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地域に溶け込む川崎フロンターレ67

2016-10-21 00:01:43 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 またまた川崎さんの紹介事例が溜まってきました。次から次へと溜まっていきます。ちょっと覗いても収益ページばかりで、すぐに閲覧でスルーしてしまうHPもあれば、川崎さんのように「時々覗かないと」と思わせるところと、いろいろあります。今回もそろそろ出すかなと思いました。川崎さんのHPは本当に欠点は観られません。まずはJリーグ一を誇るサポショの話題です。以下、抜粋して紹介。
    
【サポショ(サポートショップ)で敬老の日】
敬老の日企画①:対象店舗にて後援会会員証を提示で、キャンペーン限定のメッセージカードとおてつだい券を進呈〕
 メッセージカードはユニフォームの「番号」と「背中スポンサー」のところが空白になっており、ぜひ「贈りたい人の年齢と名前」を記入し、祖父・祖母に進呈。
おてつだい券は観戦チケット風で、裏にはおてつだいの内容を記入可能。敬老の日のプレゼントは和菓子ということで、川崎市内の和菓子店6店舗が対象。
~対象店舗~
 川崎区: 川崎大師 山門前 住吉 / 幸区: 喜久屋、新岩城菓子舗 / 中原区: 松柏堂、大平屋、桔梗屋
敬老の日企画②:対象店舗に「後援会会員証と65歳以上だとわかるもの」を提示したら、会計時に提示で、ふくしまの米パックごはんを1つ進呈。
 対象店舗は珈琲丸、フォレストコーヒー、SHIBACOFFEEの3店舗。キャンペーンは9/19(月)の敬老の日まで。
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/0912.html

 いいですね。サポートショップだけでなく、更にそこに敬老の日という付加価値を加えた素晴らしい企画です。「おてつだい券」というのがいい。これは長年サポショを続けてきた川崎さんにしか思いつかない企画でしょう。店舗実名で和菓子屋6店舗、コーヒー店3店舗をしっかり紹介。サポショそのものが無いところ、ブランド戦略か何かで実店舗を出そうとしないところにはできない事業です。川崎さんは、これらのサポショの方々とともに、文化として100年続いて行くんだろなと思ってしまいました。儲けに走ったら、どんなに見てくれが良くても文化にはなり得ないのは世の常、と個人的に思いました。次はまたしても震災復興支援です。以下、抜粋して紹介。


   
【陸前高田ランド・秋】
 10月22日(土)ホーム広島戦にて、「陸前高田ランド秋」を開催。高田スマイルフェスでも大好評だった「餅まき」を実施。餅の入った袋の中には景品名が書かれた紙が入っている場合あり。陸前高田市長が始球式を実施。
企画①◆「Mind-1ニッポンプロジェクト基金」企画
 【その①】高田スマイルフェスでも大好評!!「餅まき」
  参加費は、すべて「Mind-1ニッポンプロジェクト基金」に募金。
  協力業者: 陸前高田市内各企業 
 【その②】たかたのゆめちゃん大ガラポン大会!
  陸前高田のマスコットたかたのゆめちゃんが陸前高田から数多くの賞品を用意。参加費は、すべて「Mind-1ニッポンプロジェクト基金」に募金。
  協力業者: 陸前高田市内各企業 
企画②◆パン・アキモトのおいしいパンを備蓄食として陸前高田に送ろう!
 賞味期限が3年も持つ今話題のおいしい焼き立てのパンの缶詰を備蓄食として陸前高田に送付。東日本大震災直後から救援物資として被災地にパンを届けてきたパン・アキモト。震災以降陸前高田市とは縁があり、今回のコラボが実現。
 販売業者: パン・アキモト 
企画③◆ゆめちゃんマスコット販売
 陸前高田市の小・中学生の投票によって選ばれた陸前高田市マスコットキャラクター「たかたのゆめちゃん」のグッズを多数販売。
 販売業者: NPO法人 陸前高田支援連絡協議会 Aid TAKATA 
企画④◆大和田家のかき
 販売業者: 大和田家のかき 
企画⑤◆酔仙酒造 伝説のにごり酒、「雪っこ」他日本酒販売
 津波の被害から復活を果たした酔仙酒造が登場日本酒を販売し、フロンパークでは試飲会も実施。
 販売業者: 酔仙酒造㈱ 
企画⑥◆神田葡萄園ジュース・ワイン販売
 販売業者: ㈲神田葡萄園 
企画⑦◆陸前高田発のブランド米・たかたのゆめ販売 陸前高田農林課ブース
 陸前高田で開発されたブランド米を炊いた状態で販売。購入者は㈱陸前高田地域振興が扱う佃煮数種類の試食バイキングにも参加。
 販売業者: 陸前高田市農林水産部農林課 
企画⑧◆陸前高田地域振興物販ブース
 佃煮類を中心に陸前高田のおいしいものを販売。板昆布はフロンターレと陸前高田のオリジナルパッケージ入り。
 販売業者: 陸前高田地域振興㈱ 
企画⑨◆きのこのSATO しいたけのバター焼き・きのこ直売
 販売業者: きのこのSATO㈱ 
企画⑩◆ひころいちファームの揚げ米粉ぱすた&パスタ類販売
 陸前高田の米農家が、米粉ぱすたを中心に米農家ならではの商品を販売。
 販売業者: ひころいちファーム 
企画⑪◆陸前高田のブランド米「たかたのゆめ」で作った海老ばっとう&煎餅販売
 陸前高田のブランド米「たかたのゆめ」の米粉で作ったすいとんが入った海老汁。
企画⑫◆ガレキーホルダー販売
 陸前高田市の建設課から許可をいただき瓦礫の集積場から素材を集め、一つ一つの瓦礫を組み合わせて出来たキーホルダー。
 販売業者: ㈱Hand Made 
企画⑬◆陸前高田のオリジナルグッズを販売
 販売業者: オリジナルショップ なかのや 
企画⑭◆お菓子工房木村屋
 陸前高田の高田松原で唯一残った「奇跡の一本松」をイメージして作った「夢の樹バウム」。岩手県南部小麦と小岩井農場のバター、沿岸の有精卵を使用した、岩手県(内陸、沿岸産の原材料)にこだわったお菓子。
企画⑮◆始球式
 陸前高田市長が始球式を実施。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2016/1003_9.html
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/1017.html

