事例紹介コラムです。
先日しまくんに、もらったJリーグ広報誌の切り抜きですが、いつか記事にしなくちゃと思っていて、日にちが過ぎてしまいました。この度やっと整理する事ができました。ボリュームが多いので、今回はJ2限定でいきました。まぁ、J1はJ2よりは歴史も長く、ホームタウン活動はしっかりできているだろうというのもあったので。以下、抜粋して紹介。
【Jリーグ選手等ホームタウン活動調査報告2014の要旨】
Jリーグは、Jクラブが実施するホームタウン活動のうち、選手、監督、コーチ、社長が2014年1年間に参加した状況を発表。この調査はJ1・J2全40クラブのホームタウン活動担当者が、アンケートに入力して提出する活動記録を集計したもので、活動への参加状況を回数、時間など詳細に把握したもの。
【活動回数(時間)サマリー】 ※選手、監督・コーチ、社長の総活動回数は、それぞれ1人あたりの実施回数の総計。
〔選 手〕※選手、監督・コーチの総数は省略
・総活動人数: 1,219人 ※2013年(1,215人)より4人増加。1クラブ平均30.5人
・総活動時間: 24,333時間 ※2013年(25,613時間)から1,280時間減少。1回あたりの活動時間が減少
・1人あたり平均活動時間: 20時間 ※2013年前期(21.1時間)から1.1時間減少
・総活動回数: 16,706回
・1クラブあたりの平均選手活動回数: 148回
・選手1人あたりの平均活動回数: 13.7回
・1クラブ平均活動人数: 30.5人
・1クラブあたりの平均選手活動時間: 608.3時間
・最多活動回数: 榎本哲也選手(J1横浜): 47回
・1活動あたりの平均活動時間: 1.5時間
・最長活動時間: 永坂勇人選手(J2札幌): 66.0時間
【2014&2013年活動回数合計数(2014/2013)(J2)】
1位: 磐田 386回(245/141)
2位: 札幌 289回(148/141)
3位: 水戸 278回(160/118)
4位: 愛媛 244回(163/ 81)
5位: 大分 225回(112/113)
6位: 京都 222回(119/103)
7位: 栃木 220回(104/116)
8位: 千葉 200回(108/ 92)
9位: 北九州 196回(108/ 88)
10位: 福岡 184回( 90/ 94)
11位: 群馬 180回( 75/105)
12位: 熊本 177回( 78/ 99)
13位: 大宮 175回(111/ 64)
14位: 横浜C 159回( 73/ 86)
15位: 岐阜 135回( 73/ 62)
16位: 東京V 122回( 68/ 54)
17位: 徳島 106回( 41/ 65)
18位: 岡山 99回( 52/ 47)
19位: 長崎 65回( 9/ 56)
20位: C大阪 57回( 35/ 22)
※2014年は前年より20クラブの活動回数が増加。最多クラブは磐田。前年最多は札幌と磐田。愛媛は201.2%増加。
【活動ジャンル クラブ別傾向と定義(J2)】 ※数字はパーセンテージ(%) *データ表示無し(0%もしくは極端に少ないと想像)
項目: サイン会/トークショー / ファンサービス / 支援団体/ボランティア関連活動 / スポンサーイベント / 地元イベント / サッカー教室/イベント /
学校訪問 / 福祉活動 / 表敬訪問 / その他
全体: 12.6 / 16.8 / 3.2 / 7.2 / 5.6 / 12.9 / 17.0 / 3.6 / 9.2 / 12.0
札幌: 6.1 / 16.2 / 3.4 / 7.4 / 1.4 / 25.0 / 14.2 / 15.5 / 6.8 / 4.1
水戸: 12.5 / 25.6 / * / 4.4/ 7.5 / 13.1 / 5.6 / 4.4 / 1.3 / 25.6
栃木: 20.2 / 3.8 / * / 6.7 / 11.5 / 19.2 / 21.2 / 2.9 / 3.8 / 10.6
