地域に溶け込む川崎フロンターレ２８ 【J特】

　紹介コラムです。
　さすが川崎さんです。当ブログでも「Ｊクラブの付加価値」等で地域の後援会についてよく取り上げていましたが、Ｊ１川崎では一つのちゃんとした組織として作り上げていっています。当ブログとしてはイメージどおりです。以下、抜粋して紹介。
　　　
　川崎市幸区に「川崎フロンターレ幸アシストクラブ」が設立。川崎市幸区内で活動する各種団体と協力してイベントや事業等を開催することで、幸区における区民のスポーツ推進及び地域コミュニティの活性化の促進が目的。クラブとしても幸区内における知名度向上及び新規ファン獲得を期待し、積極的に参画。
　ちなみに「アシストクラブ」は、練習グラウンドがある麻生区に2009年に「川崎フロンターレ麻生アシストクラブが発足。2010年にホームである中原区にもクラブが必要という事で発足し、３区目になるとか。
　地域共有財産である川崎フロンターレの、麻生区内における一層の知名度向上及び新規ファン獲得に向けた様々な事業を実施するほか、フロンターレが行なっている地域社会貢献活動を活用したまちづくり事業を推進。

名　称：　川崎フロンターレ幸アシストクラブ
役　員：　
　・会　長　　幸交通安全協会会長
　・副会長　 幸区町内会連合会会長
　・副会長　 幸区社会福祉協議会会長
　・副会長　 幸商店街連合会会長
　・副会長　 日吉地区商店街連合会会長
　・副会長　 幸観光協会会長
事務局：　川崎市幸スポーツセンター
内　容：　幸区内で開催されるイベント等への参加による地域貢献活動、またアシストクラブ主催の事業を展開。
Ｊ１川崎公式ＨＰ該当ページ：http://www.frontale.co.jp/info/2012/0402_9.html
麻生アシストクラブ関係ページ：http://www.shinyuri-art.com/assist/

　トップチームの麻生練習場がある麻生区では2009に「麻生アシストクラブ」が発足。「しんゆり・芸術のまちづくりフォーラム」内に事務所が置かれ、商店街や各種団体などで構成。川崎市麻生区役所やクラブが後援する形を取って、麻生区内での広報・支援活動を展開。
　ちなみに、アシストクラブの参加内容は、中原区の事例では対象は個人ではなく区内の法人や地域団体になり、年会費は１口１万円とか。当ブログで言っていた「後援会支部会では人と資金を集める」というスタイルに合致しています。
　また、後援会支部会は、情報発信基地としてその地区にクラブ情報を発信できるし、例えば駅等でのチラシ配りなどもその支部会メンバーが実施するという事にもなります。理想論ですが。クラブフロントはどうしても、ホームタウンの中心エリアをメインにしかサービスできませんが、県内全体にそういう組織があれば、効率良くそういう活動ができると思います。理想はＪ１新潟やＪ１札幌であると当ブログでは昔から言い続けています。

　実際に浅口や庭瀬の組織を体験して思うのは、「時間はかかる」という事です。ただ、「言ってくれたら協力するのに」という声もよく聞き、そういう存在をいかにうまく拾い上げるかが、こういう組織のかじ取りではないでしょうか。Ｊリーグで長く広く言われる「草の根」。まさにシンボリックな存在ではないでしょうか。

　ネット等で知る情報では、意見を言われる存在を作りたくないから、後援会を作りたがらないと思われる例、盛り上がっている地域があるのに、「まだそこまで気運が高まっていないから」ともう一歩のバックアップをしないところがあると聞きますが、ようはその気があるかどうかでしょうか。
　今年参入した山雅さんにもちゃんと後援会があるし。そういうところがあれば、地域の誰かが言わなければならないのかもしれませんね。あくまで一般論の話ですが。
Ｊ１川崎公式ＨＰ該当ページ：http://www.frontale.co.jp/info/2012/0402_9.html
Ｊ１川崎関連25:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120331
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