J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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地域に溶け込む川崎フロンターレ108

2022-10-15 00:28:59 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 やはり、川崎さんはすごい、次元が違うとまた思いました。ちょっと油断していたら、すぐにいくつも素晴らし過ぎる事例が出ています。なので、目が離せません。最近ではJクラブは社会インフラというキーワードをみかけますが、現状では川崎さんくらいしか該当しないのではないかと思うくらいに、異次元に行かれています。今回も、そう来たか・・・また手の届かない空間に行ってしまわれたと思わせる事例です。
     
【川崎フロンターレ 終活ノート(エンディングノート) 配布開始】
「このたび、川崎フロンターレではオフィシャルパートナーである『株式会社花葬』様のご協賛、川崎市および川崎市社会福祉協議会のご協力により、終活ノート(エンディングノート)の新規製作・市内無償配布を開始いたしますので、お知らせいたします。高齢化社会の中で今後の社会課題としても挙げられる終活について、『川崎フロンターレ算数ドリル」同様に、多くの市民に広く認知・活用していただくことで、終活をサポートする目的として製作・配布をいたします。
終活ノート(エンディングノート)とは
 自らの人生の終末期や死後に備えて、親族や関係者がさまざまな手続きや判断を行う際に、その手助けとなる情報を書き残しておくためのノートです。人生の終末期における医療・介護や、死後の葬儀・埋葬の方法等についての希望を伝えられることに加え、預貯金や保険、借入などの資産状況なども、あらかじめノートに記しておくことで親族や関係者に伝えることができます。ぜひ手に取っていただき、自らの人生を振り返り、終末期に関するご希望などをノートに書き込むことで、ご自身および親族等の将来に備えてください。
協賛社 :
協 力 :川崎市・川崎市社会福祉協議会
配布場所:川崎市内各区役所・市民館・図書館等、川崎市社会福祉協議会(エポックなかはら)、各区社会福祉協議会(福祉パル)
配布開始日:2022年10月21日(金)」
引用:J1川崎公式HP

 川崎さんといえば学習ドリルで、Jクラブをはじめ、東京五輪でも採用され、先駆者的取り組みでした。小学生という未来のサポーターをゲットする取り組みでしたが、今度は正反対の高齢者に向けての取り組みで、そう来たかと本当に思いました。よくそういう発想が浮かぶなと感心しましたが、そこが川崎さんの付加価値の高さ、奥の深さなのでしょう。川崎さんが偉いのは、すべて「主催」。「やっていただく」という価値感は存在しません。そこが地域に根がもう一つ張れないところとの違いだと思います。しっかり行政とも協働できていますね。
 小学校も誰もが通る道ですが、終活も誰が考えなければならない事です。川崎市民は本当に最初から最後まで川崎さんに見守っていただいており、まさに社会インフラと言える代表的な事例だと思います。そして、川崎さんといえばSDGsですね。
   
