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Jリーグの話題209

2022-02-03 00:01:04 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リペクトコラムです。
 やはりこの話題ですかね。31日のJリーグ理事会で、野々村新チェアマンが選任されたようです。メディアで就任報道が流れて、Jリーグ側もこちらからの報道ではないと、完全に否定していなかった情報。もう一方、島田亨氏(プロ野球楽天の元社長)の名前が出ていましたが、結果的には野々村さんに決まって本当に良かったと思います。野々村さんの名前が出た時も、正直話が良すぎて本人が受けてくれないのではと、勝手にネガティブに思い込んでいました。その分、現実味帯びてきた時は、やっと村井さんの後継者が落ち着いたと個人的に思いました。
   
【Jリーグ次期チェアマン 札幌の野々村会長承認「より多くの人にJリーグを届けたい」】
「Jリーグは31日、オンラインで理事会を開き、役員改選に伴って札幌の野々村芳和会長(49)を第6代のチェアマンとする人事案を承認した。3月15日の総会と理事会を経て正式に就任して新体制が発足し、上限となる4期8年を務めた村井満チェアマン(62)は退く。
 野々村氏は慶大から入団した市原(現J2千葉)、札幌でMFとしてプレー。13年から札幌の社長を務めた。元Jリーガーのチェアマン就任は初めてで「より多くの人にJリーグを届けたい。ビジネスとフットボールは村井さんの8年で進歩したが、もう一度フットボールを基軸に置きたい」と抱負を語った。」
引用:スポニチアネックス

 正式には3月の就任なんですね。木村専務も退任とか。とにかく選手出身というのが大きいですね。当ブログも同じJクラブの社長でも選手出身の方は一目を置いています。一番の好事例がセレッソさんの森島社長か。ビジネスとともに進歩してきたが、もう一度サッカーを基軸に置きたいというコメントが気になります。どういう意味なんでしょうかねぇ。現場主義、選手目線でも事業を考えたいという事なのか。
 当ブログでもこの記事にあるように昔から、腕のいいJクラブ社長として、野々村さんには注目してきました。画期的なアイディア事業、異競技交流、災害時の迅速な対応、ファン・サポーターとの距離感の近さ、北海道の公共財にふさわしい社会貢献活動など、かなりリスペクト記事は多いです。

【Jリーグの新チェアマンは「改革派」? 野々村芳和氏は日本サッカー発展の起爆剤になれるか】
〔6年で売上規模を3倍強にした経営手腕〕
「社長としての彼は、Jリーグ界では『稀代の経営者』と言えるだろう。その根拠は何か? コンサドーレの売上の伸びを見れば一目瞭然だ。野々村氏がコンサドーレの社長に就任した1年目、2013年の売上は10.7億円だったが、コロナ禍前の2019年には36.0億円まで売上を伸ばした。たった6年で会社の規模を3倍強にしたわけだ。この期間におけるJ1とJ2計40クラブの売上伸び率は平均で1.6倍だ。頭ひとつ抜きん出た成長率と言える。
〔スポンサー企業からは「人たらし」と評判〕
「また、スポンサー企業の経営者の間では野々村氏の『人たらし』ぶりが評判だ。ユニフォームの胸スポンサーを長年務める石屋製菓(株)の石水創社長は次のように述べる。野々村さんのすごいところは人心掌握力に長けている点。ビジョンを掲げるだけでなく、それをしっかりと有言実行するので信頼感がある。プレゼンスキルがあるのは言うまでもないが、傾聴力もある。パートナー企業含め、コンサドーレに関わる人が以前と比べて何倍も増えてきたのは、彼の人柄によるところが大きいのではないか。
 Jリーグのチェアマンとして今後、コロナ禍における行政との調整やDAZNとの放映権の価格交渉など、数多くの交渉事があるだろう。野々村氏のコミュニケーション力はそういった折衝の場で必ず活きてくるはずだ。
〔サポーター目線での情報発信力〕
「野々村氏は北海道のラジオ番組で毎週2つのコーナーを持っており、サポーターに向けて自らの声で情報発信を行っている。北海道新聞でもコラムを連載し、スカパー!でも自身がMCを務めるサッカー番組を持っている。経営トップに立つ人間が自ら『広告塔』の役割を買って出て、ここまでメディアに露出しているJリーグクラブは他にあるだろうか?
 彼の発言を9年見ていて感じるのは、常にサポーターを第一に考え、サポーター目線で物事を語れる点が特に秀でているように思う。サポーターが知りたい情報を的確に把握した上で、できる限りの情報を発信する誠実さがある。」
〔新チェアマンへの高まる期待値〕
「スポンサーを口説き落とす『営業力』、メディアを巧みに操る『広報力』、現場のリアルを知り尽くした『現場力』、これら3つを兼ね備えたJクラブの社長を筆者は他に見たことがない。」
「もし懸念点を挙げるとするならば、働きすぎる点だ。過去のインタビューで野々村氏は『好きなことをやってるんだから自分は休みなんていらない』『24時間サッカーのことばかり考えている』と口にしてきた。昨今流行りの『働き方改革』とは逆をいくスタンスで、今後彼の部下になる職員が若干心配だ。ただ、Jリーグは現在コンプライアンス遵守を徹底しており、この心配はきっと杞憂に終わることだろう。」
〔コンサドーレ時代から推測される新チェアマンの「改革路線」〕
「野々村氏の過去のインタビューを振り返ってみると、節々で『とにかく変わらなければいけない』『現状維持は衰退と同じ』という主旨の発言を繰り返している。『変化なくして成長なし』という考え方は、彼の行動哲学そのものと言えるだろう。現に野々村氏は社長就任1年目の2013年、『北海道とともに、世界へ』というスローガンを掲げた上で、『世界戦略』を打ち出してきた。」
引用:YAHOOコラム

