事例紹介コラムです。
何かネタはないかと、Jクラブ公式HPを観にいきますが、順番というものがあります。その最初の方にいるのが川崎さん。他にはそうですね、湘南さんや山雅さんとか。Jクラブの公式でも、余りにも商業カラーが濃過ぎて、いつも観てほんの数秒で閲覧終了というところも中にはあります(笑)。今回はすぐに見つけられました。以下、抜粋して紹介。
J1川崎の 中村憲剛選手が、初のサッカーDVD教材「KENGO Academy 〜サッカーがうまくなる45のアイデア〜」を販売。
【商品概要】
・タイトル: 「KENGO Academy 〜サッカーがうまくなる45のアイデア〜」
・監修: 中村憲剛
・発行元: ケンプランニング、ぴあ
・販売元・企画制作: イースリー
・内容: DISC1:ベーシックスキル編/DISC2::ゲームメイク編
2枚組DVD、解説テキスト付き(A4、36ページ)
・販売価格: 21,600円(税込)
【商品コンセプト】
「身長やフィジカルにコンプレックスがあったとしても,決してサッカーをあきらめないで欲しい!」
【本人コメント(抜粋)】
「僕の中学入学時の身長は136cm。背は低いし、足も遅く、周りとの体格差に圧倒され、何もできない自分が嫌になりサッカーを辞めたこともあった。高校・大学でも選抜に選ばれるようなエリートではなく、入学当初はベンチにも入らないような選手。僕のサッカー人生は「大きい選手とどうやって渡り合うか」「どうすれば試合に出られるのか」と考えることからいつもスタート。
こんな僕でもJリーガー、日本代表になることができた。プロ生活は今年で13年目になるが、競争の激しいプロの世界で、なぜ自分のような普通の選手がこれだけ長くプレーし続けることができているのか。
そういった経験の中で僕が積み重ねてきた、サッカーがうまくなるためのアイデアを「KENGO Academy」ではみなさんに伝えていきたい。サッカーは「技術」と「駆け引き」で打開できるスポーツ。それを多くの子ども達に知ってもらいたい。もしあなたのお子さんが身長やフィジカルにコンプレックスがあったとしても決してサッカーをあきらめないで欲しい。
サッカーは自分の意識さえ変えれば、普通の練習メニューでも十分うまくなることは可能。例えば日々のパス練習でも何となく止めて、なんとなく蹴っている子が多いかもしれないが、それは僕からすれば、すごくもったいないこと。
サッカーがうまくなるには、特別な指導者に教わったり、特別な練習メニューが必要だと思っている人も多いかもしれないが、ただやっているだけ、ただ教わっているだけでは、サッカーはうまくならない。
大事なのは、毎日の練習の意識を変えること。1回1回のボールを止めることに、徹底的にこだわること。このDVDには特別な練習メニューは含まれていないが、日々の練習の意識を変えるヒントとアイデアがたくさん詰め込まれている。この教材を見て、実践してもらい、サッカー人生を変えるきっかけにしてもらえるとうれしい」
【内容のポイント】
◇Point①:止める・蹴るの正確性を極め、プレーのスピードを高める
中村憲剛がサッカーをしていくうえでの生命線だと語る技術の「正確性」、いかに無駄なく止められるか、蹴れるかはどんなポジションであれ必要な要素。DVDでは、トラップの基本や応用、キックの基礎技術など中村憲剛が実際に子ども達を指導しながら解説。
◇Point②:周りを見る」ことを理解し、「首を振る」ことを習慣化する
状況がめまぐるしく変わるピッチ上において、周りを見るスキルは非常に重要。ボールを受ける前に周りを見ておけば、相手や味方の状況を把握でき、次のプレーを予測して、余裕を持って判断を行うことが可能。DVDでは、どのように周りを見ればよいのか? GoProを使った中村憲剛の視点映像やプレー映像を使って解説。
◇Point③:チームの中心となり試合を動かす「駆け引き」できる選手になる
体格差やフィジカル差のある選手を相手にしても、相手の視野から外れたり、動きの逆を突くことができれば、簡単に勝つことができる。DVDでは、試合中の場面においてどのように駆け引きしゲームをコントロールしていけばよいのか、実際のゲームで想定される30パターンのシーンを中村憲剛本人が再現し解説。
◇Point④:意識するポイントが分かれば、いつもの練習が最高の練習に変わる
「技術の正確性」「周りを見る」「駆け引きする」これらのスキルを身に付けるためには、必ずしも特別な練習メニューが必要ではない。いつもの練習も意識次第で最高の練習に変わる。DVDでは特別な練習メニューは教えていない。しかし、練習や試合で「意識すべきポイント」を中村憲剛の経験をもとに解説。
こんな感じです。よく当ブログでは「距離感」という言葉を使います。Jクラブにとって、選手は主力商品であり、コーチが主役という事はありえないと考えています。子ども達に夢を与えるのはあくまで選手。そりゃ多少は普及コーチも影響を与えるのかもしれませんが、技術は学ばせても、夢まではどうかと。ああいう選手になりたいという子に比べて、ああいうコーチになりたいと思う子がどれだけいるのかと。
そういう地域に夢を与え、公共財のシンボルである選手の、地域やファン・サポーターに対する露出度は、当ブログの言葉を例えれば、地域やファン・サポーターとの「距離感」だと思います。そういう中で、憲剛選手の今回のDVDは確かに商業活動ですが、限りなく本人と「距離感」を詰められる素晴らしいアイテムだと思います。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2015/0608_10.html
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