J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

地域に溶け込む川崎フロンターレ86

2020-01-03 00:01:54 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨季巨額のは四連覇を達成出来なかった川崎さん。DAZNマネーを余り補強に使わず、もっと大事な使い方をされたのかもしれません。そういえば、岡山にも昨季に天皇杯で来られて、J1らしい強さを見せつけてくれましたね。そんな川崎さんの事例で前からチェックしていたのに時間が無くて触れなかったものがあります。この長い冬休みでやっとリスペクトできました。
   
【真面目に川崎フロンターレの未来を考える(マジフロ)】
 MCはスポーツジャーナリストの西岡明彦氏。J1連覇を果たした川崎フロンターレがここを「終着点」とせず「通過点」とするためにどのような事を考え、実行していけばよいのか、真面目に討論する企画。

〔第1回  選手補強 前編〕 出演者:クラブ強化部伊藤宏樹氏(かつてヒロキーというキャラで活躍)
 セレソンクラス(ダミアン)を獲得する経緯 。クラブのサッカーを伝える事。獲得の苦労話。日本人選手での補強ポイント。同世代のライバルの必要性。スカウトする難しさ。試合に出れないのではないか。強いメンタリティーが必要。覚悟と自信がある選手が来る。
https://www.youtube.com/watch?v=JNUT-_4qbfU

〔第2回  選手補強 後編〕 出演者:クラブ強化部伊藤宏樹氏
 長期的な強化策。移籍希望選手への対応。意見の尊重。他クラブで経験を積み、何年後かにフロンターレに還元する。アカデミー出身選手のスタメンを増やし、土台を作って欲しい。強いだけではだめ。強さ+αの魅力が必要。フロンターレスタイル(象徴は中村憲剛選手)の確立。憲剛選手を吸収して未来につなげて欲しい。時代に沿ったファンサービス。川崎市民を幸せにする大義名分を持ち続けたい。ファンサービスを続ける難しさ。
https://www.youtube.com/watch?v=agHBnnlKFF4

〔第3回  アカデミー  前編〕 出演者:U-18今野監督と寺田コーチ(ともに選手OB)
 アカデミーの役割。第一の理念は「川崎の子どもが世界に羽ばたく」。セレクションは数百人規模の応募。指導方針は「攻撃的サッカーのトップチームのサッカーを目指す」。足元の技術が優れた選手が育つ。選手指導の注意点。アカデミーが目指していくもの。アカデミー育ちの選手がトップ昇格し、等々力でサポーターが応援してくれるのが理想。いろんな形でクラブや川崎市に貢献できる人材を育てたい。
https://www.youtube.com/watch?v=qqum9owt8Fg

〔第4回  アカデミー  後編〕 出演者:U-18今野監督と寺田コーチ
 トップ昇格する選手はいつ頃から見えてくるのか。ユースへの飛び級はなかなかない。選手が伸びる時期の個人差がある。成長するタイミングの見極めがアカデミーコーチ陣の責務。海外遠征について。フィジカルや環境面に対する意識が変わってくる。
https://www.youtube.com/watch?v=PYOwvYnbwr8

   
 
〔第5回  復興支援  前編〕 出演者:クラブ集客プロモーショングループ・若松氏
 高田スマイルフェスを担当。2016入場者数2,773人、選手、スタッフ、ボランティアで300人以上。支援から交流に変わっていった。2015年に協定を結び、フェスの開催へ。一般的に支援が風化していく中でどのような交流を続けていくのか。陸前高田ランドに出店により、陸前高田の方々の販路拡大に貢献する。継続した復興支援活動は認識されている。陸前高田ランドの来場者は毎年増加。チームに社会的価値をもたらしている。次に考えている活動は、陸前高田市の課題にクラブが協力し、課題解決をサポートする存在になっていきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=sDaFickDiq0

〔第6回  復興支援  後編〕 出演者:クラブ集客プロモーショングループ・若松氏とグッズグループ室伏氏
 陸前高田の農業は人材難と耕作放棄地の増大。解決策としての一つのアイディアが「ふろん田」プロジェクト。面積は三反。現地ツアーも。きっかけは陸前高田の酒造メーカーから、ふろん田で栽培した米で日本酒を作りたい。農業の魅力発信と、多くの人を巻き込みたい。新たなイベントとして駅カフェの設営。三陸産の食材を使用したクラブオリジナルメニューを展開。現地情報を発信する場ができたのは大きい。陸前高田ランドというイベント以外で提供できたのは大きい。支援を風化させてはいけない。これまで以上に交流を進めていきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=D8T_T-jRjng
   
〔第7回  サプライヤー  前編〕 出演者:プーマジャパン担当者・合志氏
 ユニフォームの提供。ユニフォーム完成までの動き。川崎をサポートして変わった事。連覇して変わった事。ウサイン・ボルト選手を招いた麻生グラウンド訪問の背景など。青と黒の縦じまのイメージが強い。
https://www.youtube.com/watch?v=0kG7kaHVaxg

〔第8回  サプライヤー  後編〕 出演者:プーマジャパン担当者・合志氏
 今回のユニフォームのコンセプトの説明。一年中の試行錯誤。海外で見られる、背番号や生地へのサポーターの名前入れ。よく見ると自分の名前が入っている。選手のリクエストなどスパイクの話。将来に向けたビジョン。
https://www.youtube.com/watch?v=pgblQmpujFQ

〔第9回  食事~ランチ~〕 出演者:選手食堂(ランチルームとして今季開設)  エームサービス㈱  小室管理栄養士
 開設時に気を付けた事。選手の人気メニュー。疲労回復の目的等で午前練習後のランチは義務。食事の摂り方のアドバイス。選手からの質問。
https://www.youtube.com/watch?v=3J3vqbDiook

〔第10回  フィジカル〕 出演者:篠田フィジカルコーチ
 食堂ができて変わったこと。バランスの良い食事が摂れるようになり、怪我の予防にもつながる。これから目指すコンディション作り。
https://www.youtube.com/watch?v=HByg31RQLcU

 という感じでした。まだ第11回以降も続いているのですが、とりあえず10回を一区切りに紹介します。第11回以降はまたの機会で。「真面目に考える」とあったので、最初は「朝まで生テレビ」みたいなイメージだったのですが、実際はMCによる対談方式でしたね。でも、クラブが考える一つ一つのポリシーがよく伝わるいい番組だと思います。動画なのでストレートに伝わりますね。最初の頃の回はファン・サポーターが一番気になるテーマでしたが、第5回から来ましたね。当ブログですでに紹介してあるものばかりでしたが、点が線につながって良かったです。
 特に「チームに社会的価値をもたらしている。」という言葉にしびれました。一見金銭的利益を生み出さない活動も、実は社会的付加価値を高め、スポンサーをはじめとするステークホルダーに「必要な存在」というイメージアップに貢献させているのです。つまり、地域・社会貢献活動ができていないところは、自ら社会的付加価値を下げているという事。
 この記事を観ている読者の方では、JクラブやBリーグクラブもあるでしょう。ぜひ川崎さんのこの事例を見習って、クラブのポリシーを発信されてはいかがでしょうか。HPやSNSよりもよっぽどダイレクトに説得力があると思います。川崎さんはさすがですね。常に先頭を走っておられる。陸前高田の事例もすごかったですね。普通のところは、被災地クラブでも、興業売上の一部の寄付と、その時期に選手に会場へ顔を出させて、こんな所でいいかと風化しているようなところも見受けられますが、川崎さんは更に進化させています。地域の課題解決、販路拡大を事業化させているって、付加価値の次元が違いすぎます。
J1川崎関連:8887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221

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