流れを失いかけたが、ここから9連続得点。強烈なフォアや持ち味のバックの強打、サービスエースも飛び出し快勝した。」
「郝帥はやはり頼りになる。ビクトリーマッチで中盤に5-7とリードを許すが、ここから6連続得点で一気に勝負を決めた。合流してまだ2週間だが、出場したシングルスは5戦全勝と無類の強さを見せる。『的確なタイミングで的確な戦術をミスなくできる』と白神監督も全幅の信頼を置く、まさに救世主だ。」
     
 岡山は現在2位。このままいけばプレーオフファイナルに進出できます。が、正直今季は1強3弱というイメージ。東京さんは12勝1敗で勝ち点39ですが、2位の岡山は5勝7敗で勝ち点16。彩たまさんとは1勝違いで勝ち点は同じ。なので、3弱の中で一番上というだけで、東京さんとの差はどんどん広がっています。運よくプレーオフに出られても、ボコられるかもしれず、昨季の琉球さんのような成績は期待できないのではないでしょうか。それでも試合は続く。頑張りましょう。
   
 この日のヒーローインタビューは吉村選手。勝因を聞かれたらハオ選手の名前を出して謙虚していました。しかし、アスティーダさんといえば今季から女子に参入している九州も運営。男子も早くもう1チーム増えないかな。開始二時間半になったタイミングで女子チームが裏方に姿を表す。そういえば、いつもおられる羽場社長の姿が見えない。ご出張か。この日の来場者は496人でした。
 次の女子の試合に向けて、観客は一度全員退出となります。ゲートから出てみると、すでに待機列ができていて、そのまま列に加わりました。寒い日でした。
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研修会・勉強会18

2021-12-26 00:01:33 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 イベント参加レポです。
 少し前になりますが、10月10日にオンラインで開催されたJ1仙台の市民後援会主催の「講座ベガルタ」に参加してきました。オンラインのメリットで遠い宮城県にも気軽に参加できるようになりました。これがサポカンとかだったら、他サポとしてかなり気を使うところですが、「講座」という勉強会の様子だったので、申し込んで参加いたしました。まずは市民後援会さんのウェビナー開催レポ。
     
【「講座ベガルタ」を開催しました】
「今回は『ベガルタ仙台とSDGs』をテーマにして、クラブの取り組みについて佐々木社長にご講話いただきました。ビデオを使ったSDGsの基礎知識の紹介から始まり、クラブ内での話し合いのプロセスや取り組みの具体例についてのお話がありました。さらに経営ビジョンについての説明もしていただきました。質疑応答では参加の皆さんから活発な発言があり、あっという間に予定の時間となりました。」
引用:ベガルタ仙台・市民後援会公式HP

 自分なりにレポをしてリスペクトしてみたいと思います。
 まずは市民後援会の三船理事長の開会挨拶。クラブを取り巻く環境を勉強する目的で、今まで様々な講演を行ってきたとの事。今回の参加者数は17名。J1クラブの後援会なので、もうちょっと来ているかと思っていただけにちょっと意外でした。今回の講演者は佐々木社長さん。そのお話を書き起こしてみました。
   
【SDGsって何だろう?】
 今年9月16日にクラブ基本指針の策定について発表。他の多くのJクラブがSDGsに関する事業に取り組んでいるが、うらましいとは思えない。やっている格好をしているだけのところが多い印象があった。いろいろ拝見したが、事例の紹介はしているが、どうしてSDGsに取り組まなければならないのかという事に触れているクラブはほとんど無かったように思う。SDGsへの取り組みを長続きさせるために発表に至った。この後に一番わかりやすいという国連の動画を上映。

