J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

盛り上げたい「2014 明治安田生命 J3リーグ」4

2014-01-31 00:01:23 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 今シーズンから新たに開幕するJ3リーグですが、何かと話題を提供しています。当ブログとしても、何とも面白い内容のリーグで、J3にまつわる情報もいろいろと耳にします。その中でまず出てきたのが、「リーグスポンサー」の導入です。一瞬、なでしこリーグの冠スポンサーが変更になったのかと思い、目をこすってみたら、J3リーグでした。
 明治安田生命は今年1月よりJリーグのトップパートナー及びJ3リーグのタイトルパートナーを締結されました。Jリーグの売上が増えるのはいいと思いますが、スポンサー名がリーグ名の前にあるのは何とも違和感がありますね。長くなでしこリーグが、MOCやプレナスといった冠スポンサーが付いており、あのイングランドプレミアリーグも実は「バークレー プレミアリーグ」が正式名称という事を考えると、冠スポンサーが付く事は喜ばしい事なのかもしれませんが、個人的には違和感ありありです。少し前に「スカパー! Jリーグ」という裏ニックネームも紹介した事がありますが、例えばチームネームスポンサーとかになると、例えば某黄色いチームで言うと「日立製作所 柏レイソル」になり、これってJリーグ開幕時に排除した企業名に戻ってきていないかい?と想像が膨らんでしまいました。つまり、20年前にクラブには企業名を排除して地域名を付けなさいと言っているリーグ本体が企業名を付けちゃっているという風に。
 やはり、最近のJリーグはおかしい行動が多いと思う。これも商業主義が強くなっている傾向なのかと。余りネガティブにとらえず、ポジティブにとらえるとリーグの収入が増えれば、プロ審判など環境整備が進むそうです。でも、やはり違和感があるなと。何年かしたら本当に「スカパー! Jリーグ」になっているかもしれませんね。
「2014 明治安田生命 J3リーグ」公式HP:http://www.j3league.jp/
             

 違和感と言えば、「『若手育成の場』」として語られるJ3 “U−22選抜チームありき”への違和感」というタイトルのコラムを目にして、読んでみると宇都宮氏のコラムでした。ちょっと紹介してみましょう。
【J3クラブはJクラブかそれ未満か?】
 発表されたJ3のロゴは、存のロゴからJリーグの「J」の部分を白黒反転して「3」をくっつけただけの、いささか「やっつけ感」が拭えないデザインにも失望。新しいロゴを作る事になった理由は、ある報道によると、J3も同じロゴにしてしまうと「希少性がなくなる」とJリーグ上層部が判断したからという事で、事実なら、J3クラブというものは「Jクラブ未満」という位置づけなのかと思われる。
 「J3クラブはJクラブなのか、それともJクラブ未満なのか」という質問の回答としては、「J3はJクラブであり、ロゴを区別した理由は、スポンサーの支援を受けやすい環境を模索した結果、J1・J2とは違った形のロゴに変えることで、支援を受けられるようになったということ」

【明らかになったリーグの概要】
・参加するのは11クラブとU-22選抜の12チーム
・リーグ戦は3回戦総当たりの33節(198試合)
・リーグ戦はホーム&アウエーで行われるが、U-22選抜はアウエーのみ
・リーグ戦は3月9日に開幕、11月23日に終了
・試合は90分で、勝敗が決しない場合は引き分け
・勝ち点は勝利3、引き分け1、敗戦0
・年間順位は勝ち点合計の多いチームを上位とする
・同勝ち点の場合は①得失点差、②総得点数、③当該チーム間の対戦成績、④反則ポイント、⑤抽選の順で決定
・試合エントリーは1チーム16名以内(外国籍選手は2名まで。ただしJリーグ提携国=タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアの国籍を有する選手は1名に限り追加エントリーが可能)
・試合中の選手交代は5名以内
・警告累積が4回に達した場合、直近の試合が出場停止となる
・表彰は1位が賞金500万円とJリーグ杯、2位が賞金250万

【“U-22選抜ありき”でいいのか?】
 J3リーグ創設の流れが“U-22選抜ありき”で進んでいるように見える。J3リーグのレギュレーションの中の、「試合中の選手交代は5名以内」という不自然なルールが存在する事に違和感を覚える。上位リーグは3名以内なのに、なぜ3部リーグでは「5名以内」なのか? これはもしかして、U-22選抜に配慮したルールなのではないか? 
 そもそも新リーグ創設に際しては、参加するクラブが決まる前に、J3リーグの枠組みやレギュレーションが決まってしまったために、参加するクラブの意向が反映される余地は無し。しかもJFAの肝いりで参加するU−22選抜の参戦についても、仕方がない話なのかもしれないがだが、設立までのプロセスがフェアであったとも言い難い。
 リオ五輪に向けて、若手の出場機会を増やすことの重要性は認めるが、そのため「だけ」にJ3が存在するのではない事を改めて強調したい。主役はあくまでもJ2昇格を目指す11クラブであり、U-22選抜チームは、特例的な「脇役」と認識するほうが、リーグとしては健全と思われる。いびつな形になったが、J3リーグ1期生の各「Jクラブ」には、新たに誕生したリーグを大いに盛り上げてほしいと切に願う次第。
スポナビコラム該当記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201401300002-spnavi

