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Jリーグの話題216

2023-06-04 00:01:11 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 秋春制盛り上がってきました。関連ニュースがよく流れるようになってきました。確か今年中にJリーグ理事で決議されるそうですが、そこまで一波乱二波乱ありそうですね。現在降雪地クラブで反対の立場を取っていると思われるのが、新潟さんと仙台さん。その他の降雪地クラブがどう思っているのか気になっていましたが、2クラブに動きがありました。
   
【Jリーグ8月開幕の「秋春制」 モンテディオ山形は「前向きにとらえながらやっていきたい」】
「Jリーグで検討されている、8月頃にシーズンが開幕する「秋春制」への移行について、モンテディオ山形の相田社長は、31日、クラブとして反対する考えはなく、前向きに検討すると話しました。」
「モンテディオ山形・相田健太郎社長
「(ウインターブレイク前の)12月の3週目、4週目あたりは課題だと意見しているが、それ以外に関しては、現状、正直変わらない。
 我々のクラブとしては、リーグが考えている方向に対して一緒にしっかりと考え降雪地域ではあるが前向きにとらえながらやっていきたい」
相田社長はこのように述べ、リーグの方針に反対する考えはなく、クラブとして、前向きにとらえていると話しました。
モンテディオ山形・相田健太郎社長
「夏場のキャンプは地元でできるし、県内のどこかでいつもはシーズン中の時期に行けない場所で何かができたりとか、ファンの人たちとのふれあう時間が増えたりとかポジティブに考えればそっち(秋春制)の方がいいと考えている」」

 

Jリーグ8月開幕の「秋春制」 モンテディオ山形は「前向きにとらえながらやっていきたい」 | TBS NEWS DIG (1ページ)

Jリーグで検討されている、8月頃にシーズンが開幕する「秋春制」への移行について、モンテディオ山形の相田社長は、31日、クラブとして反対する考えはなく、前向きに検討す...

TBS NEWS DIG

 

 元記事では「そっちの方がいいと考えている」とあり、ここまで読むと、山形さんは秋春制賛成なんだと思ってしまいました。基本的に山形さんの社長はポジティブに捉えているんだと。でもそこはファン・サポーター不在の動向であったので、すぐに翌日公式声明が出ました。

【降雪地域のJ2山形、“秋春制”シーズン移行について公式声明を発表 「多くの誤解を招いている」】
「J2モンテディオ山形が公式ホームページにて、Jリーグのシーズン移行検討について見解を表明した。Jリーグは5月30日に理事会を開き、秋春制へのシーズン移行などが検討されていた。これについて、「クラブのお伝えしたい内容の多くが皆様に上手く伝わっていないと感じております」とし、多くの誤解を解くためにも公式の声明を発表した。
 クラブは「多くの誤解を招いており、ご心配とご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。現段階において、シーズンの移行について決定していることは何一つありません。シーズン移行が決定ありきで進んでいることではないという事をご理解いただければ幸いです」としたうえで、内容をまとめている。
 まず、「シーズン移行そのものについての賛否を問う議論」や「移行ありきの検討」にはこの段階では行っていないということ。クラブとしては「現在の降雪時期(12月中旬以降~3月中旬)にホームゲームを開催することは極めて難しい」と考えているという。
 これには、物理的な改善か、その時期に試合を山形で開催しないことがシーズン移行した場合の議論の前提としている。一方で、現在リーグから示されている日程案については議論すべき部分はあるものの、一部考慮してもらっていることから、現在のシーズンとおおよそ変わりない内容だったことで、降雪時期に困難な状況で開催をすることは無いという認識のようだ。
 これによって、来場するファン・サポーターにとって、今以上に悪い観戦環境を強いる時期の試合開催を行う考えはない、という。改めて「シーズン移行の議論に参加するのであれば、降雪地域のクラブとして積極的にその議論に入るべきだと考えております」とはっきりと立場を示した。
 その理由としては、開催にあたり地域の課題もしっかり伝える必要があること、加えて、議論される内容によっては新たな発見もあるのではないかと感じることから、しっかりと議論に参加したいという考えだ。また、ファン・サポーターからの意見交換はクラブ独自で議論の場やヒアリングの機会を設けるようだ。」

 

降雪地域のJ2山形、“秋春制”シーズン移行について公式声明を発表 「多くの誤解を招いている」

J2モンテディオ山形が公式ホームページにて、Jリーグのシーズン移行検討について見解を表明した。Jリーグは5月30日に理事会を開き、秋春制へのシーズン移行などが検討されて...