【SDGsについての見解およびクラブとしての視点】
 国連全加盟国が一致して採択。7割以上の国が環境問題(エコ、気候変動)を抱えているが、SDGsに関しては政治や宗教の影響がある場合が多く、なぜSDGsに取り組まないといけないのかという根本的な部分が抜け落ちている気がする。
 J1仙台では「why-HOW-What」というテーマで、若手スタッフを中心にプロジェクトチームを作ってクラブとして追及していった。日本はなぜSDGsに取り組まなければならないのか。まず挙げられるのが「高齢化社会の到来」。少子高齢化から深堀していく。日本は先進他国に比べて極めて高齢化率が高くなり、そのスピードも早まっている。特に仙台市副都心(泉区:ユアスタ所在)を襲う急速な高齢化率に注目。
 仙台市におけるJリーグIDからの調査によれば、ユアスタ来場者の1/5が泉区在住であり、一気に高齢化する。仙台市は政令指定都市・中核都市の中で最も高齢化率の高い都市であり、今後も高くなり続けば可処分所得の減少が影響し、来場者の減少を招くことになる。
 その環境の中で今のユアスタは高齢者に優しいスタジアムとは言えず、来場できない、来場しない人がこれから増えてくる。仙台市のこの事象を自分ごととして考えられるかどうかで、今後の取り組み方が変わってくる。深堀りすれば、労働力不足から女性の労働力が必要になってくる。
    
【クラブとしての取り組み姿勢】
 本業のプロセスが優先されるが、自分達の仕事の中で考える事が大切であり、SDGsの目標は自社の経営課題になる。「三方よし+未来よし=四方よし」を指針として取り組んでいく。トップオブマインドになることで、ブランド戦略の大きなアイテムを持てる。「じぶんごと」にできるか。RISE(コンサルグループ)(CSRパートナー)は、J1仙台が市民クラブだからスポンサーになった経緯があり、一緒にSDGsの手伝いをしたいという事で、すぐにスタッフを5人派遣してアセスメントしてくれた。17の目標のうち、得意なものを絞り、5つの目標を決めた。
 「スローガン2021」を定め、みんなで取り組むとする。市民クラブとしてSDGsの啓蒙活動(チラシ配り)から始めていく。リミテッドユニ(3試合限定ユニ)もあって、将来的に古着が発生していくので、いつか衣類を必要としている国に送る案があり、SDGsに貢献できる。
 社員クレド(約束)も実施している。自分はどの目標で何を推進するかカードにして全員が携帯している。エコーステーション事業などは長年取り組んでいる事業があるので、あえて宣言にせず、基本方針とした。

【今後について】
 SDGsの取り組みについて、次世代に残したい大切なものに我々が選ばれるよう活動していきましょう。経営ビジョンもSDGsであり、過去に批判されたこと(資金不足等の経営問題)も入れている。5年後のあるべき姿として「シャレンなら仙台」「地域密着なら仙台」を定着させたい。「ノンフットボールビジネス」の開拓として、クラウドファンディングをやっていきたい。パブリックカンパニー(株式公開企業)の宿命として、位置づけが大きく、求められるものが大企業並みに大きいことが挙げられる。

 以上が抜粋で、その後の質疑応答で参加者である、サポーターやボランティア、海外在住サポから様々な質問・意見が寄せられ、丁寧に回答されていました。
 佐々木社長さんの印象で、何となく「企業人」というイメージが薄かったので、プロフィールを調べてみるとやはり、お役人系でした。現在65歳。郵政省OBからゆうちょ銀行におられ、市民後援会でも活躍されていました。1999年に事務局長、翌年に理事長に就任されました。そして去年12月に社長就任と、後援会のトップがそのままクラブのトップに就いたという異色の人材でした。
 金融機関におられたので、財務にも強いでしょうし、後援会も長かったのでファン・サポーター目線でも事業を進められるという、ある意味理想的な経営者ではないでしょうか。

