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地域に溶け込む川崎フロンターレ36 【J特】

2012-11-05 00:15:24 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 J1川崎は本当に昔から多くの事例を紹介しています。特にこのクラブはアッと驚くサプライズな活動が多いです。今回驚いたのは、「算数ドリル実践学習」というもの。よく言う表現ですが、これもよそのクラブは真似できないでしょう。地元Jクラブの選手等が学校へ出向き、「体育」の授業に参加することは、どこでもやっている事(やっていないクラブもごく少数見受けられます)ですが、J1川崎では、自分ところのクラブで作った算数ドリルの問題を、実際に選手が学校に出向いて、児童と一緒に考えていくというもの。算数ドリル自作もすごいですが、更に実践学習ってスゴ過ぎます。以下、抜粋して紹介。
   
 川崎市内の全113公立小学校6年生及び特別支援学校3校に通う約12,000人に配布されている川崎フロンターレ算数ドリル。4月に今年の「上巻」が配布、10月に「下巻」が完成し、各学校に配布。2009年から今年で4年目。子どもたちと触れ合いながら一緒に勉強できる場を作れればという思いからスタートしたそうです。
 過去には鄭大世(2009年)、稲本潤一(2010年)、山瀬功治(2011年)が実際に小学校を訪れてゲストティーチャーとして子どもたちと一緒に授業を実施。今回は何とブラジル人の3選手(ジェシ、レナト、サントス)。今年で4回目ということで、川崎市内の小学校からの依頼が増えていき、、今回の菅生小学校も自ら申し出たそうです。今年はブラジル人選手という事で、日本の小学生との「国際交流」も図ろうという狙いもあったとか。
 実践学習に入る前、ケガをしないように子どもたちと一緒にランニングからスタート。準備運動が終了すると2組に分かれていよいよ実践学習のスタート。ジェシ、レナト組とレネの組に分かれた2つの授業。

 レネ組は「子どもたちと一緒に50mを走り、一緒にゴールするためには何m差をつけてスタートすればよいか」という問題。50mを全力疾走し、ここから子どもたち自身の50m走のタイムを比較して何mの差をつければよいか計算。答えが出たところで、実際にそれをグラウンドの上で証明してみようと、各スタート位置から一斉にダッシュ。レネ選手と子どもたちの距離が縮まっていき、ゴールの時は横一線になるはずでしたが、レネ選手はの本気で追い抜いてしまったそうです。
 一方、ジェシ、レナト組は「シュートスピードを測定し、いろいろな動物のスピードと比較する」という問題。レナト選手のシュート記録は98㎞。児童たちのシュートスピードが出たところで、こちらも計算へと移動。先生たちからいろいろな動物の速度が出され、どのスピードが一番早いか計算。
 体を一緒に動かしながら、算数とそしてフロンターレに興味を持ってくれる子どもたちが増えてもらえればという思いからスタートしたこの算数ドリルの実践授業。宮前区の他に3区で実施しましたが、まだ多摩区、幸区、川崎区の3区の小学校で未開催という事で、来年は3区どこかの小学校で実施したいとか。
   
 申込みを待っているそうですが、自ら学校を回って売り込むのではなく、申し出制にしているところがいいですね。J1川崎では、J2鳥取のように選手と地域・社会貢献活動をこれくらいやるという契約を結んでいるそうです。当ブログを読んでもらっていたら、地域・社会貢献活動に積極的な、「模範的」クラブがどこそこ、そうでないところは・・・ と何となくおわかりと思います。読者の皆さんの、各地元クラブはそういう契約を結んでおられるのでしょうか? 人数の多い選手の人件費を抑え、選手のコンディションに気を使ってみても、塚野社長のお言葉にあるように、全く影響はないと思われます。かえって社会経験ができない分、デメリットが出ているかも。そういう部分を、JクラブとしてJリーグ規約第87条で履行義務化されている、選手による地域・社会貢献活動を行わない理由にしていいのか、と個人的に思ってみたり。
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2012/1027.html
J1川崎関連:33323130292827262524232221 

 話は変わり、今日カンスタに行ってきました。その模様は明日。ベルは最下位に負けちゃいましたね。そして、気になるのがFC高梁の入れ替え戦の相手と日程(17日に笠岡ですね)です。どのカテゴリもシーズン終盤の戦いになってきましたね。

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2 コメント

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Unknown (ren)
2012-11-18 00:05:49
はじめまして
フロンターレのイベントを調べているうちにこちらのサイトにたどり着きました。

本当にフロンターレは地域のために色々なイベントをしてくれているんですよね。
子どもがいるので、選手による読み聞かせの会、お祭り、選手も参加するサッカー教室等
参加するうちに、サッカーには縁がなかった私でも
年に何回かは等々力に足を運ぶようになりました。
フロンターレの策にはまってしまった感じです(笑)

子どもたちは、月1ぐらい(定かではありませんが)のペースで、学校経由でフロンターレ発行の「こどもサッカーニュース」というチラシをもらってきます。
そこには試合日程やフロンタウンで行われるイベント等が載っています。
それを持ち帰ると大体、応援行きたい~となるのです。
あと区民感謝デーのような無料で観戦できる日もあります。(抽選ですが)
なので周りを見ても自然と応援するならフロンターレ!って感じになってます。

チームが地元に歩み寄ってくれることは本当にいいことですね。
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Unknown (Bmount)
2012-11-18 09:35:31
renさん、レスありがとうございます。

策にまんまとはまったわけですね(笑)
本当に川崎さんは、ファン・サポーター目線で、地域へのホスピタリティに優れたいいクラブです。

もちろん、「こどもサッカーニュース」も知っており、そのうち紹介したいなと思っていました。区民感謝デーなどは、他のクラブで言う「市町村デー」のはしりですから、素晴らしいです。
等々力にも先日足を運びましたが、塩ちゃんこ美味しかったです。現在、等々力の改修に向けて動かれていますが、楽しみにしております。
本当に川崎市民が「うらやましい!」
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