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地域に溶け込む川崎フロンターレ51

2014-07-01 00:01:58 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、「フロンターレ ファンクラブが会員2万5千人突破」というタイトルのニュースが流れました。J1川崎の後援会(オフィシャルファンクラブがないため、ファンクラブ的な組織)の入会者数が多さが強調されました。J1川崎の公式HPを観てみると、いろいろ感じてしまいました。さすが、見た目だけでなく、しっかり地域に根差した川崎さんだと。以下、抜粋して紹介。
   
 J1川崎の公式ファンクラブ「川崎フロンターレ後援会」の会員数が、初めて2万5千人を突破。昨年末より2千人以上の増加で、J1復帰10年目で2・5倍の増加。後援会事務局によると、5月31日現在の会員数は2万5,474人。このうち3人に2人の約1万7千人が川崎市民。2000年に発足し、J2優勝で昇格を決めた'04年に1万人、'08年に2万人を突破。
  会員増について、後援会関係者は「昨年、リーグ戦3位でACLへの出場や、大久保選手が得点王に輝いたことでクラブが注目されたため」と分析。年末の会員更新期には、所属全選手が分担して直筆署名入りの案内状を送るなど、地道な努力も実を結んだとか。リーグ戦の招待券を贈るほか、会員限定のイベントやグッズ販売にも力を入れているようです。
  来春には本拠地の等々力陸上競技場に新たなメーンスタンドが完成予定で、収容人員は現在の2万1,500人から約3万人になる事もあり、「新スタジアムを満員にできるよう、さらに会員を増やしたい」と後援会事務局のコメント。

 こちらの後援会はニックネームが「ブルーフレンズ」で、会長が川崎市長。事務局が川崎市中原区新丸子町に独立してあります。会員カテゴリは3つ。個人会員(3,000円)と小・中学生以下のジュニア会員(500円)の他に、同一住所で代表者1名とその他会員3名までのファミリー会員があります。
 入会特典を見てみました。特に目立ったのが次のものです。川崎さんはサポートショップ(協賛店)サービスの充実が有名ですが、プーマやハンズでも割引が効くというのはすごい事です。会報が6回受け取れるなど、とにかく年3千円の負担以上に、受け取れるサービスが多いようですね。
プーマストア「川崎フロンターレ後援会割引」
・東急ハンズ川崎店で5%引き
後援会ポイントサービス
会報誌(デルフィーノ)を年6回発行
サポートショップでの優待サービス
                   
 他にシーズンチケット購入者だけの特典として、他では手に入らないお宝映像が詰まった「プレミアムDVD」がもらえるそうです。これはいいですね。イヤーブックも販売しているところが多い中、川崎さんは会報が6回、プレミアムDVDがもらえるとは、全くうらやましい限りですね。また、「川崎フロンターレ支援事業」として、川崎市内商店街へのタペストリや横断幕・懸垂幕の掲出、ラッピングバスの運行などを実施されています。
 公式HPをよく読んでみると、後援会の今までの沿革が出ています。2000年に「川崎フロンターレ市民後援会」として発足し、2003年に「川崎フロンターレファンクラブ」と統合し、名称を「川崎フロンターレ後援会」に変更しています。やはりそうでしたか。もともとは草の根で市民後援会として発足し、クラブ運営のオフィシャルファンクラブと統合したのです。市民レベルで起き上がった草の根運動をクラブも後押ししたという事で理想的な形ですね。全くうらやましい限り。

 先日の後援会の全クラブ調査記事を見ると、クラブ運営のオフィシャルファンクラブはあるが、後援会がないところがあります。本当の公共財となるためには、市民レベルの後援会の存在が必要なのかもしれません。先日、富山さんで大口スポンサーが撤退し、もっと地域から広く支援を受けるべきという見解が出たニュースがありましたが、これを観ると確かに富山さんもオフィシャルファンクラブしかなく、後援会組織はありませんね。
 会長を有する一つの組織になるのでチェック機能を持つ事になりますが、まさか「横から物を言われたくない」から、後援会の発足を歓迎しない価値観でもないでしょう。
後援会関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607
J1川崎公式HP後援会ページ:http://www.frontale.co.jp/blue_friends/
J1川崎関連:48474645444342414039383736353433323130292827262524232221 

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