 ただ、仙台さんは一昨季は11位だったのに昨季17位と、本来ならばJ2降格順位でフィニッシュしています。今季は19位に終わり、残念ながらJ2降格が決まってしまいました。そんなコロナ禍でも大変で、J2降格危機という環境変化の中で経営トップに就任された佐々木社長の気苦労も大変だと思います。
 当ブログでも「付加価値が高い公共財Jクラブ」として評価が高いクラブ。特に市民後援会は他クラブの模範として素晴らしい支援体制だと思います。「講座ベガルタ」もプロサッカークラブ「ベガルタ仙台」がどのような方向性をもって活動していく必要があるか、市民レベルの勉強会を行うことにより、「Jリーグ百年構想」や「スポーツ振興基本計画」等の理解促進を図ることを目的として、2003年から開催されています。本来ならば物理的に参加できないところが、コロナ禍でのオンライン開催という事で参加させていただき、本当に勉強になりました。機会があり許されるならば、また参加させていただきたいと思います。10月の話ですが、市民後援会様にちょっと見てもらっていて、アップが遅くなりました。
ベガルタ仙台市民後援会関連②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150329
    〃        ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121122
同 講座ベガルタ関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171017
J1仙台関連:
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1年で上へ19

2021-12-25 00:43:38 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今回J3に降格となってJ2の4チームのうちの4つ目。J2の1年目だった相模原さんです。今季の登場時はすごく新鮮なイメージで、新興勢力の突き上げを感じたものでした。結果は22チーム中で19位と、順位だけ見れば通常シーズンでは残留なのですが、コロナ禍での大会形式のために残念な結果となりました。
 クラブの様子などをネットで調べましたが、余り出て来なかったです。それだけJ2の1年目で健闘されたという事か。ただ、過去にJ3からの昇格1年目のチームはJ2を席巻する傾向が多く、1年で降格したのは鹿児島さんに続いて2チーム目とか。
   
【相模原が1年でJ3降格…泥沼連敗なし、終盤巻き返すも“降格4枠”に泣く「歴史的な一ページ」】
「クラブ史上初のJ2リーグ参戦を果たしたSC相模原だったが、降格4枠という厳しいシーズンを19位で終え、1年でのJ3リーグ降格が決まった。3連敗は一度だけ。2連敗もたった4回。相模原は今季、J2初挑戦という立場ながら、負けを引きずることなくしぶとくシーズンを戦い抜いてきた。しかし、結果は18位と勝ち点3差でのJ3降格。昨季の“降格なし”レギュレーションの煽りも受け、最後に待っていたのは厳しい現実だった。」
「もっとも、シーズン中盤は最下位が定位置だったが、最後は大きく盛り返すことに成功した。梅井は「最後まで残留争いに絡めたのは一人一人がやるべきことをしっかりやってきたからだと思う。資金面でも戦力的にも誰が見ても明らかに降格候補だったが、いろんな人の思いを背負ってきたから粘り強く戦ってこられた」と手応えを語った。」
引用:ゲキサカ

 今回、昇降格では「監督」の部分が大きい傾向があるとよく書きましたが、相模原さんは高木監督。J2で2回昇格させており、昇格請負人と言える実績でした。ただ、有能な監督はどこのチームでも実績を残す訳でもなく、相模原さんではJ2残留には貢献できなかったですね。高木監督は契約が更新され、J3で1年でJ2復帰を目指す事になりましたが、1年で復帰されるんでしょうねぇ。所属カテゴリを確認してみました。
   
【所属カテゴリの推移】
・2008年:県3部リーグ
・2009年:県2部リーグ
・2010年:県1部リーグ
・2011年:関東リーグ2部
・2012年:関東リーグ1部
・2013年:JFL
・2014-20年:J3(2015年に高原選手、2016年に川口選手、2019年に稲本選手加入)
          (2017年にJ2岡山から久保選手、寄特選手、大分から元岡山の千明選手が加入)
          (2021年に千明選手が引退し、アンバザター就任)
・2021年:J2