 なるほど、「2014 明治安田生命 J3リーグ」(長いね)は、U-22選抜ありきという側面もあったのかと改めて認識しました。Jリーグは将来的に日本全国に100のクラブを作る構想を持っているようですが、とりあえずは何年かかけて「2014 明治安田生命 J3リーグ」のチーム数を20近くまで増やそうとするでしょう。それでJリーグのピラミッドは60。1カテゴリが20を目安とすると、この調子でJ5まで作っていく事になります。その頃には5カテゴリにすべてリーグスポンサー名がつき、すべて2ステージ制で運営されているのかもしれません。その時はプロリーグとアマチュアリーグの境界線はどこに引かれているのでしょうか。その時に100のクラブは本当に「地域の宝」になっているのでしょうか。
 Jリーグでの100クラブ構想を初めて耳にした時は、素晴らしい構想だ。さすがJリーグ100年構想と思いましたが、昨今のJリーグの動向を目にしていると具体的に口にしませんが、首をかしげる事が増えてきました。あくまで自分に向けた話ですが、仕事関係で「お客様本位」という言葉が好きですが、売上に目がくらんで「自分達本位」の対応にならないように気を付けようと思い直した今日この頃でした。今日はいい記事だったなぁ・・・
J3リーグ関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130107
   〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131121

コメント (4)
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行政の支援50

2014-01-30 00:31:31 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 J’s GOALを観ていたら、J1鹿島で選手による学校訪問のパネル展示を、ホームタウン各地で開催する事を知りました。図書館や役所、公民館が会場のようですが、行政と連携の強さを感じるいい事例だと思います。以下、抜粋して紹介。

 J1鹿島では、ホームタウン活動の一環として実施しているホームタウン内小学校への巡回訪問で、昨年度に訪問した小学校について以下の通りパネル展示を実施。

・鹿嶋市(市役所):1月27日(月)~1月31日(金)
・潮来市(潮来市立図書館):2月1日(土)~2月7日(金)
・神栖市(中央図書館):2月15日(土)~2月21日(金)
・行方市(玉造公民館):2月23日(日)~2月28日(金)
・鉾田市(旭総合支所):3月3日(月)~3月7日(金)
・鹿島セントラルホテル:3月8日(土)~3月14日(金)
・クラブハウス:3月15日(土)~3月21日(金)
・ショッピングセンター・チェリオ:3月22日(土)~3月27日(木)
・カシマサッカーミュージアム:3月28日(金)~
※会場の展示最終日は15時までの展示。
J1鹿島公式HP該当ページ:http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/hometown/41485

 いいですね。余りこういう活動を公表すると、それよりサッカーを練習しろと言われるから余り出したくないという価値観もある事を、ネットか何かの情報で聞いた事がありますうーむ・・・・イメージアップとかそれ以前のレベルなので頭を抱えました(苦笑) 
 地域を大事にするところ、ホームタウンが県ならば、甲府さんのように県下の市町村に広く目を配れるところが地域の宝になっていくのではないかと個人的に思います。そういう中で、地域の後援会組織というのは大変重要な存在だと思います。
 他、鹿島さんについて、いろいろと探っていたら以下のような情報も出てきました。ちょっと紹介。
   
【ノンフットボールビジネス】
 2006年からカシマサッカースタジアムの指定管理者になり、健康事業を目的としたスポーツプラザ「カシマウェルネスプラザ」の運営や茨城大学との提携によるスタジアムの利活用推進を実施。
【フレンドリータウン】
 ホームタウンの5市(鹿嶋、神栖、潮来、鉾田、行方)のほかに、クラブ独自でフレンドリータウンとしてホームタウン周辺の10市町村と協定。サッカーを通じた地域連携を目的とし、ホームタウン周辺の市町村を対象に年1回ホームゲームへの市民招待やスタジアムでの観光PRイベントの開催、クリニックコース(サッカースクール)を開校するなど活動を展開。
茨城県:日立市、かすみがうら市、つくば市、稲敷市、阿見町、美浦村
千葉県:成田市、香取市、銚子市、東庄町
【地域交流】
 2007年から2008年にかけて、ホームタウンの5市(鹿嶋、神栖、潮来、鉾田、行方)にある小学校全校を選手が訪問。毎年10月に鹿嶋市で開催される「鹿嶋まつり」や鹿島神宮での節分祭など、地域イベントに選手等が参加。
【環境活動】
 2006年12月2日のジュビロ磐田戦では、カシマサッカースタジアムで使用する電力にグリーン電力(風力発電、太陽光発電)を利用して開催。2009年5月10日の清水エスパルス戦で、来場客から回収した食用油を精製し、チームトラックの燃料に活用する取り組みを実施。また、この取り組みが第3回クールビズ・オブ・ザ・イヤーで「クールビズ・アース2009」を受賞。
 鹿島さんはオリ10(オリジナル10)の老舗人気チームで、企業チームなのかもしれませんが、実は地方都市にあるチームの雄という一面もあります。今も変わらぬ高い人気は、こうした地道な地域貢献活動が源なのではないでしょうか。
J1鹿島関連⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130506
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111005
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110528
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101128
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100122
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090301

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ようこそファジアーノへ71

2014-01-29 00:02:55 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 いいニュースが流れました。他の記事の予定でしたが、急遽こちらの記事に変更です。地元のJ2岡山でいわゆる「一般向けのキックオフイベント」が開催される事になりました。一昨年に表町で開催されたのですが、昨年は開催なしという事で残念だなぁと思っていた矢先の吉報です。以下、抜粋して紹介。
   
 写真は一昨年の様子

 影山監督、コーチ、選手が今シーズンを通じてけがなく、良い成績が収められるよう、下記のとおり「必勝祈願」を実施。また、同日に奉還町商店街の協力のもと、岡山商工会議所等の支援者で激励の会を開催。選手達が、奉還町商店街を歩き、奉還町りぶら前にて挨拶を実施。

【必勝祈願】
日 時: 1月30日(木)15:30~
場 所: 岡山神社
参加者: 木村代表、監督、コーチ、選手一同等
内 容: 玉串奉納、絵馬奉納等

【奉還町商店街激励会】
日 時: 1月30日(木) 16:30~16:50
場 所: 奉還町商店街
パレード区間: 奉還町商店街西口筋側入口~奉還町りぶら
          16:30 奉還町商店街到着
          16:33 奉還町東交差点(西口筋)商店街入り口から奉還町りぶらまで練り歩き
          16:40 奉還町りぶらにて、挨拶
注意点: 一般見学者用の駐車場無し。時間の都合上、ファンサービスについては致しかねるとか。