 6年で売上を3倍強ってすごいですね。野々村さんの就任前は、地元岡山とどっこいどっこいのレベルで、確か財務的にも楽ではなかったと思いますが、見事に蘇生させ、立派なJ1クラブに引っ張り上げられました。余り事業規模が大きくなっていない岡山とは対照的ですね。以前に山雅さんとの比較記事を書きましたが、今度は札幌さんとの比較記事を作ってみようかな。鳥栖さんもJ2からJ1に定着したクラブでしたが、やっぱ札幌さんの域には達していないかも。
 「人たらし」と言われた営業力。そういえば一時期、一部のスポンサーからクレームめいた話がこちらまで漏れ聞こえていたところも見受けられました。札幌さんとは大違いですね。やっぱ経営体質の違いでしょうか。
 あと、クラブでなく、個人でラジオコーナーを2つ、地元紙やスカパーにも担当を持っているってすごいですね。まさに広告塔。選手が主役なので、フロントは余り表に出ない方がいいという価値観を持っていますが、野々村さんは別格でしょう。懸念点が面白いですね。いわゆる「サッカーバカ」ですね。選手出身の野々村さんが言うと、かなり説得力があります。懸念部分も、JクラブからJリーグ入りされたら、粗削りから研ぎ澄まされるのではないでしょうか。
 改革路線もいいですね。今回は省略しますが、秋春制にもポジティブな姿勢とか。かつてファン・サポーターと膝を交えて語り合ったように、今度は50を超えるJクラブとよく対話して対処して欲しいと思います。社長就任1年目で早くも世界戦略を描いていたというのも面白い。お手並み拝見です。 

        
【Jリーグ次期チェアマン内定、コンサドーレ会長・野々村芳和氏が語るサポーターへの感謝と決意】

「(1月)31日の理事会後記者会見で選考委トップの野宮氏が説明したところでは、昨年3月に160人程度がリストアップされた後、選考委の討議を経て10数人ほどに絞り込まれた。それまでは野々村氏も選考委員の1人に名を連ねていたが、絞り込みの時点で外れた。その後、複数回の面接などを経て9月中旬に野々村氏が次期チェアマンに内定。同時期に進められていた常勤理事のメンバーについては、野々村氏の意向も反映させた上で決定した。
 今回の選考では、昨年11月初旬にスポーツ紙の報道で楽天ゴールデンイーグルス元社長の島田亨氏の名前が浮上。同記事中では野々村氏とJリーグ専務理事の木村正明氏も候補に残っているとされていたが、この時点で野々村氏に内定が出ていたことになる。」
「『僕にとってサッカーは1つの“作品”。試合の質も大事であるけど、スタジアムの機能やクラブが行うイベントなども含めて「あのスタジアムに行きたいな」というもの。何よりもサポーターの人たちがつくってくれる熱量、雰囲気が相まってサッカーという作品ができると思う。より良いサッカーの作品を全国の60近いクラブで毎週提供していくという、当たり前のところをもう1回各クラブのスタッフ、選手、監督と意識しながらやっていく。それがいろいろなことを決めていく上でもっとも大事な基軸になっていく。そして、その作品をどうやったら多くの人に伝えられるかというところも一番ポイントにして進めていきたい』と今後の方針にも触れた。」
引用:財界さっぽろ

 このコラムを読むと、野々村さんは去年の9月には内定していたそうですね。それだけ適任だったのでしょう。サッカーは「作品」という表現もいいですね。現場、フロント陣と三位一体の支援者で作り上げる「作品」なんですね。その作品をどう一般社会に伝えていくかですか。J2中位もしくはエレベータクラブだった札幌さんを劇的に今の立ち位置まで成長させた手腕でJリーグがどう変わるのか楽しみです。
 個人的には「シャレン」に何か影響が出ないか気になっています。ただ、札幌さんでもあれほど社会貢献活動をしてこられた方なので、シャレンも更に進化させてくれるものと期待しております。ホームタウンやネーミングライツの騒動もありましたが、札幌から北海道にホームタウンを広域化し、チーム名にも「北海道」を加えて、真の道民クラブに進化させた野々村さんなら、何も心配もないと思います。逆にそういう事を口にしたい一部のJクラブオーナー達を一蹴してくれそうです。
野々村次期チェアマン関連⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211208
   〃         ⑧:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200407
   〃         ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180919
   〃         ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180118
   〃         ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170816
   〃         ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161125
   〃         ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150923
   〃         ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150830
   〃         ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150218
J1札幌関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
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