 これを見てすごいなと思いました。元選手の望月社長が一からクラブを立ち上げ、県3部リーグから毎年カテゴリを挙げて成長していき、7年でJリーグ入りされています。そんなクラブは他にはないのでは。当ブログ的には元選手、しかも元代表選手が個人でここまでクラブを作っていったのは快挙としか思えません。
 あと、ずっと印象深かったのは、豊富な人材をゲットしていった事。やはり代表のネットワークがあるのか、元代表クラスを次々と補強されていました。地元岡山からも千明選手をはじめ、何人か移籍しており、今は後藤選手がいるのかな。千明選手は引退後にアンバザターになり、チームの顔になっています。表情も岡山時代以上に充実した感じでしたね。
 あと、相模原さんではDeNAというキーワードが出てきました。今年の4月に相模原さんへの経営参画が発表され、株式も取得し、いわゆるIT企業がオーナー化するクラブがまた増えた印象を持ちました。

【DeNAが経営参画するJ2「SC相模原」の未来像--創設者で元日本代表の望月重良氏らに聞く】
「アジアを代表するクラブになる可能性は十分にある――ディー・エヌ・エー(DeNA)が経営に参画する、プロサッカークラブ「SC相模原」を運営するスポーツクラブ相模原 代表取締役会長を務める望月重良氏は、描いている未来像としてこう語った。」
DeNAのスポーツ事業は、2011年12月のプロ野球参入を皮切りに、長距離陸上、プロバスケットボールと取り組みを広げている。そして次の展開として、スポーツクラブ相模原の株式19%を取得し、トップスポンサーとしての協賛も行う形で経営参画することが、2月に発表された。
 今回、望月氏ならびに、ディー・エヌ・エー スポーツ事業本部 戦略部 部長の西谷義久氏に、SC相模原にまつわるエピソードや提携の経緯、DeNAがスポーツ事業に取り組む意義、クラブの未来像などさまざまなことを聞いた。]
「「サッカー参入の検討は自然な流れ」--DeNAが考えるスポーツビジネス
西谷氏: まずDeNAとしてのスポーツ事業は、プロ野球参入があってベイスターズの運営から始まり、後に横浜スタジアムとの一体経営といったこともあったなかで、事業が順調に推移していきました。そしてバスケットボールにも参入して、早い段階で集客力の向上を図ることができ、川崎ブレイブサンダースはBリーグのなかでも人気クラブの立ち位置になってきました。
  ベイスターズでのノウハウや成功モデルを、必要に応じて展開していくことに手ごたえを感じていたので、次は日本においてもインパクトの大きなスポーツというとサッカーであると。グローバルに愛されている競技のひとつですので、サッカーへの参入を検討するのは自然な流れでした。なので、検討を開始した明確なタイミングというのはないのですけど、話としては2年以上前から挙がっていました。
 参入にあたってはさまざまな可能性を検討しました。グローバルに人気があるスポーツですから、海外でスタートすることも含めて幅広く考えていた時期もありました。ただ、競技も違えば地域も違うとなると、ビジネスとしての不確実性が高くなるので、サッカーだとしても国内からスタートするべきという方向性になりました。そこからさらに検討していくなかで、望月さんとお会いする機会があったということになります。」
「――パートナーシップの形はさまざまなあるなかで、資本まで踏み込んだ提携とした理由はありますか。
望月氏: お話した段階ではJ3だったのですけど、その期間が長くマンネリ感もあったのです。カテゴリーを上げるのもそうですけど、次の一手を求めてました。これからクラブや地域の将来を考える上でも、大手企業の方に参画していただくことは、事業規模を大きくしていくこと、なによりJ2とJ1に向かうことも考えたら、非常に理想的なパートナーだと感じました。経営にも参画していただくことで、お互いの強みを出しつつ、スポーツビジネスの熟知した知見をクラブに入れていただいて、クラブがより発展していく形がとれればいいと思ってます。」
引用:CNET Japan

