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モンテディオ山形の件31

2021-08-25 00:12:06 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今季もJ2で注意なのかなと思っていたのに、いつの間にか上位に顔を出している山形さん。その昔はJ1で何シーズンも戦っていた元J1組。J2に降格してから長い「J2暮らし」になっていますが、このまま上げ調子でいけば、ひょっとしたらJ1に戻れるかもしれないと山形サポは期待が膨らんでいる事でしょう。ではなぜ急に強くなったのか、それはどうやら新監督効果のようです。やっぱ監督ですか。
   
【「J1でもJ2でも、私がやることは同じだ」モンテディオ山形を覚醒させたクラモフスキー監督 戦術以上にアツい“人心掌握と強度”】
「東京五輪による中断前のJ2で、驚異的な躍進を遂げたチームがある。休暇に入る直前には首位のジュビロ磐田を敵地で下し、クラブ最長タイ記録の6連勝を飾ったモンテディオ山形だ。
 その背景には、クラブ史上初となるシーズン途中の指揮官交代があった。一昨季まで横浜F・マリノスのアシスタントコーチを務め、昨季に清水エスパルスで監督として独り立ちしたピーター・クラモフスキー監督(昨季終盤に解任)が、5月16日の愛媛FC戦から指揮を執り始めると、そこから3連勝。引き分けをひとつ挟んで前述の連勝タイ記録を達成すると、新監督の初采配時には17位だったチームが6位に浮上し、首位に勝ち点6差と迫っている。この間、19得点4失点、クリーンシートは6。それ以前の13試合では3勝5分5敗、11得点14失点だ。これほど劇的な蘇生は、なかなか見られるものではない。」
〔内容にも現れている「クラモフスキーの色」〕
「内容にも、このオーストラリア人指揮官の色が如実に現れている。ハイテンポなポゼッションフットボールで畳みかけ、サイドバックは攻撃時にセントラルMF的に振る舞うこともある──いわゆる偽SBだ。特色のあるスタイルで、一気に上位戦線に躍り出た山形は、現在のJ2でもっとも注目を集めるチームのひとつといえる。」
〔監督は試合に向けた雰囲気づくりが本当に上手い〕
「(主将は)新監督の手腕には感銘を受けている。『ピーターは試合に向けた雰囲気づくりが本当に上手いんです。選手たちに、とことん勝負にこだわらせ、モチベーションを高めていく。誰もが、絶対に勝つんだ、自分たちがやってやる、というテンションになれるんです。戦術面というよりも、そうしたメンタル面が大きいと思います』 マリノス時代にクラモフスキー監督の指導を受けた山田康太も、似たようなことを話す。」
〔日々の練習から強度が高く、結果にフォーカスしている〕
「『選手の成長を促しつつ、結果を出すことにフォーカスしている監督です。日々の練習から100%以上を求めるので、選手がすごく必死になりました。時間は短いですけど、強度が高く、対戦形式も多く、勝負にこだわってくれと。けっこうな熱量で指導してくれています』
 確かにマリノス時代から練習を任されていたこの指導者は、ピッチ全体に響き渡る声で選手を鼓舞し、スピードとテンポを重視していた。『最初は正直、ゆっくりボールを回したいなと思う時もあったんですが、それをやり続けると、相手にも休む暇を与えないことに繋がる』と山田拓巳は、その効果を実感している。『しんどいんですけどね』と笑いながら。そんな手法は、清水ではうまくいかなかったが、指揮官は『失敗からも多くを学んだ』上で、自らの哲学を信じ抜き、次に繋げた。」
〔混戦のJ2、おのずとマークも厳しくなるが〕
「現在、J2の上位戦線では、首位京都サンガF.C.から8位V・ファーレン長崎まで、勝ち点8差の間でひしめいている。今季は4チームが降格となるため、下位チームも必死に食らいついてくるはずだ。そして新監督就任後に9勝1分と大躍進する山形には、自ずとマークが厳しくなるだろう。」
引用:NumberWeb

 このクラモフスキー監督の来歴を調べてみても、アシスタントコーチ歴が長く、監督歴もオーストラリアU-17と、1年続かずに解任されたJ1清水しかありません。ただ、今の山形さんの躍進を見ると、それらの経験は試金石だった事がよくわかります。監督就任後9勝1分というのは、そんな簡単にできるものではありません。しかもシーズン途中就任で。
 ハイテンポなポゼッションフットボールと偽サイドバックですか、偽サイドバックは最近聞くようになった言葉ですね。中央寄りにポジションを取る選手のようですが調べてみると、あのグラウディオラ監督が用いた戦術のようです。他にも優れたモチベーターによるメンタル面での改革も大きいようですね。元々かなり昔から注目していた山形さんの躍動は楽しみですね。
 そして先日、個人的に目を止めたニュースが流れました。山形さんのオーナー?であるアビームコンサルティングが、あのマンCと契約を結んだとか。という事はマンCの要素が山形さんに流れてくるのかと。