 

 まぁお決まりのパターンといえばそうかもしれません。一瞬、観測気球かなとも思いましたが、違うでしょう。そして翌日、今度は北陸の富山さんが出てきました。実は当ブログでは左伴社長になってから少しリスペクトしています。「やってくれそうかな」と思える経営者に感じたので。SNSを観ても、視点がちょっと違うなと。
   
【J3カターレ富山社長、秋春制の移行案へ公式見解 「賛否を表明することはまだ早い」
富山の左伴繁雄社長、Jリーグ秋春シーズン制への移行案に言及】
「降雪地域の1クラブである富山の左伴社長が「秋春シーズン制への移行について思うこと」と題した文章をメディアプラットフォーム「note」に掲載。「本稿では本件に関する検討の経緯や現状についてお伝えし、移行の可否是非判断に対する私なりの考えを記すつもりです」と綴り、同社長の見解が伝えられた。」
J3カターレ富山の左伴繁雄社長「秋春シーズン制移行」見解文(1)
▼賛成か反対か
 本件について一番多く質問されることは本件賛否についてです。個人的な思いは別にして、現検討段階で賛否を表明することはまだ早いと思料しています。Jリーグも「今は賛否を問うものではなく、はじめから移行ありきでもない」と明言しています。」
 「然るに、先ずはこの議論を真摯に行い、もって可否あるいは是非判断を行うことが筋と考えています。時間はかかりますが、提案された以上は全ての課題に対してキチンと議論検討をした上でスッキリさせたいというのが、この業界に長くいた私の偽らざる心境です。
▼なぜ提案が今なされたのか
 「前回論議されたシーズン移行の提案をJリーグとして否決した2017年に遡った説明が必要です。前回否決した主な理由は、
(1)降雪地帯に所在するクラブが、シーズン移行に伴うインフラ整備をするのは極めて困難。
(2)一定の成績を収めたクラブに出場権を付与されるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)が春秋制であり、秋春制に移行した場合、シーズンを跨いだスケジュールとなってしまい、そうした中でACLを戦うことはチームのベストパフォーマンスという観点から適切とは言い難い。
(3)試合実施可能期間が短くなるため、ルヴァンカップを成立させるためのスケジューリングに無理が生じる。
というものでした。」
「((2)について)ACLに関係するクラブはごく一部のクラブだから大きな影響はないのではという意見を聞きました。私はそれは違うと思っています。アジアのマーケットは日本の比ではありません。そこで成功、あるいは頂点を極めることは、日本サッカー界のブランド向上や計り知れない経済効果を生むことになるでしょう。アジアマーケットは強く意識すべきと考えます。」
「((1)項について)ヨーロッパクラブとの移籍の融通性や夏場のゲームが少なくなることによる強度の高いプレーができること等のチーム運営や、熱中症リスク軽減といったスタジアム観戦上のメリットもあります。」
J3カターレ富山の左伴繁雄社長「秋春シーズン制移行」見解文(2)
まず天候面でのメリットとして言えるのは、梅雨や暑さの中で行う6月~9月の試合数が減少することで、お客様目線では雨天試合や熱中症リスクは減るでしょう。またサッカー的にも強度の高い運動量のある試合を増やせるかもしれません。8月の試合も、春秋制のシーズン真っ只中の場合と異なり、シーズンインのフレッシュな身体で臨めるメリットもあるでしょう。
 チーム運営面では、ACL出場クラブについて、春秋制の場合、同じクラブでありながら2シーズンに跨った期間の開催のため、実質的には前半と後半で違うチームで戦わなければならない不合理が秋春制では解消されます。また秋春制のヨーロッパクラブとの間で行う選手や監督の移籍もシーズン途中ではなくシーズン初めに組み入れることが可能になります。以上、天候面チーム運営面の観点から示された秋春制のメリットを見る限りは、日本サッカー界全体としての競技力は向上すると言えるかもしれません。」

 

J3カターレ富山社長、秋春制の移行案へ公式見解 「賛否を表明することはまだ早い」

Jリーグが検討しているシーズン制移行を巡り、J3カターレ富山の左伴繁雄社長が公式見解を発表した。豪雪地域クラブが不利を被る懸念などから賛否の意見が上がるなか、「現検...

 

左伴社長公式note関連記事②:https://note.com/hidari1026/n/n49bea958ebc1
   〃        ①:https://note.com/hidari1026/n/nf3e3716af1bb

 今回、山形さん、富山さんと続きましたが、その後はそういうクラブは出ていませんね。でもそれらのコメントを聞いて、「うちはどっちなんだ」と地元サポから問われて、声明を出していくのかもしれません。あと、個人的に聞きたいのが、秋田さん、岩手さん、山雅さん、長野さんとか。
 今日の報道で信濃毎日新聞デジタルにまた1つ「Jリーグ『秋春制』見過ごせぬ信州」と秋春制への反対記事が出ました。記事が長くなったので、紹介掲載は次回にしますが、遠回しに反対表明されています。クラブに反対するように促しているようにも見えます。
 あと、個人的には春秋制の浦和さんが今回秋春制になったACLで優勝したじゃないかという思いも出ています。本当に揃えなくてはいけないのか。後半選手構成が変わっても、かえってパワーアップするパターンもあるじゃないかと。勝ち残ったACLで優勝を目指すために、ターンオーバー的な強化ができるとか。
秋春制関連⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230527
  〃  ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419

  〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
  〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
  〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
  〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
  〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
  〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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