 おそるべしIT企業という感じですね。DeNAさんがすごいのが、すでにNPBで長く経営の実績を残されている事。また、経営者の人材を輩出している事。当ブログでは確か、BリーグでB1横浜の経営に関わりたかったが難しく、B1川崎の経営に参入したという事例を思い出します。今後どういう動きを取るかわからないIT企業と比べて、DeNAさんはすでに経営実績があるので、ファン・サポーターも安心できるのではないでしょうか。
 そして、以前の記事でも紹介しましたが、相模原さんは新スタジアム構想があります。DeNAさんはそこでも積極的な姿勢でした。J2ライセンスも建設計画をもとに取得できましたが、今回のJ3降格でその構想に暗雲が立ち込めてきたという報道が流れました。
   
【DeNA、SC相模原の新スタジアムにも「積極参画」】
「サッカーJ2リーグ(J2)のSC相模原の経営に参画しているIT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)の岡村信悟社長は15日、相模原市内で、新スタジアムの建設構想に関し「積極的に参画していきたい」と述べ、前向きな姿勢を示した。同日、SC相模原の望月重良会長らと市役所に本村賢太郎市長を訪問。その後の記者団の取材に答えた。
 J2に初昇格したSC相模原はJ2基準を満たすスタジアムの整備が課題で、米陸軍相模総合補給廠(しょう)=同市中央区=の返還地に新スタジアムを建設する構想がある。返還地はJR相模原駅前にある約15ヘクタールの広さの国有地で、市は土地の活用計画を検討している。
 岡村社長は「構想があるのは素晴らしいこと」とし、「スキームはいろいろある。民間の力を結集するなど知見を生かして方法を考えていきたい」と話した。
 DeNAは2011年に横浜DeNAベイスターズの親会社としてプロ野球に参入。16年に球団本拠地の運営会社「横浜スタジアム」を買収し、球団と球場の一体経営を進め、チームを躍進させている。バスケットボール男子Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースの運営にも参画している。」
引用:カナロコ
新スタジアム署名運動サイト:https://www.chuokurashi.net/entry/yumesutajiamushomei_info
「相模原駅に新スタジアムを」ツイッター:https://twitter.com/fukugo_stadium

【J3降格、相模原の新スタジアム構想に暗雲 “ドーハの悲劇”経験の高木監督が残留圏内まで巻き返すも最終節で力尽きる】
「今年4月にDeNAが相模原のクラブ株式19%を取得し、スポンサーとしての協賛も開始。6月以降は高木監督の途中就任、8人もの大量補強などDeNA効果が出ていたが、最低目標だったJ2残留を果たせず、新スタジアム構想に暗雲が垂れ込める。
 昨年に相模原はJ2クラブライセンスを「例外規定」で取得したが、Jリーグとは「5年以内に(スタジアムを)新設し供用を開始する」という取り決めになっている。建設予定地には相模原市のJR相模原駅前の国有地が検討され、DeNAも参画に意欲的。ところがJ3降格で高木監督の去就は不透明となり、選手補強も他クラブからのレンタル移籍主体にならざるをえない状況に。ハコモノだけ整えても肝心の中身が危うい。」
引用:ZAKZAK

 この新スタジアム構想は素晴らしいものでしたが、J3降格が誤算でしたか。ここまで順風漫歩で来た相模原さんでしたが、ここで一度壁にぶち当たった形ですね。ここからが正念場だと思いますが、望月社長の行動力、ネットワーク力に加え、DeNAさんの経営力が加われば、障害を乗り越えられると思います。
 あと最近、ITオーナーの動きで感じるのが、オーナーの意向でクラブに新しい風を注入しようとするが、伝統を重視するサポーターから反発を受ける現象。前は町田さん、ここ最近では鹿島さんのユニフォームについてのニュースを見かけました。懸念は思うように動けないからとしばらくして撤退される事。ぜひファン・サポーターと一体となって、地域の公共財として100年続くJクラブを創っていっていただきたいです。相模原さん、ぜひ1年でJ2に戻ってきてください。また、高木監督にCスタに来ていただきたいです。
J2相模原関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210104
   〃   ③:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201014
   〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100117
   〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100116
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地域に溶け込む川崎フロンターレ101