【「川崎フロンターレSDGsすごろく」完成】
〔SDGsすごろく誕生秘話〕
「◇きっかけはサポーターの紹介
 川崎フロンターレのSDGs活動の内容を楽しく知ってもらうために良い方法を探していた時に、サポーターの方から京都大学の学部生、院生と教職員で構成されている団体『エコ~るど京大」が行っているSDGsすごろくを紹介していただきました。京都大学で実施しているSDGsに関する活動をすごろく形式で紹介するボードゲームで、京都大学を知らない人でも活動の取り組みがわかる仕組みでした。
 この仕組みを参考に、川崎フロンターレのSDGsの取り組みをより多くの人に届けるにはどうしたらよいかとパートナーである富士通株式会社の従業員有志の会『フロトラ(富士通×フロンターレ)』に相談し、子ども向けプログラミング教材である『Scratch(スクラッチ)』という言語で開発し、子どもたちでも自由にカスタマイズできるものができるのではないかと開発がスタートしました。
◇子どもたちの学びによるインスピレーション
 SDGsすごろくのプログラミング開発と同時期に川崎市立下作延小学校の5年生に総合学習の教材として川崎フロンターレのSDGs活動を選んでいただき、子どもたちが自ら調べ、調べた内容を図表化し発表。さらに有識者を交えた講話から調べた内容を深掘りし、学習する授業を実施しています。
 そこから、インスピレーションを得て、開発している『SDGsすごろく』のコンテンツに含めることで、より学習効果があるものになると考え現在に至ります。
◇『川崎フロンターレSDGsすごろく』の誕生
 プログラミング教材として始まった企画ですが、総合学習の『調べ学習』と融合し『川崎フロンターレSDGsすごろく』が誕生しました。今までの総合学習の枠を超え、子どもたちが作ったコンテンツを、インターネットを通して体験学習できる次世代の教育ツールとなりました。
内容              川崎市立下作延小学校5年生が調べて作ったSDGsにまつわるすごろくで遊ぼう!
      ※一度に参加できる人数は12名。終わり次第、次の人が参加。
実施場所       フロンパーク内SDGsブース
実施時間       10:30~13:30
協 力           富士通株式会社、川崎市立下作延小学校
参加料           無料
参加方法       随時受付(整理券等の配布はございません)」
引用:J1川崎公式HP

 川崎さんのお得意のパターンですね。過去も確かカルタとか作られましたね。最初の馴れ初めがサポーターの紹介というのがいいですね。プログラミング企画に進み、最後はアナログなすごろくという流れもいい。親会社に従業員有志の会「フロトラ(富士通×フロンターレ)」というグループがあるんですね。調べてみると、富士通さんの全社DXプロジェクト「フジトラ」から来ているとか。「トラ」はTransformation」だとか。いい親会社さんですね。
 SDGsに関して、川崎さんは第2グループだと認識していますが、これくらい行動力・実行力があれば、そのうちに先頭グループに踊り出し、またぶっちぎっていかれそうな気がします。SDGsも「やっていただいている」ところがあれば、早く我が事として始めないと100年持続できないと思いますよ。そして、まさにぶっちぎって行かれた取り組みがこれ。遥か彼方に行ってしまわれた感覚で読んでいました。
    
【10/29 神戸「Rick&Joe~フロンターレ新感覚 陸上コラボイベント」開催】
〔オリンピアン、パラリンピアン、駅伝選手総勢50名大集結! FRONTALE×陸上初コラボイベント〕
 10月29日(土)ホーム最終戦となるヴィッセル神戸戦は、『陸上』とコラボしたイベント、その名も『Rick&Joe』を開催! 今年1月に実施した新体制発表会見にて、フロンターレ大好き陸上オリンピアン・卜部蘭選手と『山の神」の異名を持つ富士通企業スポーツ推進室所属・柏原竜二さんから『Rick&Joe』の開催が発表されてから早10か月。ついにイベントの全貌が明らかに!
 まずこのイベント最大の特徴として、スタジアム場外イベント会場としてファン、サポーターの皆さまにおなじみのスタジアム前広場=通称『フロンパーク』は一切使用しないということ! 今回の会場はスタジアム前園内道路を多摩川方面に行き、釣り堀の向かい側にある400mトラック完備の補助グラウンドがメインとなります。
 当日は陸上オリンピアン、パラリンピアンをはじめ、箱根駅伝にゆかりのある選手、陸上関係者総勢約50名が集結! 陸上との接点があまりないフロンターレサポーターも、フロンターレになじみのない陸上ファンも、みんなが楽しめるフロンターレワールド満載な企画盛りだくさんですので、今年最後のホームゲームイベントを思いっきり楽しみましょう! また、この日は恒例『陸前高田ランド秋』を『リック前高田ランド秋』と改名して、野球場前広場にて開催しますので、あわせてお楽しみください!!
対象試合     2022年10月29日(土)15:00キックオフ 明治安田生命J1リーグ第33節 vsヴィッセル神戸
イベント実施時間 同日 10:00~14:30
イベント実施場所 等々力補助グラウンド、園内道路ほか
共 催      川崎市
協 力      川崎市陸上競技協会」
〔スタジアム内〕
企画1 Rick&Joeオールスターズによる 始球式
企画2 増田明美さんによる細かすぎる選手小ネタ情報付き選手紹介
企画3 ハーフタイム陸上400m走対決ショー
〔参加整理券を事前配布するアトラクション〕
◇第1会場 道路DE陸上『道路 DE 陸上』
◇第2会場 ステージトークショー
◇第3会場 補助グラウンド『陸上アトラクション』
 陸前高田ランド名物『餅まき』(各回100名 計400名)」
引用:J1川崎公式HP