【日本のスポーツビジネスが新たな段階へ。アビームとマンチェスター・シティがパートナーシップ契約を締結】
〔日本のスポーツ&エンタメビジネス、新たなフェーズへ〕
「アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)が、マンチェスター・シティ・フットボール・クラブ(以下、マンチェスター・シティ)の日本における「オフィシャル・マネジメントコンサルティングサービス・パートナー契約」を締結したのだ。」
「(マンチェスター・シティの)人気は英国のみならず、中国や東南アジア、アフリカ大陸などでも近年人気が上昇しており、ミレニアル世代やZ世代など新しい世代へのファン層の拡大や、デジタル事業での成功など成長戦略を進めている。
 いまや世界のサッカークラブのなかで 「最もイノベーティブなクラブ」と評価されており、この10年間の世界で最も成功したクラブといえる。」
〔「スポーツ+ビジネス」でパートナーシップの新たな形を目指す〕
「我々のような企業だからこそ出来るパートナーシップなど新たな取り組みを進めていかなければ今後の日本のスポーツの発展はかなり難しいという判断があったわけです。」
「もう一点あります。マンチェスター・シティの持つテクノロジーを重視した先進的なファンエンゲージメントやDXのノウハウが、アビームのコンサルティングサービス強化にも活用できるはずだと。我々は日本発・アジア発のグローバルコンサルティングファームとして海外クライアントへのサービス展開や海外でビジネスを伸ばしたいと考える日本企業への支援が成長しています。ですから、マンチェスター・シティが有するノウハウや様々なパートナー企業のネットワークは、アビームの海外展開という戦略や視点からも非常に魅力的に映りました。
 そういった意味では従来のスポンサーシップでは成し得なかった「BtoB」の企業と「グローバルクラブ」だからこそできる、新しいパートナーシップの形を実現できるのではないかと考えています。」
〔アビームが注目する、マンチェスター・シティのファンエンゲージメントの手法〕
「注目したのは、やはり「ファンエンゲージメント」の取組みです。ビジネスにおける「カスタマーエクスペリエンス」にあたります。マンチェスター・シティさんが世界で展開しているファンエンゲージメントやパートナーシップビジネスに関する知見やインサイトとコラボレーションし、我々のコンサルティングビジネスや今後つくっていくソリューションに転化していきたいです。
 また、マンチェスター・シティさんのパートナーネットワークを通じて、パートナー企業が抱える課題を把握する機会を生み出し、質の高い提案活動をしていきます。」
「今回のパートナーシップ契約は日本のスポーツ市場が中心となりますが、将来的には東南アジアにおいて共同でビジネスに取り組んでいくことも想定しています。」
「利重 マンチェスター・シティが今後、日本やグローバル市場において直面する課題に対してコンサルティング会社として提案していただける機会が出てくるかと思います。アビームさんがスポーツ領域やその他のエンターテイメント、コンシューマービジネスで積み重ねてきた実績や経験を、我々のクラブでも活用させていただければと考えています。
 また、マンチェスター・シティとしてファンベース、パートナーシップ、リテールなどの観点から日本市場は大きなマーケットの一つと捉えています。事業開発を加速していくためにも、日本におけるアビームさんの専門性のあるノウハウやソリューションを活用させていただきたいと考えています。」
引用:YAHOOコラム
      
 マンCのシティ・フットボール・グループはJ1横浜FMの少数株主ですが、Jクラブに資本参加する訳でないので問題はないのか。マンCは世界で最もイノベーティブなクラブと言われているのですね。コンサル会社なので、マンCをコンサルするのかと思ったら、パートナーとして逆に本業面で吸収する事も多いようです。という事はやはり、その吸収したものが、山形さんの経営やチーム運営に取り入れられていくのかと。
 それにしても山形さんには強力な株主企業が就いているものだ。これからJ1昇格に向けて力を発揮されるのか。ちなみにアビームさんは
2013年に山形さんの運営パートナー企業になり、その年にチームの運営法人として新設された「㈱社モンテディオ山形」に出資し大株主となっています。長期間の収益事業形成にじっくりと取り組むため、株式会社に49%の資本を出資し、株主とアビームのメンバーは経営企画室という組織を担い、社員や監督、選手、チームスタッフと連携・協力して様々な施策を行っていますと、会社のHPに書いてありました。
 現在山形さんは暫定5位。勝ち点数は8点でまだまだ狙える位置。前節の琉球戦でドローになったが、それまで7連勝で無敗記録は12と絶好調。つい最近までは地元岡山とどっこいどっこいの位置だったのに、いつの間にかはるか上の方に行かれています。今後も注目ですね。
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