 良かったですね。当ブログでも先日、キックオフイベント特集記事を掲載し、2月に入って今年の分を出そうと思っていましたが、これで気持ち良く記事は書けます。この日は、昼からずっとキックオフデーになったようですね。去年からずっと気にされていましたが、T部長さんやりましたね!
 一昨年前に表町で実施したキックオフ交流会を思い出します。あの時はすごい人でしたが、とても賑やかに進行されて一般のファン・サポーターの皆さんがチームに温かい声援を送り、みんなでシーズンを戦い抜く事を誓い合っていました。今年も同じようにファン・サポーターとチームが気持ちを一つにできる機会を与えてもらった事を感謝していると思います。岡山商工会議所をはじめとする支援者の皆さん、ありがとうございます。
 会場は最初の頃からずっと支援されている地元商店街である奉還町です。当方もいろいろと思い入れがある商店街ですが、本当にいい会場でこういういいイベントが実施できましたね。長君もまた大忙しの事でしょう。
 平日でなく、一昨年前のように週末の日だったら行けたのにという声もあるかもしれませんが、奉還町りぶら近辺もそれほど広い空間がある訳ではないので、限られた内容で声援を送ればいいと思います。当方ももちろん仕事で行けませんが、どなたかまたレポや情報が届く事でしょう。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1390809846
2012年キックオフ交流会関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120221

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サッカーを語る会

2014-01-28 00:03:11 | サッカーを語る会

 語る会レポです。
 昨日、ウルトラスにて定例会が開催されました。今回は11名と久々の一桁参加です。ただ、うちのブログを観て参加された、女性メンバーで井さん、高さんのお2人が新しく参加という事も影響があったのかなぁと。お2人とも、ほぼ毎試合ファジの試合を観戦に行っている熱狂的サポーターという事で、席順もFリーダーと相談して決めました。早めにお店に着くと、kuri氏やシマカズ君もなぜか来てるし・・・
   
 お2人を挟むようにして、B太氏などのファジサポを配置し、向かいにはくに氏など。おっと、そういえば、OSS委員会の山ちゃん君も初参戦でしたが、若気の至りなのか、テンションが高過ぎました。もうちょっと紳士的に飲んで欲しいかなと。いつもの会では、様々な分野でポジティブな話も出れば、ネガティブの話も出るという事で、古参メンバーの間で、「今日はポジティブを通そうぜ」と申し合わせていたのですが、どうしてもポロっと出てしまう始末。まあ、いろんな意見があるのが当たり前だし、それだけみんな思いが強いという事なのか。
   
 お2人にDVDを選んでもらったのですが、ホームガンバ戦になりましたが、いつものように途中からBGM状態になりました。また、突然「今日、参加します」とメールが来て、もつ鍋氏登場。まあ、いつもうろうろしているので、気にはならない。ゴルフ兼用ブログで先走った情報を流す傾向があるので、「情報を出す時は、必ずソースをリンクで貼った方がいいよ」とアドバイス。
 自己紹介とかしていましたが、なかなか面白かったです。メンバーの中で、サポ歴でファジは10年近いですが、J1チームはもう20年になりますと話が出るとどよめきました(笑)。我々のグループは兼任サポが多いので、話も幅広いですね。J2の何かの話題が出ると、J1ではこうだとか会話の幅が広くなります。やはり、1つのチームしか知らないのと、複数のチームを知っているのでは全然違うなと思いました。
   
 井さんは「周剛」ファンという事でみんな驚きましたが、高(元選手と同じ苗字)さんは、ジェフェルソンを知っていると聞いて、更にみんな驚く。さすがに一時期いたサントス選手までは知らなかった様子。Fリーダーとやはり我々は古いんだなぁと話すと、妙に昔(JFL以前)のファジに詳しいkuri氏が首を突っ込んでくる。あと、こちらの塊では、某黄色いチームのレアンドロ問題(笑)で盛り上がりました。「どうすんだろか」「去年、ニーヤン選手はレアンドロと紹介されていたのに、今シーズンはどう区別して紹介されるのか」など。やはり、黄色いチームは面白いなと。ただ、ベガサポのくに氏は、J1仙台で余りいいニュースを聞けなかったためか、やや元気がない様子。

 そうそう、サッカーだけでなく、シーガルズの話も出ましたね。3月に試合来るね。おっと相手は久光製薬だとか、中には2月の笠岡大会を2試合ともすsでに券を買っている御仁もいるし。他にもまだまだ話題は尽きませんが、この辺で。皆さまお疲れ様でした。帰る時にふと横観ると、山ちゃんがダーツ投げてるし・・・

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日本からアジアへ2

2014-01-27 00:37:24 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 日経新聞に15日から2回シリーズで「サッカーでつながる日本とアジア」というタイトルで、日本とアジアとの連携について詳しく紹介している記事が掲載されました。前編はクラブを通してスポンサー企業がアジア企業とのマッティングをする事例や、アジアから選手の獲得に伴う地域間交流。後編は現場指導者による指導ノウハウの輸出ですか。順番に抜粋して紹介。
             
【眠る金脈 Jクラブ動く ~企業・人気選手に秋波】
 日本と東南アジアのサッカー界の連携が急速に進行。選手だけでなく、クラブ自体も強みと存在意義を再認識してアジアに注目。J1横浜は、「アジアパートナー」というスポンサー枠を新設。アジア進出を目指す日本企業とアジア現地企業をマッティングして、事業を後押しするスキームを構築。J1横浜が昨年、現地有力者の人脈に目を付け、アジア市場を狙う日本企業のために生かせると踏んで、タイ・スパンブリ―と提携。その流れで通信業のバイザー㈱と契約し、タイの通信・放送大手のトゥルーを仲介斡旋。更にスパンブリ―の助力で、タイの他企業や官公庁との契約も期待。
 J1横浜は、ミャンマーのヤンゴン・ユナイテッドとも提携関係にあり、カンボジアやブルネイのクラブとも提携する方向。提携クラブに選手育成ノウハウを提供する代わりに、オーナーの人脈を活用するもくろみ。