群馬: 1.3 / 6.7 / * / 10.7 / 8.0 / 30.7 / 5.3 / * / 4.0 / 33.3
大宮: 20.7 / 27.9 / 0.9 / 4.5 / 0.9 / 8.1 / 0.9 / * / 22.5 / 13.5
千葉: 25.9 / 10.2 / 2.8 / 5.6 / 0.9 / 3.7 / 24.1 / 12.0 / 3.7 / 11.1
東京V: 2.9 / 32.4 / 32.4 / 4.4 / 4.4 / 11.8 / * / * / 7.4 / 4.4
横浜C: * / 57.5 / * / 4.1 / * / 11.0 / 1.4 / * / 19.2 / 6.8
磐田: 4.5 / 13.1 / 2.9 / 2.0 / 0.8 / 2.4 / 16.7 / 0.4 / 53.1 / 4.1
岐阜: 31.5 / 12.3 / * / 5.5 / 5.5 / 31.5 / * / 2.7 / 11.0 / *
京都: 1.7 / 16.8 / 5.9 / 3.4 / 13.4 / 21.0 / 25.2 / 6.7 / 0.8 / 5.0
C大阪: 5.7 / 60.0 / 2.9 / 5.7 / 14.3 / 2.9 / * / * / * /8.6
岡山: 32.7 / 3.8 / * / 1.9 / * / 15.4 / 30.8 / 1.9 / 7.7 / 5.8
讃岐: 20.8 / 18.8 / * / * / 4.2 / 8.3 / 2.1 / * / * / 45.8
徳島: 51.2 / 4.9 / * / * / 2.4 / 2.4 / 12.2 / 2.4 / 2.4 / 22.0
愛媛: 3.7 / 10.4 / 0.6 / 4.9 / 7.4 / 32.5 / 15.3 / 12.9 / 1.2 / 11.0
福岡: 2.2 / 11.1 / 2.2 / 1.1 / 11.1 / 43.3 / * / 1.1 / 14.4 / 13.3
北九州: * / 23.1 / * / 3.7 / 14.8 / 6.5 / 37.0 / * / 8.3 / 6.5
長崎: 66.7 / 11.1 / * / * / * / 22.2 / * / * / * / *
熊本: 6.4 / 34.6 / * / 5.1 / 2.6 / 15.4 / 2.6 / 9.0 / 17.9 / 6.4
大分: 4.5 / 17.0 / 5.4 / 2.7 / 8.0 / 17.0 / 23.2 / 4.5 / 7.1 / 10.7
【活動対象 クラブ別傾向(J2)】
※数字はパーセンテージ(%) *=データ表示無し(0%もしくは極端に少ないと想像) ※太字下線は20%以上
項目: ファン/サポーター / スポンサー/株主 / 不特定 / 地域住民 / 小学生以下の児童 / 中学生以上の生徒 /
保護者 / 障がい者/高齢者 / 行政 / その他
全体: 29.4 / 10.2 / 8.3 / 7.4 / 29.1 / 2.0 / 1.8 / 2.5 / 4.6 / 4.7
札幌: 15.6 / 5.7 / 8.9 / 1.6 / 35.9 / 4.2 / 11.5 / 4.2 / 1.0 / 11.5
水戸: 51.5 / 4.8 / 10.9 / 4.8 / * / 18.8 / 3.0 / 2.4 / 3.0 / 0.6
栃木: 29.0 / 1.9 / 1.9 / 9.3 / 39.3 / 5.6 / 0.9 / 3.7 / 4.7 / 3.7
群馬: 17.3 / 2.7 / 16.0 / 8.0 / 41.3 / 1.3 / * / 6.7 / 5.3 / 1.3
大宮: 45.0 / 7.2 / 9.0 / 8.1 / 8.1 / 0.9 / * / 0.9 / 18.9 / 1.8
千葉: 35.1 / 5.4 / 2.7 / 2.7 / 32.4 / * / 1.8 / 14.4 / 3.6 / 1.8