2021-12-24 00:01:40 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今や不倒の絶対王者となった川崎さん。地域・社会貢献活動を熱心にやるクラブが一番強い事を実証してくれました。とにかく川崎さんのどの事業を見ても付加価値が高く、つい比べてしまうとため息ばかり出る始末。J3など、まだ歴史が浅いクラブがありますが、どこをお手本とすべきか、それは川崎さんでしょう。川崎さんのような価値観でクラブ経営をすればいつかはJ1優勝できるのでは。
 そんな川崎さんに関するまた面白いコラムを発見しました。この「メシアガーレ川崎」は実は以前の記事で紹介していますが、このコラムを読むとやはりすごいと思います。
   
【J1王者・川崎フロンターレが進める“地域貢献”の本気度。「愛されながら勝つ」3つの指針も】
「株式会社川崎フロンターレ タウンコミュニケーション部の谷田部然輝さんに話を聞いた。」
〔「愛されながら勝つ」ための3つの指針〕
「「地域性」「話題性」「社会性」という3つの軸をベースに考えられたというユニークなイベントの数々について、「愛されながら勝つチームになりたい」というチームの想いも込められているという。
「試合の勝敗以外のところにある楽しみや、喜びを伝えていきたいという気持ちで、これまでさまざまなチャレンジをしてきました。もちろん大変なこともありましたが、一方ではイベントを通じて、これまでに出会うことがなかった世界と出会い、知識を深めていく楽しさ、そして川崎のことをどんどん好きになっていく幸せがありました。」
〔地元の飲食店利用でポイントが貯まる〕
「日常生活のなかで、少しでもフロンターレを感じてもらいたい」という想いが、意外なコラボレーションの数々を実現させた。そんな中でスタートしたのが、グルメSNSの「シンクロライフ」(株式会社GINKAN)と共に行っている「メシアガーレ川崎」。加盟飲食店の利用時に貯まったポイントを、グッズとの引き換えや、全国のコンビニやカフェで利用できる。ユーザーの口コミと位置情報を元にして自身の趣向にあった飲食店を探してくれるアプリ「シンクロライフ」を採用し、店舗での利用額に応じて、ポイントが加算される点が特徴だ。

 地域性、話題性、社会性の3本柱ですか。身近なところで想像してみると、利益制や効率性が出てきそうですが、川崎さんは違いますね。愛されながら勝つチームか、なかなかできない話です。この「メシアガーレ川崎」ですが、いわゆるポイント制ですが、全国で使えるというのはいいですね。
       
〔コロナ禍で飲食店の苦境を経験〕
「遊び心も感じられるが、導入に至った背景には「かねてよりスマートフォンのアプリを使った施策を検討しており、これが実現の後押しになった」という。実は川崎フロンターレは、これまでも地元店舗とサポーターを繋ぐ「川崎フロンターレサポートショップ」というサービスを展開してきた。さらに昨年4月に営業を開始した「FRO CAFE」(武蔵小杉)の存在もあったという。」
〔美味しい食べ物でお腹いっぱいになって〕
「2020年4月に武蔵小杉にオープンした「FRO CAFE」。「メシアガーレ川崎」にも参加している同店は、サポーターを中心に高いリピート率を誇る。そして1年の構想期間を経て、日の目を見ることとなった。 反響は上々だという。
「ポイントを使って、地域を応援できるところに面白さを感じています。まだサービスの開始から3か月ほどしか経っていませんが、位置情報を元にして自分の好みに合った店舗を検索してくれる点は、多くの皆さんに好評をいただいています。もっとたくさんの方に利用していただいて、川崎市内の美味しい食べ物でお腹いっぱいになってほしいです」
 事実、本拠地の等々力競技場で、並ばずにスタジアムグルメが楽しめるモバイルオーダー機能も搭載されているため、会計の煩雑さや待ち時間を軽減したいサポーターを中心にレビュー投稿累積32万件、飲食店情報 13万件、アプリ25万超DL(いずれも2021年12月取材時点)と数を伸ばしている。」