 J1甲府は山梨県が進めるインドネシアとの経済・文化・教育での交流事業を促進するためにインドネシア代表選手について獲得交渉。「選手を獲れば、プレーを通じて山梨県が注目され、県産品の輸出や観光客、留学生の増加が期待できる」と佐久間GMのコメント。Jクラブによる地域貢献の新しい形では。
 J1甲府が注目したのは、イルファン・バフディム選手。ツイッタ―のフォロワーが420万人を数えるとか。外務省も注目し、観光活動に協力してもらったとか。ASEANの人気選手にはそれだけの力があるとか。
 
 J2札幌は昨シーズンにベトナム代表のレ・コン・ビン選手をレンタルで獲得。完全移籍は実現しなかったが、北海道の映像がベトナムで流れ、北海道や札幌市のイメージがベトナム人に浸透。今後、ベトナムからの観光客の増加が期待できるそうです。昨年11月には、アジア進出を目指す北海道の企業等約50人がホーチミンでのジャパン・フェスティバルに参加し、現地企業との商談会に参加。ASEANの人気選手を獲れば、国境を越えたシティーセールスに寄与し、地域経済の活性化も期待できるため、J2札幌はインドネシア、マレーシア等を対象に選手の獲得を模索。
J1横浜公式HP該当ページ:http://www.f-marinos.com/news/detail/2013-07-30/164500/170802
バイザー㈱公式該当ページ:http://www.visor.co.jp/press_release/1541/


【JクラブとASEANの提携】
2012年
・Jリーグがタイ・プレミアリーグと提携
・J1神戸がチョンブリ(タイ)と提携
・J1・C大阪がバンコク・グラス(タイ)と提携
・Jリーグがベトナム、ミャンマーリーグと提携
2013年
・J2磐田、J1・C大阪、J2湘南、J1名古屋がタイでキャンプ
・J2札幌がドンタム・ロンアン(ベトナム)等と提携
・Jリーグがカンボジアリーグ、シンガポールリーグと提携
・J2札幌がベトナム代表のレ・コン・ビン選手を獲得
・J1甲府にイルファン・バフディム選手が練習参加
・J1清水にインドネシア代表選手が練習参加
・Jリーグが外国人枠に提携リーグ国枠を追加。
・Jリーグ合同トライアウトにASEAN6選手が参加

【J仕込み 指導力輸出】
 現在、東南アジアに選手だけでなく、指導者も移籍が増加。日本協会が90年代に指導者養成システムを整備し、日本の指導レベルが格段に上昇し、指導者の思想が統一。Jリーグ発足から20年が過ぎ、日本は指導ノウハウの輸出国となったとか。Jクラブが東南アジアのクラブと提携できているのはこの部分が大きい。今季、タイの日本人監督は4人。
「タイの指導者はチームコンセプトを選手に説明せず、そもそもコンセプトを定めていない」とランシットの丸山監督のコメント。
 丸山監督は、最初にミッション・ビジョン・ターゲットの設定で、役割分担も含めてスタッフに説明。目指すものの共有がタイの指導現場では欠落していたとしています。続々と東南アジアに渡る日本人選手が今後は丸山監督のように、そのまま現地で指導者になるケースも増える可能性もあるとか。現役選手が現地で指導者資格を取得する時間を提供するために、日本協会とJリーグは昨年11月に、シンガポールでC級コーチライセンスの講習会を開催。
「アジアで指導した監督が、Jリーグに戻る際に、アジアの選手もついてくる可能性がある。そのサイクルを作るためにも、日本人指導者にアジアで活躍して欲しい」とJリーグ中野専務理事のコメント。
 近い将来、強化や育成をつかさどるテクニカルディレクターのような人材が求められるようになるかもしれなあいと締めくくっています。

【東南アジアで指導する主な日本人指導者】
・和田昌裕/チョンブリ(タイ)監督
・加藤好男/チョンブリ、タイ代表GKコーチ
・神戸清雄/ナコンラチャシマー(タイ)監督
・丸山良明/ランシット(タイ)監督
・滝  雅美/タイ・ホンダ監督
・吉岡大介/トライアジア・プノンペン(カンボジア)監督
・木村浩吉/ラオス代表監督
・熊田喜則/ミャンマー女子代表監督

 そうした中、25日の報道で、J1甲府がインドネシア代表のイルファン・バフディム選手を獲得。この移籍によって、ガルーダ・インドネシア航空がJ1甲府のスポンサーに入り、J1甲府もインドネシアでのスクール事業を計画しているとか。イルファン選手は、オランダ生まれで、10~12歳にアヤックスの育成組織に所属。ユトレヒトで出場経験もあるとか。
 記事を打っていて思い出しました。関係ない話かもしれませんが、そういえばJ2岡山の影山監督もマカオ監督、シンガポールU-16代表監督を務めていますね。当時とはすっかり環境が変わっているでしょうね。

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青丹よし劇場の奈良クラブ3

2014-01-26 00:25:33 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 またしても 「『奈良劇場総支配人』奈良クラブ岡山一成のJリーグへの道」の第9回がサッカーキングに登場しました。毎回読みます。回によってはささっと読んで終わるものから、うーむ深いなと感心するものまでいろいろです。今回の第9回コラムはJ1川崎とのコラボの話題です。改めて、この選手の人間力を思い知りました。選手としては、もう引退間近なのかもしれませんが、宣伝部長(劇場支配人)としては、一番脂が乗りきっている時期なのかもしれません。以下、抜粋して紹介。
   