東京V: 61.7 / 4.9 / * / 8.6 / 9.9 / * / 7.4 / * / 7.4 / *
横浜C: 64.9 / 16.2 / * / 5.4 / 10.8 / * / * / * / 2.7 / *
磐田: 18.4 / 54.0 / 0.8 / 1.6 / 20.8 / 1.2 / * / * / * / 3.2
岐阜: 42.3 / 6.4 / 1.3 / 6.4 / 21.8 / 2.6 / * / 3.8 / 11.5 / *
京都: 16.0 / 6.1 / * / 10.7 / 42.7 / 6.9 / 2.3 / 1.5 / 3.8 / 9.9
C大阪: 68.6 / 2.9 / 5.7 / 8.6 / 5.7 / * / * / * / 5.7 / 2.9
岡山: 37,7 / 5.7 / 3.8 / * / 47.2 / * / * / * / 5.7 / *
讃岐: 44.8 / 5.2 / 12.1 / 1.7 / 5.2 / 5.2 / 3.4 / * / 8.6 / 13.8
徳島: 53.5 / 4.7 / 9.3 / * / 18.6 / * / 4.7 / * / 2.3 / 7.0
愛媛: 14.5 / 1.8 / 15.7 / 4.2 / 38.0 / 3.6 / 1.2 / 12.7 / 1.8 / 6.6
福岡: 10.0 / 12.2 / 6.7 / 11.1 / 28.9 / * / 1.1 / 4.4 / 10.0 / 15.6
北九州: 25.0 / 4.6 / 8.3 / 3.7 / 41.7 / 0.9 / * / 1.9 / 9.3 / 4.6
長崎: * / * / 62.5 / 25.0 / 12.5 / * / * / * / * / *
熊本: 35.4 / 4.0 / 2.0 / 15.2 / 15.2 / 1.0 / 5.1 / 6.1 / 15.2 / 1.0
大分: 23.7 / 5.3 / 9.6 / 13.2 / 42.1 / 1.8 / * / * / 2.6 / 1.8
以上です。これらのデータでどう思われるかはお任せします。
まず、「2014&2013年活動回数合計数」ですが、下の2ケタの方と1位の磐田さんとは実に4倍の違いがあります。これはどういう違いなのかなと思ってしまいました。次に「活動ジャンル クラブ別傾向と定義」ですが、まずはこの数字は選手ではなく、コーチも含んだ数字になります。当然、選手ばかり行っているところと、ほとんどコーチが行っているところがあると思うので、実態について個人的には余り参考にならない気がします。「選手、監督、コーチ、社長」というカテゴリではなく、「選手」「その他コーチ等」と区分けしたデータを開示して欲しいですね。
あと、「活動対象 クラブ別傾向」では、「地域住民」の数字が一番目に留まりました。ホームタウン活動というのは、ホームタウンの住民(直接効果が見えない存在)に対してどこまでできるかではないかと思います。公共財としてどこまで地域貢献できているかではないかと個人的に思います。あと、「障がい者/高齢者」も数字があるところはいいですね。これも地域貢献がしっかりできているという事か。
Jリーグニュースいいですね。存在は知っていて、図書館等で見かけたら読んではいました。Jリーグ.jpの「About Jリーグ」にアーカイブが載っているので、今度時間がある時に、他の号も読んでみようかな。とりあえず、すぐ自分でも読めるように当ブログのブックマークに入れておきました。どれどれ・・・特に少し前(前役員時代)の内容と比較しながら読んでみるとしよう。
Jリーグニュース(広報誌)7月号:http://www.jleague.jp/img/aboutj/document/jnews/228/vol0228.pdf
話は変わり、今日ウルトラスで開催された、ファジのアウェー札幌戦のPVに参加してきました。その模様は明日。