リスペクトコラムです。
当ブログでも熱く見守っているJリーグシャレンですが、頑張って欲しいですね。地元J2岡山ではとんとこのキーワードは見なくなりましたが、他のところ(付加価値の高いところ)は着々と事業を進めているようですね。シャレン公式HPでもアイディア募集が開始されました。当ブログでもそのうち応募したいと思います。クラブ単位ではなく、リーグ単位でのアイディアなので、提案してみるだけに終わるかもしれませんが。あとはシャレンの公式FBページもよく観ます。細かい事例がいくつか登場していますね。
その中で第1号がY.S.C.C.さんです。すごいですね、SDGsが掲げる17の目標すべてを網羅しているそうです。細かい内容はともかくとして、そういう風に強く意識できるのは素晴らしいと思います。
【SDGsと歩む、未来へのフットボールプロジェクト】
「コートの脇にはこの大会の趣旨に賛同していただいたイビチャ・オシムさんやパトリック・エムボマさんからの祝辞が並び、子どもたちの試合の合間に組まれた『FOOTBALL×SDGs』スペシャルマッチでは、国も人種も性別も年齢も“ごちゃまぜ”の試合が繰り広げられていました。
スペシャルマッチを盛り上げるのはジェンベ(アフリカの民族打楽器)のリズム。そして、サッカー解説ならぬ“SDGs生解説”によって、笑いあり、拍手ありの自由な空気の中、多くの人が楽しくSDGsに触れる時間に。」
「『どうしてFOOTBALL×SDGsなんですか?』。
Y.S.C.C横浜の代表・吉野次郎さんに聞いてみると『クラブを設立した33年たちますが、“地域はファミリー!”の標語のもと、“ボールで笑顔、ボールで世界平和”をミッションとして様々な活動をしてきました。今年の2月に学校の授業でSDGsについて教え始めたという新聞記事を読んで、ふと自分たちの33年の活動を振り返ってみたのですが、SDGsが掲げる17の目標すべてを網羅していたことに気づき、それならと今回の大会のテーマに絡めてみたんです』とのこと。」
「FOOTBALL×SDGsというコンセプトに共鳴したのは、オシムさんやエムボマさんだけではなく、SDGsに積極的に取り組みたいと考える企業やNPOの方々も一緒になって、今回の大会を作り上げていました。今後、Y.S.C.C.横浜では、今シーズンのホームゲーム17試合の中でSDGsをテーマにした企画を実施する構想があって、今回のサッカー大会で出会った企業や団体、個人の人たちはもちろん、一緒に楽しい企てを考えてくれる仲間を大大大募集しているそうです。」
引用:Jリーグシャレン公式FBページ
【Y.S.C.Cの具体的取り組み】
①貧困
・寿地区住民への取り組み(咀嚼力・口腔衛生講座)
・フードドライブ
・寄付活動(赤十字・国境なき医師団・スペシャルオリンピックス)
・もったいない活動(節約活動)
②飢餓
・寿地区住民への取り組み(まず、食べましょう・栄養講座)
・フードドライブ ・もったいない活動
③保健
・寿地区住民への取り組み(伊藤式健康体操)
・ウォーキングイベント
・シニアチーム活動
・寿地区住民への取り組み(まず、食べましょう・栄養講座)
・シニア世代のボランティア活動による多世代の交流促進
④教育
・スクール活動全般
・指導者の教育
・よのなか科開催(Jrユースの子どもたちに世の中のことを勉強してもらう取り組み)
⑤ジェンダー
・コスモス(女子チーム)
・ほほえみ教室(成人女性向け各種スポーツ教育の開催)
・女性スタッフの活躍と役職の提供
⑥水・衛生
・一社)横浜水辺のまちづくり協議会での水辺の活用と改善活動
・遊水地施設再利用実現の為の活動
・湯西川サッカー大会での蛍の見える川活動
⑦エネルギー
・エコキャップ運動
・寿町打ち水大作戦
・山下会打ち水
・臨機応変なクールビズ対応
⑧成長・雇用
・寿地区住民への就労支援
・ボランティア体験による雇用促進
・提携専門学校からの雇用創出
⑨イノベーション
・マラウイ共和国への国際貢献
・IT専門分野の雇用によるインターネットの拡大と技術革新
・スポーツの力を用いた街づくり
⑩不平等
・各種学校および諸外国との国際交流
・定期的な各種学校との交流
⑪都市
・寿地区住民への取り組み
・本牧まちづくり会議の活動
・本牧エリアのインフラ整備(石畳の整備要請・害虫対策)
⑫生産・消費
・サッカーボールプレゼント
・用具のプレゼント
⑬気候変動
・エコキャップ運動
・自転車での営業活動におけるC0.2削減への寄与
⑭海洋資源
・一社)横浜水辺のまちづくり協議会での水辺の活用と改善活動
⑮陸上資源
・本牧山頂公園クリーンアップラリー
・本牧財務用用地のフットボールフィールドの実現(36年未使用土地の劣化防止)
⑯平和
・Y.S.C.C杯
・いつでも誰でもスポーツを楽しみ、健康で豊かな生活をおくれるスポーツフィールドの実現
⑰実施手段
・パートナー企業とのタイアップ(スポンサー様)
・ビィ・フォアード社との連携(マラウィ共和国とアフリカ諸国の発展に寄与するグローバル活動の実施)
引用:J3横浜公式HP
昨日、スポーツSDGsを紹介しましたが、Jクラブで初めてSDGsが掲げる17の目標すべてを網羅していると宣言したクラブです。それがY.S.C.Cさんとは。実はクラブ創設33年の古豪。当ブログでも昔に事例紹介した事がありますが、何と2006年の1回きり。その時に3部とはいえJリーグに昇格するとは思っていませんでした。ずっとこのまま地域の市民クラブとしてやっていくんだと勝手に思い込んでいました。
それくらい、地域密着したJクラブなのです。そういう意味ではSDGsにふさわしいクラブなのかもしれません。これから、後に次々と同じようにSDGsを網羅していくクラブが現れる事でしょう。たぶん、湘南さんとか川崎さんとかで、当ブログの「付加価値が高い公共財Jクラブ」からになっていく事はあっても、Jリーグシャレンで最初のうちはキーワードで出てきても、最初だけで口にしなくなったようなところは無理があるか。「モノ」「カネ」だけで「ヒト」「コト」が無いとか。
あと、今年の6月に米田理事が日テレに出演して、Jリーグシャレンについて語っておられます。「Jリーグ×農業・宿題・健康・○○」とフリップを書いて解説したそうです。SDGsか、これからのスポーツ界に鳴り響いていくキーワードですね。すなわち、SDGsが網羅できるところは100年続き、できないところはいずれは消えていくという事なのか。
引用:日テレニュース24ページ
J3横浜関連: https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060531