 非常識を承知で半ば強引に武田信平社長への電話の取り次ぎを求めた。待ち時間の「少々」が長く感じ始めた頃に武田社長が電話に出てくる。
武田:「おー、岡山、久しぶりだな。奈良クラブで頑張っているんだって?」
10年前と変わらずにフレンドリーな社長が対応。川崎にいる頃、アホな事をしても、笑って許してくれた社長のままだった。
岡山:「社長、僕は今、奈良クラブで選手と奈良劇場総支配人をやっているが、川崎みたいなチーム作りをしたいので、視察を兼ねて、うち(奈良クラブ)の矢部GMと挨拶に行かしてもらえないか」
武田:「オイオイ、岡山が来るなんて、何か企みがありそうで怖いな(笑)」
岡山:「社長、ただの挨拶ですから、ちょこっと友好的なお付き合いをしてもらいたいだけですから」
 武田社長は苦笑しながらも、忙しい合間にスケジュールを空けてくれたが、実は天野プロモーション部長(在籍していた時からいろいろオモロイ仕掛けを一緒にしてきた人)には、事前に相談していた。
岡山「Jリーグのチームから、教えてもらいたいことがいっぱいある。たくさんの元Jリーガーが地域で試行錯誤している中、Jリーグのチームは積極的に手を差し伸べてほしい。遠く離れた地で頑張っているのを知ってもらえるだけでも励みになる。だから、今後のモデルケースになるように、奈良クラブとフロンターレが提携してもらえないか」
天野:「そうだよな、自分たちだけがいいんじゃなくて、チームに貢献してくれた選手たちがJリーグを目指そうと頑張っているんなら、協力しないといけないよな」
岡山:「そうやねん。だから提携して欲しい。何をするかはこれからアイディアを出していこう」

 武田社長との面会時には天野部長も同席され、自分の思いを熱く伝えた。
天野:「社長、在籍していた選手と手を握り合うJクラブのモデルケースとして、奈良クラブと提携しましょう」
武田:「どうせ、お前らで話はできてるんだろ。昔からそうだったからな(笑)。趣旨は理解したから、進めていいぞ」

 この瞬間、両チームの提携が実現。今年の川崎の新体制発表会見に岡山選手はアドバイザリー契約のチームとして出席。奈良クラブブースでの物販、ニコ動の出演、壇上でのアピール、岡山劇場まで繰り広げさせてもらったとか。久しぶりのフロンターレの新体制発表会見は楽しかったし、スケールに度肝を抜かした。こんなチームにしたいなと思ったとか。
 次回、提携第2弾は、Jクラブのない奈良にJリーグの魅力を伝えるため、奈良で武田社長の講演を計画。他に絶対に実現したいのが、川崎が関西で戦う時に奈良クラブのサポーターと一緒に駆けつけ、翌日に行われる奈良クラブの試合を川崎のサポーターに来てもらう事。両チームのサポーターが交流を持つようになって、両クラブ全体でこの提携を実りあるものにしていきたい、こういう動きが他のクラブにも広がっていけばいいなと思うと。

提携時の岡山支配人コメント
「フロンターレに関わるすべての方々が汗を流し、涙で濡らしながら築き上げたノウハウをどうか、岡山一成に、フロンターレみたいなチームを作りたいと思っている奈良クラブに教えて貰いたいです。よろしくお願いします。いつかゴールというでっかい恩返しを等々力でしますから。ラブ川崎を一緒に歌いましょう。俺たちの想いは誰よりも熱く。青黒に光る星と共に行こう」

 ちなみに、他ではJ2京都サンガとJFL佐川印刷がつい先日業務提携されています。業務提携の契約期間は2年間(2014年2月1日~2016年1月31日)で、スポーツを通じた京都府内における地域貢献および選手育成、強化を目的とし、以下の内容での業務提携です。
①協業および協力のもと、地域の子どもたちの健全な心身の発育に貢献すると同時にジュニア選手の育成に努める。また、その他、スポーツを通じて京都府内における地域発展に貢献する活動を積極的に行う。
②J2京都.から指導者1名を佐川印刷京都へ派遣し、チームの指導にあたる。
③選手育成、強化を目的とし、J2京都に所属する23歳以下の選手に関して、育成型期限付き移籍制度を活用し、積極的な選手交流をはかる。
J2京都公式HP該当ページ:http://www.sanga-fc.jp/news/detail/24052/


 いつの日かわかりませんが、奈良クラブはいいJクラブになるでしょう。現在、準加盟クラブで百年構想クラブですが、その後はJ3。その先はJ2が待っています。先日、仕事で奈良に行きましたが、歴史マニアとしてだけでなく、一般人としても奈良の街が好きになりました。特に飛鳥。あそこを歩くと、斑鳩の息吹きを感じます。そして、奈良人は昔から聡明であった事。例えば、だだっ広い平城宮跡でサッカーの試合は難しくても、イベントをされてはどうでしょうか。蹴鞠とか。マスコミの注目を浴びると思いますが。
 柏時代の岡山選手を思い出します。J2降格で荒んだチーム、サポーター、クラブを一つのファミリーにまとめてくれて、1年でJ1に戻してくれた恩人です。行くクラブをJ1昇格させる昇格請負人ですから。そんな人が今、奈良で頑張っているのですね。そんな奈良クラブがうらやましい。
奈良クラブ公式HP該当ページ:http://naraclub.jp/archives/27435
サッカーキング該当ページ:http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/163639.html
奈良クラブ関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131128
  〃       ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131112
  〃       ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131015

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行政の支援49

2014-01-25 00:37:40 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日の日経新聞朝刊の「中国経済」欄に「広島のサッカー場建設 財政難、募金集め練る」というタイトルで、広島の専スタ建設の状況について特集がありました。J1の復帰したG大阪の新スタジアム建設と比較しながら話が進んでいましたが、とても興味ある内容でした。以下、抜粋して紹介。
        