 いやぁすごいですね。当ブログでは、どういう分野でもイベント興業について、3パターンを想定します。順に触れると、対戦相手や提携相手など地元とは関係ないところを紹介するが地元はそこまで紹介しないパターン。徹底的に地元を紹介するパターン。地元はもちろん、被災地などプラスαで紹介するパターン。川崎さんは3つ目で一番付加価値が高いと思います。川崎さんが素晴らしいのは、「支援はブームじゃない」と全く色あせずに継続事業として、復興支援活動をされているところ。中四国では最近、愛媛さんが同じ3つ目に近づいてきた気がします。愛媛さん、応援してますよ。
 次は、これまた異競技交流という素晴らしい事業です。以下、抜粋して紹介。
      
【かわさきスポーツパートナーpresents 10/22「川崎ブレイブサンダース×川崎フロンターレ」コラボ企画】
 10月22日(土)ホーム広島戦の当日、かわさきスポーツパートナーのBリーグ「川崎ブレイブサンダース」のホームゲームがとどろきアリーナで開催されるのを記念して、両チームのコラボ企画を実施。
対象試合: ホーム広島戦(等々力陸上競技場)及びBリーグ川崎対富山グラウジーズ(とどろきアリーナ)
内容:
〔企画①〕
 当日のホーム広島戦の半券を持参すると、Bリーグ「川崎対富山戦」の当日券が、前売価格で購入可能。後援会会員証を提示するとさらに500円引きで最大1,000円引き。ホーム広島戦の半券を持参した先着500名に特製コラボステッカーを進呈。とどろきアリーナの当日券売場でJ1川崎のホーム広島戦の半券を提示すると、Bリーグ「川崎-富山戦」の当日券が割引購入。さらに、割引でのチケット購入者先着500名に、特製コラボステッカーを進呈。
〔企画②〕
 ふろん太がBリーグ「川崎-富山戦」に登場。J1川崎の試合終了後、ふろん太がBリーグ川崎の応援のため、とどろきアリーナに登場。
〔企画③〕
 選手によるビデオメッセージ放映。J1川崎のホーム広島戦」でBリーグ川崎の選手、Bリーグ「川崎-富山戦」でJ1川崎の選手のビデオメッセージが放映。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2016/1017_13.html

 素晴らしいですね。当ブログで付加価値の高い低いの物差しの一つが、こういう異競技交流ができているかどうか。中には県内の他チームと、ちょっと単発事業で交わった程度で連携組織などできる気配が無い事例も見かけますね。自分のところの一スクール(収益事業)ではなく、外部のスポーツチームと、いかに異競技交流ができているかどうか、そこでも100年続くかどうかの指標になっていると個人的に思っています。いくら今盛り上がってもダメ。一時の盛り上がりでは、熱が冷めれば市民はあっという間に引いていくので。その点、川崎さんは素晴らしい。

J1川崎関連:656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221 

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