 川崎さんは昔からサポショ(サポートショップ)を運営されており、もはや手が届かないレベルまで成長されています。いまだにサポショを手掛けていないクラブがある事が信じられないところ。まだ行った事が無いですが、
「FRO CAFE」もいいですね。サポーターを中心にリピート率が高いとか。メシアガーレ川崎やスタグルにも絡んでいるというのはいいと思います。ぶつ切りだったら何の意味も無いですから。

〔関わったみんながハッピーになれる仕組み〕
「加盟店の「自信の一品優待」には、魅力的なラインナップが揃う。写真は川崎市内などで店舗を展開する焼肉店、韓の台所の「山形牝牛2種盛り」。通常2,500円の商品が、半額の1,250円で楽しめる(※「自信の一品」は、アプリ内での事前購入が必要。勝利によるポイント還元率UPは、試合後72時間以内に有効)
 これ以外にも、各加盟店舗の人気商品が半額で楽しめる「自信の一品」オファー制度や、フロンターレの勝利で2倍になるポイント還元制度など、「関わったみんながハッピーになれる仕組み」で成り立っている。」

〔大切な創立26年に向けて新たな施設も〕
「川崎フロンターレは来シーズン、「Jリーグで唯一の『フロ』が入っているクラブ」として最も大切な創立26(フロ)周年に突入する。2023年4月には、多くの若手選手を輩出してきたアカデミー(育成組織)の拠点となる「フロンタウン生田」のオープンも控えるなど、クラブは新たな局面を迎えようとしている。
「Bリーグの川崎ブレイブサンダースさんと一緒にアカデミーを置くことが決まっている施設には、グラウンド、テニスコート、体育館なども完備され、さまざまな世代の皆さんにスポーツを楽しんでいただける環境が整っています。さらに、施設内にはスポーツや教育との関わりが深い保育園、整形外科、飲食店なども入居する予定になっており、多くの皆さんが交流を深め、人生をより豊かにするような場所に育てていきたいです」
 この垣根を越えた壮大な取り組みには、「シンクロライフ」を使った「メシアガーレ川崎プロジェクト」の発展が欠かせないという。
「試合が行われるスタジアムの周辺はもちろん、再来年にオープンする『フロンタウン生田』や、クラブが拠点を置いている市内のエリアにある飲食店も盛り上げていきたいと思っています。地元の皆さんの積極的な交流によって、活気に溢れて愛される拠点に育てていけたら嬉しいです」
引用:bizSPA!フレッシュ

 「関わったみんながハッピーになれる仕組み」で成り立っているというのは素晴らしい表現ですね。すごいのがB1川崎とともに1つの施設にともにアカデミーを置く構想です。岡山で言うとファジとトライフープのアカデミーが施設で同席するような話です。岡山ではまぁまず無理だろという事が川崎では実現しています。これも川崎さんの歴史の賜物ですか。スポーツ施設だけでなく、保育園や病院も入居するとか。その壮大な取り組みに、メシアガーレ川崎が欠かせなくなっているとか。地元の皆さんの積極的な交流によって、活気に溢れて愛される拠点に育てていけたら嬉しいですというコメントもいいですね。とにかく川崎さんの取り組みはどれも素晴らしく、たぶん失敗は無いのでは。
 早くコロナ禍が収束して、県外に旅行したいです。久しぶりに川崎にも行ってみたいな。オミクロン株の市中感染が始まったというニュースを聞いて、また軽く半年はお預けかと残念に思う。

J1川崎関連:10810710610510410310210110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
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1年で上へ18