  写真は2012年10月の広島ビッグアーチのPRブースの様子

 広島市中心部でのサッカー専用スタジアム建設について、市の検討協議会の議論が本格化。建設候補地を旧広島市民球場跡地など市内5ケ所に絞り込み、G大阪が市民募金を資金調達に充てた事例も議論。広島もかつて個人から募る「たる募金」を市民球場建設に活用した歴史があるが、そのサッカー版は成功するのか。
 G大阪の野呂社長が8回目の検討協議会に招かれ、「建設費には税金と募金で半分ずつがベスト。行政との連携が不可欠」とコメントし、大阪でのスタジアムの事業計画について説明。G大阪と広島の新スタジアム建設構想は内容的に近い要素が多い。G大阪は'10年に総事業費140億円の建設資金に充てる寄付金の募集を決定。地元財界に働きかけ、選手が街頭で募金活動を実施。totoの助成金は予定通り30億円を確保したが、法人と個人からは予定の110億円に届かず、83億円しか集まらずに27億円不足。昨年12月に起工式を実施し、来年秋野完成を目指しているが、3月14日の募金活動終了時の寄付金の集まり具合によっては、大型ビジョンの数を減らすなどの変更計画の可能性も。
     

 広島でも'10年3月に完成したマツダスタジアムの90億円の建設費のたる募金等を実施。地元財界から16億6,500万円、個人によるたる募金が1億2,500万円が集まったが、建設費の大半は国交省の「まちづくり交付金」等の税金だったとか。
 G大阪の新スタジアムの建設費140億円は収容人数3万人から4万人の規模の専用スタジアムの建設費用としては最低水準であり、広島で同規模を目指した場合は、マツダスタジアムをはるかに上回る建設費となるとか。

 一方、再三確保について、G大阪野呂社長は「収容人数4万人だと最低2万4千人」と分析した上で、「収入の大半はサッカー競技で賄わなければならない。他のイベントで収入を上げようとすると失敗するだろう」とコメント。入場料収入やネーミングライツで黒字化を目指す必要を訴えられました。
 連覇したJ1広島の昨シーズンの平均入場者数は一昨年対比で9%減の1万6,209人。スタジアムの規模を広げた場合、それに見合う集客増が黒字化への条件となるとか。
 市の検討協議会は3月中に5ケ所の候補地を比較した中間報告、今年秋にも最終報告がまとめられるそうです。市の財政も厳しい中、建設資金の確保や採算制を解決したスタジアムが建設できるのか、そもそも専スタ建設が広島の活性化に結びつくのかといった視点も含め、慎重な検討が求められると締めくくっています。

 という内容でした。まずはG大阪、選手も街頭募金活動に励んだとか。ただ、募集して「ください」とただ手を出しているだけとは違います。前にも言った事がありますが、浄財を求めるためにはその気持ちを表すためには手を出すだけではダメと(よく手を出すだけでなく、何か芸をするというか、アクションを行うという例えを出しました)。一般的に、何とか支援金とか見かけますが、「選手が募金箱持つところ多いよな」とついつぶやいてしまいます。G大阪はそれがわかるクラブという事でしょうか。いかに手を掛けずにいかに利益をあげるかという価値観を、どこかで小耳に挟んだ事がありますが、当ブログではこの分野では当てはまらないと思います。ビジネスの世界でも「汗をかく」「足を使って小まめに回る」ところに、自然と人とカネが集まってくると思います。汗をかかずに手だけ出す相手にどうして身銭を切るでしょうか。
 募金活動も強化募金など日常的にやっていたら、いくら今回は大事な募金ですと訴えても効果がないかもしれませんね。いつもやっているヤツとどう違うんだと逆に突っ込まれるでしょうから。(ちなみにこれは一般的な話で、広島さんの話ではありませんので)
 ビッグアーチもすっかり行き慣れました。最初の頃は周辺はまだ未開発だったのに、今ではすっかり商業施設に囲まれた住宅街になっています。広島の街中にできる専スタ、実現して欲しいですね。
「サッカースタジアム早期実現を!」公式HP:http://www.sanfrecce.co.jp/special/signature/

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日本からアジアへ1

2014-01-24 00:54:46 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
昨日だったか、ヤフーニュースで「増加するタイへ移籍する選手 その背景とは」というコラムが載りました。J1鹿島の岩政選手しかり、J2岡山の田選手など、今回も大勢の選手がタイリーグに移籍し、何でこんなに多いのかなと思っていました。こちらのコラムを読むと、何となくそこら辺の事情がよくわかりました。以下、抜粋して紹介。
   
【J2より好待遇カレン・ロバートは年俸4,000万円】
 昨季の時点で既に、タイ・プレミアリーグ、1部、2部を合わせて40人近い日本人がプレー。カレン・ロバート選手はスパンブリーに年俸4,000万円(推定)という好待遇で移籍。
 政情不安はあるが、経済が活況であるため、有望外国人選手にはJ2、JFLどころかJ1よりも報酬が高額になり、物価が安いために想像以上に貯蓄ができるという面も。
【地元の有力者がオーナー 資金にも余裕がある】
 タイでは元々、イングランド・プレミアリーグなどサッカー人気が高く、トップクラブは地元の有力者がオーナーに就いているケースが多く、そのポケットマネーが報酬の上昇を招いているとか。一昨年にJ1柏とACLを戦ったあのブリーラムのオーナーはタイの大物政治家ネーウィン氏で、本拠地のスタジアムの脇には、チームの移動で使われるチャーター機が離着陸できる空港があるほど、資金に余裕がある。
【競争も激化 世界中から活躍の場を求めてタイへ】
 日本人選手の数は年々増加しているが、高報酬が得られる環境であることは世界的に知られてきており、アジアだけでなく、欧州やアフリカから年間1,000人もの選手がトライアルに来るために、競争は激しい。
 近年、外国人枠もAFCがACLに適用した3人+アジア枠1人に整備されたが、練習やプレー環境も日本ほど整ってなく、故障すれば、すぐさま契約を破棄されたり、テレビ中継などの関係で試合日程の変更もザラとか。日本にはないタフさが求められる面もある。
 名門チョンブリでは、元Jクラブの人材がGKコーチや監督に就任したり、日本協会小倉名誉会長の子息が営業・広報担当を務めている「日本ナイズ」されているクラブもあったり、タイ・プレミアリーグが'12年にJリーグと業務提携しており、最近ではJクラブとタイのクラブの提携も進んでおり、日本人がタイでプレーするための環境は年々整備されているとしています。
【成長著しい東南アジア ”曲がり角”のJリーグ】
 東南アジアでプレーする日本人選手の数はタイに限らず増加している。一方でJリーグは2ステージ制に象徴されるように厳しい経営環境が見られる。それでも、トップレベルの選手の報酬や環境は当然、日本の方が上ではあり、現状では日本でチャンスを得られない選手がタイを目指す傾向は今後も続きそうだとしめくくっています。
「THE PAGE」該当ページ:
http://thepage.jp/detail/20140122-00000002-wordleaf