 かなり短く省略させていただきましたが、元記事はすごいボリュームで、かなり圧倒されました。川崎さん、陸上クラブ立ち上げるの?と思わせるくらいに、熱量が半端ないです。あと、この取り組みに参加される顔触れがすごい。そこまで参加者が来るの? 手持ち無沙汰になりませんか?と思わず心配しそうになるくらいに、すごい物量、人量です。また、すごいのが普通にパラスポーツも同席されているスタイル。まさに未来の陸上競技を思わせる空間がそこに広がっていました。端折ったので、代わりに少しアンテナに引っ掛かったポイントや企画をリスペクトしてみましょうか。

・スタジアムイベントでありながら、フロンパークは一切使用せず、陸上の補助グラウンドを使用。
・陸上オリンピアン(100mの山縣選手)、パラリンピアンをはじめ、箱根駅伝にゆかりのある選手、陸上関係者(増田明美さん等)総勢約50名が集結。
・増田明美さんによる細かすぎる選手小ネタ情報付き選手紹介 →これ聞きたい
・トークショーも面白そう。川崎市長と憲剛FROのトークショーや、ライバル3大学による箱根駅伝のマル秘トークとか。
・PRブースを出す富士通陸上競技部がすごい。五輪で8大会連続、東京パラで日本代表選手を輩出。ニューイヤー駅伝で3度優勝している名門でした。そりゃこれくらい呼べるわと。
・砲丸投げ企画に新潟アルビレックスRCの選手が参加。いい連携です。
・走りチョン ソンリョン幅跳び → ソンリョン選手の身長を1単位として、何ソンリョン跳べるかを計測って(笑)。
・走りオニキ高跳び → 棒に備え付けられた鬼木監督幕を地面に落とさずに跳び越えるそうです。
・車イスきもの早着付けレース「TEAMケンゴvs TEAM福田市長」対決 → 画的にも面白そうです。
・箱根駅伝 水をこぼさず給水チャレンジ  → 水が入ったコップを一定量こぼさずにランナーに渡せるかチャレンジ。

 とてんこ盛りでした。専用ページも1つ1つ丁寧に説明が並んでいるから、多い企画数に比例してとんでもないページの長さになっていました。これくらい長いページも他クラブではまず見かけない。ソンリョン跳びとかオニキ高跳びとか、遊び心もしっかり入っていて、川崎さんらしいなと思いました。憲剛FROもしっかり参加されますね。
 新潟RCさんが来ていたし、ひょっとして川崎フロンターレRCを立ち上げたいのではと、ちょっと深読みをしてみるが、でも富士通陸上部あるしなぁと思ってみたり。とにかく、このページを読みながら、川崎さんがまた遥か遠くに行ってしまわれたなと。他のJクラブはまた置いてけぼりだ(苦笑)。
 当ブログの持論は、Jクラブがみんなフロンターレ化したら、世界で天下無双のプロリーグになると思っています。商業主義で、コロナを理由にモノ、カネばかり重視して、成績や数字ばかりしか口にしないところがあれば、それは長い目でみれば、100年持続できないところだと認識しています。これからプロクラブとして成長していきたいところは、お手本を間違えずに、川崎さんをお手本に事業を組み立てていくべきです。すぐには実績は生まれなくても、100年持続すると思いますよ。うらやましき限りなり。
J1川崎関連:11611511411311211111010910810710610510410310210110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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