2021-12-23 00:01:39 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今期J2からJ3へ降格4クラブのうち2つ目です。それはJ2岡山のJ2昇格で1年後輩になる北Qさんです。北Qさんは、J1昇格を見据えたミクスタが完成したタイミングで、J3での戦いを余儀なくされ、新スタジアムができたクラブは降格などで低迷するという、当ブログが唱えるジンクスが具現化してしまった事例でした。それでもJ2復帰されて昨季から地元岡山と同じリーグで戦い、お互い切磋琢磨の関係でいい感じに思っていました。
 今回の北Qさんの降格劇でネットで情報を探しましたが、今回の情報くらいですね。選手の流出が主な原因とあります。
   
【J3降格の北九州 響いた昨季主力の大量流出】
「ギラヴァンツ北九州の3年ぶり2度目のJ3降格が決まった。大勝すればJ2残留の可能性がわずかにあった大一番で、逆に大量5失点。山形と同じシュート17本を放ったが、PKを外すなど決定力と集中力の差が大敗に直結した。『相手のリズムになったときに今年は我慢できなかった』。再びJ3降格が決まり、小林伸二監督は悔しさをにじませた。
 J2に復帰した昨季は前線からのプレスとパスサッカーで5位と躍進。しかしチーム最多の18得点を挙げたディサロ(現J1清水)ら主力の多くがオフに去り、一から出直した今季は連係が深まらなかった。村松主将は「選手同士の要求や勝ちへの執着をもっと追求すれば…」と悔やんだ。」
引用:西日本スポーツ

 昨季は何とJ2で5位の成績でした。それでも1年後はJ3降格になるなんて、厳しい世界です。確か、前のJ2時代も同じような成績の推移じゃなかったかな。このコラムでは、来季の展望が書かれてあり、清水からのレンタル選手でチーム最多10得点の高橋選手ら主力が再び流出する恐れは強いとあります。
 調子がいいチームから調子のいい選手が抜かれるというのは、J2に限らずどのカテゴリでもある事。J1でも海外に行ってしまう事もよくあります。難しいところですね。
   
【J3降格・北九州が声明「時に後退することもあるかもしれませんが…」】
「明治安田生命J3リーグへの降格が決まったギラヴァンツ北九州は5日、「ギラヴァンツ北九州を応援していただいているすべての皆様へ」と題した声明を発表した。」
「「今シーズンは主力選手の移籍に伴って、まったく新しいチームとして臨む形となり、序盤から苦しい戦いを強いられました。夏以降はJ2残留に目標を定め、昨シーズンまで在籍した選手2人を期限付き移籍で獲得して戦いましたが、ついに目標には届きませんでした。」
引用:Football Trive

 クラブ社長の挨拶に主力選手の流出というのが見えますね。全く新しいチームになってしまい、序盤から苦しい戦いを強いられたとあります。それくらい戦力ダウンで補強が上手くいかなったのですね。
 監督部分に目を向けると、小林監督が目立ちました。就任後の1季目でJ3優勝、2季目でJ2の5位に躍進したところまでは良かったのですが、今季はそういう理由でJ3降格の憂き目に遭ってしまいました。小林監督も昇格請負人と言える成績を残していますが、今季は力が及ばなかったようです。監督も新監督に替わるようで、J3の来季が少し見えにくくなりましたね。

 クラブ社長の「2019シーズン、2020シーズンのギラヴァンツ北九州の躍進は決して偶然ではないと確信するからです。クラブとしてこうしたサッカーを持続可能にする経営基盤づくりを急がねばなりません。いったん態勢を整えて、戦力の再構築を図ります」という言葉を励みに頑張って欲しいし、ファン・サポーターの皆さんも応援して欲しいと思います。北Qさん、ぜひ1年でJ2に帰ってきてください。
J2北九州関連⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200822
  〃    ⑩:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191207 
  〃    ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191102
  〃    ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190105
  〃    ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170223
  〃    ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170212
  〃    ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161204
  〃    ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141128
  〃    ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110219
  〃    ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071128
  〃    ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060228
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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