 これを読むと何となく、最近タイへ選手やクラブ感心が向いている理由がよくわかりますね。タイといえば、忘れもしない一昨年に某黄色いチームがACLで、アウェーの試合でブリーラムにやられた試合。それまではタイの評価はそれほど高くなかったのですが、アウェーの映像を観て、そんなにサッカー熱が高いのかと思い知ったのを思い出します。
 ちなみにタイ・プレミアリーグはマレーシアと並んで東南アジアでトップクラスの地位と歴史を誇り、1シーズン制を実施。去年からは「トヨタ・タイ・プレミアリーグ」というリーグ名で、トヨタ・モーター・タイランド(トヨタ自動車タイ法人)がリーグスポンサーになっています。タイプレミアリーグに現在所属する日本人選手を調べてみました。

 岩政大樹、宇留野純、海老澤宏樹、大久保剛志、片野寛理、加藤友介、カレン・ロバート、河村崇大、木野村公昭、櫛田一斗、桑田慎一朗、小井手翔太、小島聖矢、東風淳、佐藤祐介、猿田浩得、下地奨、杉本恵太、鈴木伸貴、高橋延仁、高松健太郎、滝澤邦彦、田中輝和、田原豊、中川勇人、永坂勇人、永里源気、中谷勇介、中原彰吾、西紀寛、長野聡、ノグチピント・エリキソン、橋本卓、服部昇太郎、馬場悠企、樋口大輝、平野甲斐、福田潤、前田遼平、溝ノ上一志、村上一樹、茂庭照幸、山崎健太、山本寛幸、横野純貴、和田翔太

 岡山的にはクワシン選手の名前、他にも岩政選手の名前がありますね。元水島FCの高松選手の名前も。他にも茂庭や西選手、カレン・ロバート選手の名前も観られます。これがピークではないでしょう。今後もアジアへ移籍していく選手が出てくるのでは。ひょっとしたら、ヨーロッパへの流出だけではなく、アジアへの流出も加わって、日本の空洞化が叫ばれるようになったりして。

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地域に溶け込む川崎フロンターレ49

2014-01-23 00:03:02 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 やはり、J1川崎はいろいろな面で優れているクラブだと思うし、こちらの「フロンターレ日記」も毎日更新される素晴らしいフロントブログだと思います。そういう優れた価値観を持ってクラブを運営されているから、こちらの社長さんもJリーグチェアマンの声がかかるのだと思います。その中で、フロンターレ日記を読んでいたら、協賛店制度のPR記事が出ていました。やはり協賛店の面でも日本一という事がよくわかりました。以下、抜粋して紹介。
   
 クラブ設立に間もない時からクラブを支えてくれたのが地元商店であり、皆様です。そこから生まれたのがクラブの応援店舗が加盟するサポートショップです。2013年には765店舗の加盟を数えて、加盟数は日本一。
 サポートショップに加盟すると、「フロンターレシティ」応援店舗検索のWebサイトに店舗の詳細や場所、サポーター向け特典、その他お店の紹介コメントが写真付きで掲載。Twitterと連動していることによりサポーター・地域住民からのツイートができるほか、探訪記(フロンターレシティ内のスタッフによるブログ)など店舗の情報がわかりやすいのも特徴。特典としてチケット引換券やオリジナルフラッグ等を進呈。中にはクラブマスコット「ふろん太」か「ワルンタ」が店舗訪問するコースもあるとか。
 2014年もシーズン開幕に向け加盟店舗を大募集。サポートショップを紹介してくれたサポーターや応援店舗、新しく加盟した応援店舗に「何かささやかなプレゼントをできないかな」ということで「サポートショップ紹介キャンペーン」を実施中。紹介キャンペーンでは紹介で新規サポートショップへの加盟店と、その紹介者もしくは紹介店舗に、希望選手直筆の商売繁盛を祈願した「千客万来」の一筆と選手の直筆サインが入った色紙を進呈。この紹介キャンペーンを利用し皆さんも選手のサインを集めてみてはいかがかと言われています。
           
 もちろん、川崎さんの協賛店制度はかなり昔に紹介済みです。2009年10月の記事にありました。また、かなり昔から当ブログでは、Jクラブの付加価値すなわち、Jクラブの「使命」として協賛店は実施して当たり前という観点で扱っています。この制度は、市民・行政・財界という支援の三位一体に続く「第4極」として、「商店」「商店街」位置づけ、商店街に存在する商店は、情報発信基地になりうる存在として重要視してきました。
 そして、「Jクラブの付加価値」の評価基準の一つとして、過去に何度も特集しています。直近の記事では、J1とJ2を通して実施していないクラブは2つしかないとしています。まあ、詳しい内容は記事をご覧になればよくわかります。まあ、何か理由があるのでしょうが、地元のファン・サポーターは待っているのではないでしょうか。
 久しぶりに、フロンターレシティを観ました。やはり、グっと進化していますね。まずは「サポーターコメント」というものがあります。これはぐるなびとかで、消費者の感想をツイッターのように載せているページと一緒です。
                    
特典・コースは以下のとおりです。
①フロンターレシティへ店舗情報を掲載
②スケジュールB2ポスター(年4回)
③サポーターへ向けた販促権利
④スポンサー限定選手激励会の案内
⑤サポートショップステッカー
⑥スポンサー向けメルマガの発信
⑦ホームゲーム開催日掲出場外看板への店名掲載

これらの共通特典に加えてAパターン、Bパターンの進呈特典があります。
Aパターン:ホームチケット引換券4枚+サポートショップオリジナルウィンドーフラッグ
Bパターン:サポートショップオリジナル装飾セット(ウィンドーフラッグ1枚+ミニノボリ1本+応援企画ポスター(B3・A4サイズ)各1枚)

 いやはや素晴らしいの一言ですね。Jクラブの協賛店制度でありながら、どこかの大手チェーン店のサービス内容みたいです。歴史の積み重ねがこれらの優れた内容を築き上げたのでしょうが、まだ何も生み出していないところと比べたら、雲泥の差に感じます。川崎市民がうらやましいですね。
J1川崎「フロンターレシティ」公式HP:http://www.frontale-city.com/
フロンターレ日記該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2014/0118.html

J1川崎関連:4645444342414039383736353433323130292827262524232221 

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湘南ベルマーレの事例40

2014-01-22 00:02:23 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 毎年恒例のベルマーレ必須イベント「爆勝祈願2014 in 江ノ島」が1月18日(土)に開催されたそうです。いつもは参加者がサポーターだけだったようですが、今回は選手も参加したとか。ファン・サポーターと選手が一緒に、必勝祈願に行くってなかなかないと思います。以下、抜粋して紹介。
   
 ベルマーレ放送部のメンバーやクラブスタッフ、そしてサポーター及び選手で江島神社を参拝し、J1復帰を祈願。事前の申込みは必要なく、途中参加、途中離脱もOKで、当日はユニフォーム等着用でフラッグ持参で参集されたとか。
・日 程:
  1月18日(土) 
・集 合:
  江ノ島電鉄藤沢駅改札前に11:45
・スケジュール(時間は目安):
  11:45 江ノ島電鉄藤沢駅集合
  12:12 藤沢駅より江ノ島電鉄乗車(サポーターナンバーである“12”にちなんだ電車に乗車)
  12:22 江ノ島駅 到着 → 徒歩で移動
  12:45 江ノ島バス停 到着 → 一時解散、フリータイム(各自で昼食・観光)
  14:00 江ノ島バス停 再集合・選手合流 → 徒歩・エスカーで移動
  14:20 江島神社 到着 → 江島神社参拝および必勝祈願
  14:50 江の島エスカーにてサムエル・コッキング苑内サンセットテラスへ移動 → 集合写真撮影&お楽しみイベント
  15:35 サンセットテラスにて解散
・所要時間:
  約3時間半
・料 金:
  藤沢~江ノ島 片道:大人210円/小人110円
  江ノ島エスカー(全区間):350円
  江の島サムエル・コッキング苑:大人200円/小人100円
  江の島展望灯台:大人300円/小人150円
・主な注意事項:
 交通費や入場料は各自で負担。
 当日はぜひユニフォームやベルマーレカラーのものを着用して参加。

 昨年まではサポーターとスタッフのみの参加で、選手がこの必勝祈願に参加するのは今年が初めてとのこと。やはり選手が参加するとサポーターのテンションは上がったようですね。到着した選手が一人ずるサポーターに挨拶をした後に、江島神社に続く参道を全員で歩いていく訳ですが、サポーターさんのブログによれば、選手とサポーターがそれぞれ固まって歩いて行ったのではなく、サポーターの合間合間に選手がビッグフラッグを持って入って、各グループのリーダーになって歩いて行ったとか。素晴らしいですね。
 参加したのは阿部(№1)、三竿(№17)、宮市(№18)、島村(№30)の4選手。会場では、質問タイムや勝ち残りジャンケン大会、〇×クイズやフォトセッションが行われて、盛り上がったようです。
 また、こちらのブログによれば、今回の参加者は、2010年J1の時と同じくらいに多かったとか。昨年のJ1の時よりも多かったのは初めて選手達が参加したからなのか、100人くらい参加者が集まり、大行進になったそうです。
 ひたすらうらやましいですね。選手が近くの神社で必勝祈願に行くだけ、J1川崎はその後に地元商店街を選手が手分けして回るというのは今まで当ブログで紹介してきましたが、湘南さんはサポーターと選手が一緒に必勝祈願に行っています。この辺りがクラブのカラーの違いが出ていると思います。
J2湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/96300

 あと、湘南さんの公式HPを観ていてわかったのが、クラブの選手に対する温かさ。例えば、今シーズンにレンタルでJ2岡山に来る鎌田選手。「馬入日記」に紹介と本人挨拶がありますが、長く丁寧にページを作られています。しかも温かいスナップ写真付き。シンプルな文章のみで、本人の短めの挨拶だけとは違います。
 某黄色いチームには高山選手ハン・グギョン選手が完全移籍しますが、これまた長くて丁寧なページに仕上がっています。とても去っていく選手のページとは思えず、人気選手が加入してきた時のような扱いです。こういったページを観ていると、湘南さんはやはりいいクラブ。益々好きになりました。所属した選手も、やって来る選手も幸せですね。語る会でもよく選手を大事にするクラブ、そうでないクラブの話が出ますが、湘南さんは前者ですね。
J1湘南関連:414039383736353433323130292827262524232221

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